オリジナル設定てんこ盛り。
とある転生者の役割交代 https://syosetu.org/novel/408095/ のR-18の後日談
・原作終了後のif字空で、五条と七海が生き残ってます。
・本編の空気感は皆無です。
・主人公と五条は本編・後日談終了後の、婚約状態です。
・下品で直球な下ネタギャグです。苦手な方はご注意ください。
保健室にて①
高専・保健室。
午前10時。珍しく早い時間に現れた五条悟は、肩を落として診察ベッドに突っ伏していた。
家入硝子は一瞥もくれず、カルテの整理をしたり事務作業を淡々と進めていた。
ボールペンで紙に文字を書く音と、空調の音のみが響く静寂。
「……で、なんなの?」
その静寂を破るように、家入がやる気のない声で問いかけた。
五条は枕に顔を埋めたまま呻くように答える。
「聞いてくれよ硝子……俺、昨日、潔乃と初めて“そういう関係”になったんだよ」
家入は手を止めることもなく、顔も上げずに淡々と返す
「デリカシーなさすぎて引くわ。うん、はいはい。めでたしめでたし、おめでとう」
「うん、ありがとう。正直、最高だったよ。
処女だったし……もう、なんていうか、愛しさでどうにかなりそうだった……」
幸せの余韻を噛みしめるように、蕩けた声で呟く五条。
「……けどさ。ひとつだけ、ちょっと困ったことがあってね。そこだけは、ぜんっぜんめでたくないんだ」
だがその直後、ふと顔を上げた彼の表情は──この世の終わりみたいに、どこまでも深刻だった。
「なにがよ。執着してやっと口説き落としたんでしょ?その女と一線超えて何がめでたくないのよ」
家入がやっと視線を五条に向ける。
やっと多少興味が湧いて話を聞く体制に入った。
のっそりと起き上がりベッドに座る五条。
「……で?」
早く離せと続きを促す。
話を聞く姿勢にはなったが、期待はしていない。
そんな彼女に向かって、五条が真顔で告げた。
「……あの子、潔乃が、いわゆるその名器だった…」
「は?」
「いや、想像を遥かに超える名器だったんだよ!!」
「は?」
二度目の「は?」は、音程すら変わらない。
家入の脳が情報を処理することすら拒否している。
だが、五条は止まらない。
「ミミズ千匹とか数の子天井とか、都市伝説だと思ってたんだけど、実在して目の前にいたんだよ。潔乃が!!!!!」
なんだそんなことかと。
家入は真面目に聞く気を完全に失った。
サイドテーブルのグラスに冷蔵庫から氷とアイスコーヒーを取り出し注ぐ。
カランという氷の音が涼しげに響く。
「医学的に実在する例だ。膣襞と膣前壁にある顆粒状突起構造の発達は個人差がある。名器と分かるくらいに発達が顕著なのはレアだぞ。よかったなSSR引いて」
「よくない!いや、すっごいよかったけど問題はそこじゃない!」
五条がベッドから起き上がり、悲痛な声で叫ぶ。
「僕が!!耐えられなかった!!」
「……は?」
「いや、正確には、一応最後までは持ちこたえたんだけど……もうね、やばかった。 1回目とか、入れた瞬間に終わったのかと思ったくらい」
家入は、思わずコーヒーのストローを噛み砕きそうになった。
初めての夜に何回やってんだよ、と言うツッコミが脳内をよぎるが、口にはしなかった。
五条は続ける。
「これ、完全に“早漏だと思われる”やつじゃん!?
僕は違う!違うんだよ!?本来は持つんだよ!?
『もぅダメ、許してぇ〜』って抱いた女が泣きながら訴えるくらい持つんだよ??
でも名器が悪いの!吸い付いてくるんだよTENGAみたいに!!」
「……自分の下事情を赤裸々に語るな。伊地知のやつ、ほんと可哀想。
“好きすぎて早く出しちゃう”とかじゃないわけね?」
呆れた家入が呟くと、五条は更に訴える。
「ちげーよ!?物理的に無理だったの!!ガチで!!
さっきも言ったけど、今まで何人の女鳴かせてきたと思ってんの?
耐久力には自信あるよ?」
「……はぁ」
家入、盛大にため息。五条のそんな下事情など一生知りたくない。
だからこいつはクズなんだ。
いちいち言っていることが最低すぎる。
もう嫌になった家入は、話を早々に終わらせることにした。
「で?早漏と思われるのが嫌だから、別れるとか?」
「ない。今すぐ結婚したい。毎晩したい。毎晩ぐっしゃぐしゃにしたい」
「現状ぐしゃぐしゃにされてるのはお前だけどな。
なら黙って耐えろ。
スタートアンドストップ法、圧迫法、TENGAで鍛えろ」
「いや無理だって、早漏みたいじゃん僕!」
保健室に、五条の悲痛な叫びが木霊する。
家入は深く椅子に沈み、空になったグラスを見つめながら思った。
──このバカ、真面目な顔で何を言ってんだ。
まだ何かを叫んでいる五条の声。
保健室をつきぬけ廊下まで響き渡るのを無視しながら、家入は仕事に戻った。
五条悟の「早漏みたいじゃん僕!」という絶叫は、防音も遮音もへったくれもない木造校舎に響き渡った。
その場に居合わせたのは、運の悪い学生たち
虎杖、伏黒、釘崎、並んで廊下を歩いていた。
「……え、今の……五条先生……?」
「“いや無理だって”って……」
「“早漏みたいじゃん僕”って聞こえなかった……?」
「聞こえた。確かに言ってた」
──その日を境に、高専内にある噂が広がった。
『五条悟は、ああ見えて早漏』
三日後。 保健室に伊地知潔乃は、家入と雑談中に“その噂”を聞いてコーヒーを吹き出した。
R-18タグを付けてますが、お察しの通りエロ方面ではなく、下ネタが強烈すぎるため。
期待した方はすみません。
連載当時、セコセコ書いていたネタの一つ。
本編の最終回と同時並行して書いていて、本編関連が終わるまで出せなかった。