変態一級魔法使い 作:性癖を開示する魔法
やはり触手は最高……ということですよね?
そろそろ一級魔法使いにしたい、原作キャラも出したい。タイトル詐欺にしたくない……展開遅くてすまない
魔法都市オイサースト。
近々一級魔法使い試験を控えるこの都市は、他の地と比べて数多くの魔法使いが生活している。
ヴィクサーがここに訪れるのは師と足を運んで以来の二度目だ。それから数年、以前よりも真新しい街並みや人々の活気ある風景に時の流れを実感する。
(あの時は魔導書を買ってもらったんだっけか……まあ
弟子の歪んだ才能に四苦八苦していた師匠の姿を思い返す。
ヴィクターは類い稀な発想力から短期間で多くの魔法を創り出せる才覚があった。
それは中途半端に前世の記憶があることとは無縁ではない。
彼の中には常に〝魔法は非常識である〟という前提がある。
何も無いところから炎や風を生み出すなど物理法則を無視しているし、何より人の都合で様々な想像を実現させる魔力は存在がおかしいとすら思っている。
そんなイメージを抱いている限り本来魔法は使えない。
しかしヴィクサーは使えた、使えてしまった。
彼は魔法を学ぶ際に、「魔法はイメージの世界である」という
魔法が現実に
「こういうことが出来たらいい」という理想を理論抜きで実現し、意志ひとつで理屈をねじ伏せる才能。
ここまで聞くと正しく神の所業としか思えないが、反面本人の興味がない部分にはてんで役に立たない。
そしてヴィクサーは生まれた頃から偏った記憶と性欲に脳を染められているせいで、エロ方面に繋がる魔法ばかりを創る。衛生面に繋がる部分も多いがそれ以上にエロい魔法を創りまくる。
そして基礎的な魔法すらも興味が湧かなければ会得できず、格好付ける為に見栄えだけがいいだけのゴミ魔法ばかりを身に付ける。
一般攻撃魔法、一般防御魔法すら
「そんな俺が今では一級魔法使いになるのか……まだなってねえけど」
「んっ……ご主人様、どうしたの」
「何でもない。あと喋るな」
珍しく感慨深く目を細めると、傍らの少女が話しかけてくるので制止する。
額に傷痕のある魔族。彼女はヴィクサーの右腕にべったりと貼り付いたままコクンと頷き、じっと彼の顔を凝視する。
ちなみに左腕には同じく角を取り除かれた赤茶けた髪の魔族がくっついている。
二人ともローブを着せてはいるが背格好から女であることは明白。
両手にトゲのある花を抱えた彼は滅茶苦茶目立っていた。背負った棺もその一因だろう。
棺を背負い、両端の女から見つめ続けられる男。異様な光景だった。
道を歩けば通りすがりのもの達が二度見するような格好で歩きながら、ヴィクサーはこれからすべき事を一つ一つ思案し始めた。
(このまま協会に行くのはダメだな。勘のいい魔法使いに長く観察されたら流石に魔族がバレる。分かりませんでしたで押し通せるかは五分五分……いやこの様子じゃ無理か。先に家を確保してから置いていくとしよう)
この男、都市の管轄に無断で魔族を連れ込んでいるのである。実際前の都市と同じことでも、魔法使いの多いオイサーストでは油断はならない。
試験が近ければ一級魔法使いも在中しているだろうと。そして魔族との争いに長けた人間なら見た目を幾ら取り繕おうが、微かな所作から違和感を掴むだろうと。
実際その予想は半分当たっている。
そのため家屋売買の仲介を行う業者を先に探していた。
「ん、っ……ぅ」「ぁ……」
彼の両脇からは艶めかしい喘ぎが零れ続けている。
