※この作品はR-18です。

観自在   作:ummt

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観自在

 

「ひっ、一二三ともうセックスしてないよね?ね?」

 

 クゼちゃんは流されやすい……というより股がゆる過ぎる。

 俺の彼女なのになんで一二三とセックスしたんだ。

 ……クソビッチ。

「はい。」

 部屋デートではなく、わざわざラブホテルに連れ込んだのにも関わらず、ただベッドに腰掛けて俺から"される"のを待っている。

「嘘じゃないよね……。」

 ワイシャツの隙間に手を入れておっぱいを揉む。

 相変わらず柔らかい。

 ボタンを外してブラジャーをズラすとぷっくりとした乳首が勃っていて、指で押すと吐息が漏れた。

「は……んっ……」

 ピンと勃った乳首を爪でカリカリと引っ掻くと背中から倒れ、善がり胸を隠そうとする腕を退けてむしゃぶりついた。

「はぁっ、甘酸っぱい……乳首チュウチュウされるの気持ちいい?ねえ……はぁ……いっぱいレロレロするからね……」

 舌で乳輪をなぞって乳首をグニグニと摘むとビクビクと脚が痙攣してつま先が絶頂を現した。

 ぐったりした身体をひっくり返して背中に舌を這わせて何度も舐めては音を立てて啜った。

 「……背中にキスマークついてるよ。」

 腕を前に回しておっぱいを揉みしだきながら耳元で囁く。

「ブラフですね、一二三さんはそんなポカしません……あ」

 ……このアバズレが

「アアアアア!?このクソアマ!?クソビッチ!!また一二三と浮気しやがったな!?もう許さないからな!!別れてやる!!」

 項を押さえつけて絶叫した。

 クゼちゃんは俺と別れられない。

 運命だから。

「あ、はい、別れましょうか。」

 ……調子に乗りやがって

「あ、今の無し。……お仕置きエッチ……わかるよね?」

 バッグの体位にしてスカートを捲り上げてストッキングを破いた。

「激しくするから、……痛いよ。」

 パンティーをズラして避妊具を着用したモノを前戯なしで挿入した。

「あっ……痛ぅ……ふっ……」

 乾いた腟内を勃起したモノでゴリゴリと乱暴に掻き回すと信じられないくらい気持ちよくて腰を掴んでパンパンとピストン運動をする。

「痛い?痛いよね?俺以外では満足出来ないようにするから。」

 抽挿のペースを速めて絶頂しそうになると引き抜いて、項に噛みついて寝バッグの体位にしてから再び挿入してズチュンズチュンというスローペースに落とす。

「あぅ……ゆっくり、だめぇ……」

 クゼちゃんは顔をシーツに押してけて涎を垂らして絶頂した。

 

「お仕置き……クセになるでしょ?」

 

、、、

 

「クゼちゃんって俺の事好きすぎない?俺に振り向いて欲しいからわざと一二三に手を出すんだよね……困った女の子、ちゅ」

 

 連続絶頂して意識が朦朧としているクゼちゃんを抱きしめて、おま◯こを指でグチュグチュに擦る。

「……っあ」

 首筋に涎を垂らしては、それを舐めとった。

 

「はぁ……クゼちゃんのスケベ……エッチ……俺専用の肉便器になりたいんだ……かわいい……いっぱいセックスしよ……」

 


 

「ああっ……イく……」

 

 クゼさんは身体を捩って絶頂した。

「気持ちいい?」

 対面座位で背中を支えながら突き上げる。

「はいっ……はい……ああん」 

 乳房が上下に揺れて、肩に手を回して快感に悶えるクゼさんはサキュバスみたいだ。

「出すね」

 思い切り子宮口を貫くと、彼女なダラリと身体を預けた。

 

「クゼさん、かわいい。……セックス依存症なんじゃないかな。」

 

、、、

 

「大変だねクゼさん。」

 

 膝の上に乗せて乳房を鷲掴みにすると甘い声を漏らした。

「あ……ん」

 太ももを割るように手で開いて内側を指の腹で撫でると指先に愛液が滴ってくる。

「お……美味しいものが食べたいな」

 それを掬って舐めて、耳たぶを喰んだ。

「エッチした後でね……希望のもの、何でも作るから。」

 

「……うん、あぅ……待って」

 

、、、

 

「君、寝てないね。」

 

 クゼさんからは生気が感じられない。

「寝てますよ、一二三さんと独歩さんと。」

 問いかけも上の空のようで、ただ体をふらふらと揺らしている、生きる屍のようだ。

「そういう"寝る"ではなくてね、睡眠をとれないいようなら、君を休職させるよ。」

 『休職』という一言で彼女は姿勢を正した。

「それは困ります。」

 彼女にばかり精神的苦痛を強いてしまっている。

 医師として、この悪循環を断ち切らないと大きな問題になるのは分かっているが。

 

