※この作品はR-18です。

預言者は異世界迷宮でハーレムを   作:ネギトロロ

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012 料理

 

 

 

家具も買い終わったし後は桶だけだな、

時間を確認するとそろそろ3時になるところだ

今日もいろいろあってあっという間に終わるが

俺はこの忙しさが嫌いじゃない

 

日本にいた時は仕事ばかりで1日が終わってたから

こんな充実した日々を送るなんて夢のまた夢だったな

 

ふっ、まぁこれは紛れもなく現実なんだがな

 

休憩もしたし

そろそろ残りの物を買いに行きますか

 

 

 「リオン、桶を買うついでに今日の夕飯を

 作るのに食材を買うからクロエを呼んできてくれ」

 

 「わかったわ」

 

リオンはクロエを直ぐに呼んで連れてきてくれた

連れてこられたクロエは楽しみなのかソワソワしているな

 

俺達は桶を買うのと食料調達しに冒険者ギルドに

出て市場に向かった

 

道中、クロエが魚屋の前で涎を垂らしそうにしながら

眺めていた、猫人族は魚好きだもんな

 

 

 「クロエは魚料理は好きか?」

 

 「魚料理!好きです!!」

 

 「な、なら今日は俺が魚料理を作ってやろう」

 

 「宜しいのですか!ありがとうございますご主人様!」

 

 

圧が凄いな、相当好きなんだろう

まあそれはいいんだが、

ロクサーヌが膨れっ面してこっちをみてくる.....

 

 

 「ロクサーヌとリオンは得意な料理とかはあるか?」

 

 「私はポトフが得意ですね」

 

 「そうか、じゃあ今日のスープはロクサーヌに任せようかな」

 

 「お任せください!」

 

 

そんな嬉しそうにして、そんな料理したかったのか?

 

 

 「....そうね、得意とかではないけど鴨のコンフィとかは

 いつも作ってたわね」

 

 「鴨っ!!鴨がいるのか!!」

 

 「え、ええ普通にいるでしょ、大きい声出してどうしたのよ」

 

 「すまない、この世界にもいるのかと思ってつい、

 だが本当にいるんだな....!」

 

 「....そう、そんなに食べたいなら私が作ってあげるわよ」

 

 「リオン!ありがとう!」

 

あまりの嬉しさにリオンを抱きしめてしまった

ロクサーヌが睨んでる気がするが見なかったことにしよう

 

だがいい情報を得た、この世界に俺の知ってる鳥類がいるんだ

原作を読んでて卵はあるのに鶏肉が出てこないのが不思議だったが

いない訳ではないようだ

 

原作で伯爵との会食に鳥料理が出てきたけど骨張ってて食べにくい

のとゴスラーが丸ごと齧り付いていたことぐらいか

 

もしかしたらこの世界は鳥の下処理がわからないのか?

それなら鶏なんか食べようとも思わないもんな

卵屋に行ったら聞いてみよ

 

 

 

俺はそんなことを思いながら

魚屋に置いてる魚を見てみるとニジマスとイワナみたいなのが

置いてた、たしか名前が違うんだよな

ミリアが言ってたのはロックスターみたいな名前だったような

 

あれ、白身が置いてないな

ドロップ品だからアイテムボックスに入れてるのかも

 

聞いてみるか

 

 

 「店主、白身はあるか?」

 

 「あるぞ兄ちゃん、1切れ30ナールだ」

 

 「じゃあ12切れもらえるか」

 

 「ちょうど残り12切れだ、ありがとうな」

 

 

ギリあって良かった

支払いはこの探索者のおっさんじゃなくて

隣の女の子に払うようだ

 

 「お兄さんいっぱい買ってくれたので252ナールでいいですよ」

 

 「そうか、ありがとう」

 

 

この子商人だったのかよ

こういった店に3割引き使うのはちょっと気が引けるな

 

 

俺は白身をアイテムボックスに詰め込んで

魚屋を後にして近くにあった野菜売り場で買い物をした

 

ニンニクにトマト、じゃがいも、人参、

キャベツ、玉ねぎを買った....はず

名前が違うから確信を持てないが

見た目はそのままだったから多分大丈夫だ

 

てか普通に見慣れた野菜売られててビビるんだけど、

品種改良とかそういう概念無さそうだから

これはこの世界の設定なのかもな

 

 

後は野菜売り場の目の前にある卵屋に行って

卵を30個買った、驚いたことにパルプモールドみたいな

容器があったことだ、この世界にもあるんだなこれ

 

あっ、そうだ、さっきの疑問聞いてみるか

 

 「店主、ちょっと聞いてもいいか?」

 

 「はい、なんでしょうか?」

 

 「この卵は鶏の卵であってるか?」

 

 「....はい、鶏の卵であってますよ」

 

店主が何言ってんだこいつみたいな顔で俺を見てくる....