魔族の少女二人がヴィクサーにしがみ付いているのは、周囲全てが
すり♡……すり♡♡
「ぁあ……っ」「ん……ふ……」
歩きながら器用にも股間をヴィクサーの手へ擦り付ける少女たち。
この三ヶ月間──もうひとりは半年間──ヴィクサーの手で執拗に躾けられ、魔族としての尊厳が無くなるまで性的調教に晒された肢体が疼くからだ。
彼はお勉強と称し、魔族らしい言動を改めなければ絶頂地獄に叩き込まれた。生意気な口調はひとつひとつ整えられ、自然とご主人様と呼ぶようになった。
交代で棺桶の中に詰め込まれ、そこに蠢いていた触手により全身が性感帯になるまで改造されることも。
交接により魔力を奪われるという悍ましくも狂おしいほど快楽を齎す体験や、一週間寸止めを続けられて狂い掛けたこともある。
一日中抱き合ったまま身体の隅々まで堪能され、溶け合うと錯覚するような扱いもされた。
男の逸物を度々咥えこまされ、精液を飲まされることで人喰いの本能すらも歪まされていった。
殆ど玩具に対するような一方的な扱い。
ただし魔法により心身を弄られた魔族──なにより心を知らず、性的経験の無い少女には麻薬のような日々が続いたのだ。
あれだけ恐れていた男から滅茶苦茶にされ、限界を超えて泣いても叫んでも、男が満足するまでは終わらない。
屈服を刻まれる中、思い出したかのように抵抗を見せれば今まで以上の地獄を見せられる。
しかし終われば身体が寂し気に『もういちど』を所望する悪魔の時間。
それから解放された。
強行軍によって人との邂逅が殆どないルートだった旅中と違い、都市に着いた途端嘘のように彼女たちへの調教は中断されていた。
正気のヴィクサーにも真昼間から街中で致すような趣味はなかったし、普通に家を確保してからやればいいと思っていたからだ。
しかし魔族は人の情緒を知らず、常識の意味を理解しない。
交わりを習慣として覚え込まされた身体は、場所が何処であろうと構わず「今日の躾け」を求めている。
当初は街中でいきなり裸になろうとしたところをヴィクサーに叱られ、着たまま致そうと誘っても袖にされた為、彼の手を使う許可を頂いてから自慰に浸っているのだ。
ちなみに棺の中に入るという選択肢は少女誘拐を疑われる余地を危険視したヴィクサーにより却下されている。
なので人の目を気にもせず、ただヴィクサーから下された「周囲にバレるな」という命令だけを愚直に守っていた。守り切れているかは怪しいが。
だからヴィクサーが仲介人と話している時も、
「どうも。ここいらで移住出来る空き家を探していてね、とりあえず周辺状況だけ分かればいいんだが」
「空き家? 売りに出されてる奴なら都市の北側の区画は人気が無くて店も少ない、その分値段も割れてる。
中央と南は空きはない。あってもかなり金が要るし、何より都市の市民権が無いと買う権利すらない所が殆どだ。
宿屋は多いがね、金持ちと貴族の場所だよ、あそこは。
西と東も似たようなもんだが端に寄れば結構あったはずだ。旦那はどうしたいんで?」
「利便はあまり拘らねぇから北でいい。平屋建てで土地が広ければ尚良いな……この位の場所は無いか?」
カウンター越しにヴィクサーと仲介人が交渉する中、最初は邪魔をするなと遠ざけられていた身体はいつの間にかヴィクターへ近寄り、
「それなら丁度いいのがありますぜ」
ヴィクサーが紹介金諸々を支払い、仲介人の男が案内の小姓を呼んでいる間には元の木阿弥に戻っていた。