「本当に困ったね……君が居なくなるとバランスが崩れてしまうから……悩みの種は尽きないね。」

 

、、、

 

「一二三君、君がクゼさんと肉体関係を結ぶ必要あるかな、クゼさんは名目上、独歩君の彼女だよね。」

 

 一二三君は眉間にシワを寄せて荒々しい声を上げた。

「何で俺っちだけがクゼさんとセックスしちゃいけないんですか?クゼさんは唯一ホストモードにならなくていい女性なのに。」

 そうかも知れないけれど、それならばケジメをつけるべきだ。

「うーん、そうだね。ならばクゼさんに独歩君と別れてもらって正式にお付き合いをしたらどうかな。」

 そんな簡単な話ではない事は重々承知している。

「……独歩がもしクゼさんに別れをきり出されたら、直ぐに壊れます、自殺しますよ。」

 自殺は大袈裟にしても、病状が悪化するのは明明白白。

「そうなんだよね……だから君が引いてくれたら……」

 クゼさんを救うには、誰かが我を通すことを辞めないといけない。

「どうして俺っちが独歩に譲歩して我慢しないといけないんですか?俺っちだってクゼさんを大切に思ってるのに。曲がりなりにも好きなんですよ?彼女のこと。」

 どうしてこうややこしくなってしまったのか。

「困ったね……。」

 一二三君が先か、独歩君が先かの順番論で雁字搦めな糸は緩んだのだろうか。

 クゼさんでなければここまで拗れなかったのだろうか。

「クゼさんは俺っちが作ったごはんを美味しいって幸せそうに食べてリラックスしてます。これ以上俺っちが譲歩することあります?独歩が引くべきでしょ。」

 それでも、君は肉体関係を交換材料に使っている。

 不健全な関係性に変わりはない。

「そうなんだけど……」

 癒やしを求めているのか、自滅に向かって自壊をしているかの判断がつかないことは……よくないことなんだよ。

「独歩があの状態だからって独歩を甘やかし過ぎですよ。クゼさんも寂雷先生も。」

 ……医者として、人として。

「ぐうの音も出ないね。」

 

「先生が独歩に歩み寄らせるべきです。」

 

、、、

 

「独歩君……あのね、クゼさんと距離を置いてみない?」

 

 独歩君はクゼさんの名前を出すと頭を抱えて脂汗をかき始めた。

「……は?はあ?……まさか別れたいとかDVされたとか嘘を言ったんですか?あの女……虚言癖だから……クソが……」

 動揺して目が泳いでいる。

「そうじゃないよ、一度関係性を見直したらどうかな?という提案をしているんだ。」

 汗を手で拭いながら爪で頬を引っ掻いて、自傷を始めた。

「い、嫌です、絶対に嫌だ。」

 創傷からは鮮血が涙のように頬を伝っている。

「そうだよね……それでも距離を置くことで、お互いの大切さや想いが明確になることもあるから。」

 独歩君は立ち上がって絶叫した。

「嫌です!!クゼちゃんは僕の女!!僕の彼女!!」

 

「うーん……」

 

、、、

 

「クゼちゃん俺を捨てるの?一二三よりルックスが悪いから?収入が低いから?情けないから?俺がどうしょうもないゴミだから?」

 

 観音坂先輩は自室に訪れるなり脚に縋り付いた。

「捨てませんよ。」

 引き剥がそうと肩に手を乗せると、手を掴まれて無理やり彼の頬に手のひらを当てられた。

「……なら甘やかしてよ、よしよししてよ、大好きって言って……」

 ……頭を撫でた。

「大好きです。」

 その一言に豹変したように床に倒されて、独歩先輩は獣のように覆いかぶさった。

「……ならいっぱいセックスしよ、ね?気持ちいいことしよう……。」

 息を荒くして舌を出す姿は、野生の獣にしか見えない。

 

「はい。」

 

、、、

 

「すみません、観音坂先輩に余計なこと吹き込まないでくれませんか?」

 

 彼女はもう、専用の慰撫者になるしかないのだろうか。

 

「力が足りず、ごめんね……。」

 


 

「えへ、クゼちゃんがいるから頑張れる……。彼氏の勝利を見て惚れ直しちゃうね。」

 

