変態一級魔法使い 作:性癖を開示する魔法
今回はリーニエちゃんが酷い目に合います。はい、アウラ編の開始です。
※時系列はふわふわしてますがこの話は小説版の葬送のフリーレン、前奏を元にアウラ一行がまだ北部高原に居ると仮定して組み立ててます。エロだけ考えている二次なのに整合性も求めようとする歪んだ心……
※ちなみにこの後、ドラートくんかリュグナー様のどちらかはもっと酷い目に合います。ヒントは特権
魔族を言葉で欺く男、武闘家にジョブチェンジする。
翌朝、北部の冷たい風が吹き付ける正午。
早速街の代表者の元へ赴いたヴィクサー、彼は依頼人の男と今回の調査内容について確認を行っていた。
「なるほど? 行商人が」
「ええ、この街に来るはずだった商人のうち、一部の山奥を経由するもの達が行方知れずになっているのです」
男曰く、近隣の村で獣を獲っている狩人が山奥深くで彷徨う少女を見掛けたとのこと。
彼は始めは声を掛けようとしたらしいのだが──その頭にある二本の角を見て、息を潜めて逃げ出したそうだ。
この事から行商人の行方不明と魔族に関連があると、事態を重く見て大陸魔法使い協会へ依頼を掛けた。
まあ正しい判断だろうなとヴィクサーも思った。
この街にも自警団のような組織があり、戦士や魔法使い、そして冒険者も幾らかいる。
北部高原の住人だけあって彼等も練度は高い──しかし、普段は魔物などに注視して対応するのが主であり、狡猾な魔族相手には対応が難しかろう。
そもそも北部において強いのは人間だけではない。魔物も、魔族も同様だ。
「まあ分かった。ひとまずその魔族を探して、可能なら捕縛してから連れてこよう。目に見える成果があった方が安心しやすいだろ?」
「捕縛、ですか? おひとりで調査をされると聞きました。そのような無理をされずとも……」
「──気にすんな」
ニヤリと、心配する男の不安を断ち切るようにヴィクサーは笑った。
彼の姿勢、立ち振る舞い。鋭く立ち上る魔力の所作。それ等から
「これでも一級魔法使い。それに──魔族を狩る手札は誰よりも多彩な自負がある」
──だから大船に乗ったつもりでいな、と……ヴィクサーは安心させるように力強い眼差しを見せた。
「はいっ。よろしくお願いします……!」
──
⬛︎
(アウラ様、最近何してるんだろ)
かさりと、森の草花を踏みしめながらゴシックロリータ調の装いに身を包む、桃髪の魔族が徘徊する。
七崩賢、断頭台のアウラの懐刀、首切り役人。
その一人であるリーニエは……近頃アウラが拠点にしている廃屋から度々外出していることが気になっていた。
主人からは留守番でもしていろと言われ、基本的に首切り役人の三人は廃屋周囲から離れることは無かった。
嘗て勇者一行に敗北し、元の縄張りだった古城から今の寂れた廃屋に身を置く彼ら。
当時のアウラは非常に機嫌が悪く……リーニエとドラートは不機嫌な時はあまり近付かないようにしていた。
だが、既に半世紀以上が経ち──最も警戒されていた勇者ヒンメルは死に、アウラの魔力も万全に近付いてきている。
その為か最近になってアウラの機嫌は上向きになり……暇を持て余していたリーニエは彼女から外出の許可を貰ったのだ。
だから魔力の鍛錬もそこそこに出歩く機会は増え──リュグナーからは渋い顔をされているので余り長くは出歩かず──時折人里近い森まで脚を運ぶ。
(また行商人でもいないかな)
人前に姿を見せるようなヘマは決してしない。偶に山道を通る行商人を殺し、荷を奪うことはあった。
彼らを殺せば持っている食糧を得られる。
その気になれば獣でも狩って食う物には困らないものの……人間の食べ物はリーニエ達からしても食べ易い。
だから魔力探知を欠かさずに周囲の散策をしていたら、彼女の探知に人間が一人掛かった。
(魔法使い?)
