変態一級魔法使い 作:性癖を開示する魔法
今回性転換という人を選ぶ内容なのでなるべく力を入れました。なのでどうかお許しを……! 拙い戦闘描写も毎回のこと。頑張るので見逃してください……!
※原作のフェルンさんの発言からアウラが力を取り戻したのは28年前? ゼンゼちゃんの試験回数と比較しても10年ほど暦が合わない気が……時空間干渉によってガバを有耶無耶にします。これも女神様のお導きなんだ!
※これからタグに性転換が付け加えますが、性的被害に遭うのは魔族のみです。
「やめておけ、ヴィクサー」
深夜、大魔法使いゼーリエが居を構える玉座の間。
脚を組んで王座に座る彼女は、たった今無謀な発言をした弟子を諌めるように制止していた。
「七崩賢とその配下二人の潜伏の報告、内一人の捕縛……充分な成果だ。だが一人で挑むのはならん。便りを送る。近隣の協会魔法使い、ノルム騎士団と共同して対処に当たれ」
懲罰代わりに北部へ送り込んだ弟子。
早々に魔族を発見して事態を解決したかに思わせた。
しかし、受けた報告内容から想定以上に状況は危ういと考える。
現存する七崩賢のうち一人、〝断頭台〟のアウラ。彼女の配下として付き従う三人の魔族の潜伏。
並の一級魔法使いでもひとりで複数の魔族討伐に当たるのは危険だというのに……そこに大魔族まで。
ヴィクサーは既に一人を処理し、精神魔法で引き出した情報をゼーリエに報告した。
そこまでで充分だと、彼女は思った。
既に単独の一級魔法使いに任せる任務の範疇では無いと判断し……周辺の協会所属魔法使いや駐在するノルム騎士団の協力で対応するように指示を下す。
「ゼーリエ様、それでは遅い」
しかし、ヴィクサーは彼女の指示に対して首を横に振る。
「既に一人捕縛してから一夜が経とうとしています。相手も馬鹿じゃない、攻めるか、逃亡を図るか……どちらに転んでも初手を許せば被害は甚大になる」
今直ぐにでも、俺一人で先手を打たなければ間に合わなくなる。
まるで近隣の村落や人々を心配しているように語るヴィクサー。
よくもまあ、息を吐くように嘘をつく。
己の利益のみを追求している男の台詞ではないな、とゼーリエは呆れたように眉を顰めるも……少しして思い直す。
(この子にとっては、
ヴィクサーが一級魔法使いになってからゼーリエは大陸魔法協会に記録された彼の経歴を改めている。
己が調べた過去と照らし合わせるとその本質が見えてきた。
普段の軽薄さやゼーリエへの敬意を取り繕った姿、無辜の民を想う素振りも……嘘では無いが。浅く飾られた本心だ。
「ではゼーリエ様、また明日には報告を」
ヴィクサーの姿が朧気になって消えようとする。そもそもオイサーストに居を構えるゼーリエへと即日の謁見を彼が行えたのは何故か?
