※この作品はR-18です。

イケメンTS娘とイチャイチャするやつ   作:浮き輪を食べる

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彼と僕私 (前編)

恋愛というのは不思議なもので、お世辞にも褒められない容姿をした、元は同性であり友人でもあった男にキスをしたくなってしまう。

 僕、たまに私。羽咲冬詩(とうし)はある男に恋をしている。

 まあ、これを恋と言えるのか、はたまた落ち込んでいた時期の依存が続いているだけなのか、自分でもあまり分からないのだけど。

 なんで惚れた(?)のか、自分でもあまり覚えてはいない。

 風邪を引いた時に、無言で淡々と介抱をされた時だった気もする。

 テレビで見て食べたくなったスイーツが、翌日起きた時に冷蔵庫の中に幾つも置かれていた時な気もする。

 初めてのア(・)レ(・)が来て、不安定な時に。バイトをキャンセルしてまで世話をされた時か。

 何かをされる度に。頭を撫でられる度に。彼の作った料理を口に運ぶ度に。脳幹の奥の奥、人として、というより男(・)性(・)として侵されてはならない場所が、じわじわと痺れていく感覚。

 一応最初の頃は下心だとか諸々を疑っていたのだが、まあ半年も手を出されず、淡々と奉仕されればなんとなく人間像が見えてくる。

 彼はまあ、そういう生き物であるというだけなのだ。僕が好きだとかではなく、放っておけないだけ。

 一度、何故僕の世話をするのか、聞いたことがある。

 すると、

 

 「顔のせいだな」

 

 とだけ返答が帰ってきた。

 あれは多分、顔が好みだとかの意味ではない気がする。

 ああ、困る。性欲や恋愛が理由で世話を焼かれていた方がよほど良いのに。進まぬ恋というのはここまで苦しいものなのか。

 中学の頃、初めて異性を好きになった。部活動の先輩で、世話焼きで大きな体の素敵な人だった。

 少し意図的に距離を縮めるだけ。ほんの少しボディタッチをしただけ。放課後に告白すれば、あっさりと恋人になれた。

 高校でも。大学でも。微笑みかけて、少し褒めて、思わせぶりな態度を取るだけでみんな僕を好きになったのに、のに。

 彼は、私に興味がない。私が泣いていたり、怒っていたりするのが心の底から不快なだけ。

 悔しい、悔しい。今まで、人生において恋と愛が付くイベントにおいて常に勝者で、選ぶ側であっただけに狂おしい。

 というか本当に、あの男は付(・)い(・)て(・)る(・)のだろうか。いや、風呂場にて確認した際、中々に...というかとんでもなくご立派な、体格に見合ったブツは確認しているのだが。

 正直言って今の私は、かなりの美女であり美少女である。なおかつ、スタイルも極上と言って差し支えない。この前雑に胸囲を計測した所立派な三桁の数字が見えた。尻もほぼ同様である。そして暴飲暴食を繰り返しているのにも関わらず、ウェストは綺麗にくびれていた。

 多分、渋谷でも歩けば一時間で芸能事務所の名刺をコンプリートできるだろうな、と思う。そして煩わしい視線も集めることだろう。

 そんな女が、なおかつ好き好き普段からラブコールを飛ばしている女が!!!!

 風呂にも寝床にも常に同伴しているというのに!!!勃つ様子すら見せやしないのだ、あの男は!!!

 

 ...まあ、いいさ。彼は私が傍にいることだけはずっと許している。そのうち、そのうちいい時が来るだろう、何せ彼は他の女性とも関わる気配が無い。

 そしてふと性欲が湧くことさえあれば、私はその時まで待って.....なんて考えていた。

 

 

 

 考えて、いたのだが。

 

 

 「えっと、あの....よろしく、おねがい、します....」

 

 

 ....どうやら待つ必要は無かったようだ。

 

 

 

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 今日の昼、私がいつも通りソファの上で寝転がり、携帯ゲーム機で遊んでいるとメッセージ通知が鳴った。