人目につくような騒ぎは起こさないのが主人の命令、リュグナーからもキツく言われており……しかし魔族の本能から殺害の判断に踏み切った。
魔力量も自分には及ばないとわかるし、魔法使いとはいえ、リーニエにとってはその辺の商人ひとり殺すのと何ら変わりない程度の相手だ。
自身の魔法への自信と七崩賢の配下である矜恃がリーニエを好戦的にさせている。
それに──魔力の反応は真っ直ぐにリーニエの方へ向かってきているのだ。
相手もこちらを探知できているという証明。このまま帰って易々と人に尾行られていたとなれば怒られてしまう。
リーニエも迫る魔法使いの方へと足を進める。両者が顔を合わせるのに、そう時間は掛からなかった。
「お、話通りの女の子だな」
居たのは青い布地の上に黒いコートを羽織った金髪の男。
彼はリーニエを見るなり品定めをするような目つきで彼女の頭の上から足元まで視線を走らせた。
そこに、普段人が見せる恐怖や敵意が無い。
珍しい人間だ……それよりもリーニエは男が発した「話通り」という部分が気になった。
だから、まずは気軽に話し掛けて対応を探る。殺すのはその後でよい。
「ここで何してるの? お兄さん」
「うん? あ〜、依頼で迷子の女の子を探していてねぇ、魔力の反応からここに来たのさ。特徴通りの髪の色と服装だね?」
君がその女の子かな? なんておどける様に言う男。
誰かに見られていたのかとリーニエは理解した。話しぶりから魔族であることまではバレていないと思う。
数日前に外套を作って、外出の時はこれで角も隠すようにしたから。
ただ……この男の他に仲間がいれば厄介だと感じた。
「ううん、私は散歩してただけ……お兄さんひとりで探してるの?」
「ああ! 村の皆は忙しくてね……俺一人で探していたところだ。君は女の子は見かけなかったか? 同じ桃色の髪をしているこの位の子なんだが」
ひとりか、殺そう。
「知らない。私、帰るね」
「気を付けなよ? ここいらには怖い魔物も居るからさ」
じゃあな──と男が背を向けた所でリーニエは地を蹴って魔法を発動する。
──
リーニエの手の中で魔力が武具を形取る。
少女の背丈に及ぶ長手斧──彼女の知る最強の戦士の得物を模したモノだが、この魔法の真価はそこにはない。
対象の魔力の流れから動きを記憶し、同等の技量で再現するというのがリーニエの魔法だ。
一気に間合いを詰めたリーニエは、全身の体重と回転力を加えて斧を斜め上方から振り下ろす。
研ぎ澄まされた鋼が空気を割いた。
肩と首の境目、縦に胴体を両断するつもりの渾身の奇襲。
閃天撃と呼ばれる必殺の技。
(死ね──)
刃が肩に触れる、その刹那。
男の体が嵐のように廻った。
──奥義・飛び穿ち。
振り返る動作は殆ど見えなかった。
肩がわずかに捻じれ、上半身が一瞬で反転する。リーニエの視界に、男の赤い瞳が映った。
「っ──!?」
掌底だった。
男の右手が、斧からの威力を受け流すように廻転して素早く突き出される。
開いた掌は少女の腹部、みぞおちのやや下に完璧にめり込んだ。
ドンッ、という重く乾いた打撃音。
リーニエの体が、空中で止まったように見えた。斧の勢いが一瞬で殺され、軌道が空振りする。
内臓が押し潰されるような衝撃は背骨まで突き抜けた。
肺の中の空気が強制的に吐き出され、リーニエの喉の奥で短い悲鳴が潰れた。
「がっ……は……!」
細い体が吹き飛ばされる。
背中から地面に叩きつけられ、落ち葉と土を巻き上げて数メートル転がった。
長手の斧が手から離れ、地面に深く突き刺さる。
(ぁ──こいつ、唯の魔法使いじゃないっ)
「柔らかいな」
男は──ヴィクサーは手のひらを幾度か開き閉じた。まるでリーニエの胎の感触を堪能するかのように。
「やっぱ戦士の女はこうじゃなきゃなァ──おい、立てるだろ?」
悶絶するリーニエにヴィクサーは笑いかける。
彼はその日の気分で戦い方を変える。
基本は触手だ。しかしリーニエのように相手が戦士に近しい手合いは……自らの手で嬲る。
勝てないと分からせてから捕まえるという手法を取ることも多かった。
最悪のDV男の素質を持つヴィクサー。彼はこんな下らない理由で幾つかの流派を修めていて、先程のカウンター技もその一つ。
殺し屋から盗んだ技だ。
「っ……くッ……」
「立てる筈だ、そうなるようにやったんだから……立て、早くしろ」
ヴィクサーの身体から立ち上る付与魔法の魔力。効果は与えたダメージの転化。
暗殺拳の妙技、本来の威力ならリーニエの身体強度では背中まで突き破る。
魔法で殆どの衝撃をロリータ衣装に転移させて、悶絶程度に抑えたのだ。