遠く離れた北の地から声を届けた訳でもない。
対象の夢に己の精神を投影する魔法。本人の趣向で下劣な用途に使い倒されているが……扱い方によっては距離を無視した言伝を届けることもできる。
だから今のゼーリエにヴィクサーを止める手段は無い。所詮は夢の中なのだから。
しかし言葉は聞き入れられず、かと言って立場で言う事を聞かせるのを彼女は余り好まない。
故に取り返しの付かない時にしか強引な手は取らないとゼーリエは考えていた。
「待て、ヴィクサー」
「……何ですか」
だが、まだ言うべきことはある。
輪郭を崩しながらも億劫そうに答えるヴィクサー。本当に報告"だけ"をしに来ていたのだろう。律儀なのか、不遜なのか。
「やるなら
「俺はいつだって全力ですが」
「──私の目を誤魔化せると思っているのか?」
目を細めれば、ヴィクサーはおどけたように肩を竦める。
「流石……ゼーリエ様には全てお見通しですか」
じゃあ頑張ります、と……完全にヴィクサーの輪郭は散った。夢への干渉が途絶え、ゼーリエの予知夢の世界に舞台が変わる。
椅子の背に体を預けながら、ゼーリエは天を仰ぐ。
「ふん、堪え性のない
一人で送り出せばこうなることが分かっていたから、冷静で慎重さを失わないゼンゼと組ませていたというのに。
相棒を腰砕けにした挙句の命令違反。どうやっても思い通りにならない。クビにしてやろうかと言いたくなる。
「弟子、弟子か……」
ゼーリエは自分で言った言葉を噛み締めるように繰り返す。
師匠と弟子。
一級魔法使いは殆どは上司と部下と言うよりも、ゼーリエの弟子とも呼べる存在だ。
レルネンを筆頭に彼等もゼーリエに対し、大魔法使いという敬意を超え、師として本心で慕っている。
対してヴィクサーのそれは目上の人間に対する所作ではあるが、敬意や慕うといった感情は無い。
だからゼーリエの意よりも、己の欲望を優先できている。
ゼーリエはそんな彼も含めて、平等にみな大事に想っている。言葉足らずだったり、捻くれた態度になってはいるが。
己を師として見ていない一級魔法使い。
もとよりそんな人間だろうと断定できればどれほど楽だろうか。安易に人の過去など覗くべきではないな……と、ゼーリエは微かに己の行いに目を伏せた。
既にアレの中で導き手の椅子はもう埋まっていて……この世を去っている。
ゼーリエが師として真摯に見られることは、恐らく無い。
そう考えると何故か胸の奥が重くなる。
「まだ、あの子には魔法の指南はしていなかったな……」
頻繁に挑みに来る場合しか、魔法を見ることがなかった。
他に類を見ない魔法の数々に目が眩んでいたのか。
あの男に対して……
放っておいても勝手に高みへ登る原石に、少し甘えていたのかもしれないと。
(無事に戻って来れば指導のひとつでもしてやるか。幾ら優秀とはいえ、一般攻撃魔法が使えなければ話にならん)
大魔法使いによるスパルタ教育が決定した。
椅子に座ったまま目を開ける。
微睡みからは醒め、陽は登っていた。
⬛︎
闇の中で目が覚める。
(よし、取り敢えず報告はした)
ヴィクサーはリーニエを捕らえた後、聞き出した情報から猶予は短いと拙速を決断していた。
麓の街へは魔族捕縛の通達もほどほどに、情報を共有してから直ぐさま山奥へと踵を返した。
断頭台のアウラ。引き出したリーニエの記憶によると過去にあの勇者一行に敗北し、逃亡している。
力を取り戻す為に潜伏を続ける慎重さがあり……手下を失っても反撃に出ず逃げの一手を取る可能性が大いにあった。
扱うのは
一応天秤は平等らしいが、リーニエ曰く五百年を生きる大魔族。そんな相手と魔力量で張って上回れる者などそういない。
