「あっ、あんっ、んんっ、うぁぁ……」
美しい黒髪の美少女が息も絶え絶えといった様子で、艶めかしい声をあげている。
「随分と具合がよさそうだな?そんなに良かったのか?」
「そ、そんなわけないでしょ……。無理やりされているのに……気持ちよくなるわけないじゃない……」
「そうか、艶声をあげていたのは気のせいだったか。なら、ペースをあげても平気そうだな」
「え、ちょ、だめっ!あああっ!」
小休憩を挟みこちらの体力も回復したので、少女の腰をしっかりと固定し、宣言通り腰を振るペースをあげながら、なぜこのような状況になったかを回想する。
目が覚めると見知らぬ部屋のベッドに横たわっていた。混乱しながらも起き上がり部屋を見渡す。机に椅子、小さめのテレビなんかもある。自分の部屋でないことを確認したところで、一先ず落ち着くために洗面所へと向かい、そこで初めて自分と対面し驚愕する。なぜなら、鏡に映っていたのは全く見たことのない若者だったのだから。
「だっ、だっ、だれぇぇぇぇぇぇ!」
鏡の中の顔と、自分の体についている顔をベタベタと何度も触りながら、間違いなく己の顔であることを確認する。
「これ、やっぱり俺の顔だよな……。ふーむ……ザ・普通顔だなぁ……。って、違う違う。ここがどこかもわかんねぇし、俺誰だよ」
ぶつぶつと大きめの独り言を言いながらベッドがあった部屋に戻ってくると、机の上にスマートフォンがあり、これ見よがしに光っていた。
「さっきまでこんなのなかったよな。これを見ろってことだよな。あからさますぎる……」
これが新手のドッキリではないだろうと思っていたし、他に縋れるものもないので大人しく携帯を開くとそこには
『パンパカパーン!あなたは抽選に選ばれました!前の人生で大きな悔いを残して死んだ方の中からランダムで別世界へと転生させちゃおうキャンペーンに見事当選されたのです!あなたの生まれ変わった世界は、ようこそ実力至上主義の教室へ!そして、あなたの新しい名前は……伊佐絆斗(はんと)君です!』
「はぁ、転生……え、え、俺死んだ?全く記憶にないんだが!? ってか、よう実の世界?」
『転生したらチートをもらえるのが相場ですよね?勿論あります!といってもこちらが用意しているわけではなく、あなたに選んでいただきます。選ぶ方法は簡単!このスマートフォンを持ち強く念じるだけです!あ、あと注意点ですが、チートといっても限度があり、核を自由に落としたいんだとか、空を自由に飛び回りたいといったような非現実的なものは叶えられません。ありえそうだけど、ありえないラインを見極めてくださいね!説明は以上!ではよき転生ライフを!』
「……突っ込みたいところとか、まだ解決してない疑問もあるけど……まぁいっか!なるようになるだろ!んじゃま俺の特典は何にしようかな……。好き勝手やりたいけどファンタジーなことは出来ない。……よし決めた!特典は……‘ご都合主義’だ!」
説明部分が長くなりすぎた。そこは反省やね。シンプル読みづらいし。
Q.ご都合主義ってなんだよ
A.この作品においては、俺TUEEE系ではなく、やりたい放題できる能力があるというだけ。犯罪を犯せば(バレたら)捕まるし、下手こいたら普通にばれる。催眠系の類ってあんま好きじゃないのよ。
Q.そのキラキラネームなに?
A.伊佐絆斗……いさはんと……イーサンハント……あっ
なんだよ!結局俺TUEEEじゃないか!