代わりとして外套は完全に破れ散り……布地の所々が内側から弾けるように裂け、リーニエの白い肌を露わにした。
無駄な遠回りだ。ヴィクサーなら他の魔法で手っ取り早くリーニエを捕縛出来る。
しかし業の深い男は安易な結末を好まず……魔族で愉しむこと、無駄と唾棄されるその過程こそを本懐とした。
無論保険は掛けている。
結果は変わらなくとも。リーニエはただ戦士っぽいという理由だけで、衣装を全て剥ぎ取られるまで蹂躙されることが決まった。
「遅いな……早く立たないと殺すけど」
「くっ──ぁああ!」
リーニエは産まれたての小鹿のように脚を震わせながら……斧を杖にして何とか立ち上がった。
視界が白くチカチカする中、ヴィクサーの動きを窺うように警戒しつつ息を整える。
何故か追撃は来ない……理由は分からなくも、リーニエはこれ幸いと周辺へ目を光らせて逃亡する隙を探していた。
しかし周囲に意識を向けたことで、二人の周りには魔法で結界が張られていることを知る。
(逃げられない……)
戦うしかない。実力の離れた敵と。
斧を構えながらも逃げ腰になっているリーニエ。ただし彼女には他の魔族と異なり、直ぐに命乞いには移らない程度の希望があった。
(私が帰らなければリュグナー様かドラートが確認しに来るはず)
時間を稼げばここで闘っている魔力を探知してやってくるだろう。リーニエは加勢が来るまでの間、生き延びればいい。
だからヴィクサーが立ち止まっているのも好都合。向こうが来ないなら此方も動かない。
但しより長く膠着を維持する為にと、リーニエは言葉で間を作ろうとした。
「……なんで、何もしないの?」
「うん? シて欲しいのか」
言葉を間違えた──とリーニエが思い知る前に、霞むような足取りでヴィクサーが眼前に滑り込んだ。
鉤爪のように構えられた両手から流れるような連撃が放たれる。
反射的にリーニエは斧の柄で防御を固めたが……蛇が這うような軌道で彼女の守りをすり抜けて胴体に殺到する。
「はぐっ! んぎ!? あがッ……!」
瞬きの間に五連撃。衝撃が伝播してリーニエのスカートが裂け、引き裂かれた布が腰の辺にぶら下がる。
白く細い脚と、僅かに覗く下着が森の冷たい空気に晒される。
内臓の芯まで揺らされる掌打に力が抜けて、リーニエは膝をついて蹲ってしまった。
「あっ、かは……こ、殺さないで……」
強い。せめて時間を稼ぐという意気も削がれ、敗北を悟ったリーニエはせめてもの命乞いに運命を委ねようとした。
「十秒待つ、立ち上がらないと殺す」
なのに頭上からは冷たい声で殺害のカウントダウンが刻まれるのみ。
死にたくない一心で再び立ち上がったリーニエは、迫るヴィクサーの手技を凌ぐことを強要され続ける。
空を切る拳と鈍い光の軌跡を作る斧が、互いに交錯する。
実態は防戦一方だ。間合いでは素手のヴィクサーよりもリーニエの方が優越しているはずなのに.........全く噛み合わないような違和感に押されて悉く技を抜けられる。
「────ぁッ!!」
そして全身を嬲られる。
既に衣服はボロボロだ。
少女の魅力を掻き立てていた可愛らしいロリータ服は装飾も削がれ、千切れかけた布を羽織っているといった状態にまで貶められた。
今のリーニエはほぼ下着姿で抗っている。
(ん〜攻撃に反して守りがお粗末。特定の動きをトレースする魔法か? 格ゲーかよ)
彼女を痛めつけながらもヴィクサーは段々とリーニエの魔法の仕組みを解体した。
解る。リーニエの動きは歪だ。限られた技の練度は卓越しているくせに、合間に挟む動作がその技の練達に見合っていない。
彼が使っているのは武器を操る戦士を殺すための武術の流派なのだから、余計に相性が悪い。
つまらない、だから試すことにした。
「──弱いな」
「あがっ──ぁあ!?」
柄を握る両腕を掬い上げるようにしてかち上げ、浮いた間隙へと蹴りをねじ込む。
土手っ腹に脚を叩き込まれて──全身の衣装が弾け飛びながらリーニエは後ろへと倒れた。
完全な下着姿にヴィクサーは目を細める。
「俺の技は南側諸国で発展した暗殺の武術でな、武器を持った相手を殺すためのものだ。
少しアレンジして使ってはいるが……そんな玩具を握ってる限りは勝てねーぞ?」
「く、ぅぅう゛……」
リーニエが手も足も出ないのは道理だ。
人同士の争いで発達した武術、それも初見殺しに特化したものを更に魔改造されて原型が無くなった我流。
戦士アイゼンは最強の戦士だが、リーニエが記録した時点ではこの技に対応する積み重ねは刻まれていない。
ならばと──追い詰められたリーニエは決断した。
(こいつの、動きをっ、模倣してやる──!)
