元の位置に戻った
「……もう。再開するよ」
「ん」
「そうだな」
南1局2本場。俺がアガったので、再び俺の親番だ。
現状の点数は俺が52000点。菫紅が38000点。
「ん。リーチ」
百嶺のリーチが入ったものの、菫紅は羞恥で本調子では無いみたいだし、俺の服は3枚残っているのでパンツ一枚までは耐えられる。ここは完全に勝負を降りることはせず、少しくらい押してもいいだろう。
「つーくん。ロン」
赤ドラ 1翻 3900点
……駄目だったか。
しかも百嶺がアガった点数は3900点だが、今は2本場なので、俺が支払うのは400点を足した4300点。一枚脱がなくてはいけない。
「やっと、脱がせた」
「
「悪いけど、まだ平気だな」
俺は部屋の真ん中に移動して肌着を脱いだ。特に鍛えてない細い身体だが、毎年三人でプールや川に出掛けているので、上裸くらいなら恥ずかしくない。
「……どうしたんだ?二人とも」
と思いきや、二人の様子がおかしい。上半身裸になった俺を見て興奮しているみたいだ。
「いや、なんか、私の部屋で繫が上裸になってるの、いいなって」
「本来は服を着てる場所だから、違和感」
「……そうか」
俺が百嶺の肌着を見た時と同じ感想を抱いているのか。
それこそ久しぶりに三人でお風呂に入ることになって、脱衣所で服を脱いでいるだけならここまで興奮しなかっただろう。しかし、ここは菫紅の部屋で、お互いの裸を見る為に脱衣麻雀をしている。
だからこそ、ここまで興奮しているのだ。
「……改めてだけどさ、三人でこうやって、脱衣麻雀も気軽にできるような関係になれてよかった。これからもよろしくね」
「もちろん。俺もよかったよ」
「ん。私も」
俺は上半身裸で、菫紅は下着姿で、百嶺に至ってはブラジャーだけの姿だけど、いつもと変わらず笑い合う。この関係が好きだし、今後も続くという事実が本当に幸せだ。
「次、やろっか」
「だな」
「ん。リーチ」
次局。親の百嶺が早い順目にリーチをしてきた上に、菫紅も下着姿に慣れてきたのか恥ずかしがることなく普通に打っていて、少し怖い状況だ。
しかし、俺の手にはドラが3枚もあるし、2枚ずつ持っている白と中のどちらかをポンできれば
「強気だねー。怖い怖い」
「菫紅も押してるじゃねえか」
「むぅ」
俺を揶揄いつつも、菫紅は
俺と菫紅が強気に打っていて、百嶺は少し不安そうにしている。
「あれ。もしかしてアガれないかも?」
「言葉と行動が食い違ってるんだが」
「そうじゃなくって。まだ分かんないけどね」
意味不明なことを言いながら、菫紅は危険な牌も次々に出している。
一方で俺は、筒子の4を引いたことで聴牌した。待ちは2枚ずつ持っている白と中だ。どちらもまだ1枚も見えてないのでアガれそうだし、こうなった以上は最後まで押すつもりだが、リーチをしても裏ドラが乗らなければ
菫紅が放銃すれば一気に全裸。百嶺が放銃すれば全裸になり1回罰ゲーム。ツモアガりでも百嶺は全裸になる。是非アガりたい。
「ちなみに私も聴牌してるから」
菫紅はそう言いながら、北を3枚連続で抜いた。菫紅の満貫がほぼ確定して流石に怖くなってくる。もし放銃してしまえば俺は全裸になってしまう。
しかし、それは菫紅も同じ。ここは攻めるべきだ。
「あ、やっぱり」
「ふふっ」
「何だこれ……」
結局、誰もアガれず三人聴牌のまま
俺は白と中、菫紅が白と發、百嶺が中と發。それぞれが欲しい牌を2枚ずつ持っていて、絶対に誰もアガれない状況だったのだ。菫紅は予想していたみたいたが、百嶺はおかしな状況に笑っている。
「……って、百嶺がツモってたら
「ん。惜しかった」
「惜しかったって、流石だな……」
四暗刻は
「よし。もうこの格好にも慣れてきたし、本気出すからね」
「じゃあまた脱がして、恥ずかしがらせさないとな」
「ん。二人とも脱がす」
「口で言うの簡単だけどねー」
次局も全員が鳴いて攻撃的に仕掛けたものの、三人聴牌のまま流局してしまい、今は南2局2本場。
菫紅は下着姿のまま3局も打ち、流石に慣れたみたいだが、もう1枚脱がして、おっぱいか秘所か。どちらかを見せてもらえば再び羞恥で集中を削げるだろう。
「リーチ」
