朝来玲の淫果異聞1 百合調教の果て、理不尽報復に責められて 作:高牧園
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アダルトビデオの撮影のたびにスタジオのセットは変わる。
前回、双頭ディルドで由宇と繋がった乙女のアヌスを犯した時はシンプルなベッドだけの部屋だったが、その日はベッドが撤去され、二人の前には透明な台があった。
「どうして……次から次に、悪趣味な……!!」
アクリル製の座卓といった雰囲気の台は幅広で、高さは膝以下の低さだ。
台の内側にはカメラが仕込まれていて、何をされるか分からない今でも良からぬ予感をかき立てる――由宇は早くも顔を真っ赤にし、乙女は不安そうに玲の様子を窺っている。
「今日はディルドもペニバンも使わないわ」
告げる玲は、今日は持ち込んだ私服を着ていた。
シンプルなブラウスとカーディガン、それに黒のタイトスカート。このまま街に出ても違和感のない服装はありふれているからこそ、いまだ性奴隷のままの由宇と乙女とは違う世界の人間だと思い知らせるものだ。
「じ、じゃあ……今日は何、するんですか……?」
心配そうに問いかける乙女に、玲はまず台に座るよう指示を出す。
「脚を一八〇度開いて……そう、膣を密着させるの」
台に尻をつける二人は、奇妙な貝合わせを求められた。
両脚を左右に大きく広げたまま向き合い、抱き合って裸の恥部をぴったり重ねる。二人の腹の間には電動マッサージ機が挟まれて、マッサージ機の先端部は由宇と乙女の淫裂にあてがわれている。
「こんな……格好、なんて……っ」
これまでの撮影と同様、カメラはあちこちに配されている。
台の下に仕込まれたカメラは、仰ぎ見るように二人の恥部を捉えているだろう。玲がモニターからカメラの映像を確かめると、想像だけで早くも二人は濡れ始めているようだ。
「それと、これを使うわ」
言って、玲は二人に二本のアナルパールを見せつける。
標準より長めのパールが連なる淫具は、後になるにつれ球が大きくなっている。特に最後の一つは拳ほどもある巨大さで、とても肛門に挿入るサイズではない。
「……!!」
凶悪なアナルパールを目にした二人が息を呑む中、玲から性具を受け取った使用人はそれらを台の上の装置に取り付ける。
鉄道のおもちゃに悪趣味な加工を施した装置だった。二本のレールの上を走る車両は土台としか呼べない代物で、そこにアナルパールを載せる。改造を施されたモーターによってアナルパールは二人のヒップまで運ばれ、ひとつめの小さなパールは由宇と乙女の尻穴に当たっていた
「っ……」
まだアナルパールは肛門には挿入ってはいないが、尻にパールの感触だけは届く。不気味な状態になったところで準備は整い、玲は改めて今日の撮影について説明する。
「このあと、電マを動かすわ。イッたら、イッたのと逆の方にアナルパールを入れる」
「……私がイッたら、乙女に入れるってこと?」
「ええ。由宇がイッたら乙女に入れるし、逆に乙女がイッたら由宇に入れるわ。一回イくごとにアナルパールを一つずつ入れて、全てのパールを入れられた方が負けよ」
「え……と、それって――」
玲の話を聞いた乙女は、提示されたルールに考えを巡らせる。
「イッたら相手側に入って、全部入ったら負けで……由宇ちゃんに入れないためには、ええと……」
「由宇に入れられたくないなら、由宇をイかせなさい。――まあ、そうなったら乙女はあの酷いパールを全部入れることになるけど」
「!」
そこでようやく、乙女はこのルールの非情さを理解する。
自分のことだけを考えるなら、自分だけ絶頂を繰り返して相手に全てのアナルパールを入れさせれば済むだろう。
しかし由宇も乙女も、自分のために相手を犠牲にしたいとは思わない――つまり、相手にアナルパールが挿入されるのを防ぐためには、自分が絶頂を我慢する必要があるのだ。
