朝来玲の淫果異聞1 百合調教の果て、理不尽報復に責められて 作:高牧園
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こうして、玲は由宇と乙女への調教を始めた。
「今日から本格的に撮影を始めるわ」
翌日、由宇と乙女に会うなり玲は言い放つ。
「……今度は何ですか……?」
低く尋ねる由宇と乙女の首元で、二人を繋ぐチェーンが新しいものに変わる。
これまでのものより長いとはいえ、一メートル程度のチェーンに繋がれては自由とは言えない。しかもチェーンを繋ぎ終えた二名の使用人は由宇と乙女の肩をそれぞれ上から押して、無理やりその場に膝をつかせたのだ。
「乙女に触らないで!」
由宇の叫びもむなしく、撮影の準備は続く。
まずは由宇の手足に枷が通された。床から伸びる枷に左右の手首と足首をそれぞれ固定されて、由宇は四つん這い姿勢のまま動くことすら出来ない。
さらに、肛門には尻尾つきのプラグが押し込まれる。
「うぐッ……!」
スタジオ内の倉庫には尻尾つきアナルプラグだけでも数種類あり、由宇に使うのは紐状の黒い尻尾が備えられたもの。『ブラックドーベル』のラベルが貼り付けられて保管されていた尾は由宇のしなやかな裸身によく似合い、事前に決めた撮影内容の通りになった由宇を見た玲は静かに頷く。
「次は乙女に」
「はい」
玲の指示を受けた使用人たちの手には、いくつもの淫具があった。
由宇のものとは違う拘束具にギャグボール、アナルプラグに双頭のペニスバンドまで。それらを見ただけで由宇は乙女に何が起きるかを悟って、縛り付けられた身体をひねって必死に叫ぶ。
「乙女に触らないで、ッやめなさい……やめて!」
自分が拘束された時以上に、乙女に触られた時の方が激しい反応を見せる由宇。
四つん這いになった由宇の隣にいる乙女の口には、まずはギャグボールが噛ませられた。
「んう……!」
黒い革ベルトに、首輪と同じピンク色のボール。顎を押さえられた乙女はされるがままに口にギャグボールを嵌められ、続いて使用人の指示する通りに両肘を曲げた。
「ん、うう……」
「やめてッ、乙女には酷いことしないで! するなら私に――ねえッ、玲! 玲ッ!!」
必死に叫ぶ由宇とは真逆に大人しい乙女に肘当てがあてがわれ、続いてバンドが巻き付けられる。
バンドは乙女の上腕と下腕を束ねる。折り曲げられた膝にも膝当てと脚を束ねるバンドが巻かれて、乙女は肘と膝を床につけた不安定な四つん這い姿勢。
「んぅ……っ、ふ……く……ぅう……」
「どうして乙女にだけこんな――!」
乙女は由宇と違って身体を固定こそされていないが、身体に受けた拘束はずっと多い。
さらに使用人は乙女の背後に回って、腰にペニスバンドまで着けさせる。
「ぅうっ……!」
バンドの内側にあるディルドが乙女を貫くと、表面のディルドも揺れた。
陰茎を模したのは形だけで、色合いは首輪やギャグボールのボール部分と同じピンク色。単色のピンクで統一されたディルドは乙女の肌によく馴染み、乙女は喉の奥で小さく呻く。
「う……」
最後に残ったのは、尻尾つきのプラグだった。
肛門に埋め込むプラグが手のひらサイズなのは由宇のものと同じだが、尻尾のデザインは由宇のものとは違う。先端にいくにつれ細くなる尻尾は短い白い毛に包まれていて、『レモンビーグル』のラベルで管理されていたものだ。
使用人は何も言わないまま乙女の肛門を指で広げる。