命令されたのは頭にあっても「ちょっとだけ……」と下腹部が疼き、ヴィクサーから与えられる快楽以外にまともな自慰を知らない二人は自然と彼の手に吸い寄せられている。
くちくちくち♡♡
「んっ、んっ、ん……ぁ」「ふああっ……」
「オイ、お前ら……」
流石に──ヴィクサーも額に青筋を浮かべる。誰にも知られない状況であれば強姦も厭わないこの男は、意外にも世間体というものは重視している。
でなければ三級魔法使いになっていない。
街中故に魔族の我儘を聞いてあげたし、だからこそ、此方が寛容さを見せたにも関わらず指示を無視する小娘達へ怒りを見せるのは当然。
ヴィクサーも魔族を街で連れ回すのは初めての経験だ。魔族に人間の営みが理解できないのも知っている。
とはいえ勝手知らずに盛り始めるのを看過するほど鈍感ではなく、殺意すら乗せた怒りの眼差しを二人に向けた。
しかし──
「ああっ♡」「イっ……く、ふぅ♡」
途端にぶるりと震える二人。それが恐怖による痙攣ではなく単なる絶頂であることに頭を痛める。
調教の成果が要らないところで出ていた。
終いには焦点の合っていない目から期待の眼差しを幻視し、彼は諦めた。
このやり取りが小姓の少年の案内で空き家を見積もり、土地ごと購入するまで続いた。
ちなみに彼女たちがヴィクサーの命令を守りきれていなかったのは、顔を赤くしながらも平然を保とうと努力していた少年の表情からして明らかであった。
魔族とバレなかった事だけは幸いだろう。
⬛︎
夜。
最低限の家具を揃え、居室の大半を占有するキングサイズのベッドに腰掛けたヴィクサーは遮音や盗み見防止、認識遮断などの魔法を厳重に家へと掛けた。
購入した古家は北側の中でも人気の無い区画で、周囲の人も少ない。
それでもオイサーストならば妙な魔法使いがいるかもしれないと考えての予防策を張り終える。
全ての処置が終わったところで、彼の背後から影がにじり寄る。
「終わったの……?」
額に傷痕を残した魔族が、生まれたままの姿でヴィクサーの肩に手を掛けていた。
濡れ羽色の長髪が窓から覗く月明かりに照らされ、隠すことなく晒された真っ白な肌とのコントラストをより強調する。
下腹部には淡く光る桃色の紋章が複雑なハート模様を描く。
ベッドの奥の方では赤茶けた髪の魔族が裸体を隠すかのように布団を羽織り、しかしその目線は男から離さない。
両者はヴィクサーの指示で全裸で待機させられていた。準備が終わるまで此処で待てと。
一度は部屋の何処かへヴィクサーは姿を消した。しかしものの数十分程で戻り、ベッドへ腰掛けた姿を見て黒髪の魔族は漸くかと絡みついたのだ。
何故か離れたままの
「ああ……もう準備は終わった」
「そう、なら始めましょう? 欲しいの、欲しくて堪らないの。ご主人様……」
声を聞くだけで胎が切なげに脈動する。ずっと炙られ続けた欲求がやっと満たされると思い、覚えた言葉を反芻し、股が濡れ始める。
しかし、
──ずるるっ……
虚空から這いよる触手に掴みあげられ、困惑した。何時ものいやらしい触り方ではなく、本当にモノを運ぶような雑な扱いに。
「──え?」「ああ……
黒髪の魔族は戸惑うが……もうひとりの彼女は、知っていた。
小さな絶望と諦め、興奮と疼きが入り交じり無機質な瞳に絶妙な彩りが与えられる。
立ち上がったヴィクサーは特になんの説明もなく、一言だけ。
「行くぞ」
二人を持ち上げたまま──地下室へと進んだ。
元々は地下室などなかった古家に、ヴィクサーはごく短い時間で部屋を拡張していたのだ。