 

 「卵を産む鶏とそうでない鶏は成長したらどうしてるんだ?」

 

 「それでしたらあまり美味しくないですが家族で食べています

 羽が邪魔な上に身もあまり多くないので売るにも売れませんので」

 

 「ちなみに、その鶏を使った料理はどういった料理なんだ?」

 

 「首を切って血抜きをしてから羽を剥いでそのまま

 丸焼きにするだけのやつですね」

 

ワイルドすぎるだろ、鳥の丸焼きをするにしても

臭み消しに使う葉とかあるだろ普通

 

 「....やはりそうか、なら頼みがあるんだが、

 卵を産まない鶏が産まれてから90日目と

 卵を産む鶏が産まれてから110日目になった時に

 それを全部血抜きして羽を剥いだ状態で

 俺に全部売ってほしい、どうだろう?」

 

俺の予想が正しければこの世界の鶏は

ブロイラーじゃなくて地鶏だ、

地鶏は下処理をしないと臭みと塩味が強くて

とてもじゃないが食べられない

 

だがちゃんとした下処理さえすれば

焼き鳥だって作れるぐらいには美味しくなるんだ

 

 

 「全部ですか!? そうとうな羽数になりますよ?」

 

 「ああ、全部消費できるから問題ない」

 

 「....わかりました、では家族に話してみますので

 明日また来てください」

 

 「わかった、良い返事を楽しみにしてるよ」

 

 

上手くいけば唐揚げを作れるぞ!

原作では尾頭付きを魚醤に付けて唐揚げにしてたっぽいけど

俺は王道の鶏肉を使わせてもらうぞ

 

 

 「よし、次は肉屋だな、ロクサーヌもポトフ用に

 買うといい」

 

 「はい、では腸詰めを少し買いますね」

 

 

俺達はすぐ近くにあった肉屋で

ソーセージと豚バラ肉を買った、

この世界の豚バラがドロップ品だったのを忘れていたのが

悪いんだが店主がいきなりアイテムボックスから豚バラを

出してきたのを見て驚いてしまった

本当凄い世界だよ

 

 

残りは桶屋だな、

ついでにアナベルのところに行って改装費用を払っておこう

 

桶屋に行くとお姉さんが対応してくれた

昨日はいなかったな、娘さんかな?

 

俺は通常のサイズの桶と多分洗濯用のデカ目の桶があったので

それを6人分買った、どうせ5日後にはお風呂が完成するんだ

それまではこれで我慢すればいい

 

桶屋を出るとふと隣の瓶屋が視界に入った

そうだ、お湯にするにも桶に直接って訳にもいかないよな

デカ目の桶とかあれば良いんだけど....

 

瓶屋に入ると店の奥に一際デカい水瓶があった

高さ140cm、幅60cmぐらいはあるだろうか、

むしろよくこんなのがあるな、何に使うんだ?

 

 

 「店主、このデカい水瓶は売り物か?」

 

 「はい、こちらは井戸から汲んできた水を

 ある程度貯めたい方向けの物となっております」

 

 

なるほど、確かにその都度行ったり来たりするのも大変だからな

 

 「そうか、じゃあこれを貰おう」

 

 「ありがとうございます、こちらはどちらに送りましょうか?」

 

 「いや、このまま持って行きたい、店内でフィールドウォークを

 使える場所はあるか?」

 

 「それでしたら入口の直ぐ横の壁をお使いください」

 

 「わかった、すまないな」

 

 

俺は支払いを済ませてデカい水瓶を斜めにしながら転がして

ワープで1階の風呂場になる予定の所に置いた

ついでに先程買った荷物もそこに下ろすことにした

 

 

 「クロエ、このあとは金物屋に行って支払いを済ませるだけ

 だからこの荷物をアイリス達と一緒にキッチンに運んで

 俺達の帰りを待っててくれ」

 

 「かしこまりました」

 

 

俺とロクサーヌ、リオンは荷物を下ろして

すぐに瓶屋に戻ったが

店員が不思議そうな顔で寄ってきた

 

 

 「何か忘れ物でしょうか?」

 

 「....いや、忘れ物がないか見にきただけだ、すまないな」

 

 「そうでしたか、失礼しました」

 

 

会計も済んでるのにわざわざ戻ってくるのは不自然すぎるな

やはり冒険者ギルドに飛ぶのを徹底するべきなのかな....