玲がそうであったように、乙女も前後どちらの穴も使われていた。慣らさずともプラグはすんなりと挿入って、異物感に乙女が尻を震わせると、流線型の尾がわずかに振れた。
「っく……ぅ、……」
「乙女!」
乙女が声を漏らしただけで由宇は青くなる。
ぎゅっと眉を寄せて不安そうな表情を浮かべる由宇の前にはカメラが置かれた。由宇の顔と同じ高さのカメラはすでに録画を始めていて、使用人たちはモニター類の準備を急ぐ。
「こんなことさせておいて、どうしてあなただけ……!」
隣にいる乙女の様子を気遣いつつ、由宇は首をひねって玲に言い放つ。
そう言いたくなるのももっともだろう。今日も玲には一人掛けソファが用意されていた。
ソファの前にあるテーブルには飲み物の用意があり、テーブルの左右にはそれぞれ二枚のモニター。合計四枚のモニターは由宇と乙女の様子を異なるアングルから映し出すほか、モニターのない正面からは二人の様子を直に見ることもできる。
(至れり尽くせりね)
使用人たちの手際の良さは恐ろしさすら感じられるほどで、そう時間を置かずに玲の前にある四枚モニターに光が灯る。
玲からは二人の真横からの姿が見え、モニターにはそれぞれ、真上から、正面から、後ろから、そしてローアングルでの映像が映し出される。彼女たちの行為の全てを見ることに罪悪感を覚えながらも、玲は静かに命令を下す。
「乙女。後ろから由宇を犯しなさい」
「う……」
「……っ!」
ほのかな抵抗を滲ませる乙女だが、悲しそうに目を伏せるとのろのろと動き出す。
「お、乙女……」
反抗心が強い由宇なら逆らったかもしれない。
しかし、乙女はそうではない。従った方がいくらかマシだと理解している乙女は膝立ちになると、ヨチヨチと不器用な二足歩行で由宇の後ろに回り込んだ。
「っふ、……ん、ぅう……」
手を封じられての膝歩きはバランスが取りづらく、身体は大きく揺れた。
そのせいで乙女の乳房もぶるんぶるんと左右に暴れる。乳が揺れる感覚が気になるのか乙女はうつむいてしまって、そのせいで膝歩きはますます不安定だ。
「んぅ……っふ……」
由宇の横から後ろに回り込む短い距離を終えた乙女の口から唾液が垂れ、ギャグボールの表面と顎を濡らしていた。
しかし、まだ終わりではない。乙女は前足と成り果てた腕を由宇の尻に添えて、四つん這いの由宇の秘所に腰を合わせ始めるのだ。
「ん、っう……」
「……乙女……」
由宇が自ら腰の位置を下げるのに合わせて乙女も姿勢を下げ、由宇の秘所に顔を近づける。
「っ乙女……?」
このまま貫かれると思っていた由宇が意外そうに尋ねる中、乙女は由宇の秘所に鼻先を触れさせる。
「ぁ……ッ……!?」
ディルドとは違う感覚が秘所に走って、思わず叫んでしまう由宇。
「そ、そんなことしなくていいから……乙女、口使えないんだし、その――」
「んぅ……」
口ごもる間も、乙女は由宇の淫裂に顔をすり寄せている。
強姦の苦しみを知る乙女は、由宇の膣をほぐし、濡らしておきたいのだろう。しかし指も口も封じられて出来ることは少ないから、せめて少しでも刺激を送ろうとしているらしい。
「――も、もう……濡れてる、から……」
消え入りそうな由宇の言葉通り、割れ目に触れた乙女の鼻梁はしっとりした水気に包まれていた。
「ンぅ……」
乙女が漏らしたかすかな声は返事だろうか。
由宇の秘部に濡れを感じ取った乙女はもう一度膝立ちになり、由宇の割れ目にディルドをあてがう。
「ぅく……っ……!」
ディルドにラビアが広げられ、先端部が膣内に沈んでゆく。
「ぁ……くうっ……!」
