※この作品はR-18です。

Be my   作:ummt

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機械畑〜



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「返事は?」

 

 いきなりディープキスをされた事態に頭が追いつかない。

「あの、いきなりディープキスは無いですよ……。」

 口の中には押し込まれたキャンディが残ったまま。

 なんで?

 好意を持たれるような業績を上げたり恋愛的なシチュエーションになった事はな

「んっ……んん」

 また肩を掴まれ、ぬめりを帯びた舌が口内に捩じ込まれて股を閉じてしまう。

「はっ……ん」

 キャンディを転がされたり舌同士を擦り合わされたり、だんだん呼吸が出来なくなって意識がぼんやりしてくる。

 チョコレートの味と唾液の味が混ざって、飲み込むたびに喉が鳴った。

「……キス、好き?よかった?もっとしよ……。」

 おでこをコツンと合わせて唇を喰まれる。

「ま……まってくださ……ん」

 リップ音を鳴らしながら何度も形を確かめるようにキスが落とされた。

 程なく腰が砕けて膝をつきそうになると腰と肩を抱き抱えられて渡された薔薇の花束を地面に落としてしまう。

「まって、まって下さい……お願いします……」

 抵抗しようと腕で胸板を押してもびくともしない。

「今はキスしよ……。」

 唇同士を押し付けるキスから齧り付くようなキスに変わった。

「ダメ、ダメです……う」

 ジュルルッと音を立てて涎を吸われて立っていられなくなり、そのまま敷布団に押し倒される。

「だ……ダメ!!」

 思い切り肩を押すとようやく動きが止まった。

「サキ、OKでしょ?」 

 あのメッセージカードの『Be my Valentine.』は「私のバレンタインになって」……もしかして

「まさか……プロポーズですか?」

 スパナさんは驚いたような顔をした。

「……12輪の薔薇……知らない?『ダーズンローズ』……感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠の全てをサキに捧げると誓う。ウチの恋人になって。」

 ……え

「す、すみません、なんでいきなり……」

 同じ職場にいるというだけで恋人候補になるの?

「なんで……。……ウチのこと嫌い?」

 彼はムスッとして口をへの字に曲げた。

「ニ極論が過ぎますよ。まだ会って半年くらいでしょう。」

 私がミルフィオーレファミリーに拉致されてメローネ基地に席を置くようになってまだ半年が過ぎたくらいだ。

「半年も同棲してた。」

 ……な、確かに作業場で寝泊まりしていたけれど。

「同棲ではなく、言うなれば同衾を……あ」

 ……麻痺していたけど、異性と同じ空間で床を共にしていたのか。

「それに、サキはウチの布団に入って一緒に寝てたでしょ。」

 ……それに関しては覚えがないけど、寝相が悪いと友人から指摘されたことがあった。

「それは寝相が悪いからで……そうだったら早めに教えてくださいよ。」

 

「今教えた。」

 


 

「えっと……私は、実は入江さんに片想いしていまして。」

 

 こうなれば真実を話すしかない。

「……なら入江に告白してきて。」

 ……え、それは流石に

「命令。」

 

、、、

 

 タブレットで面会の申請をするとすんなりと許可が降りて管理室に入室を許可された。

 

「どうした。」

 今のモードは入江さんだ。

 でも、言わないと絶対に後悔する。

「入江くん……好きです。」

 しばらく沈黙があった後、椅子から立ち上がると私の手をとり握りしめた。

「うっ……嬉しい。僕も好きだよ……けど、今は立場があるから……今は恋人になれない、ずっと大好きだよ。」

 入江くんはミルフィオーレ・ホワイトスペル第2ローザ隊隊長兼メローネ基地最高責任者としての責務と重圧がある。

 彼の負担になりたくない。

 

「……分かりました。」

 

、、、

 

「という趣旨を話されました。」

 

 彼の心の負担を取り除いてあげたい。

 それが難しいことだとしても、支えになりたい。

「ならサキはウチの恋人でいい。」

 ……な、なんで?

「えっ、どういう理屈ですか?」

 入江くんが恋人にならないから?