(もう殆ど力を取り戻しているらしいからな……ここで危機感を持たせたまま逃がせば、先々で多くの人間が手駒に落とされる。
そうなったらメンドクセェし五百年モノの
建前と本音が入り交じりながら、ヴィクサーは懐の
中指がぬるりと滑り込み、桃色の塊が小さく震えた。
──アウラの魔力総量は、ヴィクサーの魔力量を上回っている。
ヴィクサーが裏技で魔力の供給が可能といっても、その上限は変わらない。
先にアウラの魔法が決まればどうなるかは未知数。出方次第で如何様にも変えられるとはいえ、先手を打たれれば敗色が見えるという戦況。
探知からの
他に長く楽しめる手立てがあるなら、苦労してでも魔族の絶望が見たい……ゼーリエの直感の通り、ヴィクサーは全力でも本気にはなっていなかった。
だから挑発するように己の魔力を露わにし、探知に掛かりやすいように廃屋付近まで近付いている。
他にも使い魔を利用した目を展開し、例え相手が逃走したとしても痕跡を辿って必ず追い詰める為の包囲網を構築した。
そして──見付けた。
複数の使い魔が魔族三人分の魔力を捉えた。
一箇所に固まっている二人の魔力と……先行してヴィクサーへ向かっている一人分の魔力。
発見された使い魔が次々と引き裂かれている。己の力を隠さず魔法を見せつけるような蹂躙。
余程好戦的な奴と見た。
だが、ひとりとは都合のいい。
魔族は木陰から堂々と姿を現した。
ヴィクサーはその魔族が出てきた瞬間に外界を遮断する。
──
「チッ、結界か。お前がリーニエを殺った魔法使いか?」
「殺してないよ。その髪色、君はドラートだったかな?」
(俺の名前を……やはりこの男か)
下手な嘘をつく男を観察しながらドラートは魔力を練る。隙だらけの立ち姿、魔力は多いが洗練されていない木偶の坊。
その身体からリーニエの魔力の残滓を感じ取れていなければ、これにリーニエが敗北したのが信じられないくらいだ。
「まあいい、もう勝負は着いた」
「おいおい気が早いんじゃ──ぁ?」
ドラートが指を曲げると連動するようにヴィクサーの首が刎ねる。
電光石火の勢いで仕込まれた魔法の糸が、ヴィクサーの身体強化をブチ抜いて首を切断したのだ。
「────」
どさりと首が落ちる。
まずは一人。この調子で他に追っ手がいれば悉く始末してやるとドラートは戦果に酔った。
それが最初で最後の、油断。
「呆気ないものだ。この程度か」
「──ぁあ゛、そうだな」
首だけとなった頭が喋る──異常な光景にドラートが目を疑い、魔法操作の手が止まる。
無意識に脚が退いた。
「は゛は゛はっ、ビビりすぎだろう」
「おま──なんで生きてッ」
虚空から這いよる無数の触手がドラートを囲んだ。蛇のようにうねり強襲する。
ドラートは両手指から展開した魔法の糸で応戦し、ヒュインと風を切り裂く音と共に迫る触手を切断する。
瞬きの間に十本の触手が捌かれた。
強度においてドラートの魔法の糸は魔族の中でも随一。
あの状態から反撃してきたことや、初手の手数の多さには驚かされた。
だが脆い、俺の魔法には及ばない──勝利を確信した笑みが浮かんだ時。
「だから気が早えって」
「……は?」
「硬く、鋭い。いい糸だな。だが、この魔法の手数は人類の魔法の中でも随一……多分な」
「ッ、くそォ!!」
十本の指、十本の糸。ドラートが一度に操れるのはそれが全てだった。
獲物の急所を絡め取り、引き裂き、沈黙させる。その魔法だけを極めてきた彼の前には、
壊せば壊すほど増殖を繰り返す無尽蔵の手数が。
(切っても切っても間に合わないッ!)
