僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
「鍵を開けなくても、快楽の彼方へ連れて行ってあげる」
奈緒様――いつの間にか僕の脳内では完全に「様」付けで固定されていた――のその言葉に、美優は鼻で笑った。
「何言ってるの? 貞操帯を着けたままなんて、無理に決まってるじゃない。お姉ちゃん、いくら経験豊富ぶっても、物理的に射精できないおチンポをどうやってイカせるっていうの?」
美優の反論はもっともだった。しかし、奈緒様は余裕の笑みを浮かべたまま、ベッドの脇に置かれていた美優の私物と思しき電動マッサージ機――本来は肩凝りなどに使うものだろうが、今の状況では明らかに別の用途を想起させる――を手に取った。
「美優、あなた本当に勉強不足ね。射精できなくても、男を『絶頂』させる方法なんていくらでもあるのよ。例えば……男の最大の弱点は、前のバカみたいに膨らんでる棒だけじゃないってこと」
「……えっ?」
奈緒様は電動マッサージ機のスイッチを最大出力に設定し、ウィィィィンというけたたましい振動音を響かせながら、僕の背後へと回った。
「ちょ、お姉ちゃん! 何する気!?」
「見てなさい。あなたの可愛いおもちゃが、どんな風に壊れるか」
次の瞬間、奈緒様は僕の足を後ろから大きく開かせ、その最大の弱点――お尻の穴のすぐ下、会陰部と呼ばれる急所に、振動しまくるマッサージ機を容赦なく押し当てた。
「あぁぁああああああっっ!!??」
貞操帯に閉じ込められ、ただでさえ極限まで行き場を失っていた血流と神経の興奮が、その一撃によって完全に爆発した。
前立腺という未知の領域を強大すぎる振動でダイレクトに揺さぶられ、僕の体はビチビチと魚のように床で跳ねた。
「えっ!? 由紀人!?」
僕のあまりにも異常な反応に、美優が驚いて後ずさる。
「ど、どうしたの由紀人!? そんな声出して……おチンポ触れられてもないのに」
「ふふっ、これよこれ。前が塞がれているなら、後ろからダイレクトに脳みそを溶かしてあげるの。ほら、見てごらんなさい美優、由紀人のおチンポ」
奈緒様が指差した先。
貞操帯の中で、僕の肉棒はついに金属の隙間から亀頭の先端を無理やり押し出すほどに膨張し、そこから透明な我慢汁が滝のように滴り落ち、ボタボタと床に水たまりを作っていた。
「あ……ああぁッ……! な、奈緒様ッ、それ……っ、そこ……おかしくなるッ!!」
「いいのよ、おかしくなりなさい。射精できない苦しみと、後ろから責められる未体験の快楽で、あなたの脳みそはもう私のことでいっぱいになるわ。美優のことなんか、もうどうでもよくなっちゃうわね?」
「お姉ちゃん、もうやめて! 由紀人はあたしの……!」
「あたしの何? 奴隷? ふふっ、だったら由紀人に聞いてみましょうよ。……ねぇ由紀人? 今あなたを気持ちよくさせて、天国に連れて行ってあげてるのは、誰?」
マッサージ機の振動が頂点に達し、僕の意識は白濁した光の中に包まれていた。
前からは出せない。けれど、背骨を突き抜けて脳天まで達する震えるほどの快感が、僕の口から強制的に答えを絞り出させる。
「なっ、奈緒、様ぁっ……! 奈緒様が……僕を……きもちよくッ……あぁぁぁああぁっ!!」
「なっ……!?」
僕の答えを聞いた瞬間、美優の顔が信じられないものを見たかのように歪んだ。
「あははははっ! 聞いたかしら美優? これがあんたの奴隷よ。たかだか数分後ろからイジられただけで、私に尻尾振る哀れな駄犬。あんたの調教なんて、その程度だったってことね」
「そんな……由紀人が、あたし以外の女に……!」
美優がわななくように震え、ギリッと歯を食いしばる。
「私はね、由紀人をこのままイカせてあげる。ドライオーガズムって言うのよ。ザーメンは一滴も出ないのに、脳みそは完全に射精の快感で焼き切れるの。由紀人、もうすぐイくわよ……っ!」
「あぁぁぁぁぁぁあああああっっ!!!!」
奈緒様がマッサージ機の先端をさらに奥へと抉り込むように押し当てた。
その瞬間、僕の体は一本の棒のように硬直し、瞳孔は大きく見開き、口からは涎が止めどなく流れ落ちた。
精液は……出ない。貞操帯で固く拘束されているせいで、物理的な射精感が伴わないから、おチンポからは一滴も白い液は出ない。
だが、脳は「出した」と錯覚し、全身の筋肉が快感の頂点でスパークしていた。
「あはっ……あ……あっ……あぁ……」
初めての強烈な体験に僕は完全に床に崩れ落ち、廃人のように痙攣し続けた。
「ふふっ、見事ね。こんな簡単に射精せずに絶頂するだなんて、本当に素養のある変態だわ」
奈緒様は満足げにマッサージ機を下ろし、美優に向かって勝誇った笑みを向けた。
「ほら、美優。これが本物の調教よ。あんたのおもちゃ、私が貰っちゃおうかしら?」
「…………っ!!」
美優は完全にプライドを粉砕され、その場にうなだれるように膝をついた。絶対的だった妹の支配から、圧倒的な姉の蹂躙へ。
この日を境に、僕の狂気のベクトルは、さらに一段も二段も深く、そして理不尽な泥沼へと引きずり込まれていくのだった。