※この作品はR-18です。

変態一級魔法使い   作:性癖を開示する魔法

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いつも感想と評価、誤字報告本当に助かります……!

アウラ様のターンは一話で収まらなかったので二話か三話に分ける予定。リュグナー様はつまみ食いされてます。本格的な描写はまた今度に。



啜られる天秤 前編(アウラ)

 

 

 ──ドラートの魔力が途絶えた。

 

「先走ったか、あの無能め……」

 

 探知に掛かった魔法使いのものと思われる使い魔を処理しながら……断頭台のアウラが配下、首切り役人のリュグナーは吐き捨てるように呟いた。

 三人いた首切り役人は彼で最後だ。

 

 リーニエの失踪と、根城へと近付く魔法使いの魔力。

 初めは今の拠点を捨て、退去することをリュグナーはアウラに進言した。

 現状アウラの代名詞ともいえる不死の軍勢はなく、人間側も何人の刺客を向けて来るかは未知数だったからだ。

 

 アウラもリュグナーの提案に頷き、この場を捨てようとしていた。

 リーニエが殺されたか否かについては、彼等にとってはどうでも良かった。

 例え自分の部下や同輩が殺されたとしても、復讐心や怒りなどの情を抱くことはない。

 魔族とはそういう生き物だ。

 

 しかし逃亡するにあたり誤算が3つ。

 ひとつは拠点を後にする前に魔法使いに居場所を捕捉されたこと。

 

 そして追手の魔法使いが展開したと思わしき、無数の使い魔に進路を妨害されて振り切れなかったこと。

 

 やや自信過剰な所があったドラートが痺れを切らし──魔法使いの方へ反撃に出てから反応が途絶えたことだ。

 

 一瞬だった。結界が囲った数秒後には自ら解かれ、既にドラートの魔力は感じられない。

 並の魔法使い相手なら瞬殺できる実力があるとリュグナー自身が見立てた、ドラートがだ。

 生半可な相手ではないと見た。

 

(これは、逃げられないか)

 

「もういいわ。こちらから出向きましょう」

 

 魔法使いへの警戒が高まる中……アウラはそう言って手元へ服従の天秤を顕現させた。

 七崩賢、断頭台のアウラが操る魔法──服従させる魔法(アゼリューゼ)を使う為の媒体。

 この天秤にアウラと敵の魔力が乗れば、魔力量の多い方に傾く。

 そして魔力量で劣るものが支配される。

 

「リュグナー、迎撃なさい」

 

「……かしこまりました」

 

 以前勇者一行に敗れた際、油断から魔法を妨害されたアウラ。

 今は嘗てと異なり身を守る兵(不死の軍勢)も不在。

 配下の二人も削られた。

 もう、油断はしない。

 現れた瞬間に速攻で片付けるとアウラは決断し……まずはリュグナーを盾にすることで、相手の初手を防がせる。

 

 恭しく傅いたリュグナー。

 襲い来る使い魔をあしらう傍らに、彼は己の周囲へ赤い液体を帯同させる。

 

 ──血液を操る魔法(バルテーリエ)

 

 自身の血液を魔力で増幅し、自由自在に形状と硬度を変えて操るリュグナー固有の魔法。

 大量の血が鋭利に尖り、捻れた槍となって構えられた。

 

「アウラ様、来ます」

 

「わかっているわよ」

 

 リュグナーは既に正面から迫り来る魔法使いの気配を魔力探知で捉えていた。

 木々の隙間を縫うようにして躍り出た幾本もの肉腫の枝が、別々の角度からリュグナー達へと殺到する。

 

「ほぅ……」

 

 ──数が多い。縦横無尽に振るわれる触肢を捌きながらリュグナーは敵の魔法を分析する。

 別々の意思があるように、個々がバラバラの動きで襲い来る触手。

 まるで無数の蛇から狙われているような感覚だった。

 いくら破壊しても、何事も無かったかのように再生して来る。

 

 これは、ドラートの糸では対応しきれない訳だとリュグナーは眉を顰めた。

 

(反撃する隙がない……私とアウラ様の周囲を固めるので手一杯とは)

 

 リュグナーが魔法の撃ち合いで拮抗した瞬間──見計らったかのように人影が顔を出す。

 なるほどリュグナーを抑えつつ更に手を打つ算段があったのだろう。相当な手練れだ。

 

 金髪の男が悠長な足運びで正面から構える。

 しかし──

 

「わざわざ自分から来てくれるなんて、馬鹿ね──服従させる魔法(アゼリューゼ)

 

 アウラにとっては都合のいい鴨でしか無かった。そこは彼女の間合いでもある。

 天秤を手元に出していたアウラは魔法を発動させ、互いの魂が試される。

 一人分の魔力が絶対の秤に乗せられ……一人?

