ビルドファイターズ・レイヴン 作:コウサカさんちのコーヒー
大会翌日の月曜日。
「スー君」
12月の頭が近い初冬の朝。エリはスミオへ提案した。
「今日は一度帰ってから、お買い物に行きましょう」
「? 学校帰りに、ではなく?」
スミオは自宅の駐車スペースからスズキの青白スーパースポーツを出す手を止め、小首を傾げる。
「はい」エリは首肯し「私服で無いと無理なので」
「?」私服じゃないと買いに行けないものって何だ? と戸惑うスミオ。
エリが告げた。
「大人の玩具を買いに行きます」
「――――」
スミオは絶句した。
12月の肌寒い朝。西東京の空は澄み渡っている。学校指定のコートを着込み、冬用タイツを穿いて、首にマフラーを巻いたエリは今日も凄く愛おしい。そんな素敵な恋人が朝一で『大人の玩具を買いに行く』と言い出した。
動揺を堪えながら、スミオは居住まいを正し、愛すべき眼鏡美人を質した。
「説明を……説明をしてください。ぼくは今、冷静さを欠こうとしています」
エリはニッコリと微笑んだ。いつものように可憐で美しい笑みで、説明を始めた。
「昨日の夜、ひとりえっちしてて思ったんです。大人の玩具を試したいなって」
「そっかぁ……」
スミオは遠い目をして空を見た。真っ白い雲が素知らぬ顔で流れていく。
エリが大人の玩具を使うこと自体に異論はない。スミオとしてはその事実自体がエロくて昂奮を覚えるし、セックスに新たな刺激が加わることには歓迎の意を表したい。ただ……
「そういうのって通販で買うものなんじゃないの?」
「スー君と一緒に現物を選ぶの、楽しそうなので」
エリは純朴な面持ちでさらりと言い放つ。
「とりあえずローターと電マは買うつもりです。あとバイブですね。こちらは悩んでます」
太縁眼鏡にゆるやかお下げという地味な装いで美貌を隠す少女の口から、ローターだの電マだのバイブだのと生々しい単語が並べられ、スミオの眉が大きく下がった。
「……いきなり3つも買うの?」
「他にも面白そうなものがあれば買いますよ。あ、バイブに関してはサイズについて悩んでるんです。大きさはスー君と同じくらいが良いんですけど、イボ付きとか吸引式とか色々あるみたいで」
エリが微笑んだ。童貞の美ショタを前にした淫魔みたいな微笑だった。
「ふふ。今から楽しみです」
「……そうだね。楽しみだ」
本当に楽しみではあるのだ。スミオはエリとセックスすることが大好きである。肌を重ねるようになって4年目。倦怠の兆しは皆無。大人の玩具でより刺激的なセックスが出来ることは、実に喜ばしい。そこに嘘はまったくない。
ただ……たまに、エリのチャレンジ精神にちょっと気圧される。
〇
フナキ・サトミはトイレの鏡で指差しチェック。
髪。眉。目元。唇。肌。襟元。スカート。隙はない。よし!
