※この作品はR-18です。

とある転生者の役割交代【R-18】   作:kotedan50

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伊地知ポジション成り変わった主人公が、原作沿い(?)で五条を救済した後のお話。
オリジナル設定てんこ盛り。
とある転生者の役割交代 https://syosetu.org/novel/408095/ のR-18の後日談

・原作終了後のif字空で、五条と七海が生き残ってます。
・本編の空気感は皆無です。
・主人公と五条は本編・後日談終了後の、婚約状態です。
・下品で直球な下ネタギャグです。苦手な方はご注意ください。




保健室シリーズ
保健室にて①


高専・保健室。

午前10時。珍しく早い時間に現れた五条悟は、肩を落として診察ベッドに突っ伏していた。

家入硝子は一瞥もくれず、カルテの整理をしたり事務作業を淡々と進めていた。

ボールペンで紙に文字を書く音と、空調の音のみが響く静寂。

 

「……で、なんなの?」

 

その静寂を破るように、家入がやる気のない声で問いかけた。

五条は枕に顔を埋めたまま呻くように答える。

 

「聞いてくれよ硝子……俺、昨日、潔乃と初めて“そういう関係”になったんだよ」

 

家入は手を止めることもなく、顔も上げずに淡々と返す

 

「デリカシーなさすぎて引くわ。うん、はいはい。めでたしめでたし、おめでとう」

 

「うん、ありがとう。正直、最高だったよ。

処女だったし……もう、なんていうか、愛しさでどうにかなりそうだった……」

 

幸せの余韻を噛みしめるように、蕩けた声で呟く五条。

 

「……けどさ。ひとつだけ、ちょっと困ったことがあってね。そこだけは、ぜんっぜんめでたくないんだ」

 

だがその直後、ふと顔を上げた彼の表情は──この世の終わりみたいに、どこまでも深刻だった。

 

「なにがよ。執着してやっと口説き落としたんでしょ?その女と一線超えて何がめでたくないのよ」

 

家入がやっと視線を五条に向ける。

やっと多少興味が湧いて話を聞く体制に入った。

のっそりと起き上がりベッドに座る五条。

 

「……で?」

 

早く離せと続きを促す。

話を聞く姿勢にはなったが、期待はしていない。

そんな彼女に向かって、五条が真顔で告げた。

 

「……あの子、潔乃が、いわゆるその名器だった…」

 

「は?」

 

「いや、想像を遥かに超える名器だったんだよ!!」

 

「は?」

 

二度目の「は?」は、音程すら変わらない。

家入の脳が情報を処理することすら拒否している。

 

だが、五条は止まらない。

 

「ミミズ千匹とか数の子天井とか、都市伝説だと思ってたんだけど、実在して目の前にいたんだよ。潔乃が!!!!!」

 

なんだそんなことかと。

家入は真面目に聞く気を完全に失った。

サイドテーブルのグラスに冷蔵庫から氷とアイスコーヒーを取り出し注ぐ。

カランという氷の音が涼しげに響く。

 

「医学的に実在する例だ。膣襞と膣前壁にある顆粒状突起構造の発達は個人差がある。名器と分かるくらいに発達が顕著なのはレアだぞ。よかったなSSR引いて」

 

「よくない!いや、すっごいよかったけど問題はそこじゃない!」

 

五条がベッドから起き上がり、悲痛な声で叫ぶ。

 

「僕が!!耐えられなかった!!」

 

「……は?」

 

 

「いや、正確には、一応最後までは持ちこたえたんだけど……もうね、やばかった。 1回目とか、入れた瞬間に終わったのかと思ったくらい」

 

家入は、思わずコーヒーのストローを噛み砕きそうになった。

初めての夜に何回やってんだよ、と言うツッコミが脳内をよぎるが、口にはしなかった。

五条は続ける。

 

「これ、完全に“早漏だと思われる”やつじゃん!?

僕は違う!違うんだよ!?本来は持つんだよ!?

『もぅダメ、許してぇ〜』って抱いた女が泣きながら訴えるくらい持つんだよ??

でも名器が悪いの!吸い付いてくるんだよTENGAみたいに!!」

 

「……自分の下事情を赤裸々に語るな。伊地知のやつ、ほんと可哀想。

“好きすぎて早く出しちゃう”とかじゃないわけね?」

 

呆れた家入が呟くと、五条は更に訴える。

 

「ちげーよ!?物理的に無理だったの!!ガチで!!

さっきも言ったけど、今まで何人の女鳴かせてきたと思ってんの?

耐久力には自信あるよ?」

 

「……はぁ」

 

家入、盛大にため息。五条のそんな下事情など一生知りたくない。

だからこいつはクズなんだ。

いちいち言っていることが最低すぎる。

もう嫌になった家入は、話を早々に終わらせることにした。

 

「で?早漏と思われるのが嫌だから、別れるとか?」

 

「ない。今すぐ結婚したい。毎晩したい。毎晩ぐっしゃぐしゃにしたい」

 

「現状ぐしゃぐしゃにされてるのはお前だけどな。

なら黙って耐えろ。

スタートアンドストップ法、圧迫法、TENGAで鍛えろ」

 

「いや無理だって、早漏みたいじゃん僕!」

 

 

保健室に、五条の悲痛な叫びが木霊する。

家入は深く椅子に沈み、空になったグラスを見つめながら思った。

──このバカ、真面目な顔で何を言ってんだ。

まだ何かを叫んでいる五条の声。

保健室をつきぬけ廊下まで響き渡るのを無視しながら、家入は仕事に戻った。

 

 


 

 

五条悟の「早漏みたいじゃん僕!」という絶叫は、防音も遮音もへったくれもない木造校舎に響き渡った。

 

その場に居合わせたのは、運の悪い学生たち

虎杖、伏黒、釘崎、並んで廊下を歩いていた。

 

「……え、今の……五条先生……?」

「“いや無理だって”って……」

 

「“早漏みたいじゃん僕”って聞こえなかった……?」

 

「聞こえた。確かに言ってた」

 

──その日を境に、高専内にある噂が広がった。

『五条悟は、ああ見えて早漏』

 

三日後。 保健室に伊地知潔乃は、家入と雑談中に“その噂”を聞いてコーヒーを吹き出した。




R-18タグを付けてますが、お察しの通りエロ方面ではなく、下ネタが強烈すぎるため。
期待した方はすみません。


連載当時、セコセコ書いていたネタの一つ。
本編の最終回と同時並行して書いていて、本編関連が終わるまで出せなかった。
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