「もう一度言うわ。イッたら相手にアナルパールを入れる。先にアナルパールを全部入れた方が負け。負けたら、次の撮影でお仕置きよ。……もういいわね。始めるわ」
一方的にまくし立てて、玲は使用人の一人にアイコンタクト。
使用人はすぐさま二人の身体の間に腕をねじ込み、電動マッサージ機の電源をオンにする。
電源ボタンが連打されて、マッサージの出力は最初から最大値。丸い先端どころかこけし状の全体を大きく震わせるマッサージ機の振動は、一瞬で由宇と乙女の秘所に刺激を加える。
「く……!」
「ぁううっ!」
歯噛みする由宇に、甘い声を上げる乙女。
二人の割れ目の上から襲う刺激に襲われ、早くも濡れていた膣口から愛液が溢れ出る。貝肉は二人の分泌液に密着度を強め、うねる膣が一体となったような感覚すら覚えてしまう。
「ぁ……あ、これっ、これ、すご、い……っ……!!」
切れ切れに声を漏らす乙女に、由宇は前の時のようにしがみつく。
「おと、めっ……が、我慢、して……っ!!」
言う由宇の方こそ腰が跳ね、息が乱れていた。
裸身はほぼ全て重なっているのだ、双頭ディルドによって繋がってはいなくとも互いの裸身を十全に感じ取ってしまっているだろう。
カメラで全方位の映像を確認する玲からは、由宇のしなやかな背中にしがみつく乙女の指が白くなっているのが見えた。指先に至るまで力を入れながらも、由宇の身体に傷をつけまいと指の腹だけを押しつけている――逆側を見れば由宇も乙女の背中で似たようなことをしていて、改めて二人が互いを想い合っていることが感じられる。
(想い合うほど、我慢するしかない)
悪夢そのものの責めを受ける二人の秘部で、マッサージ機は暴れ続ける。
感度が高いクリトリスはすでに勃起しているだろう。女の最大の弱点に強震動を何度も喰らう髄悦の苦しさを知っている玲は、それでも二人が絶頂を我慢していることに静かな驚きを覚えていた。
(まだイかないなんて)
マッサージ機が動いて数分。
力を抜いていれば五回は、必死に我慢していても二回は達するのではないかと考えていた玲の予想に反し、二人はまだ一度もオーガズムに至っていない。由宇も乙女も顔は真っ赤だが、相手の肛門を守りたい一心で、ギリギリのところで絶頂を耐えている。
「お……と、め……むり、しない、で……っ……」
「……ゆ、ちゃん……も……っぅ、あ……!」
二人とも限界を迎える寸前だが、より危うく見えるのは乙女の方。目を見開いてわずかに腰を揺らす乙女が達してしまうのは時間の問題だろう。
「おと……め、私……大丈夫、だか――ら……」
「っ……」
切れ切れに言う由宇に、しかし乙女は首を振る。
由宇が、自分を犠牲にしてでも乙女を助けようとしていることは分かっているのだろう。しかし、逆に由宇を守りたい乙女は、由宇に先に達して欲しいとすら思っていた。
「由宇……ちゃ、ん……」
掠れた声で、乙女は由宇に呼びかける。
整わない呼気が由宇の耳たぶをくすぐる。由宇の息がますます乱れる中で、乙女は由宇に囁きかけた。
「おね……が――い、イッて、由宇ちゃんが、イッて……っ!」
「――ぉ――」
耳元で絶頂に誘われた瞬間。
由宇は、自分でも気付かないうちにエクスタシーに至っていた。
「ぉ――お、お゛っ……!!」
濁った悲鳴を上げながら、股間から潮の飛沫を噴き上げさせる。
その時、アナルパールが取り付けられた機構が無情にも動き出した。乙女の尻穴にあてがわれた最初のパールが挿入されると、菊肉が広がる感覚に乙女はビクッと腰を跳ねさせ。
「あ、ああ……っ……!!」
尻にパールが入った衝撃で乙女が達してしまえば、由宇のアヌスにもパールが挿入されて。
「おぉ゛ッ……!! おとめ、乙女も、イッ――」
エクスタシーの余韻の中で菊肉をえぐられた由宇は立て続けに達してしまう。
「ひ――ぃッ、あ、ちがッ……イッてない、イッてないからぁッ! 乙女に入れないでッ!!」
全身を大きくくねらせながら必死に言い訳する由宇だが、彼女が深い絶頂の中にいるのは誰の目にも明らか。
