僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
「はぁ……」
家を出てから、もう何度目かも忘れたため息。教室に近づくほど足取りも重くなっていく。
昨日あんなことがあって、どんな顔して坂本さんと会えばいいんだろ……? いっそ仮病を使って休んでしまおうかと思ったけど、先延ばしにするだけでなんの解決にもならないのでやめた。
とりあえず教室に着いたら、授業が始まるまで机に突っ伏していよう。
「なっ──」
教室に入って、思わず悲鳴が漏れそうになった。窓際の一番後ろが、僕の席。その隣の席にすでに彼女が座っていた。どちらかと言えば始業ギリギリに登校して来るタイプなのに、待ち構えていたとしか思えない。他にも教室には生徒がいるけど、まだまばらだ。
「おはよう、由紀人」
「お、おはよう、坂本さん……」
坂本さんに挨拶されて、僕は恐る恐る自分の席に座った。何を言われるんだろう?
「美優様、だよね?」
「えっ?」
僕は、きょとんとした顔をしたと思う。いや、そう呼べって言ってる意味はわかるけど、ここ教室だよ?
「僕は美優様の奴隷になりますって言ったよね?」
「あぁぁ、だめ、だめっ」
両手を前に出して、抑えてというジェスチャーを彼女に向けてする。慌てて教室を見渡すけど、幸いこちらに注目している生徒はいない。
「無理だよ、他の人もいるところで、そんな風に呼べないよ」
小声で、でも必死に坂本さんに訴える。クラスメイトの女子を様付けで呼ぶとか、完全に頭のおかしいやつだ。
「しかたないね、じゃあ、美優」
今までほとんど目も合わせていなかった子を突然、下の名前で呼び捨ても結構ハードル高いけど……一応、幼稚園から一緒だし、昔のノリってことならギリギリいけるのかな?
「わかったよ……美優」
そう返事をすると、彼女──美優は微笑んだように見えた。
だんだんと教室の席が埋まっていくけど、美優は自分の席に行こうとしない。
「あの、席戻らないの? そろそろ先生来るけど?」
「瞳と席代わってもらったの。今日から隣同士、よろしくね、由紀人」
瞳というのは隣の席の前田瞳さんのことで、美優と仲の良いグループの一人だけど、そんなことはどうでもよくて、問題はこれで授業中も休み時間も、学校にいる間はほぼ全ての時間、美優に支配されることになるということだった。
ウソだろ……? 僕の前途が真っ暗闇に包まれたのと、先生が教室に入ってきたのは同時だった。
男子トイレでおしっこをして、手を洗う。今では数少ない、僕がほっとできる時間だ。さすがに、ここまで美優もこないもんね。と、思っていたのだけど──
「げっ」
トレイを出ると、目の前に美優がいた。無言で腕を掴まれて、隣の女子トイレに連れ込まれてしまう。
「え? えっ? えぇっ?」
運よく中には誰もいない。そのまま個室の中に僕を押し込んで、美優は鍵を占めた。は、初めて入った、女子トイレ。こんな感じなんだ。
「ちょっと、なに考えてるんだよぉ?」
美優の目的を教えてもらおうとするけど、彼女は唇の前に人差し指を立てて黙るように合図した。
人の気配を感じて息をのむ。一拍間を置いて、トイレに人が入ってきた。足跡からして、たぶん二人だ。
「流奈、昨日カラオケで無理やり、やられちゃったんだってさ」
「えっ、マジで?」
「でぇ、それから連絡しようとしても、全部ブロられてんだって。やり捨てだよね?」
「うぇ、最悪じゃんそれ」
誰だろう、他のクラスの子たちかな? その子たちは、それぞれ個室に入ったみたいだった。
「座って」
美優が囁いて、便座に僕を座らせる。嫌な予感しかしない。
彼女は手慣れた手つきで、あっという間に僕の性器を露出させた。ほら、やっぱり。
こんなところで昨日みたいにされたら……声を出して、バレたら。恐ろしい想像が、脳裏を駆け巡った。
やめて欲しいと視線で美優に願うけど、彼女は舌を出して唇を舐め回して見せた。え、まさか?