ドラートは必死に指を動かしたが……独立した悪意を持って襲いかかる倍以上の触手によって腕を絡め取られ、両腕を捻りあげられる。
完全な無防備だ。いつの間にか首の繋がった男がドラートの顔へと手を伸ばしてくる。
「待て! 話を……」
「ああ、沢山お話をしようか」
──
ぐちゅり、ぬちぅ……
「ん゛ん゛ん゛ッ!!?」
絶え間ない違和感がドラートを襲った。
掴まれた顔を起点に全身が蠢き、腹の中から臓腑を掻き混ぜられる。
薄暗い翳の中で、ドラートの身体は溶けるように変わり始めた。
皮膚の裏を蛞蝓が這い回るような怖気に耐えられずに呻く。
ゼーリエから賜った当初の魔法は、実に使い勝手が悪かった。
三日三晩対象者に儀式を執り行い、漸く変化しても数時間も持たないというハズレモノ。
はっきり言ってゴミだ。
あの時ヴィクサーは表情にこそ出さなかったが、叶うなら返品しようと悩んだ。
だがインスピレーションは得た。
悔しさをバネに、諦めの悪い彼は一ヶ月掛けて改善し……即効性と、
「俺に何をした! ……っ!?」
(何だ!? 声がおかしい)
「おぉ〜。いいね、悪くない──ほら見せてやるよ」
最近鏡を使う機会が増えたことで会得した魔法により、新たな姿が詳らかに映し出される。
身体に起きた変化をドラートは理解した。
柔らかく軋む骨格、窄まった肩幅。
腰は滑らかに広がっており、胸が熱を持ち、小さく、しかし明らかに膨らんでいる。
隠れていない左眼は目元が柔らかく……指先は細くしなやかに。
唇は艶やかに腫れ、長い睫毛が視界を甘く縁取っていた。
「は……こ、こんな……何を考えて」
彼は——いや、もはや彼女は——自分の変わり果てた姿に息を乱した。声すら甘く枯れて、喉の奥から蜜のような響きが零れる。
「わかるだろう」
動揺するドラートの衣服に手をかけながら……ヴィクサーが顔を近付ける。
肉体変化で着崩れしていた服。その襟元が大きく乱れ、強引に引き裂かれて白い肌が覗く。
「人も、魔物も、君たち魔族も。雄と雌が揃えば……やる事はひとつだよなァ?」
「…………っ」
ドラートはヴィクサーの言いたいことを理解した。しかし分かったからこそ混乱している。
人間の男が、魔族を。ましてや男である自分を強引に女に変えて番おうとしてくるとは。
全く意味が理解できない。何が目的なのかと。
「まあ──まずは楽しんでくれ」
俺も見て愉しむから、とヴィクサーの指が合図し、触手が蠢いた。
衣服の胸元を滑るように剥ぎ取り、肩から滑り落とす。
変わり果てた女体がはだけて、ハリのある乳房が露わになった。
続いて絝が擦り下ろされ……丸みを帯びた腰と、淡い緑の茂みに覆われた秘部が男の視線に晒される。
ドラートは嫌悪感から身をよじったが、触手の拘束は固く外れない。
「くそ……離せッ、ぁあ゛っ!?」
甲高い鳴き声が漏れる。
無数の細い触手が、まるで生き物のように全身を這い回り始めた。
首筋、耳たぶ、乳首、脇腹、内腿──全ての性感帯を、的確に、ねっとりと自覚を促すように愛撫する。
魔法で感度は高められ、特に女性特有の性感帯はよりねちっこく集られた。
吸盤のような先端が乳首を吸い、柔らかな舌のようなものが秘裂の縁をなぞる。
つぷつぷと入り口を先端が出入りし……少し先にある
未知の快感が、電流のようにドラートの背筋を駆け上がる。
「これは……なん……だ……? あぁ……っ、こんな……っ、あっ、あ……」
頭は理解を拒もうとするが、肉体は正直だった。
秘裂はすでに蜜を溢れさせ、太ももを伝っている。責め手はまだ終わらない。悶えるドラートの太腿へ触肢が絡み付き、ゆっくりと脚を開かせた。
そしてか細く伸びた触手が、女陰の頂点……
「ひぎッ───!?」
ビクリと全身が強ばった。
触手は甘く陰核を包み込み、優しく、しかし執拗に咀嚼する。
───ジュルルルルッ
細く枝分かれた先端は皮の裏側へと滑り込み、粘ついた粘液を塗りたくりながら……生まれたばかりの無垢な蕾を無慈悲に啜り立てた。