 独歩先輩に連れられてラップバトル会場の関係者エリアに足を踏み入れた。

「頑張ってください。」

 ディビジョン同士の領土争いと言われてもピンと来ない。

「ね、ね、彼氏が注目されて、他の女共から黄色い歓声浴びるの見て……優越感感じる?私の彼氏があなたの好きな男……みたいなさ……」

 そう言われても……。

「また職質案件ですか。」

 振り向くとキッチリとしたスーツに身を包んだ眼鏡の男性が怪訝な顔をして立っていた。

「職質ネタはもういいから!!天丼!!俺はシンジュクの」

 おもわず眼鏡の男性の腕に縋り付いた。

「あ!すみません!お付き合いしてください!」

 男性はギョッとした顔をして引いている。

「突然なんなんでしょうか。」

 すると背後から現れた白髪の男性と迷彩柄の服を着た男性に腰を持ち上げられた。

「厄介ファンはつまみ出せ。」

「よし。」

 そのまま迷彩柄の男性に肩に担がれる。

「ちょ!俺の彼女!!」

 独歩先輩の狼狽えた声が背中に向けられた。

「そうなのか?だとしても控え室に入れるんじゃねえよ。」

 白髪の男性が苛立った声を出したので、答えた。

「実は、彼の彼女じゃないんですよ。」

 場が固まった。

「……ということは不審者ですね。」

 眼鏡の男性が呆れたように呟いた。

「そうなります。」

 迷彩柄の男性はそれを聞くと控え室に歩みを進めた。

「とりあえず、ヨコハマで預かる。」

 

「ふざけんなよアアアアア!?」

 

、、、

 

「お茶美味しいです。丁重なもてなし、ありがとうございます。」

 

 ヨコハマの人たちは律儀にお茶を出してくれた。

「ええと、あなたは観音坂独歩の恋人ではないとするが、彼は恋人だと言っている。どちらが正しい言い分でしょうか。」

 眼鏡の男性が溜息をついてこちらを見た。

「私は観音坂先輩の部下のクゼと申します。あなたは警察組織?」

 彼はトントンと楽屋にある掲示物を指した。

「私は入間銃兎。マトリの……あなたには関係ない話です。」

 それを聞いて床に膝をつき、正座をした。

「保護していただけませんでしょうか。」

 白髪の……あ、碧棺さんが足を組み替えて睨みをきかせる。

「保護ってなんだよ、命の脅威にさらされてんのかテメーは。」

 どうすればいいかな。

「では一目惚れしました。ええと……お名前、なんでしたっけ」

 名前が複雑で覚えきれない。

「入間銃兎だ。」

 入間さんはネクタイを締め直しながら目を伏せた。

「入間銃兎さん、末永く宜しくお願いします。」

 土下座をすると碧棺さんから深い溜息が漏れた。

 

「……頭が痛くなってくる。責任者、寂雷を呼べ。」

 

、、、

 

「一時的に彼女に住居を提供してくれないかな。」

 

 彼女の奇策、乗ってみようか。

「何なんだよ一体。」

 左馬刻には悪いが、背に腹は代えられない。

 

「雨風凌げる場所ならば、小官が提供する。」

 

、、、

 

「美味いか?」

 

 クゼはカレーを頬張ってニコニコと笑った。

「スパイスカレー美味しい、美味しいです。」

 空いた皿が渡され、その器に白米とルーを盛り付けて渡す。

「全く、一体全体何がどうなっているんでしょうか。」

 銃兎はモグモグと咀嚼しているクゼを眺めているようだ。

「暫くしたら帰ります……美味しい。」

 左馬刻も珍妙な動物に触れ合う様に様子を見ていた。

「しかし美味そうに食べるな……図々しいにも程がある。」

 

「美味しいから。」

 

、、、

 

「帰る前に…あ、……セックスしときます?」

 

 念のために聞いておく。

「なぜだ?」

 毒島さんは首を傾げた。

「あっ、流石にルックスとスタイルが足りないか。」

 入間さんに頭をチョップで叩かれる。

「自分を安売りしてはいけません!!」

 痛い。

「……本当にしないんですか?一応、穴がある女なんですけど。」

 そこまでビジュアルがダメだったか。

「……そうやすやすとしねえから。俺たちが女に飢えているように見えるか?」

 そうか、女に不自由しないからか。

「いいえ、全く。」

 毒島さんが叩かれた頭を撫でてくれた。

「いつでも小官を尋ねて来い。」

 ……。

「やったー」

 感謝の態度を示さなければ。

「流石に不安ですから、名刺を渡しておきます。何かあれば連絡しなさい。」

 名刺を頂戴し、自分の名刺を渡した。

「どうもありがとうございます、片恋慕の……ええと……読み」

 頭がぼんやりしていて考えがまとまらないから、名前をなかなか覚えられない。

「入間!!銃兎!!」

 入間さんがデカい声で叫ぶのでおもわず抱きついた。

「はい銃兎さん、好きです。」

 なぜ抱きついたのか、自分でも分からなかった。

「はい。」

 どうして抱きしめ返されたかも分からなかった。

「帰る前に飯食いに行くか……中華は好きか?」

 碧棺さんに頭をワシャワシャと乱される。

 

「大好きです!!やったー……」

 


 

