オリジナル設定てんこ盛り。
とある転生者の役割交代 https://syosetu.org/novel/408095/ のR-18の後日談
・原作終了後のif字空で、五条と七海が生き残ってます。
・本編の空気感は皆無です。
・主人公と五条は本編・後日談終了後の、婚約状態です。
・下品で直球な下ネタギャグです。苦手な方はご注意ください。
高専・保健室。午前10時。
この時間帯には、保健室の主である家入、そして七海と日下部の姿があった。
真面目に相談したいことがあると、珍しく事前に五条から連絡があったための集まりだった。
これまでの“巻き込まれ事故”とは少し様子が違うぞ、と三人は内心警戒しつつ、死んだような顔で、家入が入れたコーヒーをすする三人。
今日はまだ午前中のため、3人ともこの後も仕事が残っている。
前回のように現実逃避でアルコールを流し込むわけにもいかない。
家入がため息をついたところで、ガラガラっと保健室の引き戸が開き、五条が姿を現した。
「あ、ごめーんみんな揃ってたね」
「夜蛾学長にも言われたでしょ。“怒るほどじゃない遅刻”をするなって」
呆れたように家入が言いながら、五条用のコーヒーを入れ砂糖を容赦なくぶち込んで渡す。
それを受け取りながら、保健室のパイプ椅子に腰掛け、一口すする。
「ん〜〜、甘っ……最高!」
「味覚マジで狂ってんな」
家入はコーヒーカップを持ち直しながら、味覚的に致死量に近い砂糖の量に眉をひそめる。
日下部は新しい飴の個包装を剥き、口に加え、七海は時計に目をやった。
「……で、そろそろ本題に入ってもらえますか? 我々は暇じゃないので」
「ん〜……わかったわかった」
五条はいつになく神妙な顔で、マグカップをテーブルに置いた。
一瞬だけ、空気が引き締まる。
「僕の実家って御三家の五条家じゃん?めんどくさい家なのは知ってるでしょ」
その言葉に、3人揃って、あ、真面目な話だと察する。
目を合わせ、本気で聞く体制に入る。
いつも振り回されているがみんな五条が嫌いなわけではない。ウザいだけで。
本気で嫌ってるのは庵歌姫だけだ。
「実家もね、潔乃と婚約するのは大歓迎なんだよ。
彼女の頭脳が優秀なのは言うまでもないし、術式もSSR級。
宝石で五条家に利益も出せるし、僕との子どもを作れる相性のいい“胎”だしさ」
言っている内容は、客観的に見ればなかなかに酷いものだ。
だが、御三家の五条家──
そして、“五条悟”の考えはまた別物だということを、三人とも理解している。
だから、口は挟まない。
「まぁ、それでも婚約期間中にやらなきゃいけない儀式ってのが、てんこ盛りあるわけよ」
なるほど、五条家の因習がらみ──そういう相談か、と。
あの五条が、自分の婚約者の“気持ち”を慮るなんて──
家入は感動して亡き夜蛾に五条の成長を伝えたい気持ちになった。
「んで、今回やらなきゃいけない儀式なんだけど………」
五条が言い淀む。
アイマスク越しでも眉間に皺を寄せてるのが丸わかりな表情だ。
──あのノンデリの塊みたいな五条悟が言い淀む、だと?
こりゃ、本気でヤバいやつじゃないか?
三人の認識が、無言のうちに一致した。
「御三家ってさ、血と術式を繋いでいくのが使命でしょ?
特に僕、当主だし? 術式SSRだし?」
「まぁ、御三家に限らず、有能な術師は血を残せってのがこの世界の常識だわな」
日下部が飴を舐めながら、素っ気なくも同意を示す。
「だからね、子どもが作れるかってのは、超重要なわけよ」
「なるほど。“子どもが作れるかどうか”という確認において、
なにか旧弊な儀式が絡んでくる……というわけですね」
七海が冷静にこれまでの話をまとめて切り出すと、
五条は珍しく、わかりやすく苦い顔をした。
「……鋭すぎる後輩がいると、楽は楽なんだけどさ。こういう時は……厳しいねぇ」
「みんな仕事が詰まってるの。悪いけど、さっさと話を進めてくれる?」
家入の一言が、ノータイムで刺さる。
五条は再び苦笑した。
そして、その後重く頭を抱える。本当に心底困っている様が見て取れる。
しばらく沈黙したのち、五条が思い口を開いた。
「………………子どもを残すには、“子どもができる行為”をしなきゃいけないでしょ?