挿入感に呻きながらも由宇は腰の位置を微調整し、合わせて乙女も腰を進める。
(息ぴったりね。……さすがだわ)
どこか皮肉っぽく思う玲の頭の中には、泥堂に囚われていた頃に聞いた二人の話が蘇る。
由宇と乙女は小学生の頃からの幼馴染だという。小学生の頃は泣き虫だった乙女を守るために由宇が一緒にいたのが始まりで、性格は違うのに話が合い、大学生の今では何でも話せる一番の友達だ――そう話す時だけは由宇の表情が和らぎ、乙女は元の天真爛漫さを取り戻した。
そんな二人の様子に、玲はいつだって自分と莉乃のことを思い出した。姉妹と幼馴染で関係性は違えど、玲が莉乃を想うのと、二人が互いを想うのはほとんど変わらない。
(もし、この二人が私と同じ状況だったら……)
性奴隷から抜け出したのが由宇と乙女だったとしても、二人は玲と同じ道を選んだだろう。
「……」
そこまで考えて、玲は思考を打ち切る。
(駄目。仮定の話に意味なんてない)
立場が逆だったら――などと自分を正当化しようとしても、現実は動かない。
(私がしていることは変わらない。私が二人を……傷付けているの)
忘れてはいけない事実を胸にする玲の前で、二人は深く繋がった。
「……ふ、うぅっ……」
ディルドを付け根まで挿入れた乙女は軽く呼吸を整える。
膝だけで立つ不安定な姿勢に体力の消耗は激しいだろう。折り曲げられた肘は由宇の尻の上に載せているものの、体重をかけることに遠慮して乙女は上半身が引けている。
「乙女……体重預けても大丈夫、だから……」
「……ん……」
由宇が言えば、乙女は彼女のヒップに覆い重なる格好。
合体した二人がイヌの交尾姿を取るのは玲の意図通り。由宇の腰から尻に上半身を預けた乙女の乳房は柔らかそうに潰れ、後ろから迫る乙女の感触に由宇の顔はますます赤い。
「う……うう、んう……」
「……うん」
何かを囁きかける乙女に、由宇はコクリと頷く。
玲には分からなかったが、それはピストンの合図だったらしい。乙女は遠慮がちに腰の往復を始め、白い犬尾を揺らしながら大事な幼馴染の膣穴を刺激する。
「ふ……っ、ぅく……う、……うう……!」
AV撮影として十分な画を撮らなければ撮影は終わらない。乙女は由宇に不安そうな視線を注ぎながらもせわしなく腰を動かす。
「ぁうっ……! ぅっ、ぅあ、あっ……!」
のしかかる乙女が腰を使えば、由宇の身体が揺れる。
玲がローアングルからの映像に視線を向ければ、ハリに富んだ乳房が大きく揺れている。のけぞる首から肩の稜線も美しく、すでに膣奥に到達したディルドに膣肉をえぐられるたびに腹筋の陰影が見え隠れする。
「は、あぁっ……! ぅあっ、お、乙女ぇ……っ!!」
「んふ……っ、ふ、ふぅっ……!!」
乙女の名前を呼ぶ由宇の膣肉の締め付けが強くなったのだろうか、乙女はこれまで以上の力強さで由宇のヒップに腰を打ち付ける。
瑞々しい素肌が打ち合う音が響いた。由宇の澄んだ顔は快楽に溺れ、声も顔も玲に向けるものとはまるで違う。
「おと、めっ……乙女っ……! ぅあっ、むね、当たって――くうぅっ……!!」
艶っぽい悦びの声を上げる由宇は、膣以外の感覚にも背中をくねらせる。
由宇の腰には乙女の胸が当たっているのだ。下半身にのしかかる乙女の身体はピストン運動にしっとり汗ばみ、由宇の裸身との密着感を強めている。腰に当たる乳首のコリコリした感触は由宇と乙女を煽り立て、乙女も息を弾ませた。
「ふぅううッ……! ぅふぅうッ、う……ぅうふっ……!!」
ピンク色のギャグボールは濡れていた。