「クゼちゃん……やっぱりMTCの奴らに如何わしいことされた?汚されちゃった……?可哀想……僕のクゼちゃんが傷物にされた、可哀想に……」

 

 自宅に帰るなり玄関で待っていた観音坂先輩が私の手を握って頬ずりをした。

「はい。別れますか?」

 汚い女なら、もう要らないだろう。

「……俺はクゼちゃんがどんなになっても愛してあげる……おいで……」

 玄関の扉が開いた。

「……やだ」

 手を振りほどこうとすると耳元で囁かれる。

 

「……輪わされたから?大丈夫、俺は受け入れるから……どんなに汚れても、君を抱いてあげられるから。」

 

、、、

 

「で、話とは。」

 

 数日も経たずに入間さんを呼び出してしまった。

 入間さんは車の助手席に乗せてくれ、暫くドライブの体で話を聞いてくれることになった。

 部屋で話をするより、車内の方が秘匿性が担保されるから。

「……すみません、ヨコハマの皆さんを利用しました。」

 罪悪感で声が上擦ってしまう。

「それは分かっていますよ。」

 苦しい、事実を話して軽蔑されることが。

 自分が犯した過ちであっても、胸が張り裂けそうで。

「観音坂先輩が……治安悪いイメージのあなた方と一晩過ごした私を……侮蔑するようになるかなと……」

 正直に話してしまった。

 人として、してはいけないことをした。

「私たちがあなたを性的に害するような人間、だとして。」

 自分が悪いのに、涙が溢れて止まらない。

「……すみませんでした、本当にごめんなさい……」

 罪の意識で吐きそうだ。

「それで、成果はありましたか?」

 顔を上げられない。

「う……逆効果でした……汚れた私を抱く、清める楽しみを植え付けただけでした。」

 結局、セックスのスタイルが変わっただけだった。

 何も変わらなかった。

「……あなたのやったことは倫理的に許せません。」

 静かに、嗜めるトーンに感情が堰を切ったように溢れ出る。

「すみません……すみません……」

 泣いたって何の解決にもならないのに。

「……毒島や碧棺にも謝りに行きますか?」

 

「はい……お願いします。」

 

、、、

 

「……観音坂先輩も九零、90人目の新人が私でなければ別の女性に恋をして、一二三さんも観音坂先輩の彼女だから私を受け入れたにすぎなくて……代わりはいるのに……」

 

 たまたま私が部下についた、だから恋人候補になった、それだけの理由。

「……悲しいことを言いますね。」

 思わず入間さんの顔を見る。

 運転に集中しているけれど、端正な顔つきをしてる人なんだな。

「悲しい?」

 最低だ、謝罪をしているのに美醜について思いを馳せるなんて。

「あなたの代わりなど、あなた以外にいないのですから。」

 ……。

「……すごい、口説き文句だ……ほかの女性ならイチコロで撃ち抜かれますよ、危なかった。」

 心臓がドキドキ言っている。

「……ぐ」

 入間さんは真面目な人なんだな。

「……耳まで真っ赤ですが、素面で言ったんですか?天然の女誑しですか?」

 彼はフロントミラーを動かしながら咳払いをした。

「うるさい。」

 法の番人だけある。

 律儀で、几帳面で、情に脆い人。

「へへ、でも、嬉しいです。」

 フロントミラーに映る瞳に笑いかけた。

「……もし本当に辛くなったら就職先を変えなさい。」

 転職か、最初に出来ていればこんなことには。

「今更……転職は……」

 自分が置かれた場所を変えていれば。

「永久就職……」

 ……。

 それは一般的には『妻になれ』になるけれど。

 ……この人は、たった数日間という情に絆されてしまう人なんだ。

「そこまで言わせてしまって申し訳ないです。……でも味方がいると思えるだけで救われました。ありがとうございます、片恋慕の……銃……」

 入間さんは優しい人。

「入間!!銃兎!!いい加減覚えなさい。」

 デカい声で叫ばれておもわず耳を塞いだ。

「片恋慕の銃兎さん、大好きです。」

 

「……私もあなたが好きですよ。」

 


 

「申し訳ございませんでした。」

 

 碧棺さんと毒島さんに深々と頭を下げた。

「そう簡単に許さねえよ。」

 碧棺さんに頭を叩かれた。

「我々を加害者役にしたのだからな。」

 毒島さんに頭を叩かれた。

「私も叩いておきましょうか。」

 入間さんに頭を叩かれた。

「うう……痛い……」

 三人連続で叩かれて目眩がしてくる。

「我々の心も痛んだからな。」

 ……。

 なにも言えない。

 自分が相手を利用して、その結果を理解した上で傷つけたのだから。

「はい……申し訳なく、なんとお詫びしたらいいか……」

 頭が上がらない。

 それ程の無礼、濡れ衣、罪を擦り付けようとした。

 

「湿っぽい話は終いだ、飯食いに行くぞ。」

 