だから、婚約期間中に──“見届け人がいる中で”──子作り……
ようするに……セックスを“見せなきゃ”いけないんだよ。
子作りできる証明のために」
沈黙。
「「「うわぁ……」」」
3人声がハモる。
「……頭、おかしいんじゃないの。あんたの実家」
家入の口から、真顔でその言葉がこぼれた。
「いやほんと、僕もそう思う。
元服の儀でも同じことさせられたし」
「元服!?ていうか、元服の儀式まであんのか!?」
「うん。高専入る前に、実家でやったよ」
思わぬ方向から飛び出た“五条家の闇”に、三人の頭の中に謎の納得が走る。
──そういえば、学生時代から性生活が妙に自由だったよな。
──なんかそういう“教育”がされてたってことか……
──五条家闇深すぎだろ。
三人の思考が、黙って一致する。
「で、それを? お前は伊地知に伝えたの?」
家入の声に、棘が混じり始める。
「言えるわけないだろ!!僕の大事な潔乃だよ!!!」
立ち上がって大きな声を上げる五条。
「僕はいいんだよ。実家が因習まみれで、こんなもんだって──
生まれたときから、それが普通だったし……」
そこまで言ったところで、五条は両手を頭にやり、
髪をぐしゃぐしゃに掻き乱した。
「でも──潔乃は違うんだ。
あの子は、普通の家庭で、ごく真っ当に生きてきたんだよ……
……そんな子に、あんな儀式に付き合わせるなんて……」
声が、少し震えていた。
五条悟。
あの無敵の男が、、打ちのめされている。
「でも、この儀式をやらなきゃ……結婚は、絶対に無理なんだ。
五条家の当主になる人間は、当主を受け継ぐ時にその縛りを結ばされてる。僕も」
絞り出すようにそう言って、ぐしゃぐしゃの頭のまま五条は椅子に座り直した。
「縛りを結んだ時は特に何も考えてなかったんだ。そんなもんだと思ってたし。
儀式なんてパパッとやってしまえばいいと思ってたし。もっとちゃんと考えておくべきだった……」
本来なら巨体で、誰よりも大きな存在感を持つ彼の背中が──いまは妙に小さく見えた。
「そもそも俺だって見せたくないんだよ。潔乃が乱れる姿を。
キスで舌軽く吸うだけでトロトロになっちゃうところとか、
乳首つまんで軽く擦るだけで甘イキするとか、
クリ舐めて舌でこねくり回しながら、Gスポ指で抉ったら絶対潮吹くとか
突っ込んで一番奥突かれると可愛い声あげて、何度でもイクとか、
んで、中出ししたら必ず連続イキするし、僕の命令に従って騎乗位で腰振ってる時なんか──」
「だからそれ、もう“見せてる”のと変わらないくらい暴露してますからね!!!!」
七海の怒声が、保健室に炸裂した。
彼が戦闘意外で叫ぶなど珍しい。
それほどまでに、五条の発言が破壊力を持っていた。
「とにかく! マジでエロ可愛いの!! だから他の人に見せたくねーの!
突っ込むとこも、中出しすんのも、中出しした後も──
全部、“見届け人”に見せつけながらやるんだよ!? 地獄でしょ!!!?」
確かに──地獄だ。
だが、だからといって、ここにいる三人が何かしてやれるわけでもない。
これは呪術的な“縛り”によって発生している儀式。
術式と血縁の両方に縛られた御三家の当主という立場──それは、術師である自分たちでも干渉のしようがない領域だった。
無駄なことは無駄と、きっぱり切り捨てる五条悟が。
本当にどうしようもないことで、わざわざ相談の時間をとってきた。
──つまり、そういうことだ。
彼は、ただ“聞いてほしかった”のだ。
誰かに、受け止めてほしかった。
それが分かってしまったので──
日下部は、どう五条を慰めるべきか内心で頭を抱え始めていた。
その時だった。五条がガバッと顔を上げ、保健室の外にアイマスクをずらして凝視する。
「潔乃が来る。今ちょっと顔合わせる余裕ない」
慌てて保健室のベットへ行きカーテンを閉める。
なぜか、七海と日下部も同時に引きづられて消えていった。多分五条も七海も日下部も混乱してる。
そのまま3人の呪力が消えた。
それから数秒ほど経って、ノックの後に保険の扉が開いた。
「家入さん。これ経理から頼まれたんですけど」
どうやら、書類を持ってきたらしい。
それを渡して帰ろうとするのを家入が引き留める。
「コーヒーくらい飲んでけ。最近どうだ?」
「うーんぼちぼちですけど。あぁ、そういえば一つ困ったことが」
素直にコーヒーを受け取りパイプ椅子に座りながら、困った顔をする潔乃。
「何だ?」
「いや、五条家の人から聞いたんですけど。
なんか見せつけセックスしなきゃいけないらしいですよ?」
家入が飲んでいたコーヒーを噴きそうになり、寸前でこらえた。
「は?」
思わず、素の声が出る。
「いやそのまんまで。子作りできるか確認の儀式?的なのあるらしく、見届け役の前でやるとか」
──伊地知のやつ、知ってんじゃん。
保健室にいる四人の思考が、静かに一致する。
カーテンの向こうでは、日下部と七海が「どういうことだ?」とばかりに五条を睨みつけていた。
五条は両手と首をブンブン振り、「違う! 僕じゃない!」と必死にアピールしている。