あっという間に陰核亀頭が剥き出しとなって、それでも尚触手の食む動きは止まらない。
ジュルルルゥ……ジュルッジュルジュルッ
「んぃ──! や、やめろ! それあ゛あ゛あ゛っ!? これを止めてくれ!!」
耐えられない。ドラートは吊られた体を弓なりに反らし……初めての女の絶頂を迎えた。
「はぐ……あ、あああああ゛っッ!?」
陰核を直撃する強烈な波が、脳髄を白く染め上げる。
体が痙攣し、透明な蜜が滴り落ちた。
摘まれた蕾で全身が支配されたかのような被掌握感……しかし、それは序章に過ぎなかった。
「うん、ちゃんと雌だねぇ」
安心したよ。と嘯きながらヴィクサーが嗤う。人間相手では元男を抱くということに微かな抵抗のあったヴィクサーも、何故か魔族相手なら気にならないと再認識した。
きっと、
魔族が根本的に人を理解できないように、ヴィクサーも魔族は理解しようと思わない。自分の好きなように嬲るだけ。
だから楽しい、だから愉しめる。
「ひっ……ひぃ、ぃ……」
「ほら、休んでる暇ないよ」
カタカタと体を震わせるドラートへ、頃合と見てヴィクサーは新たな触手を這わせた。
細身の男性器を模した形ながらも、側面に無数の蠢く突起を備えた女体拷問触手。
締めれば締めるほど、舌のような突起で隅々までしゃぶり尽くしてくる逸品だ。
「やめろ……ッ、やめろって! なあ!」
縋り付くような"言葉"を無視して、濡れそぼった秘裂に沈み込んでいく。
膨らんだ先端で耕し、膣内を奥深くまで進みつつある中……妙なモノへ突き当たってヴィクサーは眉を上げた。
こり……こり♡♡
「──いひぃぁああああ゛あ゛っ!?」
「……ん?」
硬く、きつく締まった門。しかし子宮口ではない……と探るように捏ねあげてみれば、発狂せんばかりにビクビクと震え悶えるドラート。
まるで陰核を食まれた時のように呆気なく雌イキを晒す様子。
涙目になってヴィクサーを見詰め、何度も首を横に振りながら、いやいやと腰を浮かせて触手から逃れようとしている。
(よくわからんが面白いな)
不思議に思いながらも……ヴィクサーは構わず触手を進めた。
硬く絞られた道を掘削するように触手の先端が鋭利に変形し、ぐるりと廻りながら身を捩じ込む。
その間も生え揃った突起舌は膣壁に滲む雌の汁を舐め回して解し尽くした。
こり……ぐにぃいっ、ぐりっ……ぬるんっ♡
「ほ゛───ぁめっ! ま゛って゛!! そこダメだって゛!! おかしくな゛るッ!! おか゛しくなるぅっ!!」
数センチほどの硬い肉質の輪──後の調べで知るが、男性体の頃の前立腺が名残りとして残った性転換体特有の性器。
言わば前立腺肉輪を器用に抉り越えられた。
決死の形相で侵入を拒んでいたドラートは……ぐずぐずに表情を蕩けさせながらも抵抗を止めなかった。
舌を垂らしてイキ狂った。
膣内が触手を締め付け、肉輪が痙攣しながら快楽を増幅させる。
涙とよだれを垂らしながら、何度も何度も達してしまう。
それでも触手を引き抜こうと腰を必死に振っていた。無駄なのに。
越えられたところで、
にゅるぅぅうっ……
「は──ひっ……」
先端が越えたところで、避けられぬ反射で肉輪を締めた。
触手の側面で踊る淫靡な突起物が、肉輪の表面へと食らいつき、窪み、ほじり回すように蠢けば……途端に暴れる身体。
本人も知らぬ内に男の器官を、雌の性感帯として使い潰される悪夢の抽挿。
大袈裟に仰け反ってはイキ、その間も奥へ奥へと触手は身を冒し……ついに辿り着く。
とぷとぷと、とろみある白濁愛液を零す子宮口に。
触手の先端はぬちゃりと開き、ポルチオの肉ごと食らうように子宮口へ蓋をする。
「さて……説明だけはしておくか」
完全に食い付いたところで、悶え狂うドラートへとヴィクサーはひとつの事実を告げる。
聞こえていなくともいい。"言葉"があるのだから……せめて話はしてやろうとの慈悲を持って。
「この魔法、改善したとはいっても時間制限は元と変わらなくてな?