、、、

 

「お前、酒に弱いなら先に言え馬鹿野郎。」

 

 クゼは顔を真っ赤にしてへべれけになっている。

「今言った、へへ、いい酒の肴、あります、へへ」

 ふらふらしながら銃兎にしがみついた。

「なんだ?」

 クゼはニコニコしながら惚気話をし始めた。

「へへ、入間さんからプロポーズみたいなこと言われたんです、永久就職、かわいい、へへ」

 銃兎の顔を見ると赤面している。

「お前なあ……ちょろすぎるぞ。会って間もないだろうが。」

 呆れて頬杖をつくと銃兎は真顔で意図の説明をし始めた。

「いえ、永久就職というのは警察の天下り組織にという話で、決してそういった不純な動機ではなく、いえ、不純といっても」

 理鶯がクゼの肩を叩く。

「クゼはプロポーズを受けるのか?」

 クゼは銃兎に体を預けて寄り掛かっている。

「入間さんが可哀想だから嫌です、へへ、入間さんには幸せになってほしいから、あ、毒島さんと碧棺さんも幸せになってくださいね、へへ」

 ……。

「……たらふく食えよ。」

 クゼの皿に肉を取り分けた。

「はい、美味しい、美味しいです。」

 理鶯も同様に野菜を取り分ける。

「食べられる時に食べておけ。」

 銃兎はただ、クゼの体を抱き寄せてそれを見ていた。

 

「美味しいって幸せだ。」

 

、、、

 

「ぎゃあ!?なんで私はあなたたちと半裸で寝ているのですか!?」

 

 気づいた時には見知らぬ部屋で着衣が乱れた三人と雑魚寝をしていた。

「朝っぱらからうるせえ。酔っぱらいを介抱するにしても二人きりは不味いだろうが。」

 碧棺さんが上半身を起こして伸びをした。

「クゼ、お前は酔ったら服を脱ぐから酒を飲むな。」

 そうなの?

「よく今まで酒乱を指摘されませんでしたね……。」

 確かに夏などに勝手に服を脱いでいたりしたけれど。

 まさか自分に服を脱ぐ悪癖があったとは……知らなかった。

「酒は基本的に断ってるので。最後に飲んだのは歓送迎会の三次会の時?……観音坂先輩とサシ飲みしたときくらいかな……」

 酒の席もなるべくジュースにしてもらっているから。

 

「……もしかしてその時に彼に持ち帰られてませんか?だからあなたに付き纏うのではないですか?」 

 


 

「またMTCから呼び出し?……また汚されたの?……気にしなくていいよ、僕が愛してあげるから……彼氏とセックスすれば心も清くなる」

 

 クゼちゃんは度々ヨコハマの連中に呼び出されていた。

 可哀想な俺の彼女。

 肉便器、性奴隷、オナホにされてるんだ。  

「先輩、前に歓送迎会の三次会の時にタクシーに乗せてくれましたよね?私は一人で帰ったんですよね?」

 ……誰に吹き込まれたんだよ。

「……そうだよ、クゼさんは一人で帰宅した。」

 あの日あったことなんて、今更暴く必要なんてない。

「先輩、どうして私の部屋を知っていたんですか?」

 ……いちいち、面倒だな。

「……前にクゼちゃんから教えてくれたでしょ。」

 俺は……早くセックスしたいんだよ。

「……すみません、タクシーに同伴して私の部屋に入りましたか?」

 うるさい……うるさい……

「そんな昔のことより今を大切にしよう?」

 お前は口でいくら偉そうなことをほざいても、おま◯こを舐めてやれば快楽に喘ぐ肉なんだよ。

「今を大切にするために過去を清算したいんです!!」

 いきなり大声を出すな、ヒステリーかよ。

「……やだ、嫌、クゼさんから嫌われたくない、俺……僕」

 俺に依存してるくせに、俺にかまわれたくて仕方がない。

「……認めてくれますね。」

 俺を認めろ、お前が。

「……お願い、お願いだから……僕はクゼさんがいないと……」

 抱き寄せて首筋に吸い付いて指をスカートの中に入れると手で防がれた。

 愛撫の邪魔をするな。

「観音坂先輩、ちゃんと、ちゃんとしましょう。」

 はぁ……説明すればいいんだろ。

「……同伴して……部屋に入りました……セックスしました……でも記憶がないなんて……僕の気持ちは!?僕が好きだってう気持ち……」

 乳首が勃ってる。

 早くハメられたい雌のくせに。

「……言ってくださり、ありがとうございました。」

 偽善者ぶるな。

 お前は俺の女。

「……う、ごめんなさい、ごめんなさい……クゼさん……僕はクゼさんを愛しています……見捨てないでください」

 耳の輪郭を舌でなぞっただけでビクビクと甘イキしてる雑魚なのに。

「……不思議ですね、私は先輩を見捨てられそうにない。」

 