否、其処は部屋とは到底呼べない有様だった。何故なら──
うじゅる……じゅるる……
厳重に閉ざされた扉の先、そこは部屋というよりも邪神の胃の中と呼ぶのが正しいような異空間と化していたから。
幾重にも重ねられた触手の檻。桃色の明かりが内部を照らし、全面が肉々しい狂気の空間に。
これが嘗ての拠点でヴィクサーが構築していた「魔族の保管場所」であり、「調教部屋」と「工房」を兼ねる場所。その縮小版。
但し未だ未完成の空間。
必要なピースは、あとひとつだけ。
「───ひっ!?」
先に
震えながら
目だけが笑っていない。ただ血のような赤がそこにはあった。
「ここが新しい俺の魔法工房になる。お前達は基本的に此処で過ごしてくれ」
まるで頼み事のように語り掛ける口調でも、内実は拒否権のない絶対的な命令だ。
投げ渡すように肉壁へ放られた彼女をヌチャァ……と開いた触肢が歓迎した。
手首から第一関節と肩、くるぶしから膝、太腿の付け根……そして首。瞬く間に全身が触手に張り巡らされ、固定される。
凹凸した肉壁により、胴体は前へ、手足は後ろへと逸らされるような体勢へ。
棺の中で嬲られるのとは違う──何か、もっと大掛かりなものの予感に少女の肢体が震えた。
開かれた足の間に裂け目が生まれ、陰唇を擦るように触手が伸びる。
ぬるぅっ……
「ん、くっ……」
眼前まで伸びた触手が見せ付けるように先端を突き付けてくる。
それがどれだけ気持ちいい事なのかも。
淫らな予感に震える秘裂へ、捩じ込むように触手が潜り込む。
ちゅぷっ……ずるるるるぅっ……ずちっ…ずちゅっ…ごちゅん♡♡♡
「は──あぁ……っ……んぁ……あっ……ぁあぁあッ♡」
頭の上まで貫かれるような強烈な触手の往復に少女の裸体がビクンと跳ねる。
溢れ出る愛液を潤滑油に触手は容赦なく奥を責め立て、水音が響く度に身体は幾度も上り詰めさせられてしまう。
自分が置かれている状況も忘れ、唯ひたすらに注がれる快楽に溺れ、散々疼きに苛まれていた子宮も悦びの蜜を垂らし続けた。
「もっと♡ もっとくらさい……!」
度重なる調教により性感の器をこじ開けられた少女は、貪欲にもより多くの快楽を求めて懇願する。
しかし、忘れてはいけない……彼女は愉しむ側ではないことを。
ぱくぅ……っ♡ ちゅう♡ ちゅぅ♡
「ひぃあっ!? ──あああ♡♡!?」
望み通りに更なる触手が与えられる。
ピンと立った乳首へ胸ごと呑み込むように触手が食らいつく。
胸の全体を揉みこみ、先端へ収縮するかのように吸い立てられる。
中では毛先のように細く、粘液のように柔らかい触手が乳管をつん、つんと確かめるように触り回り、彼女は甘い悲鳴を上げてしまった。
そして、あろうことか──
ニュルゥッ……ツプッ──!
「はうぁっ!?」
柔らかく揉み込まれた乳首の……極小さな穴へと吸い付いたのだ。
搾り立てるように胸をマッサージされなから、最も敏感な乳首はこくん、こくんと直接触手により啜り立てられる。
吸われる度に胸の奥から身体の芯まで電撃のような快感が迸る。
ムニュムニュムニュッ♡♡
コクンッ、コクン、チウゥゥゥゥッ!
「そこダメ、違うっ、吸わないで……! 出ない!……出ないからっ! 入ってこないでぇ──♡♡」
手を苦しげに握り込み、爪先を広げながら快感に抵抗しようとするも意味はなく。
呆気なくイカされながらも段々と奥へ奥へと広がる触手の感覚に怯え、懇願するように
じゅるるずちゅるッ……っ♡ じゅっ…じゅるる……ズクン…ズクン…!
