僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
放課後、僕は美優と一緒に帰っていた。というか、一人で脱兎のごとく帰宅したかったけど、横の席の彼女の目を逃れることなんてできるはずもなく、ずっと横に並ばれていると言った方が正しい。
はぁ……美優もまさか、路上で変なことはしないよね?
「さか──み、美優って、家こっちの方向だっけ?」
まだ、彼女を名前で呼ぶことに慣れていない。美優の家に行ったことはないので、聞いてみるけど彼女は答えてくれない。
「……」
「あの、美優?」
「美優、様だよね? 学校では許してあげたけど、ここ学校じゃないよね?」
最近では珍しく不機嫌そうに、眉根を寄せて美優が訂正して来る。
「うっ、美優……様、ご自宅はこちらの方向だったでしょうか?」
僕は、しかたなくできる限りへりくだって言い直した。
「そうだよ、同じ方向。由紀人、あたしのこと美優様って呼ぶの嫌?」
「嫌か、嫌じゃないかで言ったら、そりゃ嫌だよ……」
誤魔化さず正直に答える。
すると、由美はスマホを操作して僕に示した。録音アプリ?
『僕は、美優様の奴隷になりますっ!』
「なっ!」
昨日のカラオケボックスの時のだ。いつの間に録音してたんだろう?
「由紀人は、あたしの奴隷なんだから言うことちゃんと聞かなきゃダメだよ? わかってる?」
「わかったよ……」
僕は美優には逆らえないんだと再確認させられて、うなだれた。そんな僕の頬に彼女が触れて──突然、大粒の雨が降り出した。少し先が見えなくなるくらいの豪雨。これがバケツをひっくり返したような雨というやつだろう。
降水確率は10%だったから、もちろん傘なんて持ってない。とりあえず駆け出すけれど、雨宿りする場所を探す前に二人ともびしょ濡れになってしまう。
「うちの方が近いから、きてっ」
美優が、僕の手を取って引っ張った。
「えっ、でも」
「だいじょうぶ、誰もいないから」
美優の家は、比較的新しい一軒家だった。すでにパンツまで、ぐっしょりと濡れている。当然、美憂もそうだろうな。あまり見ないようにしてたけど、ブラが透けて見えている。
「入って」
「お邪魔します……」
鍵を開けた美優に続いて、彼女の家に入る。どうやら彼女の言う通り、在宅中の家族はいないみたいだ。
「洗面所、こっち」
案内されるままに、彼女についていく。
「洗濯して、乾燥させなきゃだね。早く脱いで」
「あっ、うん……」
見られていると脱ぎづらい。
「恥ずかしいの? あたし、もう何度も由紀人のおチンチン見てるけど?」
こちらの心を見透かしたように、美優が言う。それはそうだけど、素っ裸を見られたわけではないし。
「ほんと早くしないと、風邪引いちゃうよ」
僕がぐずぐずしている内に、美優はベルトを解き、シャツのボタンを外し──あっという間に、僕はボクサーパンツ一枚だけの姿にされてしまった。
最後の一枚は、観念して自分で脱ぐ。あそこは一応手で隠すけど。
「ふふっ、細いね。あたしより、軽かったりして」
「どうかな……?」
「お尻かわいいね、由紀人」
「ひゃっ!」
美優にお尻を撫でられて、ぞくりとした。けれど嫌な感覚ではない。
「さあ、先に入って」
浴室に向けて、背中を押される。
「あの、ほんと先に入っちゃっていいの?」
今更だけど、振り向いて美優に確認する。
「いいから」
さらに強く背中を押されて、僕は浴室に足を踏み入れた。一目で清潔にされているのがわかった。黒カビとか、どこにも見当たらない。って、お風呂借りてるのに、こんな風にじろじろチェックするのよくないよな。
僕は軽く頭を振って、なるべく細かいところに注意を向けないようにした。美優が毎日
使っているところでもあるしね……。
手で温度を確認してから、シャワーを頭から浴びる。
「あぁ、生き返るなぁ」
濡れて冷えた体に熱いシャワーを浴びると、自然とそんな台詞が漏れてしまう。ただ温かい水に打たれることが、なんでこんなにも心地いいんだろう?
そんなことを考えながら浸っていると、浴室の扉が開く音がした。
首を巡らせて後ろを見ると、美優が立っている。一切なにも身に着けず、生まれたままの姿で。
「えぇっ! なんでっ!?」
主張しすぎない大きさだけど、形のよいおっぱいに視線が釘付けになってしまう。
「なんでって、あたしも濡れてるんだよ? そのままでいろって言うの?」
裸を全く隠そうともせずに、美優は言った。羞恥心とかないんだろうか? だから、色々めちゃくちゃなこと平気でできるんだろうか?