 

 擬態する魔法(ミミクリー)

 

 形だけを模した擬態。

 男の姿は細長い肉紐の束になって、暗闇へ解けた。

 

「魂がない……偽物!?」

 

 目を見開いたアウラへと、背後から忍び寄る影。

 彼女の二の腕が掴み取られる。

 力強く握り締める動作と共に──アウラの肘先から両腕が消失した。

 

 四肢を奪う魔法(アクロメリー)

 

 バランスを崩してアウラが転倒し……天秤が地に落ちる。

 文字通り手を出せないアウラへと、地を這う触手が覆いかぶさった。

 

「なっ……」

 

「アウラ様!」

 

 尋常ではないアウラの様子からリュグナーも気が付く。刺客は偽物で目を晦まし、魔力を隠してここまで掻い潜って来たと。

 

「くっ……」

 

 一体どうやって──不意を打たれたリュグナーの血相が乱れた。

 触手の一本が生まれた綻びを穿ち、彼の頸を締め付けた。

 太くしなやかな触手が気道を潰し、焦点が合わなくなる。

 そのまま重力に身体を引かれる。つま先が地につかない、飛行魔法を使って浮力を得るという余裕すら奪われる。

 

「ぁ……がッ」

 

「二人で固まってると面倒だからさあ……巻きでいくよ」

 

 今度ははっきりと姿を現した男──ヴィクサーはまず、首を吊られたリュグナーへ動揺から覚める前にと手のひらを当てた。

 

 性別を変える魔法(アゼクシュエル)

 

「ギ───ッ!?」

 

 リュグナーの輪郭が闇の中で蠢く。

 暫くは正気に返らないだろう、一先ずの無力化。

 さて、次はと……アウラへの方へ振り返った瞬間。

 

 キィィイイイイン……

 

 ───ヴィクサーとアウラの魔力が、天秤にかけられていた。

 ヴィクサーの雰囲気が変わる。

 赤い目の奥で魔力が影となって蠢くも、

 

 服従させる魔法(アゼリューゼ)

 

 天秤は、アウラの方へ傾いた。

 全身が痺れるように硬直する。

 

「おっ……と……両手は……奪ったんだが…………」

 

「油断したわね?」

 

 頭の上から爪先まで、鎖に縛られたような束縛感がヴィクサーを襲う。

 筋骨が錆び付いたように動かないかと思えば、嘲笑うような声でアウラが顔を見せた。

 

 触手を掻き分けて頭を出したアウラの口元には……咥えられた天秤が。

 リーニエやドラートの記憶から先入観を抱いていたが、その気になれば両手がなくとも使えたのだろう。

 例え、天秤を口で咥えるという屈辱的なやり方でも。

 

「あ、あ……それ……」

 

「私の勝ちよ」

 

 ヴィクサーは完全に支配されないように抵抗を続けているが、その場から身動きが取れていない。

 

 アウラは魔法の剣を宙に顕現させた。

 この程度の攻撃魔法は彼女にも容易い。

 両腕が封じられても首を落とすのに支障はなかった。

 

「良い顔、でもさよならね」

 

 勝ち誇った表情で切っ先が振るわれる。

 アウラの二つ名、断頭台に違わぬ無情な刃が、ヴィクサーの首元へ突き立てられようとして、

 

「……あら?」

 

 意図せずして(・・・・・・)、空振った。

 微かに困惑したアウラは再び剣を振るわせるが、二度、三度と軌道が逸れる。

 当たらない。

 

「え……?」

 

 そして、剣を振ろうとする度に、身体が震えていることに気が付いた。

 

「何よ……これ」

 

 冷や汗がこめかみを伝い、滴り落ちる。

 歯の根が合わず、カチカチと音を立てて震えた。

 視線が激しく泳ぎ、肩が小刻みに上下へ揺れる。

 外れているのではない。

 

 自分から、外している。

 

 なんだ、これは。

 なんで……

 

(何を恐れているというの!?)