でもめんどくさいんだよな歩くの、

こんな便利なスキルがあるのが悪いよ

 

 

俺達は瓶屋を出て金物屋に向かった

向かってると金物屋の外にアナベルがいた

向こうも気づいたのか彼女も寄ってきて話しかけてきた

 

 

 「お待ちしておりました、お話は亭主から聞きましたよ、

 とんでもない金額ですが本当に大丈夫ですか?」

 

 「ああ、問題ない、あと追加でいくつか商品を買いたいんだが

 一緒にしてもいいか?」

 

 「はい、問題ありません」

 

 

カルロス達には悪いけど流石に200万ナールは高すぎる

ちょっとくらい値引きさせてくれ

 

俺は店内を物色してると小さい黒いフライパンみたいなのがあった

 

スキレットだよこれ!

なんだよ、めっちゃいいのあんじゃん!

これを取り敢えず10個とこれを置く為の木の板を10枚買っておこう

 

今日作る料理はこれでもう決まったな

 

 

 「アナベル、この黒い小さいのを10個と

 これを置く用の木の板を10枚くれるか」

 

 「おや、それを気に入って頂けるなんて嬉しいわね、

 そんなに気に入って頂けたんですから

 改装費と合わせて百四十万三千五百七十ナールでいいですよ」

 

 「ああ、ありがとう」

 

 

俺は怪しまれないようにさっさと支払いを済ませて

冒険者ギルドに向かった

 

 

 「あの女怪しいわね、あんなに割り引いて普通じゃないわ

 ご主人様に色目でも使ってるつもりかしら」

 

 「....確かに」

 

流石のリオンもおかしいと思ったようだが

とんでもない勘違いにロクサーヌまで同調しそうだよ

 

 

 「安心しろ、あれは俺の能力だ、内密にな」

 

 「....後でちゃんと説明してもらうわよ」

 

 「さすがご主人様です!」

 

 

リオンは怪しんでるというのに

ロクサーヌは何も疑わずに喜んじゃってるよ

 

 

 「ああ、もちろんだ、楽しみにしててくれ」

 

 

俺は喜んでるロクサーヌの頭を右手で撫でてやり

より上機嫌になった彼女を見たリオンが近づいてきて

もう片方の手を恋人繋ぎして対抗していた

 

 「....リオン、それはずるいわよ」

 

 「ふっ、あなた程じゃないわよ」

 

 「まあまあ、ほら2人共、冒険者ギルドでも買い物するから

 急ごうか」

 

 

今にも斬りかかろうとするロクサーヌとリオンを

宥めながら冒険者ギルドに向かった

 

俺は冒険者ギルドで

オリーブオイルと胡椒、重曹、砂糖に塩を買った

もちろんロクサーヌに聞きながらだ

やれ甘い白い粉だの火を消す白い粉だのと言って

ヤバいやつだと思われたことだろう

 

相変わらず名前が違うのをどうにかしてほしいが

どうにもならないから俺が覚えるしかない

 

 

 

そんなこんながありながらも無事に買えたので

何事も無かったかのように冒険者ギルドの垂れ幕を使って

家に帰った

 

 

俺達は1階の風呂場に出てキッチンに向かった、

実はちゃんとキッチンを見てなかったので

場所がどこか思い出せなくてロクサーヌとリオンを

先頭にして向かったのは秘密ということで

 

 

キッチンに入るとルシア、クロエ、アイリスが

細長いカウンターテーブルで談笑をしていた

 

 「待たせたな、さっそく作ろうか」

 

 「僭越ながら、お手伝い致します」

 

 「じゃあアイリスとクロエは俺の手伝いを、

 ルシアとリオンはロクサーヌの手伝いを頼む」

 

 「かしこまりました」

 

皆は手際良く動いてくれた、特にクロエは俺が何を作るのか

興味津々のようだ

 

 

 「クロエはニンニクをアッシェで切ってくれ、

 アイリスはトマトをコンカッセに、玉ねぎはエマンセで切ってくれ」

 

 「....ご主人様、全部わかりません、申し訳ありません」

 

 

ああ、そうかバカか俺は

いきなりフレンチ用語言われてもわかる訳ないし

食材の名前まで違うんだ、そりゃわからんわな

 

 

 「ごめんな、まずはクロエ、この白いのが俺の言うニンニクだ

 これをまず横に切れ目を薄めに入れていく、

 それが終わったら同じ感覚で縦に上から切っていく

 そうするとこのぐらいまで微塵切りに出来上がる

 このぐらいの微塵切りのことをアッシェって言うんだ」

 

 「なるほど、ありがとうございます!勉強になります!