朝の忙しない雰囲気が漂う教室に戻り、目当ての相手の傍へ。もちろん姿勢と相手から見える角度をしっかり計算し、自然な調子で声を掛ける。
「おはよ、アリサワ」
「おはよう、フナキさん」
気負いなく挨拶を返すスミオへ、仕事の時より素敵な微笑を送りつつ、サトミは言祝ぐ。
「パンパシの準優勝おめでとう」
「ありがとう」とはにかむスミオ。その奥ゆかしい反応にサトミの乙女な部分がキュンと跳ねる。
「動画見たよ。南米チームのおっきいのとか、関西のチームとの試合とか、凄かったね」
本当ははしゃぎそうながらどれだけスミオのバトルが凄かったかを本人へ語り伝えたいところだけれど、サトミはファンガール的昂奮を務めて抑えつつ、スマートに感想を伝えた。今はまだストレートに気持ちを訴えない。じっくり攻める女フナキ・サトミ。
「アリサワ、大会だったん?」
隣の席から手芸女子ミウラが横から入ってくる。
私とアリサワの邪魔すんなと言いたい乙女心。そーなの準優勝したんだよと声を大にして言いたいファンガ心。アンビバレントなサトミは上品な微笑を保ったまま頷く。
「大きな大会で準優勝したの」
「ほー。おめでと、アリサワ」ミウラが素直に祝いの言葉を送る。
「ありがとう」スミオはくすぐったそうに笑う。
笑顔、可愛い。サトミがスミオの様子にほっこりしていると、親友のカミキ・ミライが教室に入ってきた。
「おはよう、サトミ。アリサワ君。ミウラさん」
「おはよー」「おはよう」「おはよーさん」
学校一の美女へ挨拶を返す三人。ミライは女神様の如き微笑をスミオへ向ける。
「アリサワ君、パンパシ大会の準優勝おめでとう」
「ありがとう」と控えめに微笑むスミオ。
「ネットニュースに載ってたよ。あとSNSのトレンドに上がってたわ」とミライが指摘すれば。
「へー」ミウラはスマホを取り出して弄り「ホンマや!」
なぜか関西弁で感嘆を上げるパンクガールミウラ。
ガンプラバトル系やエンタメ系ではわりと大きく、大手ネットニュースでは小さく取り上げられており、優勝した私立ガンプラ学園のオマケで準優勝のスミオ達も記事に載っていた。
SNSのガンプラバトル界隈では、先日のパンパシ日本予選の結果が局所的に盛り上がっていた。国内U-19で無敵の私立ガンプラ学園がいよいよ国際舞台へ出ることに注目が集まり、その余波で聖鳳学園も話題に上がっているようだ。
特にベストバウトのランキング動画から切り抜きが上がり、マップオブジェクトを利用してサウスアメリカン・モデラーズクラブ・ユースの超大型機体を仕留める映像や、有志チーム『コーテックス』と三対一で戦う映像にかなりの評価とコメントが付いている。
スミオも自分のスマホで事態を確認し、ほえーと抜けた感嘆をこぼした。
「ほんとだ」
「なんで当事者のアリサワが知らないのよ」
くすくすと喉を鳴らすサトミへ、スミオは眉を小さく下げる。
「そこまで注目を浴びるとは思ってなかったんだ」
所詮は日本”予選”大会だ。本選で準優勝をしたわけでも無し。大きく騒ぐほどのことでもあるまい。というのがスミオの見方だった。
その認識が甘かったことを昼休みに顧問のサトウ教諭から指摘された。
昼休み。スミオはエリと共に顧問のサトウ教諭へ大会の成績報告書やアゴアシ代領収書などを提出に向かうと、
「いくつかの学校から冬休み中に練習試合の打診が来てるぞ」
「昨日の今日で、ですか」
「予定を組むためだろう。早め早めってな」
目をぱちくりさせるスミオとエリへ、サトウ教諭が笑った。
パンパシ日本予選を終え、聖鳳学園ガンプラ部の年内活動予定から大会参加は無くなった。が、アジアカップとパンパシフィック・チャンピオンシップの日本予選大会で明確な成果を上げたことから、都内の複数校から冬休み中(年内・年明け)の練習試合のお誘いなどが届いているらしい。
顧問のサトウ教諭から『どうする?』と問われたが、ひとまず年内の対外交流は無しで、という方向で話がまとまる。