リーチをしたのは親の百嶺だ。北を1枚も抜いていないので点数は低めだと思うが、ドラの南が1枚も見えていないのが気掛かりだし、俺の手は正直言って悪い。ここは素直に降りていいだろう。
「んー」
菫紅は俺が降りたことを察して、百嶺と一対一の勝負をすると決めたみたいだ。少し迷いがあるので、そこまで手牌がいい訳ではなさそうだが、百嶺がツモれないことを祈るよりはいいと判断したのだろう。
「ツモ。これで有言実行」
「あっ」
「まじか」
しかし、すぐに百嶺がアガり、演出が入った。
赤ドラ 1翻 8000点
結果は満貫。俺と菫紅は4000点ずつ支払い、1枚ずつ脱がなければならない。
「……まずは、私が脱ぐね」
そう言いながら部屋の真ん中に移動した菫紅は、顔を赤くしながらもゆっくりと背中に腕を回した。百嶺とは違いブラジャーを脱ぐみたいだ。
――パチっ
小さな音がすると同時に、胸が揺れた。
菫紅は片手でブラジャーを抑えたまま、焦らすように肩紐を外していく。
「ほら。好きなだけ見ていいよ」
そして、ガン見している俺に呆れながらもブラジャーを畳むと、おっぱいを強調するように腕を組んだ。
菫紅はよくこうして腕におっぱいを乗せていて、その度に大きいと思っていたけど、上半身裸でやるとその重量感と柔らかさが改めて伝わってくる。
もはや感動したと言ってもいい。たぷんと音が聞こえてきそうな大きさ。腕を包み込むように形を変えている柔らかさ。日焼けを知らない真っ白なおっぱい。ぷっくりとした赤い乳首。
羞恥に悶えているのか、身をよじる度におっぱいが震えるのも含めて、全てがエロすぎる。
「腕、後ろで組んで欲しい」
「もう……。これでいい?」
要望を口にすると、恥ずかしがりながらも手を後ろに回して、腕を組んでくれた。
おっぱいを強調するように胸を張っている菫紅。支えを失ったおっぱいは少し動く度に揺れているけど、乳首は前を向いていて、張りがあるのが分かる。思わず顔を埋めたくなる蠱惑的なおっぱいだ。
「お触りは
「わ、分かってるよ。今度は俺が脱ぐな」
欲望が顔に出ていたのか注意されてしまった俺は、若干の気恥ずかしさを覚えながらも菫紅と場所を交代する。
菫紅のおっぱいをまだ見ていたい気持ちもあったが、それ以上に、このまま脱衣麻雀を1位で終えて二人の身体を触りたい。その欲求を優先することにした。
「繫。大きくなってんじゃん。そんなによかった?」
「……興奮しすぎ」
「し、仕方ないだろ」
俺がジーパンを下ろすと、二人が顔を赤く染めた。視線の先にあるのは膨らんだパンツだ。
二人と脱衣麻雀をするという時点で興奮するのは確定していたので、バレにくいようにジーパンを履いてきたのだが、それを脱げば隠すのは不可能。今までも大きくなっているのが二人にバレることはあったけど、興奮しているのが筒抜けになってしまうと流石に恥ずかしい。
上半身裸になっても平気な代わりに、興奮を隠せないのは俺の弱みと言ってもい……いや、どうやら違うらしい。
「それに、菫紅だって興奮してるじゃねえか」
「ば、ばか。見ないでよ」
菫紅の赤いショーツには、微かに色が変わっている部分があった。汗などと言って誤魔化さずに慌てて隠す辺り、今になって気付いて混乱しているみたいだ。
「否定はしないんだな」
「ばかぁ……」
おっぱいとショーツを手で隠しているので、真っ赤になった顔を隠せずにいる菫紅。俺を揶揄ったばかりなのも相まってよっぽど恥ずかしいのか、涙目になっている。
ショーツ1枚の姿だけど、こういう時の菫紅はエロいではなく可愛い。愛おしいと感じるな。
「……わ、私は濡れてないから」
ふと百嶺の下半身に視線を向けると、交差させた脚を抱き寄せて秘所を守りながら、頬を赤く染めていた。
恐らく濡れてないのは本当だろう。というか俺だって勃ってはいるものの先走りは滲んでないし、菫紅が濡れやすい体質なだけだと思う。
「本当なら、証拠を見せてくれてもいいんだぞ?」
しかし。百嶺が証拠として見せてくれる可能性には期待したい。
「そんなに見たい?」
「見たいに決まってるだろ」
「……そう言ってくれて嬉しいけど、だめ」
残念ながら、百嶺は嬉しそうに微笑んだだけで、交差させた脚は固く閉ざされたままだった。