「……クゼさんだけを一生愛すると誓うよ。」

 

、、、

 

「観音坂先輩と正式にお付き合いすることにしました。」

 

 一二三さんと神宮寺先生に報告をした。

「え!!やめときなよ!!そっか……休憩したいときはいつでも来てね。」

 一二三さんは相変わらずだ。

「悪いことは言わない。今すぐ別れなさい。」

 

 神宮寺先生も相変わらずだ。

 

、、、

 

「社会的に葬りたいならワンコールしなさい。」

 

 入間さんは冗談でも言ったらいけない立場だと思う。

「何かあったら小官を呼べ、始末する。」

 毒島さんも。

「お前なあ……今から俺がブチのめしてやるよ。」

 碧棺さんは血気盛んだな。

 

「ありがとうございます。」

 

、、、

 

「クゼさん、ご機嫌だね……俺が恋人で……いいんだよね?」

 

 クゼちゃんのおっぱいは柔らかいから大好き。

「はい……あなたでないといけません、あなただから意味がある。」

 舐めて吸うだけで心が落ち着く。

 

「そんなに僕を愛してくれるなんて……僕、幸せだよ。」

 

、、、

 

「ふっ……う、そういえばセックスの回数って覚えてたりします?」

 

 正常位でゆっくりと腰を打ち付けているのに、俺のカタチを覚えろよ。

「うん……49回目かな……若い二人にしては少ないかな。」

 ズンッズンッと腟壁を擦ると身体を捩らせた。

「ああん……私が意識ない時を含めると?」

 泥酔セックスを含めると59回か。

「5……あ、違うよ、違います、ごめんなさい、ごめんなさい」

 危ない、非同意のセックス、レ◯プ回数を言わされるところだった。

「私そんなに飲酒したんだ……」

 だって、お前馬鹿だからさ。

「クゼちゃんは居酒屋でサワーをジュースと間違えるからさ……あ」

 アルコールの有無を間違えるほうが悪いだろ。

「……観音坂先輩……」

 

「ごめんなさい……一生尽くします……」

 


 

 新入社員が入った。

 それも女性社員で、美人で愛嬌がある人。

 

「はじめまして!100番目の社員ってことで百(もも)って課長からニックネームをいただきました!精一杯頑張りますので宜しくお願いします!」

 元気があって華もある。

「可愛い……モモさん……僕は観音坂っていいます。」

 先輩は鼻の下を伸ばして彼女の手を握った。

「はい!独歩センパイ……手取り足取り教えてください!」

 彼女も満更では無さそうだ。

 

 自分が配置換えで抜けた後、モモさんが観音坂先輩の部下になった。

 

、、、

 

「もしもしポリスメン?私を攫ってくださいな。」

 

、、、

 

「ヨコハマのごはんは美味しいな。」

 

 有給を使ってまたヨコハマにご飯を食べに来てしまった。

「ゆっくりしていきなさい。」

 入間さんは焚き火を見ながら呟いた。

「おかわりもあるぞ。」

 カレーを食べている時に一番聞きたくない台詞だけど、嬉しい。

 

「色気より食い気かよ……。」

 

、、、

 

「婚約でもしますか。」

 

 二人が寝静まった後、テントの外で火の見張りをしている入間さんが何かのついでのように問いかけた。

「入間さんの迷惑になりますよ。」

 責任感が強すぎるのも困りものだな。

「あれだよ、アレ『婚約破棄』を見てみてえから。」

 いつの間にか碧棺さんが背後に立って、肩を掴まれた。

「ああ、流行りの『婚約破棄』かあ……。」

 婚約破棄って、かなり破棄する方が社会的にタブーなのに、平然としているよな。

「入間も警察の人間、伴侶候補がいると部外に示す隠れ蓑になるからな。」

 気づいたら毒島さんが隣に座っていた。

 

「成る程……では婚約しましょうか。」

 

、、、

 

「独歩先輩ってシンジュクディビジョンの構成員なんですよね?」

 

 モモちゃんは若いだけあってセックスも乗り気で自分から動くし感度も最高。

「そう……観に来てくれたこと、ある?」

 尻を持ち上げてバックから壁に押し付けるように腰を振った。

「……っ、やった……一二三くんに会えたりします?」

 ……はあ?何言ってんだこのアマ。

「何言ってんの?まさか一二三担とか言わないよね……。」

 肩に腕を回して羽交い締めのように突き上げる。

「一二三君推しじゃダメなんですか?」

 ……ふざけんな。

「なんで……なんで一二三が好きなのに僕とセックスしてるの?僕が好きだからでしょ?だから抱かれてるんでしょ?」

 顎を引いて舌を入れたキスをすると糸が引いて色が崩れた唇に滴り落ちる。

「独歩センパイにお持ち帰りされたからです。私は抵抗したのに。職場のセンパイに連れ込まれたら逃げられないですもん。」

 ……なんで

「……クゼちゃんならそんなこと言わない。」

 女はニコッと笑って使用済みコンドームをプラプラと摘んだ。

「私はクゼさんじゃないんで。いつでも出るとこ出れますから。」

 その手首を掴んでコンドームを奪い取った。

「違う……お前は違う。彼女……クゼちゃん、クゼちゃん……僕の彼女はクゼちゃんだけ。」

 死んでくれ、お前じゃない。

「えー?セックスしたんだから責任取ってくださーい。」

 