 

 この男を殺すのが怖い。

 近くにいるのも怖い、見るのが怖い、支配するのも──恐ろしい。

 

 アウラは……恐怖に(・・・)支配されていた。

 

 ──恐怖へ染める魔法(ベシュティムング)

 

 恐れこそ、最大の守り。

 

「お──動いた」

 

 背伸びするような動作でヴィクサーが解放された。

 しかし服従させる魔法(アゼリューゼ)は解かれていない。

 そもそも解除する術はアウラにもないので、ヴィクサーは術中へ掛けられたままだ。

 

 ではどうして自由に振る舞えるのか。

 それはヴィクサーが意志の力で魔法の支配に抵抗したからでも、ましてや魔法そのものを防げたからでもない──アウラが支配する意志を自ら手放したからだ。

 

 だって……怖いから(・・・・)

 

 無意識を超え、表情まで恐れが浮かぶ。

 ヴィクサーはゆっくりと震えるアウラへ歩み寄る。ほぼ相打ちの形で交わされた支配、但しアウラが先に恐怖へ折れた。

 精神支配の域において……彼は七崩賢の先を行った。

 しかし、その表情は不満気だった。

 

「ああ、ダサいな俺。油断してこれかよ」

 

「ひっ!? あ、有り得ない……この私がっ」

 

 後退る彼女の足取りが乱れ、絡まるようによろける。その背中が地に落ちる前に、ヴィクサーはアウラを横抱きに抱えた。

 

「ぴぃ───っ」

 

 怖い、恐い、コワイ。

 おぞましさしか感じられない相手に包まれ、アウラが失神する。

 

 全身から力が抜け、くたりとアウラは崩れ落ちた。目が虚ろに閉じ、体は弛緩している。

 ヴィクサーは気絶したアウラを雑に放り投げて触手へ渡し……髪を掻きむしるようにして頭を抱えた。

 

「あぁ〜クソ。マジで、ほんと最悪ッ!」

 

 自分で縛りプレイをした結果、失敗して焦ってマジになる始末。

 完璧な動きだと自賛していた分、揺り返しの羞恥心は大きい。

 

 しかも一番使うつもりのなかった魔法を反射的に出してしまった。

 人に見られたらどうするつもりだったのか。

 ちょっと安心してる自分もいる。ダサい、ダサすぎる……。

 ヤケクソになって八つ当たり気味にその辺の触手を蹴りつけたヴィクサー。

 

「へぶっ!?」

 

 カウンターで顔をぶん殴られて彼は少しだけ正気に戻った。触手は自律的に動く分、理不尽へお返しする程度の能がある。

 

「…………まあいいか」

 

 少しだけ戻った理性で納得する。

 別に人間に見られた訳でもない……此処にいる魔族も従順にしてしまえばいいだけの事。

 

 ヴィクサーは先に捕らえた魔族を見る。

 

 首切り役人、リュグナー。

 長身だった魔族の姿は……酷く幼げに、可愛らしい小さな形となって俯いていた。

 

 そういえば、こいつらの拠点があったなと……ヴィクサーは二人を抱えて姿を消した。

 

 

 

 

 

⬛︎

 

 

 

 

 

 

「──ぁ」

 

「っ───ぁあ──んっ」

 

「───ぁっ───あっ──んぅ」

 

 

 ぐちゅっ、ぐちゅ、ぐぽっ、ぐぽっ……

 

 

(なに……? なんの音?)

 

 深い闇から引き上げられるように、アウラの意識が浮上する。

 視界がぼやけながらも彼女は──湿った肉が叩き付けられるような異音に、耳を傾けた。

 

 はあっ、はあっ……という荒い息遣いと、パチュパチュという湿った肉音が重なり合う。

 瞼を開いたアウラは──眼前の光景に目を疑った。

 

 子供らしき白金色の髪の魔族と、金髪の人間が寝台の上で激しく交わっていたのだから。

 アウラはいつの間にか拠点としていた廃屋の片隅で安置されていた。

 

「はぁっ……あぁ……! だめ、です……奥、壊れてしまう……」

 

「大丈夫だって、ほら『もっと力抜いて』、ただでさえキツイんだから……この輪っか(肉輪)もちゃんと柔らかくしないとさァ」

 