「
武器が駄目なら素手でと、短絡的な思考の元に魔法が行使される。
目の前には無手において最高の使い手が、リーニエにはヴィクサーの動きを模倣するしか手立てが残されていなかった。
距離感を狂わせる足運びでリーニエの姿が霞む。間合いを跳んだように錯覚させる足技、
「おっと、見てすぐにコピー出来る感じね──」
ヴィクサーが目を丸くした時、リーニエは既に背中を向けて構えていた。
彼女の身体が廻転する──ッ
奥義・飛び穿ち。
少女の腕が水平状に螺旋を描き、ヴィクサーの左胸を文字通りに穿いた。
心臓破壊、即死は確実。
二の腕までが埋まるように互いの距離が詰められる。
(やったっ! 殺せた! )
勝った。
難敵を打破した高揚感にリーニエの気が昂る。
即応の技を盗み取って、虚を突いたと──そう確信が高まりつつあった中、リーニエは腕が抜けないことに気付く。
貫いている腕に這う、血ではないぬめりとした感覚に。
「まあ、悪くはないかな。軽いけど」
目と鼻の先で殺せたはずの男の声がする。
ヴィクサーは身体を貫かれたままに両腕を広げて、リーニエの細身をしっかりと抱き締めた。
「なんで──心臓を突き抜けたはずなのに……ッ!」
「あぁ、俺のハートはしっかり掴まれたよ? だからもういいかなって」
食べ頃だろ──と、抱擁が強まる。
隆起した筋肉で押し潰すようにリーニエを締め上げて……段々と彼女の下着に綻びが生じた。
ダメージの転化、リーニエの中には着実に締め付けによる圧力が強まっている。
ぎゅううううぅぅ…………
「あ゛ぁっ…………あ゛……」
するりと、その身体から下着が滑り落ちる頃には……リーニエは失神していた。
……
…………
………………
──
「────っあ゛!?」
ビクンッと、静止していたリーニエの意識が覚醒する。刻み込まれていた激痛が、突然、甘く溶けるような熱に変わっていた。
両腕は頭上高く引き揚げられ、無数の触手で固く絡め取られている。
リーニエの身体はその爪先が地面に着くかどうかのギリギリまで吊り上げられていた。
(なんなのこれ──!?)
「おはよう」
一糸まとわぬ姿で、足先を僅かに浮かせたまま困惑するリーニエ。
胸を貫かれていたはずのヴィクサーは平然とリーニエの前に立っており、拘束された彼女の裸体を隅々まで熱い眼差しで擽る。
「……何するの……っ」
「調教だよ」
「…………調教?」
居心地悪そうに身動ぎしながらリーニエが聞けば、不可解な回答が帰ってきた。
調教、彼女の知識では確か人間が家畜に対して行うものだったか。
「こうするのさ」
軽くヴィクサーは指を振った。
するとリーニエの周りに細長い触手が無数に顔を出し……その内の一本が鞭のようにしなり、リーニエの背中を強く打ち据える。
バチィィィインッ!
