「
「ん。私も話したい」
お湯の温度の好みで真っ向から対立している二人が一緒に入るのは珍しいけど、脱衣麻雀で恥ずかしい思いをした同士、積もる話もあるのだろう。どちらに合わせるのか割と気になるし、後で聞こう。
「じゃあそうしよっか。
「それを言うなら、こっちだろ」
興奮しすぎてぐしょぐしょになっているパンツを揶揄われたが、シーツに残された潮吹きの痕跡の方がよっぽどお漏らしに近い。
「……ちょっとどいて」
言われた通りにベッドから下りると、
「……よし。私達はお風呂に入ってくるし、脱いだ服も置いておくから、好きにしていいよ。百嶺もいいよね?」
「ん。好きにしていい」
「ってことで、お風呂入ってくるね」
「……分かった。ありがとう」
よし。じゃねえだろと突っ込みたい気持ちもあるものの、下着を含めて二人の服を好きにしていいのは嬉しいし、無かったことにしたいらしいので、変に突っ込むのはやめておこう。
俺はパンツを期待で膨らませたまま、二人を見送った。
「何この匂い。凄いんだけど」
「臭い」
パジャマ姿になった二人は部屋に入ってくると同時に、その惨状に驚いていた。
ティッシュ 1回
菫紅のブラ 1回
百嶺のショーツ 2回
菫紅のショーツ 1回 計5回
初めは最低限の理性があったので、菫紅と百嶺。大小のブラを触ったり、匂いを嗅いだりしながらティッシュに出した。
そこで理性が飛んでしまい、菫紅のおっぱいを思い出しながら、菫紅のブラに出した。
百嶺の割れ目の感触を思い出しながら、百嶺のショーツに出した。
萎えた。いつもはこんなに出ないので、当然ながら萎えた。
しかし百嶺のショーツを精液で汚した。と思うと興奮してきて、百嶺のショーツに向けて再び出した。
再び萎えて、ベッドに座って一息ついた。
しかし今度は菫紅の匂いに釣られて先程のエロい姿を思い出してしまい、菫紅のショーツに包まれながら出した。
自分でも5回も出てくるなんて驚いているが、同時に当然だとも思っている。
あれだけ二人のエロい姿を見た上に、その直後の部屋で、二人の下着まで好きにしていいと言われたのだ。興奮するのも当然だろう。
「っていうか、下着だけじゃなくて服にも掛かってるんだけど。もう……」
「どろどろ……」
「百嶺。流石にやりすぎた。ごめん」
精液まみれの服に鼻を近づけて興奮している匂いフェチは放置するとして、百嶺には悪いことをした。結構な量を掛けてしまったので、洗っても匂いまで落ちるかどうか分からない。
「好きにしていいって言ったし、つーくんのだから別にいい。臭いけど」
「臭いのか」
「ん。それは事実」
まあ、自分でも臭いと思うのだから当然か。嬉々として鼻を近づけている菫紅がおかしいのだ。
「俺は服を洗ってくるついでに、軽くシャワー浴びてくるな。床には飛んでない筈だから、あとは換気さえすれば平気だと思う」
二人の服は早めに精液を洗い流して、洗濯機に入れた方がいいだろうし、ティッシュで軽く拭いただけでパンツを履いてしまったので、俺の服も洗いたい。
「換気しなくてもよくない?」
「おい。換気はちゃんとしてくれ。菫紅がよくても、おばさん達にバレたらまずいだろ」
菫紅も流石に部屋が精液臭いのは嫌だろう。というか嫌であってくれ。
「分かってるって。流石に冗談。私の部屋は元から換気するつもりで、百嶺の部屋のエアコンを付けてからお風呂入ったんだよ?」
「冗談に聞こえないんだよ……。そういうことなら、シャワー浴びてくるな」
「ん。行ってらっしゃい」
「お腹も空いてきたし、お昼ご飯作って待ってるね」
「ありがとう」
俺は自分の服と、二人の服を持つ。精液を吸っているのか重くなっていて、再び興奮しそうになるのを我慢しながら部屋を出る。
「涼しい……。最高……」
服を洗濯機に入れてからシャワーを浴びて、百嶺の部屋に入ると、気持ちいい冷気に包まれた。百嶺にしては温度設定が低いけど、お湯の温度を菫紅に合わせて高くしていたし、暑くなったのだろう。
「今日は泊まる?」
「夜も一緒に居たいと思って」
「ん。嬉しい。ママ達に連絡しとく」
「よろしくな」
俺が一緒に居たいと思っているのも事実だが、今日は仮に帰ろうとしても百嶺に引き止められると思って、泊まり用に置いてあるパジャマに着替えたのだ。
突然だけど、おばさん達もいつも通り許可してくれるだろう。
「お昼は炒飯か」
机の上にはピーマンやカニカマの入った炒飯が三皿並んでいた。いい匂いがするのはもちろん、色鮮やかで見た目にも食欲をそそられる。
「うん。昨日の野菜炒めが残ってたから。ちょうどできたてだよ」
「まじか。ありがとう」
「「「いただきます」」」
自然と手を合わせて食べ始める。
お米がパラパラしているだけでなく、卵やカニカマはふんわりと柔らかくて、ピーマンはシャキッと気持ちいい歯ごたえだ。本当、菫紅の炒飯はいつ食べても最高だ。
「美味いな」
「ん。美味しい」
「それはよかった」
俺だけでなく二人もお腹が空いていたのか、食べ進めるのが早い。お椀型に盛られた炒飯がどんどん崩れていっている。
「ところで、次の脱衣麻雀は来週ね。ルールは2000点で1枚に変更で、罰ゲームも2個ずつ追加するから」
「……2000点で1枚って、
食べながら流れるように言われたが、そのルールではもはや脱衣麻雀とさえ言えないと思う。三人麻雀の東南戦を通して、リーチ棒やノーテン
むしろ全裸を前提に罰ゲームを掛けて行われる、全裸麻雀と言った方が正しいだろう。
「嫌……?」
「嫌じゃないでしょ?」
「分かってるって。二人がそれでいいなら、受けて立つよ」
上目遣いで可愛らしく頼んでくる百嶺と、上から目線で高圧的に頼んでくる菫紅。お湯に浸かりながら二人でルールなどを話し合って、もう決定事項になっているのだろう。
「じゃ、決定ね。絶対にリベンジするから」
「つーくんの裸も見せてもらう」
「まあ、流石に見られるだろうけど、その代わりに二人の恥ずかしい罰ゲームもたくさん見せてもらうよ」
二人になら裸を見られてもいいと思っているし、それよりも今日のあれこれを踏まえた上で2個も追加できる方が嬉しい。今日以上に過激な罰ゲームをしてもらおう。
「ふふっ、楽しみ」
「だね」
「そうだな」
それに菫紅が言っていたように、裸を賭けて行う麻雀はいつも以上に緊張感があって、ものすごく楽しかった。二人の罰ゲームだけでなく、麻雀としても楽しみだ。