僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
一週間のおあずけ地獄が終わり、あの凄まじい射精で体中の力を絞り尽くした日曜日の夜。
僕はてっきり、今日はもう解放されるのだと思っていた。
美優の部屋で大量に射精した後、精液まみれの体をシャワーで流させてもらい、貞操帯を再装着されて帰宅を許された。疲労で意識が朦朧とする中、自宅の玄関をくぐったのが午後七時過ぎ。母さんの作った夕飯を無理やり胃に詰め込み、風呂に入り、泥のようにベッドに倒れ込んだ。
ようやく眠れる。今日だけは、美優のことも、ひまりちゃんのことも考えずに、ただ深い眠りに落ちたい。
そう思って瞼を閉じた午後十一時。
スマホが震えた。
『今すぐ家の前に出て。五分以内。遅れたら分かってるわね』
美優からのLINEだった。
嘘だろう。さっき帰ったばかりなのに。体はまだ射精後の脱力感に包まれていて、指先すら思うように動かない。
だが、「分かってるわね」の一文が、僕の体を反射的にベッドから引き剥がした。パジャマの上にパーカーを羽織り、階段を降りて玄関の鍵をそっと開ける。母さんはもう寝室に引っ込んでいるはずだ。
家の前に出ると、街灯の淡い光の下に美優が立っていた。
私服だった。黒のパーカーにデニムのショートパンツ、スニーカー。片手には大きめのボストンバッグを提げ、もう片方の手には──
「……リード?」
美優の左手に握られていたのは、赤い革製のリードだった。犬の散歩に使うような、しっかりとした丈夫そうなリード。その先端にはフックの金具が揺れている。
「犬のお散歩、しようと思って」
美優は僕を見て、にっこりと微笑んだ。
深夜の住宅街に似つかわしくない、ぞっとするほど穏やかな笑顔だった。
「さ、さんぽ……? 美優様、犬、飼ってたっけ……」
「飼ってるわよ。名前は由紀人っていうの」
犬の散歩と言われた時点で、予想はしていた。予想はしていたが、実際に言葉にされると、背筋を氷の指がなぞっていくような感覚が走った。
「こっちに来なさい。公園まで歩くわよ」
美優は迷いのない足取りで歩き始めた。僕は従うしかなく、隣を歩こうとする。
「由紀人。犬は主人の横を歩かないでしょ? 後ろよ、後ろ」
「は、はい……」
深夜の住宅街。人通りは皆無だが、民家の窓からはまだ明かりが漏れている家もある。こんな時間に高校生の男女が二人で歩いていたら、それだけで怪しまれるだろう。
数分後、例の公園に着いた。僕と美優にとって、幼い頃からの思い出の場所。象のすべり台がある小さな公園。昼間は子供たちで賑わっているが、深夜十一時過ぎのこの時間帯には、当然ながら誰もいない。
街灯が一本だけ、公園の入り口を照らしている。ブランコと砂場は暗闇に沈み、象のすべり台のシルエットだけが、月明かりの下でぼんやりと浮かんでいた。
「さて」
美優はベンチにボストンバッグを置き、ジッパーを開けた。
「服、脱いで」
「え……っ、ここで!?」
「ここでよ。全部脱いで、バッグに入れなさい」
ここは公園。屋外だ。美優の部屋という安全な密室ではない、開けた空間。いくら深夜で人がいないとはいえ、誰がいつ通りかかるか分からない。どこから見られているかもわからない。
だが美優の瞳は、暗闇の中でも分かるほどにいつもの如く冷たく光っていた。拒否の選択肢は存在しない。
「は、早く……脱がないと、怒る……?」
「怒らないわよ。ただ、あの録音をクラスのLINEに送るだけ」
僕は震える手でパーカーを脱ぎ、パジャマの上を脱ぎ、パジャマのズボンを脱いだ。ボクサーパンツ一枚になった段階で、夜風が素肌を撫で、全身に鳥肌が立った。気温はそれほど低いわけではない。けれど、野外で裸になるという異常な行為に震えそうだった。