「ぅ──」
裏筋を舐め上げられて漏れそうになった喘ぎ声を、とっさに手の平を口にあてて封じ込めた。危なかった。ほんと紙一重で終わるとこだった。
この状況で人生詰むのは僕だけど、美優にだってリスクがあるにいったいなに考えてるんだよ? 信じられない思いで、彼女を見る。
美優の表情は、笑っていた。その大きな瞳が、楽しくて堪らないと語っている。心の底からこの状況を楽しんでいるんだ……信じれない。
美優が、大きく口を開いた。僕は首を左右に振ってイヤイヤをしたけど、そんなもので彼女の行動を押しとどめられないことはわかり切っていた。
「ぅ──ぅぅ──」
チンポが半分ほど飲み込まれて、初めて経験する感触に僕は悶えた。暖かく、濡れた感触に包まれている。
さらに舌が竿に絡みついて、巧みに刺激を与えて来る。もう手の平じゃ抑えきれない。僕はポケットからハンカチ取りだして、口に強く押しつけた。
口を上下させながら、美優は声を漏らすまいと耐える僕を瞬きもせずに見つめて来る。まるで観察するみたいに熱心に。
と、個室の扉が続けて開く音がした。さっきの女子たちが、用を足し終えたみたいだ。
「こっち、ずっと入ってんね」
「そうだね」
「おーい、入ってますかー?」
ドアがノックされて、心臓が飛び上がった。一方、美優は僕の性器を咥えたままなにも反応しない。肝が据わりすぎだよ。
「ちょ、よしなよ! 大きい方かもしれないでしょ」
「だってさ、中で具合悪くなってっかもしんないじゃん?」
あぁ、まずい! まずいよ、上から覗かれでもしたら! 口の軽そうな子たちだし、今日の内に学校中に噂が知れ渡っちゃうよ。美優も、チンポから口を離して『入ってます』とか言ってくれればいいのに、ただフェラチオを続けている。
「いいから、いくよ、ほらぁ」
声と足跡が遠ざかっていく。もう一人の子が、ノックした子を強引にトイレから出してくれたようだった。ふぅ……助かった。
「ねえ、今の内に教室戻ろうよ。もう休み時間も終わっちゃうし」
ここでようやく、美優は性器から口を離してくれた。やっと女子トイレから出られるかと思ったけど、甘かった。
「そうね。だったら早く出さないとね、由紀人」
そう言って、美優は僕のチンポを根元まで一気に口内に含んだ。口と鼻の下が伸びて端正な顔が台無しになる。滑稽で下品な顔だと思った。けれど、これが僕のチンポを咥えた顔なんだと、僕にしか見せたことがない顔なんだと、そう思うと酷く興奮した。
ズリュリュ、ズリュリュリュと汚い水音を立てて、激しくチンポが吸われる。陰茎が強く引っ張られて、美優にそのまま食べられてしまうんじゃないかって錯覚を覚えた。
さらに女子トイレにいるという異常なシチュエーションと、めちゃくちゃエロい美優の顔が相乗効果になって、僕はものの数秒で絶頂へと導かれていた。
「出る! 出るよっ!」
そう伝えても、美優は少しも口を離さない。でももう一瞬も我慢できないし、早く教室に帰らなきゃいけないんだから我慢する理由すらない。
「あぁぁぁぁぁっ!」
美優の喉奥に、ザーメンが勢いよく放たれているのが感覚でわかる。あぁ、美優の口の中に精液出しちゃってるよ……。
昨日あれだけ出したのに、射精はなかなか収まらない。美優は僕を見つめながら、それを全部零さず飲み込んでいる。
「うぅぅぅっ!」
やっと出し切ったと思った時、美優がチンポの根元を強く握りながら亀頭の先を啜ったので、僕は悶絶した。尿道に残っていたザーメンまで、全部搾り取られたみたいだ。
「きれいに出せたね、由紀人」
さっきまでの無様なフェラ顔と同一人物とは思えない美少女の顔に戻って、美優は優し気に微笑んだ。
結局、授業には数分、間に合わず──おかげで女子トイレから出るところは誰にも見つからなかったけれど──二人で遅れて教室に入るという気まずい思いをした。