オリジナル設定てんこ盛り。
とある転生者の役割交代 https://syosetu.org/novel/408095/ のR-18の後日談
・原作終了後のif字空で、五条と七海が生き残ってます。
・本編の空気感は皆無です。
・主人公と五条は本編・後日談終了後の、婚約状態です。
・下品で直球な下ネタギャグです。苦手な方はご注意ください。
高専・保健室。午前10時。
珍しく早い時間に姿を見せた五条悟は、いつもの調子もなく、診察ベッドに突っ伏していた。
家入硝子は一瞥すらくれず、ノートパソコンに向かって淡々とキーボードを叩いている。
火傷後の定期検診に来ていた七海建人は、どこか諦め切った目で五条を見つめていた。
そして、巻き込まれたもう一人——
「おい、なんなんだよこの状況」
怪我の治療を受けに来ていた日下部篤也も、タイミングを逃して帰れずにいた。
ため息混じりに、家入のやる気のない声が保健室に響く。
「で、今度はなんなの?」
ぐったりとした様子で身を起こした五条が、重たげに口を開いた。
「この前さ、呪詛師集団の捕縛任務に行ったんだけど………」
「あぁ、「すすきの」の雑居ビルのやつか。確か、お前と伊地知が一緒に出張で行ったやつだったな?」
日下部が思い出したように言った瞬間、五条の方がびくりと震えた。
どうやら今回の地雷はそこらしい。
五条の様子に首をかしげる日下部。
そして、虚無を漂わせたまま沈黙を貫く家入と七海。
「そこで何があったんですか?」
七海が小さくため息をつきながら、続きを促す。
五条はベッドに座り直し、足を組むと、口元を両手で覆いながら語り始めた。
「そのビルは5階建てでね。全部のフロアが風俗店だったんだよ………
5階から順に、秘書室クラブ、SMクラブ《slave》、バブ美の部屋、ジャパネットはだか、ヌクドナルド………」
「その情報、聞いてないんだけど」
家入がノートパソコンを閉じながら嫌な顔をする。
「………ヒデェ店名ばかりだな」
パイプ椅子にもたれながら、日下部が呆れたようにつぶやいた。
日下部にはまだ余裕がありそうだ――七海はそう思いながら、黙っていた。
地獄はここからだ。
「で、その『SMクラブ《slave》』ってところが、呪詛師の根城だったんだけど──」
「嫌な予感がします」
七海が顔を顰めて呟く。
「同意」
家入が即座に同調した。
「で、それがどうした?」
まだ状況が掴めていない日下部が眉を顰める。
五条はやたら遠くを見つめながら続けた。
「……僕、別の緊急任務が入っちゃってさ。だから、潔乃だけ先に現地入りしたの。で、後から合流する予定だったんだけど」
まだ、口調はいつもの調子に近い
「まぁ、時間あるからって、あいつ現地、すすきの彷徨いちゃっててね。
しかも、その日は『風俗街に潜伏の可能性あり』ってことで、ウィッグでロングにして、バッチリメイクして、胸もヌーブラでだいぶ盛って、童貞を殺すようなニットワンピ着て露出激しくして、まぁだいぶセクシーな格好で歩いてたらしいのよ」
聞く者全員の思考が、途中で一度止まった。
単語量も情報量も多すぎる。
そして言葉を継ぐたびに、五条の表情がやつれていく。
「そしたらさ、呪詛師の潜伏してるSMクラブの店員にスカウトされたって!