 後はやってみます!」

 

 

 「アイリスもごめんな、まずはこの赤いのをトマトと言ってて

 これを横にしてまず3等分にする、そしたらそのままの形で

 縦に戻して今度は上から縦に3等分、横に3等分に切る

 そうすると2cm〜3cm幅の四角いのが出来上がる

 この切り方をコンカッセと言うんだ」

 

 「....ご主人様、先程は生意気な態度をとり申し訳ありませんでした」

 

 

先程って、あの舐めた顔をした時か、全然良いけどな

 

それに急にどうしたんだ?

俺の切り方で料理できると確信でもしたのか?

 

 

 「全然舐めた顔してくれていいぞ、可愛いしな

 それに俺はお前が使えるべき主人だと示すだけだ

 だからそんなこといちいち気にするな」

 

 「ご主人様....ありがとうございます」

 

 

そんな照れるなって、

包丁持ってるから抱きしめられないだろ

 

 

 「じゃあ続きだ、この茶色の玉を玉ねぎと言っていたんだ

 この茶色の皮を剥がして下の根の部分を三角形をイメージして

 斜めにしながら縦に刺していくと綺麗に取れる

 できたら今度は玉ねぎを縦にした状態で上から半分に切る

 半分になったのを切れた面を下にして今度は上から繊維に合わせて

 出来るだけ薄く縦に端から切っていく、

 このぐらい薄く全部切れていれば十分だ

 それでこの切り方がエマンセだな」

 

 「勉強になります、後は私が承ります」

 

 「ああ、頼むな」

 

 

懐かしいな、

バイトで教わった事がまさかこんな所で

活かせるとは当時の俺は微塵も思わないだろう

 

あの頃は大学に行く為にひたすら金を貯めてたなぁ....

 

 

おっと、俺は火でも起こしますか

 

この世界にコンロなんて物は無く、

昔の囲炉裏みたいな所に鉄の棒で網状の台を作ったやつが

ある、これも金物屋で買ったらしい

 

鉄の台を7つ並べても問題ないぐらい広いな

さすが豪邸なだけはある

 

ちなみに俺が使うのは6台で

残り1台はロクサーヌが作るポトフ用だ

 

俺はキッチンの外で

ファイヤーウォールと念じて薪に火を着けて

鉄の台の下に置いてどんどん薪を足していく

 

するとリオンが血相を変えて俺の所に来た

 

 

 「あなたねえ!今度は急に火を出すとかどうなってるのよ!

 ルシアなんてビックリしすぎて開いた口が塞がってないじゃない、

 そろそろ説明してもらおうじゃないの!」

 

 「もうちょっとだけ我慢できそう?

 できれば食事後が良いんだけど」

 

 「ふぅ....わかったわよ」

 

 「リオンは大袈裟ですね、ご主人様ですからこれぐらい

 できて当然ですよ」

 

 

いやいやいや、ロクサーヌよ、流石にそれはどうなんだ?

フォロー.....なのか??

 

 

 「....ご主人様、切り終えました」

 

 

アイリスは本当にタイミングがいいな、

見計らっていたかのようだぞ

 

 

 「ああ、ありがとう、じゃあ調理に取りかかろう」

 

俺はまず、

6台の上にスキレットを置いてゆき

熱くなる前にオリーブオイルを敷いて

パチっと音がし始めたら白身を入れて素揚げする

 

両面が綺麗に色が付いたら一旦全部スキレットから

取り出して休ませる

 

今度は空いたスキレットに残ったオリーブオイルを

そのままでニンニクと玉ねぎを入れる

 

ニンニクに色が付き始めたらトマトを入れる

ある程度煮ていくとくつくつと気泡みたいなのが出る

このタイミングでさっきの白身をスキレットに戻して

塩胡椒をして味を整えて一煮立ちしてから

溶き卵を3個ずつ入れて卵に火が通れば完成だ

 

昔バイトでアクアパッツァを賄いで作る時の流れで

料理長から教えてもらった

サルシャードというフィリピン料理だ

 

アクアパッツァはミリアが来たら作ってもらうから

俺が作るのはその後でだな

 

 

 「よし、出来上がりだ、ロクサーヌの方は順調か?」

 

 「はい、ちょうどこちらも終わりました」

 

 「じゃあ配膳していくか、

 スープはそのままテーブルに持っていってくれ」

 

 「かしこまりました」

 

