僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
修学旅行。
それは学生生活において、誰もが胸を躍らせ、淡い期待を寄せる一大イベントである。自由行動、消灯後のナイショ話、もしかしたらワンチャンスあるかもしれない女子との急接近。
だが、僕にとっては――いや、『美優様の奴隷』である僕こと堀田由紀人にとっては、二十四時間体制で逃げ場のない、監視と羞恥の強制合宿でしかなかった。
何しろ、僕の股間には修学旅行中である今も、あの冷たい金属製の『貞操帯』がガッチリと装着されたままなのだから。
「じゃあ、この四人で班行動ってことで決定ね」
修学旅行の数週間前、班決めのホームルームで、美優は独断でメンバーを決定した。
メンバーは、美優、僕、そして腐れ縁のクラスメイトである斉藤。……ここまでは想定内の組み合わせだったのだが。
「よろしくね、堀田君、斉藤君」
もう一人、美優が指名した女子生徒がいた。
橘ひまり。
小柄でショートボブの髪がよく似合う、美優に並んでクラスでも一、二を争う正統派のカワイイ系女子だ。大人しくて少し人見知りな彼女が、なぜか美優に引っ張られる形で僕たちの班に加わっていた。
「お、おう! よろしくな橘さん!」
斉藤は鼻の下を限界まで伸ばしてデレデレしていた。僕も普通の男子高校生だ。こんな可愛い女の子と二泊三日を共に行動できるなんて、本来なら狂喜乱舞するところだ。
本来なら……。
(なんでひまりちゃんを誘ったの?)
後でこっそり美優に――もちろん、美優様と呼んで――尋ねると、彼女はひどく冷酷な笑みを浮かべてこう答えたのだ。
『だって、由紀人が他の可愛い女の子と一緒にいて、それでもあたしだけを見て発情できるか、試してみたいじゃない? もし少しでもひまりに欲情しておチンポおっきくしたら……どうなるか分かってるわよね?』
どうやら、射精したさに奈緒様に屈服してしまったことを、まだしっかりと根に持たれているようだ、
僕の修学旅行は、始まる前から地獄行きの片道切符と化していた。
そして迎えた、修学旅行初日。
観光地の巡礼や体験学習など、班行動の時間はまさに美優による『公開調教』の連続だった。
「堀田君、あのね、これ……どう思う?」
ひまりちゃんが遠慮がちに僕の袖を引いて、お土産屋の可愛いキーホルダーを指差してくる。その上目遣いがあまりにも破壊力が高すぎて、僕の股間が微かに反応してしまう。
「あ、うん。可愛いね……」
僕がそう答えた瞬間だった。
ドンッ、と、背後から美優がわざとらしく僕の背中に肩からぶつかってきたのだった。
「ああっ、ごめん由紀人。躓いちゃって」
口ではそう言いながら、彼女の手が僕のズボンのお尻のあたり――正確には貞操帯のベルトが食い込んでいる部分――を、服の上から強めに引っ張った。
「っっ!!」
痛覚と快感が同時に走り、僕は声にならない悲鳴を上げた。
『(よそ見してんじゃないわよ、この駄犬)』
美優の氷のような視線が、僕の理性を強制的に平伏させる。
そんなギリギリの精神状態のまま、僕たちは宿泊先の旅館へと到着した。
一番の難関だった大浴場での入浴は、斉藤が「先に行くわ!」と飛び出していったすきに、誰もいない時間帯を狙って光の速さで済ませた。タオルで前を死守し、洗い場でも決して下半身を見せないまま、どうにかやり過ごしたのだ。
そして。
修学旅行初日の夜、深夜一時。
疲れ果てた生徒たちが深い微睡みに落ちる中、僕は五人部屋の和室の端に敷かれた布団の中で、一人だけ目をギンギンに開かせていた。
眠れるはずがない。
日中にひまりちゃんと接した時の罪悪感、それを監視する美優様の冷たい視線。そして何より、僕の股間を一日中締め付けている冷たい金属の感触が、強烈な鬱血と発情を引き起こしていたからだ。
「はぁ……はぁ……っ……」
同室の斉藤や他の男子たちの、規則正しいイビキが聞こえる。
僕は布団の中で丸まりながら、ズボンの上から自分の硬くなった股間を擦ろうとした。だがもちろん金属の壁に阻まれて、もどかしい摩擦しか得られない。
(出したい……。気が狂いそうなくらい、出したい……っ)
耐え難い情欲に悶え苦しんでいた、その時だった。
スーーッ。
部屋の襖が、わずかな音を立てて数センチだけ開いた。
「……え?」
廊下の常夜灯の薄暗い光を背にして、一人の人影が僕たちの部屋に音もなく侵入してきた。
まさか、見回りの先生? いや、小柄で、髪が長くて……。
その人影は、迷うことなく一番端で寝ている僕の布団に一直線に近づいてくると、躊躇いなく掛け布団をめくり、そのまま僕の隣へと滑り込んできた。
「……っ!?」
僕が悲鳴を上げそうになる直前。
「しーっ……声出さないで、由紀人」
耳元で、甘く、酷薄な囁き声が響いた。
「み……美優、様……!?」
「そうよ」
