検証♡推しと二人きりでどこまで耐えられるのか〜黛冬優子の場合 作:高牧園
屈辱的なクイズは全問不正解。
罰ゲームが始まると聞いて身を固くする冬優子の前に、くじ引きで使うような箱が差し出された。
「この箱は……?」
『中には、紙が入っています』
当たり前のことを言って、司会者は続ける。
『えー、全問不正解で、ファンの方はふゆちゃんを何も分かっていない! と判明しましたね。というワケで、ふゆちゃんには逆に、ファンの方が思う『ふゆちゃんらしくない』コトをしていただきます!』
「って、まさか……!」
ここまで聞いて、男には心当たりがあるのだろう。
ハッと顔を上げた男に、司会者の声が降ってくる。
『そうです! 実は事前に、ファンの方には『こんな黛冬優子は嫌だ!どんなの?』という大喜利に回答していただきました。複数頂いた回答が中に入っているので、ふゆちゃんには回答に従っていただきます!』
「ノリで結構ヤバいこと書いちゃったんですけど!?」
『ま、そこは運次第ですね~♪ 三問不正解なので、三回引いていただきましょう! ではふゆちゃん、一回目のクジを引いてください!』
差し出されたボックスに、冬優子は意を決して手を突っ込む。
指先に触れる紙にせめてマシな内容が書いていることを祈りながら、冬優子は一枚を選び取る。
『ではふゆちゃん、紙をオープン!』
言われるがままに紙を開ける――すると、そこには。
【こんな黛冬優子は嫌だ!どんなの?】
ストレイの曲に合わせて腋見せガニ股ダンスする
「は……?」
頭が理解を拒んで、冬優子は呆然と紙を見下ろす。
「や、ノリで書いただけで……! まさかこんな風に使われると思ってなくて……!!」
男の必死の言い訳が上滑りする。
『これは、淫乱のふゆちゃんにはご褒美になっちゃうかもしれませんね~? お洋服的に腋が見えないと思うんで、脱ぎ脱ぎしちゃいましょう♡』
「……ッ」
服を脱げと言うのか。
「ふゆ、それは恥ずかしいなぁ……」
『恥ずかしくないと罰ゲームじゃありませんからね! さ、お洋服を脱いでください!』
やんわり拒もうとしても、司会者は容赦なく冬優子を追い込む。
「え、えぇ……?」
『ほらほらっ! 早く脱いでください!』
急かされて、冬優子は冬を脱がざるを得ない状況。
しゅる……♡と衣服を解いて、ためいながらも冬優子は腕から袖を抜く。
晒された素肌に、男の視線が刺さる。
ブラジャーは淡いピンク色。
ハーフカップブラからは谷間が覗いて、ふよ♡とかすかに揺れる白いおっぱいが目に眩しい。
『じゃ、ガニ股と腋見せポーズで――』
「こうでしょうか……?」
司会者が指すポーズを冬優子は完璧に理解しているが、ふゆなら完全には理解できないはず。
膝を広げ、腕はバンザイにして、冬優子は自信がなさそうなフリで首を傾げる。
『うーんと、もうちょっと膝を広げてガニ股になりましょう。んで腕は手の後ろで組んで……そう、それです!』
指示を受けながら体勢を調整して、冬優子は彼らが想像した通りのポーズを取る。
(こんな……こんな格好……っ!!)
表情はふゆらしい控えめな表情だが、火が出たように赤らむ顔色まではコントロール不能。
大きく膝を開いて、逆に踵は合わせる形。
エロ蹲踞にも近いポーズにスカートはずり上がって、パンツは見えそうだ。
(動いたら見えちゃうじゃない……!)
腰振りダンスを始めればパンツが衆目に晒される。
脱いだ下着単体を見られることと、現在身に着けている下着を見られることでは羞恥の度合いが違う。
胸を締め付けられるような恥ずかしさを覚える冬優子に、司会者は容赦なく声をかける。
『ふゆちゃん、腕を下ろしたら最初からやり直しですよ~』
「……!」
下がりかけていた二の腕に力を入れ直せば、腋窩にまで照明が当たる。
『マン毛は生えてましたけど、腋はちゃ~んとツルツルなんですね♡』
丁寧に処理された腋に隙はない。
誇らしいことのはずなのに、今はそれすら恥ずかしい。
『では、ふゆちゃんの準備も万端のようなので……ミュージック、スタートっ!!』
声と共に流れ出すイントロは、Wandering Dream Chaser。
低音で響く音が弾けるタイミングでダンスに入る。
そう分かっているから、冬優子もそのタイミングで、
「……っ!」
クイッ♡と腰を前に突き出した。
クイッ♡クイッ♡へこへこ♡♡
腰を前に突き出せば、ぴらんっ♡とスカートがなびいてパンティは丸出し。
後ろに引けば一瞬パンティは隠れるが、代わりにぷるっ♡と揺れるおっぱいが目に付いてしまう。
「ふっ……ふぅっ……!」
あさひに負けるまいと何度も重ねたトレーニング。
おかげで、ダンスのリズムは完璧に身体に染みついていて、下賤な腰振りダンスであっても曲に合わせて踊り続けられる。
「――諦めない、絶対……!」
曲と合わせて口をついで出た言葉に、
『ぷっ……』
間抜けな姿で格好つける冬優子を嗤う、司会者の声が返ってくる。
(~~っ覚えてなさいよ……!)