ドラートと繋がる触手の根元を握りながら、つらつらと述べていく。
不可逆、と言ったところで触手越しにドラートの震えを感じ……なんだ聞こえてるじゃないかとヴィクサーは嗤った。
「なら良く聞いておけよ──条件はなァ、"孕む"ことだ」
実に、俺好みの手間暇だと。
触手から手を離す。ヴィクサーが握っていた奥から、触手の中で膨らんだ異物がじわじわと動き出した。
「まだ異種族に妊娠させる魔法は出来ていないが……一個だけ種族問わずに仔を産ませる魔法はあってな」
ぐりゅ……と膨らみがドラートの濡れそぼった秘裂へと食い込む。
「ただな? これで産まれてくるのは全部触手なんだ……じゃ、頑張れよ」
──ドラート
「……ああああ゛っ!! 中に゛、来る゛ッなぁっ!?」
ぬるりと触手の種がドラートの膣内を上がってくる。
"戻れなくなる"とはっきり聞いてしまったドラートの心境はいかほどか。両手脚を完全に拘束された状態で……唯一自由になるのが己の胎のみ。それも散々にしゃぶり尽くされて、くたくたになっている。
膣壁越しに伝わってくる異物を排除するために息を切らせながら内腿に力を入れ、何とかして逆流させようと努力する。
ぬるっ……
「お゛っ……!!」
しかし彼の努力は膣壁に伝わる快感をより強烈にするものでしか無かった。
顎を突き上げて鳴き、胎の奥が震え、子宮口に陣取った触手がこくりこくりと愛液を啜り取る。
侵入する種を止められない絶望感の最中……幸か不幸か、硬さの抜けきれていない肉輪の手前で膨らみが拮抗した。
「あ゛あ゛あ゛っ!?! まって゛、そこ゛っ! ぁああ゛ッ────」
再びの半狂乱。淫らに腰を砕かれながら、今度は完全拘束された身体を逃がす場もなく小刻みに震える。
ごり……と食い込む度に情けない雌の姿を晒す。ぐりぐりぐりぐり……何度も開けろ開けろとほじられ、悶絶する。
ドラートにとっては地獄の再開に過ぎないが……本人の意志を無視して硬く閉じようとする肉輪が、暫しの間触手の種を拒む膠着を生み出していた。
「ふむ。思ってたより頑丈だな」
だが雌の抵抗を許さない男が此処には居る。
ヴィクサーは冷たい目で少しだけ考え込み、思いついたとばかりに眼を光らせた。
「ひぎい゛ぁあ゛!? ──あっ、あっあっ……あっ……」
両耳へ滑り込む触手。
ぬるりとドラートの耳孔を犯した触手が、無数に分かれて粘膜を舐める。
送られる命令信号により半ば発狂していたドラートの様子が小刻みに鳴く程度に納まった。
このまま肉輪を遠隔操作して種を通すのも良い……しかしヴィクサーはより苛烈な方を選んだ。
脳内から意志の伝達を司る神経中枢の命令を乗っ取り、ドラートの得意とする──糸を操る魔法を接収。
リーニエにやっていた手段と同じだ。本人の魔法を使う意志を傀儡とし、自覚させないままに魔法発動の権限をヴィクサーの意志に委ねさせる。
他人の思想、発想で魔法を使われるということは──時に、本人が無意識に制約としていた部分すらも覆すことがある。
思い返すもドラートの魔法の糸は素晴らしかった。あの軽さで、ヴィクサーの触手をあそこまで切り裂けるとは。
脆い印象はあるがヴィクサーの触手は割りと頑丈な方なのだ。全部
斬れ味もさることながら強度も随一と見た。
だから卓越した糸の性能を──素材として転用できないかと彼は思ったのだ。