「それにディープキスもいきなりじゃない。」

 ……まって

「え……、まさか寝てる時にしました?」

 スパナさんはコクコクと頷いた。

 ……寝てる時にキスされてたなんて信じられない。

「そういうのは悪いことです!!意識がある時でないものはノーカンです!!」

 彼の胸板をポコポコと叩くと唇を塞がれた。

「ん。」

 な……

「だから!!話聞いてます!?」

「ん。今意識あるから。」

 何度も唇を落とされて唇が耳を喰んだ。

「あっ……ん、話が全然通じない!!話を聞いてください!!」

 背中に手が回されて何度も擦られて、堰を切ったように涙が溢れ出てくる。

「泣かないで。」

 頭をワシャワシャと撫でられて、子供扱いされている事実に恥ずかしいやら悔しいやらで涙は溢れ続けた。

 

「うぇぇん……。」

 

、、、

 

「そろそろエッチする?」

 

 ちゃぶ台に置いたノートパソコンに向かって作業していると、背中からハグされる態勢になった。

「は!?しませんよ!?」

 マウスを持つ右手に彼の手が重なり、その手がゆっくりと手首から肘、二の腕をなぞっていく。

「……スパナさん、なんでエンジニアの悪いところの塊なんですか……」

 肩に顎が乗って吐息が耳にかかった。

「ウチが悪いの?」

 低い囁き声に股が勝手に閉じてしまう。

「あっ……コミュニケーション能力がポンコツ……です」

 顔から火が出るように全身が熱く火照ってしまっている。

 意識を逸らさないと、流されてしまいそうで……怖い。

「かわいい、今晩エッチしよう。」

 耳を甘噛されて身体が跳ねた。

「き……拒否します。」

 二の腕を撫でていた彼の手が胸の下あたりを撫でて、どうにか感じていないように唇を噛むのに手一杯だ。

「どうして?」

 湿った舌が耳の輪郭を丁寧になぞり、喰んだ。

「ああ……ん……したくないからです!!」

 彼の手はへそをくるくると撫でて下に落ちていく。

「かわいいウチの恋人。」

 下腹部に下りた手を両手で止めた。

「恋人じゃないです……違いますから……。」

 

「サキは恋人。」

 


 

「すみません入江さん、緊急のご相談があります。」

 

 昨日の今日でまた入江くんに縋り付いてしまった。

 私が入江くんを支えなきゃいけないのに……。

 

「時間があまりないが……仕方がない。」

 

、、、

 

「どうしたの?何かあった?」

 

 初めて入江くんの自室に入った。

 管理室はものが少なかったけど、自室は高校時代の入江くんを彷彿とさせ、安心感があった。

「実は……スパナさんが……」

 突然プロポーズされたこと、性行為を要求されていることを洗いざらい話した。

 上司が部下に性行為を要求するのはセクハラだし……それに衣食住を共にしていて拒否権がないのはマフィアでもタブー……だよね?

「そうだったんだ……でも僕が今君を恋人宣言したら君の命が危ない……白蘭はまだ君を引き抜いたエンジニアではなく情婦だと思っているから……」

 いつになく真剣な顔をしてベッドに座って肘を膝につけて悩んでいるようだった。

「はい……。」

 やっぱり私がしっかりして『No!』と言わないといけないんだ。

 入江くんが手招きをしてベッドの隣に座るように指示をしたので、隣に腰掛けて次の言葉を待った。

「処女だけ僕が先にもらっておくね。」

 ……

「え……」

 ドサッと押し倒されておでこにキスをされる。

 なん……なんで?

「そうしておけば、誰のものが分かるから。」

 生温かい舌が首筋を這った。

「ま……まって」

 入江くんは私のツナギのファスナーを一気に下げてブラジャー越しに胸をゆっくりと揉みしだいた。

「……時期が来たら……その時にスパナと別れて……僕と恋人になろう。」

 違う、入江くんはこんな事しない。

 首筋を這い回る舌が鎖骨に降りてくる。

 入江くんは入江くんじゃなかったの……?

 私の知っている優しい入江くんは……

「処女を奪えば誰のものが分かる……?それは違うよ、入江くん。」

 必死に肩を押しても舌先はブラジャーの布をめくって先端を舐めた。

「ああん……ダメ、入江くん……」

 確かに私は入江くんが好きで、高校時代の初恋だった。

「僕は高校時代から……ずっと君を好きだったんだ。」

 両想いだったの?

 なら……

「君とセックスがしたかった。」

 ……私だって入江くんと愛し合う妄想をした。

 でも、こんな形じゃない。

「……セックスがしたかったの?」

 いきなり先端をキツく吸われ、指先でぎゅうっと摘まれて絶頂してしまい股を閉じても、空いているもう片方の手で太ももをこじ開けられてしまう。

「違うよ。サキちゃんとセックスしたかった……。」

 サキちゃんって……

「サキって名付けたのは本名が白蘭にバレないように配慮をしたんだ、馴染むよね。」

 確かにマフィアに入れるなら偽名にするべきだけど、なら入江くんは?