「ひゃあぁっ!? あ、ああっ……!」
リーニエの喉から甘い嬌声が飛び出した。
痛みは殆ど無い。寧ろ甘い電流が脊髄まで駆け上がって、少女の身体がビクンと跳ねた。
「名前は聞いてなかったな。君、名前は?」
「ぁあ……」
「質問に全部答えなきゃ終わらないよ?」
再び指を振るう。
幾つもの触手がうねり、乳房、腹部、太もも、内腿——次々とリーニエの白い肌を打つ。
パァン! ビシィッ! バチンッ!
「あ゛っ! いい゛いっ……ひぅ!? りっ、リーニエ! リーニエッ!」
「ふぅん、ゼーリエちゃんと名前が似てるな」
話に乗る余裕を奪われていたリーニエは堪らず答えた。
なのにヴィクサーは手を緩めることなく指揮棒を持った指揮者のように両手を踊らせる。
赤い痕を刻まれながら確実に快感を植え付けていった。体がビクンビクンと跳ね、吊られたまま悶える。
肌が違う意味で熱く、胎の奥に染み渡るように震えが止まらない。リーニエは鞭打たれるだけで絶頂を誘発されていた。
「な──んで! 私答えた! あ゛っ!? 答えたのに──いひぃ!?」
「うん? まだ質問は終わってないからな」
それから、ヴィクサーは手を止めることなくリーニエを打ち据え続けた。
合間に挟まれる質問。
得意な魔法の詳細。
触手のひとつがリーニエの陰核を掠めた際に、頭の中がパチパチと白く明滅した。
ひとりで活動しているのか。
仲間の数と魔法は?
「っ───」
「ん、黙秘か?」
リーニエは、口を閉ざす。
それは言えない。自分はどうしようもなく捕まってしまったが、時間が経てば他の首切り役人が来るはずだから……
(今すぐにでもリュグナー様かドラートが来てこいつを殺す!)
キッ、とリーニエはヴィクサーを睨み付けた。
「ああ……もしかして、まだ仲間が助けに来るとかおめでたい事を考えてるのかな?」
「……何の……事だか」
するりとヴィクサーはリーニエの近くまで寄ってきた。
リーニエは自由な足で必死に蹴りを放った。
細い脚がヴィクサーの脇腹を狙うが、軽く身体を捻って躱した彼は、するりと後ろに回り込む。
背後に回ったヴィクサーは、打ち据えられて敏感に尖ったクリトリスを捉えた。
親指と人差し指で優しく、しかし的確に摘まみ、転がすように弄り始める。
「ひゃうっ……!? あ、あっ……だめ、そこ……んんっ!」
「ほら、
摘まれれば腰がガクンと跳ね、抵抗の力が一瞬で弱まった。
鋭い刺激が、クリトリスから全身に広がる。脚が内股になり、膝がガクガクと震える。
ヴィクサーはもう片方の腕——左腕で、少女の顎を下から掴み、強引に上向かせた。
結界の外の空、陽は相変わらず照り付け、青空を舞う小鳥達は動いていない。
……動いていない?
「ぇ……」
「結界の外と中で時間のズレを生み出していてね……ここで一時間経っても、外じゃ一秒だよ」
──
(時間の操作!? そんな、そんなの有り得ない!)