 僕にメッセージを送ることが出来るのは、両親、姉、そして彼の4名しか居ない。他は全て消してしまった。

 そして家族は滅多なことがない限り私に連絡を取らないので、必然送ってきたのは彼ということになる。ワクワクしながらスマホを手に取ると、

 

 『ツカレタ』

 

 という一文。これは何かしらの家事をやっておいて欲しい、という事だ。彼があまりにも疲れていた時、偶にある。

 そして偶然、私には元気が有り余っていた。というか最近、精神が安定してきたおかげか調子が良い。

 故にちょっと、頑張った。

 

 唐揚げ用に鶏肉の下処理。サラダを冷蔵。味噌汁用の出汁。

 

 風呂を洗って部屋の掃除も。ついでに彼がサボりがちな整理整頓までしちゃったりして。

 

 雑事を終わらせていると、時間というのは中々早く過ぎていくもので。

 

 彼が帰ってくる時刻までになんとか、なんとか全てを終わらせる事が出来た。

 そして帰宅した彼に声を掛けたのだ。いつも通りに、軽口のつもりで。

 

 「ご飯にする?お風呂にする?それとも....わ、た、し?」

 「じゃあ、風呂の後で...」

 「おっけー、唐揚げの準備してるから今揚げ...」

 「お前な」

 「.....?」

 

 ミ゜!!!!????

 

 

 

 

 

 -----------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 マズイ、マズイマズイマズイマズい。

 女の子がエッチする前に準備することとか何も知らない。もっとちゃんと観察しておけば良かった!!!

 え、メイクってするのかな。したほうがいいよね多分。あ、あとゴム....はいいや。絶対責任取るタイプだし。GOto既成事実。

 えーっと、えーっと、お水ペットボトル脇に用意して、えっと、ベッドもちゃんと綺麗にしてるし....

 男として僕は、経験豊富な自信があった。付き合った人とも、フリーの時に一夜だけでも。結構上手な方だなんて思ってた。

 けど、けど、けど。分からない。女の子が何をしていたのか、思い出そうとしても興奮が脳を染めて頭が回らない。ベッドの前の行動を知りたいのに。ベッドの上の事ばかりが思いつく。

 彼より先にシャワーを浴びていて助かった。少しだけ時間の余裕が生まれたから。

 落ち着け、落ち着け。まずはキスして....ああもう!!

 彼がどんな下着を望むのかさえ、私には分からない。

 とりあえず一番スケスケなやつにしておこう。スケスケが嫌いな男は居ない。ソースは僕。

 というか何で今日なんだよぉ!事前に告知とかあったらちゃんと、ドスケベな格好でちょっと色気のあるメイクとかしちゃったり....

 

 「おい」

 「ひゃいっ」

 

 ワタワタしている間に、どうやら彼は風呂から出ていたようだった。烏の行水とはこの事。

 当然と言えば、当然なのだが、彼は、その、裸である。

 彼を最初に見て大抵の人はその体躯に驚く。

 高い身長。肩幅も腰も。足も腕も首だって太い。みっしりと付いた筋肉と強面な顔が、ひたすらに周りを威圧する。

 そして股の間につく男性の象徴だってまあその、立派だ。

 対して私は女性になってから背も縮んで、正直言って体格差が中々に酷い。

 ちょっと、怖い。待ち望んでいた事の筈なのに。少し体が凍る。

 

 とりあえず、ベッドに座ってみる。彼も隣に着く。

 風呂上がりというのもあるが、それにしても人とは思えない熱量が伝わりすこし落ち着く。

 すると、少し疑問が浮かんできた。何故、急に。

 

 「なんでさぁ」

 「ん?」

 「その、急に...ヤる気になったの?」

 「気分」

 

 ....そっかぁ気分かぁ。

 別に特別な理由とか無くて、本当に気分なんだろうなぁこの男。頭の中ド単純だもの。うだうだ考えていた私がバカみたいじゃないか。

 ほんのちょっとだけ、どれだけ見た目が良くとも中身が男なのがダメなのかな、そもそも女の子が好きじゃなかったりするのかな、みたいな不安もあったのだが。

 気が抜けて、不思議とほっとした。

 