「僕はずっと……君を大切に思ってた。」

 太ももをこじ開けられて内側を撫でられてビクビクと身体が震える。

「……ならどうして?」

 大切なら、どうしてメローネ基地に連れてきたの?

「スパナとは高校時代からの友人。スパナなら暴力は振るわないから隠れ蓑に最適だと思って……。」

 今、スパナさんの話はしてないよ。

「スパナは美形だから……サキちゃんが惚れてしまうと分かっていても下に付けるしかなかった。苦肉の策だったんだ。」

 ……私は、ずっと入江くんが好きなのに。

「っ……どうして決めつけるの?」

 硬い指先がショーツを撫でるたびに呼吸が浅くなる。

「メローネ基地最高責任者として監視してた……毎晩キスをして愛し合ってるのを……僕が知らないとでも?」

 どうして……

「……私は寝たあとにキスされてるって……知らなかったんだよ。」

 スルスルとショーツを下げられて、割れ目の中に指が入ってくる。

「……君の心が僕なんかに向いてないって最初から分かってた。僕がどんな気持ちでスパナの下に置いていたか分かる?」

 分からないよ……

「……ならどうしてここに連れてきたの?」

 苛立った指先に陰核をスリスリと擦られて敢え無く絶頂してしまった。

「サキちゃんを手元におきたかったからだよ。サキちゃんがいないと……もう僕はミルフィオーレ幹部の入江正一でいられないから。」

 入江くんがゆっくりと下がって秘部に齧り付いた。

「ああん……み……身勝手だよっ……あぅ」

 舌が腟内を暴れ回ってガクガクと腰が浮いて、その度に付け根を撫でるように押されて快感の逃げ場がない。

「僕のこと嫌いだよね……でも……僕が必ず君を助け出すから……」

 

「セックスしよう。」

 


 

「あっ……ダメぇ」

 

 入江くんのふわふわした髪が性感帯をくすぐって、それだけで声が漏れてしまう。

「ここ……弱いんだね。」

 陰核をしつこく舌と指の腹で嬲られ、甘イきが止められない。

「入江くん……嫌だよ……セックスは恋人同士で」

 長くしなやかな指が腟内に入って壁を擦った。

「うあっ……ああっ……」

 先端をわざと避けて乳輪をなぞらるだけで感じてしまう。

「いずれ恋人同士になるんだから。」

 指先が折り曲がってGスポットをトントンと叩いた。

「ああっああっイくっ」

 つま先がピンと張って快感が全身を駆け巡る。

「感じやすいね、愛撫だけでぐしょぐしょ……。」

 先端に歯を立てられて爪で弾かれて愛液が止め処無く流れ出た。

「聞こえる?君が出す淫らな音。」

 グポッグポッと指の抽挿による音が出る度に下腹部がきゅうっと締め付けられる感覚になって恥ずかしい。

「やだ……やだよ……あぅ……ああ」

 耳の穴に舌が捩じ込まれてなぞられる度ゾクゾクと鳥肌が立って、膣に入った彼の指を締め付ける。

「もう欲しいの?」

 怖い……入江くんが知らない人みたいで

「家に帰りたいよ……」

 動きが止まった。

「……サキ、お前の家はここだ。ミルフィオーレファミリーが家だ。」

 顎を掴まれて冷たい眼と目が合った。

 入江くんは……もういない。

 いま目の前にいるのはミルフィオーレファミリーの入江さんで……。

 入江さんは知らない人だ。

「はい……。」

 彼はベルトを外して剥き出しになったモノに避妊具を着けて割れ目にあてて太ももを持ち上げた。

「挿れるよ、サキちゃん。」

 ズブズブと硬くて熱いモノが迫り上がってくる。

「あう……痛い……痛いです」

 太ももを抱えて体重を掛けてくる。

「最初は痛いかも……ごめんね。」

 痛くて苦しくて、涙が溢れた。

「痛い……痛い……」

「……キツいな……処女だから……君の処女喪失、破瓜は僕がした。……動く。」

 宣言通りに腰を打ち付けられて激しい鈍痛が走った。

「ああ……痛い……痛い……ああ」

 パチュッパチュッという音とピストン運動による質量を受け止めることしか出来ない。

「っ……はあ、気持ちいい……サキちゃんのま◯こ……好きだよ……」

 ズンッと子宮口を貫かれる度に彼の背中に手を回して爪を立ててしまう。

「あっあっあっあっ」

 彼はお構いなしに太ももを肩に掛けて何度も抽挿しながら胸を揉みくちゃにした。

「好き……好きだよ……サキちゃん。」

 私は……

 

「嫌……いやぁ……」

 

、、、

 

「おかえり、寝る前にエッチしよう。」

 

 作業場に戻ると、第一声がこれだった。

「入江さんとセックスしました……。」

 もう私は入江さんによって汚されてしまった身。

「そう、ならウチともエッチができる。」

 ……それは、性のはけ口として使えるようになったということ?