旅館の浴衣姿の美優が、僕の布団の中でニヤリと笑う。
「な、なんで……ここ、男部屋だよ……っ! 見つかったら、ただじゃ済まないよ!」
「だから面白いんじゃない。あんたのお友達がすぐ横で寝てるのに、あたしがここで由紀人のおチンポをイジるの。最高にスリルがあるでしょ?」
美優の暖かい吐息が、僕の頬にかかる。
「だ、だめだって……斉藤が起きたら……」
「起きないわよ、あいつらイビキかいて爆睡してるじゃない。それより、由紀人、今日一日、ひまりと仲良くして随分楽しそうだったわね?」
布団の中で、美優の手が僕の浴衣の帯をスルスルと解き始めた。
「ち、違うっ……あれはただ、同じ班だから……」
「言い訳はいらない。でも、分かってるわよね。由紀人のおチンポ、ひまりに欲情して一日中ガチガチだったんでしょ?」
美優の手が、僕の浴衣の下――下着ごと、貞操帯に覆われた股間をガシリと掴んだ。
「ひぎぃっ……!」
「いいの? 声出したら、斉藤君が起きちゃうわよ?」
僕は慌てて自分の口を両手で塞いだ。
「今日一日、ずっと我慢してたご褒美。特別におあずけを解除してあげる」
美優はそう言うと僕のパンツを下げ、持っていた小さな鍵――あの奈緒様からどうやって取り返したのかは分からないが――を、暗闇の中で手探りで鍵穴に差し込んだ。
カチャリ。
静かな部屋に、金属のロックが外れる微かな音が響いた。
「っっぁあぁっ……!!」
一日中、極限まで抑え込まれていた僕の肉棒が、金属の檻から解放された瞬間、凄まじい勢いで跳ね上がり、浴衣をテントのように押し上げた。
「暗くてよく見えないけど、すっごい熱い。ガチガチね。先っぽからお汁もいっぱい漏れてる。またずいぶん溜め込んだものね。それとも、そんなにひまりとのイチャイチャが嬉しかったのかしら?」
美優の冷たい指先が、鬱血して真っ赤になっているであろう僕の亀頭をなぞる。
「あぁっ……! 美優様っ……きもち、いいっ……!」
「声が大きい。ほんとうに誰か起きてもしらないわよ? 仕方ないわね、あたしが口で塞いでてあげる」
美優の言葉の意味を理解するよりも早く。
彼女は布団の中に完全に潜り込み、僕の下半身の方へと移動した。
てっきり口を塞がれると思ったのに──。
「えっ……美優様……?」
「んっ……ちゅっ……」
次の瞬間、僕の最も敏感な先端が、温かくて濡れた粘膜に包み込まれた。
「っっっ!!」
声にならない絶叫が僕の喉を駆け上がった。
美優の口だ。彼女の柔らかい唇と、熱い舌が、僕の肉棒を深々と咥え込んでいるのだ。
ズチュ、チュッ、ジュルルルルッ!
布団の中で、水音が響く。
静まり返った深夜の男部屋。すぐ隣――わずか数十センチ先で斉藤が寝ているというのに、僕は修学旅行の布団の中で、幼馴染のクラスメイトにフェラチオされている。
その圧倒的な背徳感と、一日中おあずけを食らっていた渇望感が化学反応を起こし、気絶しそうなほどの快楽が押し寄せてきた。
「んむっ、れろっ、じゅるっ。由紀人ぉ、由紀人のおチンポおいしいっ」
美優が布団の隙間からひょっこりと顔を出し、僕を見上げながら卑猥な言葉を囁く。
「ああっ! だ、だめっ……美優様っ……そんなに激しくされたらっ、出ちゃうっ!」
「んっ、ちゅっ、出せばいいじゃない。あたしの口の中に、一日我慢した熱いザーメン、全部ぶちまけなさいよ」
美優は再び布団に潜り込み、今度は根元まで一気に飲み込むような凄まじい吸引力で僕の肉棒をしゃぶり上げ始めた。
「あぁぁああああっっ!!」
僕は自分の浴衣の袖を強く噛みしめ、漏れそうになる喘ぎ声を必死に押し殺した。
限界だ。
美優の口の中の熱さと、スリルと、恐怖。
全てがないまぜになって、僕の理性を完全に焼き切った。
「出ますっ! 美優様っ、ザーメンっ、出ますっっ!!!」
ドクンッ!! という強烈なペニスの収縮とともに、僕は美優の口の中へ、一日分のドロドロに濃縮された精液を限界まで解き放った。
「んぐっ……! うっ、ごくんっ」
美優は逃げることなく、僕の精液を喉を慣らして飲み込んだ。
「はぁ……はぁ……っ……」
僕は全身の力が抜け、布団の中で荒い息を繰り返した。
美優は布団から這い出してくると、口の端に微かに白い糸を引きながら、妖しく微笑んだ。
「ふふっ、すごい量だった。由紀人のザーメン、修学旅行の思い出にするわね」
彼女はそう言って、僕の唇に精液交じりのキスを落とす。
「じゃあ、あたしは自分の部屋に戻るわね。もちろん、貞操帯はまた着けておいてあげる。明日も一日、しっかり我慢なさいよ?」
「えっ……ま、待って!」
カチャリ、と僕の静止など意味なく無情にも再び金属のロックがかけられる。
僕が絶望に沈む中、美優は音もなく襖の向こうへと消えていった。
隣の布団では、斉藤が相変わらず呑気なイビキをかいている。
美優に支配された僕の修学旅行は、まだ始まったばかりだった。