「クゼちゃんクゼちゃんクゼちゃんクゼちゃんクゼちゃんクゼちゃんクゼちゃんクゼちゃん」

 

、、、

 

「クゼちゃん……開けて……恋人が来たよ……開けろ、いいから開けろクソビッチ!!」

 

 クゼちゃんのアパートの扉を思い切り蹴ると隣の住人が寝ぼけまなこで扉を開けた。

「朝っぱらから煩いなぁ……そこの住人の方なら昨日引っ越ししたよ。急だったね、夜逃げでもしたの?おたく、借金取りか何か?」

 

「は?……は?」

 

、、、

 

「先生!!クゼちゃんが……居なくなって、俺……僕は……どうしたら……」

 

 先生は俺の方を見ずに諦念の言葉を呟いた。

「そう。」

 ……絶対にクゼちゃんと連絡を取り合ってる。

「……居場所を知っていますよね?」

 俺が彼氏、彼氏だから居場所を知るのは当然の権利。

「さあ。」

 何なんだよ、どいつもこいつも俺が悪いみたいに……。

「教えてください教えてください教えてください」

 絶対に見つけ出してやる。

 クゼちゃんは俺以外で満足できない。

 そう調教した。

 

「教えないよ。では診察を始めようか。」

 


 

「また会場に来ていただけますか?」

 

 会場には間違いなく観音坂先輩がいる。

 それでも……

 

「入間さんが隣にいてくださるなら、行きます。」

 

、、、

 

「クゼちゃん!!やっぱりヨコハマに囚われていたんだ……毎晩毎晩如何わしいことされて……可哀想……絶対に勝って君を連れ戻してあげるから……待っててね。」

 

 観音坂先輩は薄ら笑いを浮かべてこちらに歩いて来るので、毒島さんと碧棺さんが後ろに隠そうとしたのを遮って前に出た。

「新入社員の女性……モモさんとセックスしました?」

 口角が下がって顔を引き攣らせて立ち止まる。

 そうだよね、そうなると思った。

「え……と、今はその話より君が恋人のそばに戻れるように俺が……戦う勇姿を見て欲しいから」

 目が泳いでしどろもどろになって冷や汗をかいている。

「やっぱりしたんだ……私の代わりはいるみたいですね。」

 ある意味ホッと胸をなで下ろしている自分に驚いた。

 ちゃんと同情と愛情を割り切れていたんだ。

「違う!!クゼちゃんの代わりがいないって分かったから……見捨てないで……俺はクゼちゃんがいないと生きていけないから……」

 先輩は床に膝をついて命を乞うかのように腕を伸ばして藻掻いた。

「生きてるじゃないですか。」

 

 彼はゆらゆらと体を揺らしながら立ち上がると大声で絶叫した。 

「……下手に出てやれば……クソアマ!!俺がどれだけ愛を注いでいたか分かるか!?クソビッチ!!淫売な女を愛せるのは俺だけなんだよ!!」

 初めて人からここまでの憎悪の念を向けられた。

 心臓が潰されそうなほど、苦しくて息ができない。

「愛?分かりませんね。いきましょう、クゼ。」

 入間さんにくるりと抱き寄せられて額に唇が落とされた。

「わ、わ、すごい……手慣れて」

 目の前が塞がれた。

 キス……?

「……ほら、いきますよ。あなたは私のフィアンセなんですから。」

 顔から火が出るように体温が上がったのが分かり、下を向いて抱き抱えられるように身体を預け、足を共にした。

「……はい、入間さん。」

 

「絶対に許さない、絶対に取り返すならな……」

 

、、、

 

「先生、俺っちだけにでもクゼさんの連絡先教えてくださいよ。」

 

 一二三君も危ういから、教えることはできない。

 それ以前に個人情報だからね。

「君はクゼさんが肉体関係を拒絶した時に、引き下がれるかい?」

 彼もクゼさんを安全地帯として利用しているから。

「う……我慢できる自信ないです。」

 正直で良かった。

「クゼさんが君を友人だと思っていれば……いつかは連絡が来るから。気長に待ちなさい。」

 

「はい……クゼさんには幸せになってほしいから……」

 

