検証♡推しと二人きりでどこまで耐えられるのか〜黛冬優子の場合 作:高牧園
『えー、今から三つの映像を流します。三つとも、和式トイレでおしっこをする女性の映像です』
「え?」
「え?」
とんでもない言葉が飛び出して、冬優子と男は耳を疑う。
『うち二つがハズレの、素人盗撮モノビデオ。一つがふゆちゃんです。ファンの方には、ふゆちゃんのおしっこシーンがどれかを当てていただきます!』
「え、てかこれって普通に犯罪じゃ――」
『まずはAの映像です!』
男性のもっともな指摘の声を遮って、セット内のモニターに光が点る。
右上のワイプにはAの文字。
画面いっぱいには和式便器が表示され、またがる女性の顔や服装にはボカシが入っている。
それなのに、便器に向けて開かれた局部には、一切モザイクがかかっていない。
「うわ、」
男が思わず漏らした声は、映像の悪趣味さによるものか。
ほどなくして画面の中の女性は放尿を始める。
音姫の設置もないらしい和式トイレに、あけすけな水音が響く。
冬優子はその映像から目が離せない。
この映像と同じ浅ましい姿を人に見られるのだと思って、呆然としてしまっていた。
『では、Bの映像です!』
Bも大して違いはない。
モザイクが一切ない股間の様子や、尿の色や勢いで判断しろ、ということだろう。
冬優子からすれば、ABが自分ではなく、消去法でCが自分の放尿になることは明らかだ。
『最後に、Cの映像です!』
そして、同じ画角の映像が始まる。
スカートは色すら曖昧になるよう丹念にぼかすくせに、その内側の肌色は一切加工されていなかった。
大股を開いた冬優子の会陰は丸見えだ。
陰茎とは違い、女性が自分の性器を目にする機会は少ない。
興味本位で鏡に映し見たのは遠い日のことで、冬優子は、今の自分の性器の形をはっきりと知った。
肉体の成熟に伴って発達した陰唇はピンク色と呼べる範囲で、ほのかな黒ずみを見せている。
処女らしく下の口は閉じているものの、周辺を彩る陰毛は多め。
絡み合うように膣周辺を彩っているから、どこかスレた印象がある。
Oライン、肛門周辺には産毛程度しか生えていないから、カメラレンズは毛を捉えない。
その代わり、菊門の窄まりはハッキリと見えた。
ひく♡ ひくっ♡
放尿に備えるのに合わせ、肛門がひくひく♡動いている。
ぷしっ……♡
しょああああああっ♡♡
勢いよく放出されたおしっこが、便器めがけて飛んでいく。
尿色はほのかに黄色を帯びていて、冬優子は思わず目を反らしてしまう。
しょあああああっ♡♡
ぴちゃ……ぴちゃっ……♡
長い長い放尿を経て、トイレットペーパーを巻き取って拭く……そこでようやく映像は終了。
『さーて、もう一度だけ観ることもできますが、どうしますかっ?』
「え、じゃあ一応……ふゆちゃん、どれなんだろ……」
そして、もう一回Aから映像が流れ始める。
男性も正解する気はあるのだろう、映像を観て、それぞれの陰部や尿の特徴を覚えようと一生懸命だ。
「Aは毛濃いめで色黒め、Bはほとんどパイパンだけど尿色濃くて、Cが毛とか色とかおしっこ普通な感じで……」
ぶつぶつ言いながら考える男性の隣、冬優子は努めて感情を出さないように曖昧な微笑を浮かべるのみ。
『一問目のクイズもヒントかもですね〜?』
「そっか、ふゆちゃんのパンツは――っと、」
臭かった、と続きそうな言葉を、隣の冬優子に配慮して飲み込む男性。
(いらない配慮なのよ、それは……! ふゆに配慮するならこんなクイズに乗るんじゃないわよ!!)
怒鳴りつけたい気持ちを抱える冬優子の横、男性はようやく答えを出す。
「正解は……Aです!」
『ほう! 決め手はなんですか?』
「一問目のクイズのニオイを思い出して……一番しっくりくるのがAだったんで」
「っ……!」
一問目のパンティのニオイから、毛の濃いマンコを連想したということか。
下手に正解を言われるよりも屈辱的な言い草に、冬優子は密かに拳を握ってしまう。
『Aとお答えですが〜……残念っ! 正解はCでした〜!』
ブッブー、と軽妙なSEが流れて、正解の冬優子の放尿シーンがリプレイ。
「こ、これがふゆちゃんのおしっこ……!」
「……も、もうっ、あんまり見ないでくださいっ」
慌てて言う冬優子だが、モニターの中の冬優子は放尿中。
しょわああああああっ♡♡
放尿の水音がやむのを待って、司会者はからかうように。
『パンティの臭さに惑わされてしまったようですねー。ダメですよ、ちゃんとふゆちゃんのオマンコとおしっこ覚えてくださいね♪』
放尿シーンで一時停止された映像と共に言われて、男は食い入るようにその映像を見つめるのだった……。