「パンツも」
「う……」
最後の一枚を脱ぎ捨てる。貞操帯だけを身に着けた、全裸の姿が月明かりの下に晒された。
「全部バッグに入れなさい」
僕は言われるままに全ての衣服をバッグに詰め込んだ。美優がバッグのジッパーを閉め、それを自分の手元に引き寄せる。つまり、僕の衣服は完全に美優の管理下に置かれた。美優の気分次第で、僕は外でずっと裸のままいなくてはならない。
「さて、次はこれね」
美優は貞操帯の鍵を取り出し、カチャリと金属のロックを外した。
「ひっ……あぁ……っ」
数時間前に大量に射精したばかりだというのに、金属が外されると同時に半勃起していた肉棒が夜気に触れ、敏感な亀頭がピクンと震えた。
「さっき出したばっかりなのに、もう反応してる。ほんとに犬みたいね」
美優は外した貞操帯もバッグにしまい込み、代わりにバッグから何かを取り出した。
首輪だった。いつもの黒い革製の首輪ではなく、もっと太くてがっしりした犬用の首輪だ。赤い革に銀色の鋲が打たれた、中型犬用と思しきサイズ。
「今日は特別よ。いつもの首輪じゃなくて、ちゃんとした犬用のやつ」
カチャリと首に巻かれ、バックルが締まる。金属の鋲が喉仏に当たって冷たい。そして、首輪のDリングにリードのフックが接続された。
カチン。
赤いリードが、美優の右手から僕の首まで一直線に伸びる。
「完成。全裸に首輪とリードだけの由紀人。うん、これが一番似合ってるわ」
美優は満足げに頷き、リードをクイッと引いた。首が引っ張られる。
「さあ、お散歩の時間よ。公園をぐるっと一周するわ」
「い、一周……!? こ、こんな格好で……!?」
「犬は喋らないの。ワンって鳴きなさい」
「えっ……」
「ワン」
美優の声がぴしゃりとした命令に変わった。
「わ……ワン……」
「声が小さい。もう一回」
「ワンッ……」
「よろしい。じゃあ、四つん這いで歩いて」
冷たい地面の上に、手のひらと膝をついた。
砂利混じりの地面が皮膚に食い込む。全裸で地面に這いつくばるという行為が、どれほどの羞恥と屈辱を伴うか。しかもここは屋外で、深夜とはいえ公共の場所で、美優にリードで引かれながら犬のように這い回るのだ。
「ほら、ゆっくりでいいわよ。あたしの後ろについてきなさい」
美優は僕のリードを持ったまま、ゆっくりと歩き始めた。公園の外周を沿うように敷かれた遊歩道を、まるで本当に犬の散歩をするように。
犬なら散歩ほど嬉しいことはないだろうけど、僕にとってその散歩は想像を絶する地獄だった。
四つん這いで進むたびに、剥き出しのペニスが太ももの間で揺れ、夜風が亀頭を直接撫でる。砂利が膝に食い込み、手のひらが擦れ、全身が屈辱と痛みと、それなのに湧き上がってくる異常な興奮でぐちゃぐちゃになっていく。
「あっ、そうだ。せっかくだから芸をしてもらおうかしら」
ブランコの前で、美優が足を止めた。
「お手」
美優が右手を差し出した。僕はそこに自分の右手を乗せる。
「よろしい。こんどはおかわり」
左手を乗せた。
「お座り」
砂利の上に尻をつけて座る。剥き出しの臀部に細かい石が刺さり、ジャリジャリとした不快な感触が走った。
「伏せ」
うつ伏せに。胸と腹が地面に張りつく。勃起しかけたペニスが砂利に刺激され、鋭い痛みと同時に妙な快感が走った。
「ふふっ、上手上手。お利口さんね。ご褒美に頭撫でてあげる」
美優が僕の頭を撫でた。犬を愛でるように、優しく、しかしその指先には所有者としての確信が滲んでいた。
リードを引かれ、芸をして、撫でられて、本当に美優の飼い犬になったような錯覚を覚える。
「もう一周行きましょう。ほら、立って」
「ま、まだ歩くの……?」
「犬は喋らないって言ったでしょ」
「……ワン」