唾液は由宇の引き締まった背中を濡らす。由宇の背中を汚してしまったことに乙女は悩ましげに眉を寄せるが、唾液の分泌は止まる気配もない。
「くふ……っ! ふ、ふ……っく、ふううっ……!!」
くぐもった声は熱が入り、そのたび垂れ流しのヨダレは量が増える。
奴隷生活で開発されきった乳首には絶えず快楽電流が走る。規則正しいピストンは快美のあまり鈍り、乙女の意図しない形で由宇を翻弄する。
「はぁうぅッ! お、奥、当たってるッ……!!」
のけぞって震える由宇が法悦に膣穴を締めるほど、乙女は腰に力を入れる。
尻穴にまで力が入れば、アヌスに埋め込まれたプラグをぎゅっと締め付けてしまう――二人の快楽は募り、先に由宇がオーガズムを迎える。
「お、と――めぇ……っ!!」
達する時も、由宇は乙女の名前を呼んだ。
背中を打ち震わせ、女の悦びを満開に咲き誇らせて達する由宇。膣肉はこれまでにないほど締め付けを強くし、腰から尻への連鎖反応によって乙女も法悦を炸裂させる。
「んふぅううッ……!!」
荒い息を吐き出しながらヒップを揺らす姿は、まるで射精しているかのよう。
オーガズムの余韻が収まらないうちから乙女はピストンを再開。気をやったばかりの由宇は揺すられるままに二度目の、三度目のエクスタシーを極め、乙女も由宇に続くように淫悦の高みへ至る。
「ふぅう――ッ!! ぅふうッ、ふ――ッ!!」
「乙女ぇッ、乙女ッ、おとめ……!!」
床にまで垂れた二人の愛液は大きな水たまりを作っていた。
ピストンのたびに撹拌される透明な汁はいつの間にか粘りを強めていた。泡立った糖蜜に由宇の本気汁が絡みついた液体を広げながらも絶頂を繰り返す二人は、ついに限界の時を迎える。
「んぅううう……ッ……!!」
由宇にのしかかったままだった乙女の身体がバネ仕掛けのように大きく跳ねる。
ペニスバンドは由宇を深く貫いているが、腰を引く余裕すら失ったらしい。飛び上がるようにわなないた乙女は絶頂の呻きを上げたかと思うと、糸が切れたかのように再び由宇の下半身に覆い重なる。
「ぅ、あ――乙女……ッ!!」
意識を失った乙女の下で、由宇はディルドを埋め込まれた膣肉をさざめかせる。
気絶した乙女は由宇の下半身を後ろから包み込む格好。柔肌に包まれた由宇はピストン運動なしにエクスタシーに至ると、四肢を繋がれたまま床に倒れ込む。
性の水たまりの上に倒れたまま、二人は完全に気絶したらしい――様子を見守っていた使用人の目配せに玲が頷くと、控えていた使用人たちはテキパキと後始末に入った。
(撮影は……こんなに時間が経ったのね)
半日以上もまぐわっていた由宇と乙女の身体は湯気が立ちそうに火照っている。
使用人たちによって二人の四肢の拘束が解かれ、乙女のペニスバンドと、二人のアナルプラグが同時に抜き取られる。
ぐぱっと音を立ててそれらが抜かれると、とたんにメスの香りが濃くなった。ずっと挿入れっぱなしにしていたせいで二人の穴はぱっくり開いてしまう。
(酷いわね)
モニターに映る由宇の秘所は、見ていられないほど大きく拡がっていた。
繰り返し掘削された膣穴は子宮口まで見通せる拡がりようで、プラグを挿入れられていた菊座もぽっかりと大きな口を開けている。
穴の拡がりっぷりは乙女も同じ。由宇と乙女の犬交尾映像は編集され、その手の好事家たちの元に届くのだろう。
(取り返しはつかない)
二人の意志を無視して撮り、出回る映像に自分が関与した事実が、じわじわと玲を蝕む。
気絶した由宇と乙女が別室へ移動した後も、玲はその場から動けずにいた。