生真面目そうな瞳は完全に蕩け、耳や胸元まで真っ赤。乙女と抱き合う胸元も間違いなく快楽を覚えているだろう。
「んぅう……っ!! ひぁっ、あ、な、中ぁあッ……!!」
二個目のパールを肛内に受けて、乙女もわななくばかり。
透明な台は、二人の蜜液に濡れ光っている。きらめきはともすれば美しくも感じられるが、スタジオ内にはマッサージ機の無粋なモーター音と、女の悦びに染まりきった二人の鳴き声が響いて浅ましいことこのうえない。
「は――ぁ、く……っ、また、挿入って――」
「んひぅッ!! ひッ……ひ、ぁあッ……!!」
マッサージ機の振動は一本調子。
二人の感度は限界まで上がり、もはや抱き合う肌の感触だけで甘イキするほどだろう。それなのにマッサージ機は強烈な刺激を二人の淫部に与え続け、理性を蒸発させていくのだ。
「ぁぐうぅッ……!!」
「んぅうッ、ひッ――ひぃあッ……!!」
それぞれに悲鳴を上げるたび、アナルパールが尻穴に呑まれてゆく。
早くもアナルパールは残り一個になっていた。由宇と乙女の尻穴にはパールがパンパンに詰め込まれていて、体感では限界を超えているだろう。
「――っはァ゛……!! ぁッ……あぁッ……!!」
「ぅうう……ッ――」
絶えず襲い来る快楽と肛内の膨満感に喘ぐ二人は、体力すら限界を迎えつつある。
「あと一つね」
玲は言って、改めて二人の尻のそばにある最後のパールを見やる。
パールなどと生易しい言葉で呼んではいけないサイズの球体だった。拳ほどもある物体は股間どころか膣にだって挿入れてはいけない大きさだが、どちらかが絶頂した瞬間、もう片方の尻に無慈悲に挿入されてしまうのだ。
「どちらかの負けが決まった時点で終わりよ。もう一人の方には最後のアナルパールは入れないから安心して」
「……!!」
玲が言うと、二人は静かに瞠目する。
極大アナルパールを挿入されるのは一人だけ――ならば、自分が肛門でソレを受け入れさえすれば、相手は助けられるのだ。
「ふ――」
「ぅう……ッ!」
そうと分かって、二人はこれまで以上の必死さで絶頂を我慢し始める。
最初に達した時のように言葉を交わす余裕はない。単純な我慢比べに挑まされた由宇と乙女は熱い吐息を交わしながら、少しでもオーガズムを遅らせようと全力を振り絞っている。
「う……うぅッ、うぐううッ……!!」
乙女は獣のようなうなり声を上げていた。
色の濃いロングヘアは汗で乙女の背中に張りついている。由宇の胸と触れて潰れた乳房は流れ落ちる汗にすら反応して快楽を募らせ、腰がわななくたびに吐き出された糖蜜が由宇の淫裂を濡らしてゆく。
「は――ぁう、う――」
由宇は弱々しい吐息を漏らすばかり。
募る淫悦に頭がクラクラしているのか、瞳は焦点が曖昧だ。半開きの口からだらしなく涎を垂らす由宇は、限界まで膨れ上がった菊肉に意識の大半を持って行かれている。
「ぁ、う――あ――あ……ッ……」
そんな状況でも、電動マッサージ機のハイパワーな振動は容赦なく二人を責め立てる。
震え続けるマッサージ機は勃起しきったクリトリスを強制的にこすり上げるのだ。これ以上ないほど尖った淫核を執拗に摩擦されるのは生きながら無間地獄に叩き落とされるようなもの――二人の身体がピクピク震え、ほぼ同時にエクスタシーに達すかに見えたが。
「――ぉ゛ッ、おとめぇえっ……!!」
タッチの差で、由宇が先に気をやった。
どちらが先にイッてもおかしくない状況、二人を分けたのは何だったのか。これまでと同じように乙女の名前を呼びながら由宇がのけぞって腰を震わせると、アナルパールを取り付けた機構は無常にも動き、乙女の菊門に最後の一つが押し込まれる。
「ぁがあ゛……!!」
濁った声を上げ、目玉が飛び出そうに目を見開く乙女。
いくつもアナルパールを挿入されたアヌスはほぐれているはずなのに、パールの巨大さのせいで尻穴は強い抵抗を示していた。肛門の皺が伸びきるほど拡がっても拳ほどのパールは挿入しきることはなく、ついにはアヌスに傷が走り、血が滲んでしまう。