悪態をつきたい気持ちを抑えて、冬優子はサビの音声に合わせて腰振りを繰り返す。
「えっぐ、アイドルがやっていい動きじゃないでしょ……♡」
ぽつりと男性が呟く言葉には、戸惑いと共に興奮が滲んでいる。
「うぅ……っ、ん、ふっ……ん……!」
一曲分、腰を振り続けるのはそれなりに労力だ。
加えて羞恥に体温は上がって、じわ♡と全身に汗が滲んでしまう。
「ふゆちゃんの汗のにおい♡ ここまで届いてる……♡」
ライブではありえないほどの近距離、冬優子の熱気を顔に受けて、男は息を荒げる。
「んっ、んっ、ふーっ!」
ふり♡ふり♡
たゆんっ♡とブラカップの中でおっぱいが揺れて、パンティはすっかり露出。
薄くかいた汗が脇をつぅ♡と伝うのもお構いなしに、冬優子はガニ股腋見せ腰振りダンスを続ける。
「はぁっ……ふ♡ ふーっ♡」
肌を晒して踊る冬優子は、男の熱に当てられてどうにかなってしまいそうだ。
「んっ♡ はぁっ♡ はっ♡♡」
卑猥なことをさせられている、その倒錯感が冬優子を狂わせ、神経は異常な昂りを示す。
「――あれ、ふゆちゃんパンツ濡れてない?」
曲も終わりに差し掛かった頃、男は冬優子の股間に顔を近づけてそう尋ねる。
「……! あ、汗でっ……♡」
「そうかなー。さっき見たおまんこの形と同じシミだよ♡」
眼の前で猥褻なダンスを繰り広げる冬優子への遠慮が薄れて、男は冬優子の股間に指を向ける。
――すり……っ♡
「んんっ……♡!?」
腰を前に突き出せば、秘所は男の指の上に。
すり♡ すり♡ すり♡ すり♡
「それ♡ だめっ♡、です♡ ……だめですっ♡」
ふゆを保ちながら、腰振りダンスもしながら、男を諌めながら――やることが頭の中でこんがらがって、冬優子の息が上がってくる。
「息荒くしちゃってかわいい~♡」
すりすりっ♡♡
「や、ぁ……っ♡ やぁっ♡」
ガクガク♡と脚が震えて、腰振りのリズムが乱れる。
じゅん♡と子宮が熱を帯びる中、男の指がぐっと冬優子の蕾を押す。
ちゅく……♡
「ぁ……っ♡!」
ビクン!!
身体の反応が抑えきれず、高い声が上がる。
(早く、早く終わって……!)
強く念じながら、頭の後ろで組んだ手に力を入れる。
ちゅくっ♡ くちゅっ♡
「んぅ……♡ ぅ、♡ ぅんっ♡ ぁ――っあ♡♡」
腰振りを止められないのをいいことに、男は指に力を入れてぐりっ♡とクリトリスを刺激。
そのたび冬優子は声を上げ、大股開きの膝をカクカク♡震わせてしまうが、ギリギリのところで踏みとどまって姿勢を保つ。
「っはぁ……♡ っは♡ はっ♡ はっ……♡」
やっとダンスが終わった時、冬優子の頬は真っ赤に上気していた。
その場にへたり込むと、内ももが微細に震えるのが分かる。
(服……早く着ないと……!)
冬優子は脱いだ服を着ようと探すが、
『あ、服は片付けておきましたよー』
しれっと司会者はそんなことを言う。
「そんな……」
ブラジャーだけの頼りない胸元を両腕で隠す冬優子の前に、くじ引きの箱がある。
『じゃ、次の罰ゲームいきましょう!』
司会者は、この番組は、冬優子に容赦しないらしい。
「――わかりました」
覚悟を決めて、箱に手を入れる。
罰ゲームはあと二つ。
冬優子は二枚の紙を引き抜くと、ひと思いに開く。