「ありえねーって顔してんなァ──魔法に不可能は無いよ」
リーニエの顔が恐怖に染まる。
信じられなかった、しかし現実として外の動きは止まっているように静かだ。
「と、いうわけで……時間は腐るほどある」
続き、しようか。
そう言ってヴィクサーが手を挙げれば周囲の触手が呼応する。
リーニエが全てを喋るのに、一時間も掛かることは無かった。
「ぁ……はひ……っ……ぉ……」
「出来上がってきたなァ」
数分後……散々打ち据えられて快感に神経を灼かれたリーニエは解放された。
ヴィクサーの触手が変化したベッドの上で、彼女はビクビクと震えるだけ為す術のない状態にある。
そのリーニエの身体、所々に刻まれた赤い痣へと擦り込むようにしてヴィクサーは触手を這わせて……魔法を使う。
「あぁぁぁぁあぁっ…………」
とろり……塗りこまれた愛の媚薬が傷口に染み込む。皮膚の下へ浸透し、じわじわと身体の奥まで快楽の毒で冒して来た。
胎が、奥が熱いと無意識にリーニエは子宮の上を両手で抑える。
多少は人の営みに理解のあったゼーリエと違い、男女の交わりを知らない
「うう……ぅ」『欲しい、欲しいのに、分からないよ……』
無意識に太ももを擦り合わせ、腰を小さくくねらせる。
しかし、それでは一向に疼きは治まらない。
子宮が収縮するたび、熱い蜜が秘部から溢れ、シーツを濡らしていく。
もっと何かが必要だ。もっと熱くて、硬くて、太いものが、奥まで来てほしい——そんな欲求が頭の中を支配するのに、どうすればいいのかわからない。
「そうかそうか……分からないならしょうがねぇよなあ」
──なら、教えてやるよ。
彼の合図で触手のひとつが開き、リーニエの目元を隠した。側面から伸びた極細の触肢が蠢き、リーニエの耳孔へと滑り込む。
『んあ゛ぁ……っ、なに、なんなの!?』
リーニエの脳裏へ、強制的に様々な情景が叩き込まれた。
それは女と男が繋がっている姿。ある時は黒髪の少女で、また光景が代われば栗色の長髪が目に焼き付けられ、幾つかのシチュエーションの内、凄まじい魔力を持ったエルフが男の上で乱れる動きを幻視した。
従順に、或いは傀儡のように、また貪るようにと奉仕する女の姿と
洗脳催眠による厳選した交尾の集中学習。
触手から解放される。
身体が勝手に動き出す。
「ほら、分かったろ? ──ちゃんと真似しろよ」
ヴィクサーの低い声とともに、リーニエは媚薬で火照った身体を震わせながら強引に跨がされた。
「や……っ、あんなの……私、できない……」
見せつけられた情事に怯え、リーニエは懇願する。
しかしヴィクサーは容赦なくリーニエの腰を掴み、長い剛直の先端を彼女の濡れた秘裂に押し当てた。
「ほら、やれよ」
長すぎる肉棒は、ただでさえ彼女の小さな身体には大きすぎる。ごくりとリーニエの喉が鳴る。
「んあぁっ……!」
ずぅ……ぬぷっ……
リーニエは震える脚でゆっくりと腰を落としていく。魔法が勝手に働き、動きを再現しようとリーニエの抵抗すらも無視していた。
長大な肉棒が膣内を抉りながら奥へ沈み、子宮を押し上げるような圧迫感に彼女の瞳が虚ろになった。
「ひゃあぁっ……! 長い……奥、奥まで……あっ、あぁっ……!」
半分も入っていないのに、既に子宮口を強く突き上げられている。
リーニエは他の女の動きを無理やり頭に叩き込まれ、羞恥と発情に突き動かされるまま、腰を前後にくねらせ始めた。
「そう……もっと腰を回して……」
「あ……っ、んんっ……!」
リーニエは泣きそうな顔で腰を円を描くように動かした。
身体が勝手に、覚え込まされた動きを再現しようとする。
長すぎる剛直が膣内を大きく拡張し、敏感な壁を擦り上げるたび、凄まじい快楽と痛みが混じり合う。
ずんっ……ずんっ……ぬぷぬぷっ……
「ひぐぅっ……! 深い……っ、壊れる……いぐっ……」
それでも彼女の腰は止まらない。
媚薬で発情した子宮が、熱く疼きながら男根を強く求め、身体が勝手に腰を振り落としていく。
他の女のように、淫らに腰をくねらせ、上下に動かしてしまう。
「あっ……あっ……あぁぁっ……!」
長い肉棒が子宮口を何度も突き上げ、リーニエの細い腹がわずかに膨らむほど奥まで抉られる。
悶絶しながらも、腰が勝手に加速し、騎乗位で自ら奉仕するような動きをしてしまう。
涙を浮かべて首を横に振りながらも、小ぶりな胸を激しく揺らし、必死に腰を振り続けていた。
「や……こんなの……私……あっ、あぁぁっ!!」
身体が熱い。
頭が真っ白になる。
長すぎる剛直に子宮を突き上げられながらも、発情した肉体は勝手に男根を求めて動き続ける。
リーニエの意志を嘲笑うように淫らな騎乗位の奉仕を続けていた。
「ほらもっと頑張りなよ」
そのいじらしさに唆られながら、ヴィクサーは更に奉仕の手を加速させる。
ヴィクサーが手を鳴らす度に魔法が起動する。
「やあ゛あ゛……っ! ひぐっ! いぐうううっ……!」
リーニエは自ら腰を振り続け、長い肉棒に子宮を何度も突き上げられながら、半狂乱になっていた。
やがて彼の肉棒が、リーニエの最奥で大きく脈打ち始めた。
「いい子だ……受け止めろよ……っ」
その低く掠れた声と同時に、熱く大量の精液が、リーニエの子宮口を直接叩きつけるように噴き出す。
どくっ! どくどくっ!! びゅるるるっ……!!