なんせスミオのMkV・ナイトフォールはまだ修理が完了していないし、エリ自身のデルタプラスもオーバーホールが欠かせない。フミナもF90・メタルドレスをこのまま使い続けるか別の機体にするか考えていた。
外と関わるより、まず自分達のことをやろうというわけだ。
それに今月は死神戦によるサイコゲルググ大破と2つの大会により、ほとんど稼げなかった。スミオとしてはここらで『裏』に注力し、しっかり稼ぎたい。
まぁその辺のことはともかく。
「アリサワ。少し良いか」
職員室を出て教室へ戻る道中。階段の踊り場。プラモデル部部長ミヤガ・ダイキ物凄く不機嫌な顔でスミオへ声を掛けてきた。ミヤガ部長がスミオへ不機嫌顔以外の表情を見せる方が少ない。しかし、今日の不機嫌顔はいつも事情が異なるようだった。
「なんでしょう?」
スミオとエリがまたぞろ面倒事かなぁと密やかに身構えて問えば。
独特なヘアスタイルにひょろ長い背丈のミヤガ部長は、腕組みしてむっすりと。
「うちの部のコウサカ君がバトル部へ移りたいと言い出した」
「それは……」
スミオは驚き、隣のエリへ目で『何か聞いているか?』と問いかける。も、エリも困惑を露わにして首を横に振った。
「信じてもらえないかもしれませんが、完全に初耳です。ぼくらは勧誘してませんよ。ホシノさんからもそういう話は聞いてません」
「知ってる。コウサカ君も君らの勧誘を明確に否定した」
釈明染みたスミオの言い分を蹴り飛ばすように言い放ち、ミヤガ部長は忌々しげに言葉を編む。
「彼は一身上の都合と言っていた。これは説明する気がないってことだ。実に腹立たしい限りだが……彼の目がな」
「コウサカ君の目?」
「ひどく思い詰めていた。あれではどう慰留しても、いや何を言っても無駄だろう。本人の中で確固たる結論が出てる」
訝るスミオとエリへミヤガ部長は渋面のまま続け、仰々しい溜息を吐く。
「コウサカ君がバトル部に入部届を持ってきたらとりあえず、受け入れてやってくれ。ああいう状態の子はどこかに受け皿がないと大きく転ぶ」
「心配してるんですね」
エリが些か意外そうに言えば、ミヤガ部長は一層不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「当然だ。部の後輩だぞ。それも部に大きく貢献した後輩だ。気を遣ってしかるべきだろう。そうでなくとも、あぶなかっしい中等部一年生を放っておく訳にいかない」
……ミヤガさんって人は良くないんだけど、出来た人なんだよなぁ。先輩らを押し退けて部長やってるだけあるわ。
スミオは心の中で賛辞を紡ぐ。口には出さない。決して。
「わかりました。コウサカ君がこちらに来たら受け入れます。事情が分かったら連絡しますか?」
「無用だ。バトル部員のことはバトル部で対処すれば良い。時間を取らせたな」
ミヤガ部長は踵を返して立ち去る間際、こちらを一切見ずに言った。
「パンパシ日本予選。惜しかったな」
「「ありがとうございます」」スミオとエリが揃って礼を返したら。
「褒めてない。今のは優勝できなかったことの皮肉だ」
鼻を鳴らして去っていくミヤガ部長を見送り、スミオとエリは思わず微苦笑をこぼした。
男のツンデレなんて、ましてミヤガ部長のツンデレとかどこに需要があるんだ。
「ホシノさんに確認してみます」エリがスマホを取り出し、メッセージアプリを操作し始める。
「頼むよ」
スミオはフミナへの連絡と確認をエリへ任せつつ、コウサカ・ユウマが突然、バトル部へ転籍を決めた理由を考えてみる。が、元より関わりが乏しいため、さっぱり分からない。
「どういうことなんだろうな?」
「どういうことなんでしょうね?」
スミオとエリは揃って首を傾げた。
2人から連絡を受けたフミナがユウマのクラスへ乗り込むまで、あと数分。
〇
迎える放課後。
「中等部一年。コウサカ・ユウマです。ガンプラバトル部への入部を希望します」
スクエア眼鏡を掛けた少年が硬い口調で名乗り、一礼する。
昨年度全国大会小学生の部の優勝者で本年度のアーティスティックガンプラコンテストの優勝者。他にも細かいビルダー系コンテストで入賞したり受賞したり。一言でいえば、天才。