 「ルシアとリオンはスープ用の皿を持っていってくれ、

 アイリスとクロエは今からスキレットを木の板に乗せていくから

 それをテーブルに運んでくれ」

 

 「かしこまりました」

 

 

スキレットを全部木の板に乗せ終えたので

俺はキッチンの外に出てウォーターウォールを念じて

水瓶に水を入れていった

 

それを見ていたリオンが冷たい目で見てくる

 

 「.....持っていくわよ」

 

 「ありがとう、コップは俺が持っていくよ」

 

 

俺は6人分のコップを持ってダイニングに着くと

ロクサーヌから一言貰った

 

 「ご主人様、奴隷のスープは最初はご主人様が入れる事となってます」

 

 「そう言えばそうだったな、じゃあまずはロクサーヌからだな」

 

 「はい!」

 

ロクサーヌの笑顔が眩しいってばよ

順番さえ気をつければロクサーヌだって

文句は無いはず....だよね?

 

配るのは加入順という事で

ロクサーヌ、ルシア、クロエ、アイリス、リオンの

順番にした

 

アイリスとリオンがもの凄い不満な顔をしていたので

購入順だから特に意味は無いと言ったら2人は笑顔になり

ロクサーヌは膨れっ面し始めた

 

俺が悪いのか?

 

 

 「じゃあ食べようか、いただきます」

 

 「いただきます?」

 

 「ああ、そうか、俺の故郷の習慣みたいなものだ、

 昔は偉い人から貰う時とかに使っていたのが

 食事をする時に命に、食材に、

 感謝を込めて食べるみたいな意味になっていったらしい

 まあそんな重苦しく捉えてる人は少ないがな」

 

 「そうですか、では我々も、いただきます」

 

 

サルシャードを食べてみるとめちゃくちゃ美味いな!

白身が美味いのか他の食材が美味いのか

昔食べたのより美味しいぞ

 

 

 「んんんんっ! ご主人様っ!あなたは神様ですかっ!」

 

 「クロエ、落ち着いて食べるんだぞ」

 

 「はい神様!」

 

ご主人様から神様にジョブチェンジしたようだ

 

 

 「ご主人様の料理とても美味しいですわ、

 このトマトの絶妙な酸味とそれに負けないくらい味に

 深みを出しているニンニクと白身の味を

 卵が包み込んでいて素晴らしいです」

 

 「ルシアの口に合ったようで何よりだよ」

 

ルシアは食レポ美味いな、言語化が上手いのだろう

 

 

 「こんな料理があるとは....

 ご主人様が私のご主人様で本当に良かったです

 我々奴隷にもご主人様と同じ食べ物をいただけると

 ロクサーヌ様から聞いてはいましたが半信半疑でした

 どうやら考えを改める必要がありますね」

 

 「ほう、どのような?」

 

 「通常、奴隷はまともな食事など取れず服もボロボロで

 住む場所もボロ小屋がほとんどと聞きますし

 そういった奴隷を見てきました、ですがご主人様は

 それのどれにも当てはまりません、

 素晴らしいご主人様ということです、

 できれば末永くお仕えしたい所存でございます」

 

 「大袈裟だな、他の奴らが碌な奴らじゃなかっただけだろ

 俺は普通のことを普通にしてるだけだぞ」

 

 「あなたねえ、それが普通じゃないってことよ、

 それに普通なんてご主人様から程遠い言葉よ」

 

 

リオンにまで呆れられたよ、

マジか、俺普通じゃないの?

いやまあこの世界の人からしたらそうかもだけどさぁ....

 

 

 「私はどんなご主人様でも一生仕える所存です!」

 

 「ロクサーヌ....ありがとうな」

 

やはり最高の女だよロクサーヌ

どんな俺でも受け入れてくれるんだ

これからもやりたいことをやっていけばいい

 

 

ロクサーヌのポトフを食べてみたが

これなかなか美味しいな

豚バラが入ってるから脂っこくなるかと思ったが

脂身を一回焼いてから煮込んでるから

脂身がスープに溶けずに旨味だけ出てるんだ

 

どうやらロクサーヌも料理が上手なようだ、ふふっ

 

 

 

俺達は食事も済んで片付けも終わった

 

そろそろ皆を集めて話ますか

俺は皆をさっきまで食事していたダイニングに呼んだ

 

 

 

 「それじゃあ説明しようか、俺のことを」

 

 

 

 

 

所持金:274万5230ナール

 

春の3日目

 

 

 

 





毎週日曜日の0時に更新してます。

誤字報告とても助かります。

感想いただけると、とても嬉しいです。

ゆっくりではありますが時間ある時に
返していけたらと思います。
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