「ひゃあぁぁぁぁっ!!」
凄まじい熱さと圧力が子宮を直撃した瞬間、彼女の全身が硬直した。
媚薬で極限まで高められた発情と、子宮に直接注ぎ込まれる大量の熱が、限界を超えた絶頂を呼び起こす。
「あっ……あぁぁぁっ!! いっ……いくっ……!!」
子宮が激しく痙攣し、熱い精液を受け止めながら、背中を大きく反らせて絶頂した。
膣内がきつく収縮し、長い肉棒を締め上げながら、熱い精を貪るように吸い付く。
光のない瞳が蕩け、桃色の髪がぶわりと空に舞う。
頭の中は真っ白になり、視界がチカチカと瞬く中……リーニエは喉を仰け反らせて声にならない絶叫を上げ続けた。
びくんっ! びくびくっ!! がくんっ……!
絶頂の波が何度も何度も彼女を襲い、身体が激しく痙攣する。
やがて、頂点に達した瞬間——
糸が切れたように、身体からすべての力が抜けた。
「……あ……っ……」
上半身がゆっくりと前へ倒れ込み、彼の胸にぴたりと倒れ込む。
細い肢体が彼の体に押しつけられ、細い腕がだらんと彼の肩に垂れ下がる。
腰も完全に力が抜け、長い肉棒を根元まで咥え込んだまま、彼女の身体はぐったりと撓垂れた。
はぁ……はぁ……はぁ……
荒い息だけが漏れ、瞳は虚ろに潤んだまま焦点が合わない。
子宮の奥に注がれた熱い精液を感じながら、リーニエはまるで人形のように、ヴィクサーの胸にぐったりと寄りかかり、力なく身体を預けていた。
指先一本動かすこともできず、ただ小さく震えるだけだった。
「ま、悪くはないな……」
ヴィクサーはぐったりと胸に倒れ込んだ彼女の身体を抱きしめながら、満足げに吐息を漏らした。
指先で、彼女の柔らかな桃色の髪を優しく梳くように撫でる。
髪をゆっくりと後ろへ流し、指の間を滑らせる動きはどこか慈しむようだった。
「七崩賢ね……」
低く悩むような声とともに、大きな手で彼女の桃色の髪を優しく撫で続ける。
力尽きてぴくりとも動けない彼女の頭を、まるで褒めるように、穏やかで執着のこもった手つきで何度も何度も……。
「雑魚から大物が釣れたな……最高じゃねぇか」
その角へと手が添えられる。
悪魔のような笑みをリーニエに注ぎながら……ヴィクサーは次なる対応へと思考を走らせた。
【魔法紹介】
・暇つぶしに覚えているネタ魔法。俺様は一級魔法使いだぞ! と説得力が出せるので地味に活用されている。
・攻撃した相手の服を破壊する魔法。エロゲにありがちなヤツ。
これで戦士タイプの魔族を虐める時が一番生を実感する……!
・めっちゃ有用だったのに後書きで居ないもの扱いされた魔法があるらしいです。要約すると中出しされるまで満足出来ない魔法。前回のゼーリエ様はこれのせいで延々と焦らされてました。
・さらっと出てきた時間操作魔法。重力や時差の概念を知らない人からは伝説級扱いされる。精神と時の部屋みたいに修行にも使えるけど、長くエッチを楽しむ為にしか使われてない。中を早くすることは出来るけど、外より遅くすることは出来ない仕様。
・痛い=気持ちいいから、痛気持ちいいが出来るように進化した。止まらんよ、エロへの渇望は……!
・最近役割が被っている魔法に立場を脅かされている。
・似たような魔法のせいで最近影が薄いことを実感している。
【武術紹介】
奥義・飛び穿ち
・鎧も貫通する絶技、元になる流派から魔改造されている。
DVの素質がある男が習得してはいけない暗殺拳の技。