しかし、この年頃の才能は絶対ではない。なにせ早熟な天才が大成せず落ちぶれる例は枚挙に暇がないのだ。特にプロスポーツの世界は才能があって当たり前。スポーツ科学が発展し、野球などノウハウが蓄積されたメジャー競技では、才能の優劣や高低よりも才能をどう磨き上げ、練り上げ、維持するかが重要になっている。
歴史の浅いガンプラバトルはファイターの技術がいまだ試行錯誤が繰り返されている一方、ビルダーはガンプラバトル発生以前から存在する模型製作技術や工学的理論の積み重ねにより、早くも高等専門化が進んでいた。
ユウマが天才のまま昇っていくのか、あるいは凡夫へ落ち着いてしまうのか。今はまだ誰にもわからない。
「ユウ君。事情を聞かせて貰えるんだよね?」
厳しい顔つきでフミナが質す。
かつて共に頂点を目指そうと誓った幼馴染がガンプラバトル部に入ってくれた喜びはある。けれど喜び以上に、これまでずっと勧誘を断ってきたユウマの唐突な変節が気になっていた。なんとしても理由を聞かせてもらう所存のフミナである。
「こちらとしても厄介事を抱えているなら、知っておきたい」
スミオは怖い顔をしているフミナを横目にしながら、諭すようにユウマへ語り掛けた。
エリが温かい飲み物を用意し、湯気を燻らせるマグカップをそれぞれの手元に置く(ユウマには来客用の紙コップだ)。
ユウマは紙コップを口に運ぶ。実家が営む喫茶店のものとは比べ物にならないほどチープなインスタントカフェラテ。それでも沁みる温かさだった。
「あれは……」ユウマは紙コップを両手で持ち「去年、僕が全日本大会小学生の部を優勝した後のことでした」
ゆっくりと語り始めた。酷く苦しげな面持ちと声色で。
無理矢理バトルを受けさせられたこと。ガンプラを破壊された挙句、人格そのものを貶めるような罵詈雑言を浴びせられ、自信喪失に至ったこと。そのことが心の傷になり、ガンプラバトルをすること自体が怖くなってしまったこと。それでもガンプラを捨てることは出来ず、プラモデル部に入ってビルダー活動に専念したこと。
そして、先日のパンパシフィック・チャンピオンシップ日本予選の配信動画を見た時、自分をこんな風にした元凶が映っていたこと。
「そいつは誰」フミナは額に青筋を浮かべてユウマに問う。弟同然の幼馴染を深く傷つけたクソヤローをぶちのめしてやる、と言わんばかりの顔つきだった。
「――――」ユウマは口を真一文字に引き絞っている。
「ユウ君! 言いなさい!!」フミナが叱責に近い声色を張り。
ユウマは深く項垂れ、拳が真っ白になるほど固く握り込んで、言った。
「……私立ガンプラ学園の、アドウ・サガ」
「あいつか……っ!!」フミナの眉目がキリキリと釣り上がる。
「小学生相手にサイテーですね」
「もう少しぶちのめしておくべきだったかな」
エリもアドウの行いに嫌悪感を露わにし、スミオも眉間に皺を刻んでいた。
ユウマがカフェラテが淹れられた紙コップを両手で包み持ちながら、
「あの日以来、僕はあいつがずっと怖かった……絶対に勝てない相手だって、ガンプラバトルを再開したらあいつが現れて、また僕を打ちのめすんじゃないかって……けど、昨日。アリサワ先輩があいつを倒した。それもまともに動くことも難しい半壊状態の機体で」
手に力がこもり、紙コップが歪む。まだ熱いカフェラテが溢れそうになった。
「ふざけるな、と思いました。いえ、声に出して叫びました」
ユウマは顔を上げ、真っ直ぐにスミオを見据えた。
「僕を一方的に、簡単に倒したくせに、あんなボロボロのジェガンにあっさり倒されて、腹が立って腹が立って……あいつが許せません。あんな風に敗けたあいつを許せない。だから、ガンプラバトル部に移ります。全国大会に行って、今度は僕の手であいつを倒すために。それが、理由です」
部室内に静寂が訪れた。グラウンドや体育館の喧騒が聞こえ、音楽室から吹奏楽部の音色が届く。
スミオはマグカップのカフェラテを一口嗜んでから、呟いた。
「復讐か」
「……間違ってますか」
挑むように睨むユウマへ、