 ベッドの上で後ろ向きに魔族の体を押さえつけている男は……その小さな身体に不釣り合いな凶器を根元まで抽送している。

 男の硬い肉棒が幼げな秘裂へ沈み込む度に、少女は背を激しく反らせながら喘いでいた。

 

「お゛っ!? お゛おっ!?」

 

「このコリコリした感覚が良いな? 癖になりそうだ……」

 

 ベッドのシーツを両手で掴み、瞳はとろけ、焦点が定まらず、半ば白目がちに上擦っている。

 子宮を小突かれるたびに全身がびくんびくんと跳ね……秘部からは透明な愛液が溢れ、男の陰茎を伝って布地を大きく濡らしている。

 

 特に膣道の途中にある肉厚の門(前立腺肉輪)をカリで抉られると、情けないほどに尿道をひくつかせて潮を吹いた。

 時折、どくりと彼の精を放たれれば……痺れたように爪先の五指が広がり、ぴくぴくと伸びる。

 

 この肉厚の感触を彼に気に入られてしまった結果……少女の胎はとことん味わい尽くされた。

 今も腰をがっしりと掴まれて使い込まれ、ベッドにうつ伏せになった状態から抜け出せずにいる。

 

 ぐちゅっ、ぐじゅるっ、ずんっ……と、卑猥な水音が絶え間なく部屋に響いて、アウラは慄いた。

 

「ひっ───」

 

「あれ、起きた? 遅かったな」

 

 今気が付いたとばかりのヴィクサーと目が合う。喉が震えて嗚咽が走る……まだ、アウラの中に刻まれた恐怖は健在だった。

 

「頑張って身代わりになった配下に感謝しろよ?」

 

 ヴィクサーは少女から剛直を抜き出す。

 ねっとりと引きずり出されていく肉棒、ぐじゅる……ぬちゅっ……という粘着質の淫らな水音が、長く尾を引いて響く。

 

「ん……あぁ……っ」

 

 力なく鳴いた小さな雌は、溶け込むようにベッドに沈みこんで沈黙した。

 甘い吐息の音だけが静かに漏れる。

 

 濃厚な雌の仕草に思わずアウラは息を呑む。

 

「身代わりって……なんのことよ。私にそんな手下は居ないわよ」

 

「ん? 忘れられてるのか」

 

 可哀想になぁと、ヴィクサーは少女の白金の髪を撫でる。

 その色、その魔力……まさか。

 

「リュグナー……?」

 

「なんだ覚えてんじゃん」

 

「嘘……あれは男よ!?」

 

 しかし、どう見ても少女にしか見えない身体に目を疑う。

 一方的に雌に躾けられた無様な姿だった。

 そんな魔法もあるんだよ……とヴィクサーはアウラの腕へとゆっくり手を伸ばす。

 

「さ、次は君の番」

 

「ひっ……」

 

 アウラの肩が小さく震える。

 脳裏には先程見せ付けられた情事が焼き付いており、先の言葉から自分に降り掛かるだろう行為への恐れが瞳に浮かぶ。

 

 彼女は抵抗するように身を引いたが、彼の指は容赦なく手首を掴んだ。

 

「やめなさい……!」

(なんで、こいつを支配してるはずなのに止められない……ッ)

 

 アウラの目にはヴィクサーに掛けられた服従させる魔法(アゼリューゼ)がはっきりと見えている。

 支配している。思う通りに操れるのに。

 

 なのに、全く思う通りにならず……抵抗も虚しくずるりと引き寄せられた。

 アウラが一瞬息を詰めたその瞬間、ヴィクサーはもう片方の手で彼女の肩を抱え、もうひとつのベッドに強く押し倒した。

 

 とんっ、という小さな音とともに、彼女の背中がシーツに沈む。

 

「いやあ、漸くだな」

 

「や……っ、あぁ……」

 

 アウラの声が上擦った。

 押し倒された衝撃で、汗ばんだ乳房が大きく揺れ、男の下で太腿が無意識に擦れ合う。

 

 怯えに細く震える瞳の端には、しかし次の行為を予感してか、微かな潤みが浮かんでいた。

 本能が上位者と定めたヴィクサーとの接触によって、アウラは……僅かに身体の準備が整い出しているのだ。

 