あまりの勢いに、大男3人で座ってるベッドの脚がわずかに軋む。
どうやら──
五条家の誰かが、先走って潔乃に情報を流していたらしい。
「五条さん、当主になった時にその手の儀式はやると言う縛りを結んでるらしくて、
避けられないっぽいんですよねぇ」
潔乃は淡々と語った。
その穏やかな口調に反して、口にしている内容が常軌を逸している。
家入は一度深く息を吸ってから、眉間を押さえる。
意外と普通の口調で話す潔乃が心配になってくる。
「嫌じゃないのか?その儀式が必要なのは正妻だけとかなら、側室とかでもイケるんじゃないか?」
「側室でも一人しかいなかったら実質正妻なんで、縛りが発動するみたいです。
五条さん、絶対私以外の女を迎え入れない自信があります」
潔乃の答えは、どこまでも冷静だった。
普通な口調が怖い。
「確かに……五条はあんた以外興味がないからね……」
家入が天井を仰ぎながらぼやくと、潔乃は素直に頷いた。
「まぁ、手っ取り早くやって見せればいいってのはわかるんですけど………」
……なんか、異様にあっけらかんとしてないか?
五条を含めた四人が、同時に首を傾げ始める。
「なんか、悩んでる割には軽いな?自分のセックスを他人に見られるんだぞ?」
「いや、見られること自体はどうでもいいんで。
“場末のラブホで盗撮されてるな〜”とか、
“盗撮されたのが知らないどこかのAVチャンネルで流されてるな〜”くらいに思っとけばOKです」
さらっと言い切る潔乃に、家入の顔が引きつった。
「いや、生々しいし、その思考おかしいからな伊地知」
カーテンの裏で、五条がぼそっと「僕、潔乃とラブホ行ったことない……」と呟き、
すかさず七海が無言でその口を押さえる。
頼むから、その話は、後でじっくりやって欲しい。
「ラブホのマジックミラーとかなら対応できますけどね。。
このご時世、小型カメラも高性能ですし、ある程度は仕方ないかなと
なので、仮に盗撮されても、私のところまで情報が届かなければ“なかったこと”と同じでしょ?」
その口調があまりに真剣なので、家入はツッコミを忘れかけた。
「いや仕方なくないからね」
いや、だから何で潔乃そんなに色々詳しいの?
五条の顔色がますます悪くなる。
七海に口を押さえられたまま首をふるふる横に振り、『僕ラブホ連れてったことない』と視線で訴えている。
そんな七海と日下部はそっと緯線を逸らした。
「アブノーマルなことしてたとかならともかく、ごく普通のセックスだったら誰でもやってることですし。
ま⚪︎こにチ⚪︎コが出し入れされるだけじゃないですか。そんな見て何が楽しいんだか。
それに、盗撮の素人よりAV嬢の方がスタイルも良くて良いともうんです!あ、盗撮物でも企画でAV女優がでてるはマシですね。でも単体ものには勝てないなー」
「ま⚪︎こにチ⚪︎コが出し入れいうな!そしてお前はなんの話をしてるんだ?」
「AV女優の話?あ、そういえば趣味部屋の近くにマジックミラー号の基地があったんですよ。
初めて見た時にテンション上がりましたよね!どうやら、そこを起点に整備してみたいで、たまに撮影で出ていくのを見たり、パケ写の撮影とかしてましたね」
「マジックミラー号の話は今度飲み会で詳しく聞かせて。鉄板ネタになるからそれ」
男がいない場での女のぶっちゃけトークに、七海と日下部がゲンナリした顔を隠せない。
そして、なんで女なのにそんなAVに詳しいんだ。
ちなみに、五条の顔色は、青いを超えて真っ白だ。血の気が全くない。
でも、マジックミラー号の話は俺達だって聞きたい。
七海、日下部、五条ですらそう思う。マジックミラー号は男の憧れだ。
「で、儀式の話に戻すんですけど。実はちょっとだけ困ってて……
……その、私、永久脱毛してて、いわゆる“パイパン”なんですよ」
「は???」
場違いな話題すぎて、家入の声が流石に裏返る。
「いや、その──見られるのが恥ずかしいっていうか……
正直、セックス見られるよりも、こっちの方が“しまった感”強くて!」
「伊地知、落ち着こう。常識的に考えてセックスの方がヤバいからな?」
ようやく振り絞ったツッコミが、それだった。
けれど本人はまったく意に介さず、続けてさらなる地雷を投下する。
「あと、見られることに慣れてないので、“ちゃんとした見せプレイ”ができるか不安で……」
その言葉に、気を取り直そうと口に含んだコーヒーを吹きそうになる。
家入は無理矢理コーヒーを飲み込み、机に肘をついて額を押さえた。
「は?????」
「さっきの盗撮とかなら“素人感”が重要で、醍醐味じゃないですか。
でも今回は“儀式”なんで、様式美が必要だと思うんですよ。
ちゃんとした“見られセックス”、したことないんで……」
「いやだから、なに言ってんの!???」
家入の声が、一段階トーンアップする。
それでも潔乃は一瞬きょとんとしたあと、少しだけ首をかしげて──
「やっぱ、ハプニングバーとか見学行って、“見せる側”の技術とか観察しといた方がいいですかね?