「っ……!! ッ゛!! ッ゛!!」
声も出せない乙女の肛内に、最後のパールが沈んでゆく――ついに球体が完全に形を隠した時、ようやく電動マッサージ機の振動は止まった。
「――ぉ……」
静寂があった。
深いオーガズムを受けた由宇に、肛門に全てのアナルパールを埋め込まれた乙女。先に我に返ったのは由宇の方で、由宇は腕の中にある乙女の身体から力が抜けきっていることに気付くと、赤らんでいた顔をサッと青ざめさせる。
「お……乙女? 乙女ッ……?」
「……ッ……」
由宇が呼びかけても、全身を弛緩させた乙女はまったく反応しない。
「乙女……ねえ、おと――」
それでも乙女に呼びかけようとした由宇の元に、不意にモーター音が響く。
「な……っ……!?」
電動マッサージ機はすでに電源が止まり、使用人によって回収されていた。
となると、乙女の背後から聞こえるモーター音の正体は――思考を巡らせたのは一瞬のことで、由宇はすぐに、アナルパールが取り付けられた何かの装置に思い当たる。
「や……やめて、乙女にこれ以上何もしないで……!!」
モーター音は乙女の背後からだけ。
もう全ては挿入ったのだ、ならば今度は抜き取るしかないはず。肛門にアナルパールを埋められた由宇は、中身を一気に引き抜かれる恐ろしさを想像してカタカタと震え始める。
「だめ……そんなことしたら、乙女が……乙女が……」
モーター音は激しく、装置は尻の中のものを引っ張ろうとしているようだ。
「もうやめて……やめてください、乙女に何もしないで――」
懇願する由宇の目の前で、乙女のアナルパールが一気に引き抜かれる。
「――ッきひぃいいいい!!」
その瞬間、乙女は甲高い声をスタジオに響かせた。
悲鳴のような声だが、同時に膣液が溢れ出るのが由宇には感じられた。極大アナルパールから深部のパールまでもが一息に抜き取られる衝撃に乙女がガクガクと痙攣したかと思えば、グラリと身体を傾げさせて台の上に仰向けになってしまう。
「乙女えッ!!」
「――――」
それがトドメとなって失神した乙女は、由宇の声を受けても動かない。
「お……乙女……」
恐ろしさに声を震わせながら、由宇は乙女の臀部に視線を向ける。
「――ッ……!!」
そして、乙女のアヌスの惨憺たる有様に息を呑んだ。
二人揃っての調教と凌辱の中で、乙女の尻穴がぱっくり拡がったところは見ていた。今さら肛門が拡がっている程度では驚くこともなくなった由宇でも、まろび出た粘膜を前にすれば言葉もない。
「脱肛したようね」
予期していた通りの事態が起こり、玲は呟く。
乙女の肛門の皺を覆い隠すのは濃色の粘膜。本来は窄まるはずの排泄器官には粘膜の盛り上がりがあり、今までは覗くだけだった肛門粘膜が目の前まで突き出しているようにすら思える。
「お……と、め……」
由宇の目前、肛門の紅が目に焼き付く。
肛門の筋肉は複雑なヒダを作り、折り重なるさまは薔薇を連想させる。アナルパールを押し込まれて腫れ上がった粘膜は痛々しくて、想像もしなかった事態に由宇はまったく動けない。
「……」
由宇が硬直する中、玲は乙女のヒップに手を添える。
いつの間に用意したものか、玲は両手に医療用の使い捨て手袋を着けていた。こうなることを予期していた玲は迷うことなく乙女の尻穴粘膜に触れると、グッと粘膜を中に押し戻す。
「――」
尻穴に注目が集まっていることにも気付かない乙女の肛門は、すぐにもとに戻った。
玲の隣に立つ使用人はハンディカメラを携え、肛門を戻すところもきちんとカメラに収めていた。
「撮れたわね」
「はい」
玲と使用人は囁き合って、すぐに映像の確認をする。
まずモニターに映されたのは、乙女の脱肛が治る瞬間のもの。痛々しく飛び出た肛門粘膜を前に玲が眉をたわませるのを見て、由宇は吐き捨てる。
「自分でやっておいて、そんな態度……」
「……」
玲は何も言わなかった。
由宇の正当な怒りに、返す言葉などあるはずもなかった。