 恐怖しているのか、興奮しているのか、彼女には高鳴る鼓動の根源すらも分からなくなってきている。

 

「五百年モノは初めてだから……じっくり味わいたいねえ」

 

 ヴィクサーは彼女の両手首を片手で頭の上に押さえつけ、覆い被さるように体を近づけた。  

 アウラの呼吸が荒くなり、胸が激しく上下する。

 彼の視線は相変わらず冷静で、複雑に歪んだ表情を静かに味わっていた。

 その手が下腹部に伸びる。

 

「ぁ……」

 

 掠れた声がアウラから零れた。

 ヴィクサーは彼女のスカートを捲し上げていく。白い太腿が露わになり、膝の内側から徐々に滑らかな肌が現れる。

 

 感度を昂らせる魔法(ゼンジーベル)

 

 魔法を手先に纏わせ……ゆっくりとアウラの内腿に這わせた。

 指先で優しく、しかし執拗に肌を撫で回す。

 アウラの体がびくりと跳ねた。

 

「良い子だ、『大人しく』してね」

 

 囁かれると、くたりと体から力が抜ける。

 少しずつアウラの思考が溶けていく。

 

「そう、大人しく……動かないで」

 

 最初は内腿の柔らかい部分を、円を描くように優しく撫でられた。

 指の腹で軽く押すと太腿が内側に閉じようとして震える。

 ヴィクサーはそれを許さず、膝を軽く押し広げながら……徐々に秘裂に近づけていく。

 

 指先が下着の縁に触れた。

 熱を帯びた柔肉のすぐ外側を、爪の先でそっと掻くように撫でる。

 アウラの腰が小さく浮いた。

 

「は……あっ……そこ、だめ……だめよ……」

(この人間……なにを考えてるの……)

 

 声が甘く掠れる。

 ヴィクサーは表情を変えず、ただ淡々と、じっくりと時間をかけて彼女を焦らした。

 下着の上から秘裂の輪郭を指の腹でなぞり、陰核の少し上あたりを軽く押し回す。

 

 布地がすでに愛液を吸って湿っているのが、指に伝わってきた。

 徐々に下着の端を指でずらし、直接、熱く腫れ始めた外陰部に触れる。

 

 秘裂の両側を、親指と人差し指で優しく挟むように揉み、ゆっくりと上下に擦る。

 ぬるりとした蜜が指に絡みつき、くちゅ……と小さな音を立て始めた。

 呼吸が乱れていく。

 怯えていた瞳が、次第にとろけ始める。唇を噛んで耐えようとするが……腰が無意識にヴィクサーの指を追いかけるように動いていた。

 

「いいね、可愛いなアウラは……」

 

 ヴィクサーはさらにゆっくりと、クリトリスの包皮を指で優しく剥いた。

 露わになった敏感な粒を、息を吹きかけるように軽く撫で回した。

 

 つぅう……

 

「はぁうっ!?」

 

 アウラの喉から、抑えきれない甘い喘ぎが零れ落ちる。腰が大袈裟に暴れた。

 

「おっと、まだ早かったか? ごめんな」

 

「ならっ、やめなさ……あ……んんっ……! はぁ……っ、やめなさいよ……っ」

 

「それは無理な相談だ」

 

 可愛らしい反抗と、直ぐに崩れ落ちる脆さ。

 

 ヴィクサーはそんな彼女の反応を静かに観察しながら……焦らすように、決して急がず、秘裂周りの性感帯を丹念に愛撫し続けた。

 

(まだだ、もっと……)

 

 アウラをじっくりと、確実に発情の深みへと沈めていく。

 この蕩けている顔が涙に濡れるのを夢想しながら、徐々に淫らに染まっていく大魔族を眺め続けた。

 

 

 




【魔法紹介】
恐怖へ染める魔法(ベシュティムング)
・おそらくヴィクサーくんの使える中で最強の精神魔法。
 恐怖に働きかけて精神を支配する。連想ゲームみたいに恐れが拡大していく。なんか悪役が持ってそうな魔法ばかりやな……こいつ……泣き顔の女の子に興奮してます。
 油断してポカしなければ使うつもりもなかったし諸事情で絶対に人前では使わない。ゼーリエ様に見せるなんて以ての外。

次回は全描写フルでアウラ様との叡智です。お楽しみに!
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