、、、

 

「き、聞いてください!入間さんが楽屋通路でキスしてきたんですよ!手玉に取ろうとしていますよ!!やり手ですね!!」

 

 クゼは捲し立てるように状況整理を始めた。

「嫌だったか?」

 尋ねると顔を真っ赤にして目を伏せた。

「……嬉しかったです。」

 微笑ましいと思うのは、左馬刻も同様のようだ。

 

「キスの1回や2回でガタガタいうな。」

 


 

「では、初夜をすませましょうか。」

 

 新しい部屋の荷解きもまだ済んでいないのに、ギシ……とベッドに追いやられた。

「えっと、片恋慕の銃」 

 唇を奪われて、ぬるりと舌が口内に滑り込んでくる。

「あ……ふあ……」

 頬を押さえられて舌先が擦れるたびに膝がパカパカと開いて恥ずかしい。

「脚、開いて。」

 入間さんは手袋をわざと口で外して、その白く長い手を太ももに滑らせた。

「や……ああ……」

 唇が指でなぞった所を追うように上がってくる。

 太ももの付け根をスリスリと撫でられて腰がガクガクと震えた。

「優しくして差しあげますから。」

 ショーツをズラされて愛液がねっとりと離れる感覚、羞恥心に頭がクラクラする。

「見ないで……あっ」

 指が割れ目を開いて、中指がグプグプと侵入してくる。

「あっああ……くるぅ……」

 中指を折り曲げられトントンとGスポットを責められて絶頂してしまい、腰が浮いた。

「そんなに気持ちいいですか?」

 指がバラバラと動いて膣壁をヌリュヌリュと擦り、太ももに吸い付かれるたびに目の奥で火花が散った。

「あっあっあっすごい……ああん」

 鋭い眼差しと目が合い、心臓が撃ち抜かれてしまう。

 もう、彼から目が離せない。

 彼の長い舌が秘部を嬲るたびにシーツを掴んで身を捩った。

「好きなんですね、私の事が。」

 陰核を押されるたびに喘ぎ声が抑えられない。

「あ……ああ……好き……すきぃ」

 秘部にかぶりつくようにジュルルと愛液を吸われて潮吹きをしてしまった。

「ごめ……ごめんなさ……はぁ」

 舌が腟内に入り込んで全てを取り残さないように舐め尽くされる。

「謝らなくていい。恋人同士でしょう。」

 瞳に目を奪われる。

「あ……入間しゃ……はぁっ」

 首筋から耳裏を舐められて、つま先までピンと感じてしまう。

「クゼ……挿れていいですか?」

 ズルいよ……。

「や……です」

 彼の手が頬に触れ、ベルトを外した。

「挿れていいな?」

 剥き出しになったモノに避妊具が装着された。

「入間さ……」

 再び唇を奪われて舌が絡まり何も考えられない。

「好きだ。愛してる。クゼ。」

 頭がふわふわして……好きの気持ちが抑えられなくなる。

「好きぃ……大好きです……銃兎さん」

 背中に手を回してしがみついた。

 ドチュンという衝撃が下半身を貫く。

「動く。痛かったら言いなさい。」

 気持ちよくて、涙が出る。

「あっあっあああああああっああ」

 勝手に腰が動いて、恥ずかしいのに。

 抗えない快楽に身を委ねた。

 

「愛してる。」

 

、、、

 

「わーっわーっ」

 

 クゼは私の顔を見ると布団に潜った。

「どうしました?」

 裸の身体を抱き寄せて耳元に息を吹きかける。

「は……恥ずかしくて顔が見れません。」

 可愛らしい反応だ。

「顔を見せなさい。」

 布団をめくって涙をためた瞼にキスをすると、耳まで真っ赤く染まり、息を浅くした。

「ダメっ……だめぇ……」

 そんな初々しい反応をされたら……。

 

「……意地悪したくなるでしょうが。」

 

、、、

 

「入間さんといると心臓が保ちません!」

 

 クゼはテーブルに突っ伏した。

「よかったな。」

 頭を撫でてやると涙を流してこちらを見た。

「よくありません!!……す、好きになってしまいます。」

 好きになるもなにも、婚約者だろう。

「はぁ……いちいち進捗報告をするな。」

 左馬刻は指でクゼの頬をついた。

「クゼなりに我々に対して親しみと、入間に対する恋慕の混乱を表している。」

 クゼの脳はオーバーヒートしているのだろう。

「……デートはしたか?」

 その問いに口をあんぐりと空けている。

「まだ……まだでした。」

 クゼと銃兎がデートなど、ストーカーからの隠匿処理でする暇などなかっただろうに。

「デートの前にセックスしてんじゃねえよ!!次はデートしてもらうように言えよな……とりあえず中華街デート以外のプランだと海か……」

 

 左馬刻も口下手だ。

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