で、『中に入って偵察してきます』って、LINEで連絡が来たんだよ!!」
「………………………」
室内の空気が、数度ほど下がったような気がした。
誰もすぐには言葉を返せず、ただただ呆然とする。
数秒の沈黙ののち、最初に口を開いたのは日下部だった。
「……おいおいおいおい。マジかよ。伊地知が『自分の意思』で『SM』クラブに?」
その声に、五条は静かに頷いた。
「そう、もう僕も同じ気持ちだった。
慌てて呪霊ぶっ飛ばして、急いでそのクラブに飛び込んだんだけど………」
3人がごくりと唾を飲む。
五条は、何故か拳を握りしめながら言った。
「………いたんだよ。
ボンテージに身を包んだ潔乃が、ハイヒールで客の背中踏みつけてた」
その瞬間、保健室の空気がぴしりと凍った。
言葉を発した本人ですら信じたくないという表情で、五条はじっと床を見つめる。
五条は頭を抱え、今にもベッドに崩れ落ちそうな姿勢で呻いた。
自分が見た光景を、自分の口で再確認することすら苦痛らしい。
「んで、客に対してさ、『ほら、もっと踏んで欲しいんだろう?』って、顔近づけて煽るのよ。
で、客が素直に『はい』って言った瞬間」
目元を覆ったまま、五条の声が微かに震える。
「『豚が口きくんじゃないよ』って………
手に持ってた鞭でバシィィィィインッッ!!! って、全力で引っ叩いて………」
誰も言葉を発せず、保健室が静寂に包まれる。
目の前の五条は、まるで世界の終わりを見たような顔で項垂れていた。
「伊地知さんって、そんなキャラでしたか?」
七海が困ったように眉をひそめると、家入は死んだ魚のように虚ろな目でタバコをふかしながら答えた。
「伊地知のやつ、意外とノリがいいからね。
命令されたら『期待以上』に答えるタイプなんだよ、昔から」
「命令してない!一言もそんな命令してないから!」
五条が慌てて叫んだ。
混乱と焦りがないまぜになって、声が一段高くなる。
「するわけないじゃん!僕、Sだよ!?S!?
潔乃を焦らしに焦らしまくって、トロトロにしてぐしゃぐしゃにして、
それでも挿入しないで、僕に欲しい頂戴って、泣きながら懇願してくる時の顔が好きなの!」
その情報は、誰も聞いてなどいない、聞きたくもない。
「そんな情報いらねーよ」
日下部が即座に切り捨てた。
「てかさ………僕、ふと思ってたんだけど、
僕と潔乃って相性めちゃくちゃいいと思ってたのよ。
どんだけ抱き潰しても休みの前日なら怒らないし、むしろ潔乃の方がノリノリの日もあるし?
なのに何?本当は不満だった?僕、何か見落としてた??」
不安と困惑が入り混じったその口調は、もはや呪術師最強の貫禄など微塵もない。
「知らないです。伊地知さんに聞いてください」
その声にはもは『これ以上関わりたくない』という心の叫びが込められていた。
でも、五条は止まらない。
「ていうかさ……
もしかして、これから僕、あのヒールで踏みつけられたり、鞭でシバかれたりするの?
え、僕M男にならなきゃいけないの??」
情けない声音が、保健室に虚しく響く。
「黙れよマジで………」
日下部が心底うんざりした声で言い放った。
その言葉には、『いい加減にしろ』という気持ちが含まれていたが、五条には全く届いていない。
七海は目を伏せ、心の中で決めた。
——この話は、聞かなかったことにしよう。
家入はというと、ため息をつきながら、煙草の灰を無言で灰皿に落としていた。
五条の「僕M男にならなきゃいけないの??」という絶叫は、
やっぱりいつものように防音も遮音もへったくれもない木造校舎に響き渡った。
その場に居合わせたのは、運の悪い学生たち。
よりによって京都校の東堂、三輪、西宮だった。
「今のは五条さんか………?」
「確かに五条先生の声だったけど、今「僕M男にならなきゃいけないの??」って言ってなかった?」
「そういう趣味が………五条先生に………?」
──その日を境に、呪術界にある噂が広がった。
『五条悟はああみえて、ドM願望があって、調教を受けているらしい…と』
三日後。 保健室にやっぱり訪れた伊地知潔乃は、家入と雑談中に“その噂”を聞いて爆笑して、思わず呪力がこもった拳でデスクを叩いて破壊した。
潔乃が思いっきり叩いてるように見えて、音が鳴るけど痛くない叩き方をしています。
コツがあるんですよ。と五条に後日言って、さらに五条に虚無顔をさせる。
なんでそんな技術があるというと、前世で旦那や彼氏と(ry
風俗店の店名探すのクッソ楽しかったです。
なお検索履歴が犠牲になりました。