 「ん」

 

 気が付いたら、私はベッドの真ん中に運ばれていた。同じ地面の高さで向き合うと、なおさら体格差を感じてちょっと興奮する。

 まるで子犬でも触るみたいに、彼が優しく、いつもよりずっとゆっくり頭を撫でてくる。

 彼にもムードなんて概念があるらしいのが、ちょっと笑ってしまいそうだ。

 撫でられるのにもちょっと飽きたので、彼に抱き着きつつキスをする。

 

 

 ....はは、こいつ帰りに中華まん食ってきたな?そして歯磨きせず風呂出てきたな?

 多分、男だった頃に、女の子の口からこんな匂いがしたら嫌だと思う。けど、彼だと、あまりにも彼らしくて嫌じゃない。ああ、恋は盲目ってこういう事?

 彼の舌はあんまりにも熱い。頭が死んでいく。ひたすらに多幸感が身を包む。酒よりもいいな、これから酒呑むよりもずっとキスしようぜ。

 ああ、バカなことを考えている自覚がある。けど止められないし止める必要もない。

 気が付いたら腰は緩く片手で掴まれていて、逃げられない体勢になっていた。酸欠になりそう。

 

 「ぅ、はー」

 「お前」

 「なに?」

 「可愛いんだな」

 

 まずい 急に脳味噌にホームランをぶち込まれた。急に心臓に悪いことを言うなよぉ!!

 私、多分、顔真っ赤だ、凄い。恋だ、いや、知ってるんだけど、恋ってこんなんだっけ。

 待って、まだキスして褒められただけなのに満足、かも。もしかして女の子の僕って雑魚?よわい?

 けど、その、股の間に、ご立派になられた棒を感じて。そして、その原因が自分っていうのが堪らなく興奮して。

 

 

 

 「えっと、あの....よろしく、やさしく、おねがい、します....」

 

 

 手加減、ぷりーず!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 てかげんがへたくそだ。

 あつい、おなかのなかがすごいあつい。いたさ、というよりも、すごくあつくて、ほかのことをかんがえられない。

 たぶん、気遣いはしてるんだ。けど、大きすぎて、どうがんばっても、つらい。

 つらくて、神経を集中させるとめっちゃ痛くて、あつい。けど、けど、

 

 

 すごくしあわせだ。

 

 「うごいて、いいよぉ」

 

 なるべく、顔に辛さがでないようにしながら微笑みかける。君が気持ちいいようにしてほしかった。

 けど彼は、いれてからずっと頭を撫でるだけで。やっぱりずっと優しいんだな、と思った。

 ちょっとずつ、ちょっとずつ慣れてきて、がんばってちょっと動く。

 

 「あ、ぅぅ」

 

 いたい、がちょっとずつ消えていく、気がする。いや、全然痛いけど。

 女の子も悪くないなー、なんて。くだらないことも考えれるくらいには、ちょっと余裕が出てきた。

 と、思っていたら。

 ずるっ、て聞こえた。

 

 「あ゙っ♡?」

 

 脳が痺れた。太いものが、じぶんのなかをけずる。

 

 「動くぞ」

 「あ、ちょっ♡」

 

 あ、まだだめだった♡うごくな♡ばか♡

 おおきいのが、でかいのが、機械みたいに、ずっとうごいてくる。

 これ、だめだ、だめなやつだぁ♡

 

 「ぉ゙、ぅ゙ぅ♡」

 

 かわいくないこえが、だめなこえがでる♡

 あたまが、とける。けどとめてくれない。

 

 「あ♡だめ♡やめ、とまれぇ♡」

 「....」

 

 あ、とま、った。けどなんか、いやなよかん?

 

 「痛いか?」

 「ぇ、うー」

 

 たぶん、ほんとのことこたえたら、だめなやつ。

 だめなことにされちゃうやつ。

 いたいっていわないと、たぶんだめなやつ。

 あたまはそうわかってる、けど。

 

 

 

 「.....すごいきもちいい、よ?」

 「そうか」

 

 

 ぁ゙っ♡

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