 悔し涙がぽろぽろと溢れた。

「入江にひどいことされた?ウチがサキを守るから。おいで。」

 スパナさんに抱き寄せられて、首筋に柔らかい唇が触れた。

「……私はスパナさんを尊敬しています。……でも、エッチはしたくありません。」

 振りほどこうとしても回された腕を引き剥がせない。

「どうして?好き同士ならエッチするのは普通のこと。」

 ……今、別の男性とセックスしてきたと言ったのに?

「好きは好きですが、ラブではなくライクです。」

 手で顔をガードしても耳を喰まれて首筋に歯が立てられて力が抜けてしまう。

「ならライクをメイクラブしてラブにすればいい。」

 親愛の情が……セックスすれば確実な情愛になるとでも?

「……そうしてしまったら上司と部下ではいられません。」

 腰が砕けて、そのまま抱えられて布団の上に下ろされる。

「それは変わらない。ただ恋人同士になる、恋人というラベルがつくだけ。何が嫌?」

 ラベリングの問題?

「大丈夫、優しくする。」

 押し倒され、ディープキスされながらツナギのファスナーを下げられて下着の中でゴツゴツとした彼の指が暴れ回った。

「もうびしょびしょに濡れてるから挿れていい?」

 大きく反り勃ったモノを突き出され、目を逸らした。

「……私はしたくありません。」

「そう。」

 彼は何事もなかったかのように避妊具を着用して腟内に侵入してきた。

「あっ痛い……痛い痛い」

 痛いと言う度にキスで唇を塞がれる。

 

「ちゃんと気持ちよくする。それまで我慢して。」

 


 

「うぇぇん……。」

 

 みっともない。

 泣くなんて子供みたいだ。

 たかがセックスじゃないか。

「どうして泣いた?お腹すいた?おにぎり作るから待ってて。」

 ああ……。

 マフィアのファミリーに入るって……こういうことなんだ。

 

、、、

 

「サキちゃんはどう?使える?」

 

 久しぶりに入江が顔を出した。

「使える。飲み込みが早い。」

 はじめに「日本からエンジニアを引き抜いてくる」という名目で連れてきたにしては肝心の知識が不足しているから、どうやっても入江の情婦だとバレるだろうと心配していた。

 素人にしては、よくやっている。

「よかった。そうだ、サキちゃんの処女は僕が貰ってあるから落ち着いたら秘書の座に置いて妻に娶るね。」

 秘書の座は当初の目的だからいいけど。

「秘書は別にいいけど、サキはウチのことが好きだから入江の妻にはならない。ウチのカミさんになる。」

 入江は笑みを零した。

「そっか。サキちゃんは僕と結婚すると思うよ。スパナとサキちゃんが結婚しても秘書としての立場をあてがって愛人にする。略奪不倫するから。」

 妻というラベルは必須じゃない。

「そう。サキはウチと結婚する。入江とサキが結婚しても部下としてエッチを続けるから。」

 サキがウチのことを好きで、ウチのそばにいればそれだけでいい。

 

「はは、そうだね。」

 

、、、 

 

「サキ、ウチが面倒みるから安心して。」

 

 サキの腰に手を回して首筋を舐めるとビクビクと感じてかわいい。

「エッチはしません!!」

 涙目でこちらを睨見つけてくる。かわいい。

「ウチのこと嫌いになった?」

 顎を撫でると甘い声を出した。

「あん……だから……スパナさんはコミュニケーション能力がポンコツ過ぎますよ!!」

 そう言って手をグーにしてウチを軽く叩いてくる。

「じゃれてる?」

 かわいい。ウチに構ってほしいんだ。

「違います!!」

 上目遣いで顔を真っ赤にしている。

 優しいエッチだったから、今度は乱暴にしてほしいのか。

「意地悪してほしい?いじめてほしい?」

 唇を指でなぞって舌を摘んだ。

「んあっ……コミュニケーション!!意思疎通!!コミュニケーション!!意思疎通!!」

 語彙力が無くなってる。かわいい。

「いつもと違うような激しいエッチがしたいんだ、かわいい。」

 首筋に跡が残るように吸い付いた。

 「違いっ……ます……ああん……どうしたら話が通じるの……」

 サキはだらんとして身体をウチに預けた。

「話は通じてる。」

 抱き寄せて尻を撫でると喘ぎ声を出した。

「通じてません!!あぅ……」

 