あ、もちろん私はやりませんよ? 浮気になっちゃうんで」
家入は無言でコーヒーを一気に飲み干した。
ゆっくりとマグを置き、深く、深くため息を吐く。
「…………………………とりあえず、お前は五条と話し合え」
ついに観念したように立ち上がり、ベッドのカーテンをばっと開ける。
その瞬間、七海、日下部、五条の三人の姿が露わになった。
無言で状況を見守っていた男たちの顔に、もはや同情も怒りもない。ただ疲労があるばかりだ。
「あれ? 五条さんたちもいたんですか」
自分が地雷原でタップダンスを踊りまくっていたという自覚がまるでない潔乃が、五条を見つけて嬉しそうに笑う。
「潔乃。……ちょっとお話ししようか?」
「え? え?」
ギラッギラの六眼で潔乃を睨みつけたかと思えば、
そのまま彼女の腕を引いて──五条は潔乃をズルズルと引きずりながら保健室から退出していった。
パイプ椅子がコトンと軽い音を立て、潔乃が抜けたあとに空白ができる。
残された三人は、重たい空気の中でしばらく沈黙し──
同時に深く長いため息をついた。
考えてることは同じだ。視線でわかる。
──五条悟もアレだが。
やっぱり、伊地知もやばい。
『破れ鍋に綴じ蓋』という言葉が脳裏をよぎって消えた。
そして、飲み会をセッティングして、マジックミラー号の話を聞こうと。
主人公
ラブホやAVに詳しいって?前世の知識だよ言わせんなよ。
盗撮の下に関しては、そういうことあるらしいよーへーもうしゃーなくね?
恥ずかしい赤ちゃんプレイしてたとか、ス⚪︎トロプレイとかしてなきゃ、チ⚪︎コ突っ込み突っ込まれなら、誰でもやってることでしょ。という肝の座り方。
ただし自分が盗撮されていると把握した瞬間、相手は確実に潰す。ルートも潰す。社会的に潰す。
このあと、五条に徹底的に詰められる。
あと後日、マジックミラー号飲み会が開催される。なお噂を聞いた歌姫も参戦する。
五条悟
なんでAVやラブホ事情に詳しいの?ねぇなんで?
僕とAV見たこともなけりゃ、ラブホ行ったこともないよね?
激詰するが、いつものようにのらりくらり躱されて真相は闇の中。
見せプレイ?そんなにしたいなら付き合ってやるよで、ハプニングバー→ラブホとハシゴして、
詳細は省くが、五条は大満足する未来が待ってる。また行く?潔乃と2人ならいいよ。
なおマジックミラー号飲み会にはシラフで参戦してテンション上げまくった。
昔、住んでたところの近くに、ガチでマジックミラー号のスタジオ兼、車両倉庫の建物があった。
出社するため駅に向かってた家族から「マジックミラー号がいるぞ」と興奮したLINEと画像が送られてきて爆笑。
会社のチャットツールの雑談チャンネルで話をしたら、男女問わず『全員』から、その話くわしくと食いつかれた。
……あんたら好きねぇwとなったのを覚えてる。
ちなみに、現在はその基地だった建物は取り壊されてないですが、Googleストリートビューでマジックミラー号ごと確認できますYO(なんの情報だ