「いや、やり返したいと思う相手がいるのは良いことさ。モチベーションになる」
スミオは首を横に振り、告げる。
「ようこそ、ガンプラバトル部へ」
フミナがホッと息を吐き、エリがくすりと小さく微笑んだ。部室の空気が仄かに和んだその刹那。
ユウマは噛みつくように言った。
「アリサワ先輩。僕と勝負してください」
「ユウ君!?」ぎょっと目を剥くフミナ。今日は”お買い物”にいけなそうですね、と心の中でぼやくエリ。
目をギラギラさせた中学一年生の新入部員へ、スミオは小さく口端を上げる。
「良いよ。歓迎会代わりだ。やろう」
〇
アーティスティック・ガンプラ・コンテストで優勝したユウマの作品。
リガズィをベースに原形が分からなくなるまで改造されたオリジナル機体『ライトニングガンダム』。大型ビームライフルを装備し、リガズィのバックパックシステムをベースにした独立支援機構を搭載することで、組み換え無しで飛行形態へ変形可能という高度な設計と構造をしている。13歳の仕事とは思えぬ精度と完成度はなるほど、天才の評に相応しい出来栄えだ。
ガンプラバトルにおいて機体の出来が性能へダイレクトに反映されることを考えれば、ユウマのライトニングガンダムは超高性能機と言えよう。
もっとも―――
漆黒の宇宙空間。まばらに浮かぶデブリの中。洗練された容貌のライトニングガンダムがロングバレルビームライフルで遠距離攻撃を繰り返すも、シノダ・エリが制作した真紅のジ・Oを駆るアリサワ・スミオは狙撃を無視して一直線にかっとんでいく。
この固太りしたプロレスラーのような体型に改造された重モビルスーツは、大きく拡張された胸部にIフィールド発生器を搭載しているため、MSが扱える程度のビーム兵器など通じない。
「そんなっ!?」
主兵装のビームライフルが無効化されたことに動揺するユウマを余所に、スミオは増強された推進系をぶん回し、瞬く間に相対距離を詰めていく。
『ガンプラバトルに初見殺しは付き物だ。想定外に直面した時こそファイターの真価が問われる』
スミオはかっ飛ばしながら牽制にビームライフルを打ち込み、ライトニングガンダムを右方向へ追い立てていく。その先には遮蔽物となるようなデブリはない。
「こ、のぉおおおおっ!!」
隠れる場のない空間へ追い込まれたユウマは、ライフルを捨ててビームサーベルを抜刀。接近戦を挑む。
その様子を見たフミナが「あちゃー」と額を抑えて慨嘆した。なぜならこの紅いジ・Oは―――
『それは軽率な判断だな』
紅いジ・Oはライフルを捨て、両手でサーベルを抜刀。さらに2対の隠しアームを展開。阿修羅像の如く6腕を広げ、それぞれの手に光刃が煌めく。
「な――――――――」
あまりにも過剰な近接兵装に思わず絶句するユウマ。期待通りの反応にエリが楽しげに喉を鳴らし。フミナが仰々しく嘆息する。
『終いだ』
紅いジ・Oは蜘蛛が巣に掛かった獲物を襲うようにライトニングガンダムへ飛び掛かり、その六刀を振るった。
ずんばらりん。
かくしてコウサカ・ユウマは聖鳳学園ガンプラバトル部の”洗礼”を受けた。
Tips
大人の玩具
未成年者がアダルトグッズを購入することは、実は法的に規制されてない。
ただし、アダルトグッズを販売するショップは風営法で18歳未満の入場を規制している。
青少年保護条例や社会通念などとの兼ね合いから、18歳未満に売っちゃあ不味いよね、という暗黙の了解が成立している模様。
もっとも、実店舗ではいちいち年齢確認なんぞしてないし、通販でいくらでも購入できてしまう御様子。
コウサカ・ユウマ
原作主人公の一人。原作では二年生時に主人公カミキ・セカイ/ミライ姉弟との絡みによってバトル部へ転籍するが、本作ではオリ主の活躍の余波で入部することに。
ライトニングガンダム
ユウマが制作したオリジナル機。プラモ化もされている。
ベース機はリガズィとのことだが、面影はまったくない。
紅いジ・O
文化祭編で登場したエリのビルダー技術検証機体。元ネタは『トライ炎』に登場したフルカスタムのジ・O。