「我が儘言って……かわいい。ウチの恋人。」

 


 

「サキちゃん……不安だよね、僕がついてるから。」

 

 サキちゃんを自室に呼び出して、いつも通り裸に剥いた。

「スパナに振り回されて大変だね。」

 敏感な先端を指の腹でスリスリと擦るとぷっくりと膨らみ、それを捏ねるとコリコリと硬さを帯びた。

「か……彼には悪意はないので……」

 キュッとつねると身体を弓なりに反らしてベッドに倒れ込んだ。

「……僕のこと恨んでいいよ。君のためなら悪役にだってなれる。いくらでも泥をかぶるよ。」

 先端を舐めて吸い上げると嬌声を上げた。

「ああん……ならぁ……どうして無理やりセックスをす」

 舌を捩じ込んで唇を貪った。

「んふ……ふぅ……ふっ」

 キスをしながら指を膣に挿れると言葉とは裏腹にきゅうきゅうと指を締め付けてくる。

「……サキ、君の目の前にいるのはミルフィオーレ・ホワイトスペル第2ローザ隊隊長兼メローネ基地最高責任者の入江正一だ。……立場を弁えろ。」

 モノでバチュンと突き上げると彼女は痙攣して快感に悶えた。

 

「ああっ……はいっ……入江さん……。」

 

、、、

 

「サキちゃんにばっかり辛い思いをさせてごめんね。」

 

 入江さんは優しい声を出して私の頭を撫でた。

「君を抱いている間は昔の自分に戻れる気がするんだ。」

 違うよ。

「……そうですか。」

 貴方は入江くんじゃない。

「……苦しいよね。忍耐を強いてしまってごめんね。……僕が迎えに行くまで待ってて。」

 唇が重なる度、自分の中の何かが崩れ落ちていく。

 苦しいよ。

 もう失いたくないよ。

「僕……もう幹部でいるのが耐えられない……だから慰めて、サキちゃん。」

 入江くんの顔をしないで。

「それは分かりました……ならもういっそのこと」

 別人として酷くして。

「上官に奉仕しろ、サキ。」

 分からないよ、何も。

「……入江くん、私……」

「入江さんと呼べ。」

 彼の瞳には、怯えた私が映っている。

「入江さん……。」

 声が震えて、手元も震えてモノを上手く触れない。

「ごめんね。まだ君を僕の情婦として敵対する者たちがいるから……。彼らに君の功績をみとめさせないといけない。それまでには時間がかかる。」

 ならどうして手順を踏まずに拉致したの?

「それは入江さんが私を無理やり呼んだから……」

「僕のせいだ……僕を嫌いになるのも無理ないよ。」

 おかしいよ。

「入江さんがそうさせてるんじゃない」

「……口を慎め」

 顎を掴まれて鋭く冷徹な眼差しに見下げられる。

「入江さん、私は対等に」

「君を愛してる。ただ今は時期が悪い。スパナと居るのが嫌なら他の人間の下に置くしかなくなる。他の人間はスパナみたいに温厚じゃない。」

 どうしてスパナさんを引き合いに出すの?

「今はスパナさんの話をしていません。」

 彼は大きくため息を付いた。

「本当にスパナに恋をしてしまったんだね。だから話題に出したくないんだね。」

 違うよ、私が好きなのは

「違います……ただ」

「違わないよ。美男子の彼に恋をしている。だから同じ布団で寝てセックスをしている。」

「話をそらさないでください!!」

 思い切り声を張り上げてしまった。

「……サキちゃんはスパナを選んで、僕を見捨てるんだね。」

 どうしてそんな事を言うの?

「違いますから……」

 涙が溢れて止まらない。

「なら君から愛して、僕への愛を証明して。」

 ……震える手でモノを扱いて、口に含んでフェ◯チオをする。

 舌で舐めたり唇を使って吸ったり、どうにか刺激を与えてみても上手くいっているか自信がない。

「んふぅ……んちゅ……気持ちいれすか?」

 チロチロと先っぽを舐めると口内に射精された。

「ケホッ……入江さん……好きです。」

 彼はハアハアと息を荒くして私の頭を何度も撫でた。

「うん、僕も好き……。フェ◯チオ上手くなったね……セックスの間は入江くんでいいよ……。」

 

「はい……入江さん。」

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