「決めたよ。君の糸を使って、服でも作ろう」
ただし、誰よりも屈辱的な方法で。
極細の触手が、尿道口からするりと侵入する。
「ぁ────」
痛みはほとんどなく、代わりに異様な異物感と、ぞわぞわとした疼きが広がった。
ドラートが惚けて居られたのはそこまでだった。
強制的に魔法が発動させられ、ドラートの体内──尿道の奥で魔法の糸が生成される。
そして──
「う、うそだ……っ、奥から……ひぃぃっ!?」
尿道の奥深くから、無数の極細の魔法の糸が、触手によってゆっくりと引きずり出される。
糸は尿道壁を擦り、特にクリトリスの脚──女性器の奥で枝分かれし、尿道周囲に広がる神経の密集部──を容赦なく刺激した。
人の手では絶対に到達できない、人外の快楽領域がそこにある。
にるるるるぅぅうう…………っ
「んあ゛あぁぁぁっ!? そこっ、そこやめろ! 頭、お゛か゛し゛く゛な゛る゛ッッ!!」
糸が引き摺り出されるたび……尿道全体が震え、クリトリスの根元が引き攣れるような快感が脳天を貫く。
秘裂からは潮を噴き、吊られた体がガクガクと痙攣する。
イキ狂うという言葉では足りない、魂ごと溶かされるような絶頂が、波状に襲い続けた。
そして悍ましい快楽に震える身体──硬く閉ざされていた肉輪までもが快感の奔流に呑まれ、一瞬だけ緩む。
……ぬるんっ♡
「ほぐお゛ッ♡♡」
僅かな隙間があれば触手には充分だった。もとより管で繋がれているなか、滑り込むように肉輪を抜け、子宮口へと迫り……
悪魔の種子が、出来たての雌の胎へと居座った。
じわじわと母胎の魔力を吸いながら子宮の隅々まで根を張る。己を産むのに相応しい状態へと肉体を改造している。
「ぇ……あ、うそだ……」
ドクンドクンと未知なる鼓動を胎から感じ取り……ドラートは絶望した。
──シュゥウウウ……
同時にドラートを覆っていた魔力の波動が染み込むように消える。
「あ……あ゛あっ……」
僅かな胎の膨らみに絶句するドラート。彼はもう戻れないことを本能的に刻まれた。
例え何かしらの手段で戻れたとしても、彼の精神は変えれない。
鏡を見れば殆ど女になり掛けた雌顔が蕩けているだけだ、誰なんだこれはと彼は思う。
そうして打ちひしがれているドラートを……ヴィクサーは手のひらに収まるサイズまで収縮した。
静かに沈黙する濃い緑色の匣を懐に収める。
二匹目、確保。
工房に戻り、完全に雌に堕とすのが楽しみになって来たと嗤う。後は、この糸も。
「そうだな、魔法店に加工を依頼しよう。保存用の魔法も使って、消えないように。かなり上質な耐性装備になるだろうなァ……」
それこそ……普段紙のように削られる己の装備とは比べられないくらいだろうと。
ヴィクサーは笑みを浮かべた。
ドラートは今後、ヴィクサーの工房の中で一生機織り機に繋がれる運命が決まった。
残るは──二人。
【魔法紹介】
・特権で貰った魔法の魔改造版。制限時間(数時間)は据え置きで発動速度と妊娠したら戻れなくなるとかいう業の深い性能になった。触手でも可。信じて与えた特権が呪いになるなんて……お労しやゼーリエ様。
彼は一人きりで七崩賢に挑みます。まるで英雄だァ……
えっちしか考えてないヴィクサーくんに悲しい過去なんてあるわけw ……過去編はフリーレンさんくらいしか出ないのでお蔵入りカナ