「ほら、見て……半年前かな。懐かしいなァ、お前の時と反応がソックリだ……」
「あぁあ──ッ! ひッ、ふあッ、ゥウっ!? あッ──! あっ♡ あっ♡」
触手を纏い、異貌と化した男に貪られる同胞を見て言葉を失った。
如何なる魔法か、彼女は四肢を失わせていた。まるで芋虫のように身体をくねらせるしか出来ない状態で、恍惚とした表情の男に大事そうに抱えられている。
股間には触手が食い付き、彼女にもはっきりと聞こえるくらい凄まじい音で啜られていた。
ズグンッ……という腹の底から響く異音と共に、少女の腹から外へと送り出すかのごとく触手が脈動する。
その度に涙を零しながら唯一動く首を振るい、赤茶けた髪を舞わせる。
これは覚えている……忘れられないほど屈辱的で、恐ろしく、気持ちのいい……絶頂する程に魔力を啜られる交わい。
魔力を奪われるという、根源的な恐怖。
同時に胎の中で蠢いていた触手が形を変えるのを感じ……本能的に身体が暴れた。
腹の中で自分の魔力を啜る準備を知らされているのだ。
当然……拘束からは抜け出せない。
「や……やだぁッ! もう嫌あっ! それキライ! ひっ、ぐっ…お願いしますっ!」
無駄だと分かっていても「言葉」を使わない訳には行かなかった。
いままでの人間たちは皆「言葉」で行動を変えてくれたから。何故かは分からないけど、人は言葉で見逃してくれたりする──
──しかし、この支配者には今更の話。
彼にとって魔族は自分を愉しませる最高のツールだ。人目のある場所ならともかく、完全な隠蔽空間で玩具の戯言を聞き入れる訳がない。
「
淡々と語られる事実。腕の中で同胞に淫虐を刷り込みながらも、ヴィクサーは自らの魔法の仕組みを喋る。
その意味を悟った。
──お前達は基本的に此処で過ごしてくれ
──必ず魔族を常駐させないといけない
これから、ずっと。
じゅるるッ……ずじゅるっ……じゅっ…じゅるッ……ズグン、ズグン、ズグン──
ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン ズグン──!
「ん……んふ……はぁぁぁん……ッ! ぁ……ぁぁぁぁぁ……ッ、ふわぁ……んんんんん……ッ!」
「は……はぁ……ッ! んぎゅ……ぁぁぁぁぁああ……ッ! ふぁ……ふぁぁぁぁ……ッ、んああああ……ッ!!」
挿込まれた触手。その表面から無数の舌のような枝が伸び……子宮口に密着した途端に舐め回し、膣肉を味わうという人外のボルチオ開発。
一拍毎の絶頂はより深く浸透し、生々しい光景とは裏腹にまるで機械のように一定のリズムを刻む。
絶頂する。魔力を吸われる。また絶頂する──その繰り返し。
使わない間の魔族を有効活用するための機構が発揮される。
「ん……んん……はぁぁぁ……ッ! ふ……ふぁぁぁぁん……ッ、ぁ……ぁぁぁぁぁぁ……ッ! ──んぶ……ッ!?」
彼女たちは完全に"出来上がって"いた。
抵抗能力はなく、魔法行使も押さえられ、たった今まともな思考も巡らせられなくなった。
彼女らを助けるものは居ない。ここを作った男の気まぐれによって偶に掬いあげられるかどうか。
それも今後人数が増えていくにつれ、頻度は下がるだろう。
「さて……」
充分愉しんだヴィクサーは懐の少女を解放し、四肢を戻す。くたりと力を失った肢体は触手に取り上げられ、黒髪の魔族の隣へと"収め"られてゆく。
磔となった二人の口へ触手が伸び、か細い喉を通り過ぎて、完全に埋め立てた。
触手からは空気と延命の為の疑似精液が供給される。
もうひとつの穴にも触手が入り込み、子宮を裏から挟み込んで更なる絶頂を促す。
そして最後の仕上げの為──瞼にはアイマスクのような触手が覆い被さり、耳の中へ細い触手が滑り込んで。
最悪の催眠魔法と洗脳魔法が行使された。
……
…………
………………
「──ぁれ、」
「どうした? ぼーっとして」
真夜中。月明かりに目を瞬かせて黒髪の少女は起きた。すると頭の上から声がする。
彼女は大きなベッドの中で半裸の彼に抱かれていた。華奢な身体を包み込まれていることを実感して、知らずに安堵の息を吐く。
反対側では同胞が寝ており……どうやら今日の躾けが済んだ後に三人で寝ていたのだと
「お前も早く寝ろよ、明日も出掛けるんだからな」
「なんで早く寝る必要が……?」
「阿呆か。日の出から鐘が鳴った頃に起きるんだ。俺は寝とくからお前かソイツが起こせよ」
遅れたら
何とも理不尽な理由だと思った。ここにはカネがないのに。カネが鳴った頃に起こせと言う。
自分はカネがどういうものか分からないし、多分同胞もそうだろう。男は常識だろうと言わんばかりで、教えるつもりもないようで直ぐに寝てしまい聞く機会は失われた。
毛布に包まれながら思う。
せっかく北部高原から下っていたのに、この男に突然捕まり、巻き戻るように北へ北へとやってきた。
魔法もまともに使えなくされ、絶望から無気力になる間もなく、乱暴に扱われ、泣いて、鳴かされ、体もおかしくされた。
旅の中、理不尽な理由で仕置されたこともあるし、随分と不自由になった。
だけど殺されないし、
それにこの男は強い。まるで配下のような扱いをされているが……不思議と抵抗感が無くなっていることに気がついた。
多分危なくなったら守ってくれると、脈絡もなくそう思った。
下腹部から伝わる、理由の分からない充足感も彼女を困惑させているひとつ。
ただ……ひとつだけ不満があった。
「ね……」
するりと廻された腕から身を乗り出し、男の耳へと口元を寄せる。
何故これを言いたくなったのかも分からないし、身体が勝手に動いているような錯覚さえ覚える。
それでも伝えておきたかった。外で喋ったら怒られる時もあるので、せめて
「明日からは、名前で呼んでね……」
伝えて、体から糸が切れたように力が抜ける。瞼が落ち、微睡むように闇に包まれる。
明日は……頑張って起きよう。
……
…………
………………
二つの魔法を掛けてからは痙攣していた二人の身体は嘘のように大人しくなる。
「よぉっし、これから忙しくなるぞ〜」
満足気に背伸びしたヴィクサーは地下室を後にし、迫る一級魔法使い試験に向けて"ある魔法"の開発に意識を傾ける。
そこには陵辱者の表情はなく、魔法開発者としての──純粋な魔法に憧れる少年のような笑みが浮かんでいた。
彼が去った後には、名も知られない魔族が二人残るのみ。
肉の蠢めく音と、啜るような水音、女の微かな呻きだけが広がる空間に。
肉体は給餌で生かし、発狂しない為に催眠と洗脳も掛けた。
本来、精神構造の異なる魔族へ精神魔法を掛けるのは不可能に近いと言われる。
しかしヴィクサーは違った。
彼の創った魔法にはそもそも「精神構造という理屈」を無視して魔法を通す出鱈目さがあった。だから
一説によると魔族の所作は全て人の模倣であり、心などは無いと言われている。
心無き存在に精神魔法は通用しない。しかし彼の魔法は理屈を無視して
卵が先か鶏が先か。
精神魔法が掛けられたならば心があるのでは?
では、この魔法を掛けられた魔族には心があるのかどうか──?
それはヴィクサーでさえ把握しておらず、神のみぞ知る。
【魔法紹介】
・触手系派生魔法のひとつ。回り込んで覆い被さるように捕まえてくるので至近距離だと避けるのが結構難しい。
・みんな大好き(なはず)エナジードレイン魔法。触手でぎゅぽぎゅぽ魔力を吸い取ります。
・精神構造?なにそれ、じゃあ催眠するね……催眠魔法。理屈を無視してくるので何気に精神防御も貫通してくる。まさに催眠版の
催眠洗脳の夢の世界で名前呼びを懇願する魔族ちゃん、カワイイね。
尚現実では魔力タンクとして絶頂管理中という……。
何気に一般攻撃魔法と一般防御魔法が使えないことが判明した今回。じゃあお前