「そ、そっか、そうだよね」
うん、美優も早く体を温めた方がいい。僕は彼女にシャワーを渡して、後ろに下がった。
視線を逸らしておいた方がいいんだろうけど、できない。美優の裸の後ろ姿を見てしまう。うぁ、くびれすごい。モデルとかできるんじゃ? お尻、意外とおっきいんだな。丸みを帯びていて、女の子って感じ。
「由紀人、洗ってあげるから、こっちきて」
美優に招かれて、椅子に座らされる。どうせ抵抗しても無駄だし、素直に従っておこう。また変なことされるのかな?
僕のよこしまな考えとは裏腹に、美優は普通にボディーソープを付けたスポンジで背中を擦ってくれた。自分で手の届きづらい場所を擦ってもらって、気持ちいいな。
「あっ!」
美優が後ろから抱き着くように体を密着させてきたので、僕は息をのんだ。彼女のおっぱいが、直に僕の背中に触れている。なんて柔らかいんだろう。
「前も洗おっか」
そう言って彼女は、泡の付い手で僕の両乳首を摘まんだ。
「うぅ」
予想外のことに、変な声を出してしまう。
「男の子も乳首感じるんだ?」
美優の指が、優しく乳首を撫でまわす。確かに気持ちいい。今日まで生きてきて、まるで意識したことのなかった肉体の一部がこんなにも敏感だったなんて。
「うぅぅ、感じて、ないよ……」
自分でも無理があるなと思うけど、反射的に否定してしまう。
「あたしにウソついちゃダメだよ、由紀人?」
美優は少し口調をきつくして、思い切り乳首をつねった。
「あぁっ、痛ったぁい! 感じてます! 乳首、感じてる!」
容赦のない痛みに負けて、情けなく白状する。
「そうだよね? 奴隷は正直でいないとダメだよ。今度ウソついたら、もっと酷いお仕置きするからね?」
僕の耳の横、触れる寸前まで口を寄せて宣告される。お仕置きって……。
「はい……」
そう返事をするしかない。痛いのは、ほんと無理。
乳首を解放して、美優の手が下の方に降りて来る。股間を隠していた僕の手がどかされて、フル勃起したチンポが彼女の目に触れてしまう。
「ふふっ、由紀人のおチンチン、いつも勃起してるね」
「……」
そんな変態みたいな言われようは不本意だ。なにかあった時しか、勃起なんかさせてない。そのなにかが起こりすぎなだけで。
「どうして勃起してる? もしかして乳首いじめられて、興奮しちゃった?」
「ち、違うよ!」
本当に違うし、美優に痛みで興奮するなんて思われたら最悪だから、きちんと否認する。
「じゃあ、どうして? 答えて」
「……美優……様の裸を見ちゃったから……」
そう、裸で浴室に入ってきた美優を見た瞬間、僕は勃起してしまっていた。女の子の裸、初めて生で見たんだから反応してしまって当然だよ。
「そうなんだ。あたしの裸を見て、こんなになっちゃったんだ」
美優は嬉しそうにつぶやいて、僕のチンポに触れた。びくんと、さらに角度が上がってしまう。
「かわいいね、由紀人のおチンポ」
ガチガチのチンポを、彼女は両手で丁寧に上下に擦る。ソープの泡も手伝って、堪らなく気持ちいい。このままならすぐにまた、射精してしまうだろう。
なのに、不意に美優の手がチンポから離れた。
「なんで……?」
僕は切なくて、首を回して彼女の顔を見た。
「いかせてあげたいけど、昨日あんなにザーメン出したし、今日も学校であたしの口にいっぱい出したよね?」
「そうだけど……」
「由紀人が射精することしか考えられないお猿さんになっちゃったら嫌だし、奴隷なら我慢も覚えないとね」
「そんな……」
僕に射精をさせているのは美優じゃないか、って言葉はなんとか胸の内にしまう。こんな状態で放置されても、勃起が収まる気がしない。許されるなら自分で扱いて、今すぐせり上がってきているザーメンを出してすっきりしたい。
「もちろん、帰ってから自分でするのもダメだよ。今日は我慢して」
正直、我慢できる自信は全くない。家なら、見られているわけじゃないし。
「我慢できるよね、由紀人?」
言って、美優は僕の耳を甘噛みした。そんなことされたら、余計に。
「うん……」
とりあえず、頷いておく。家に帰れば出してもバレない。卑怯かもしれないけど、そう考えでもしないと今を耐えられそうもない。おかしくなる。
「約束して、美優様、僕は今日射精を我慢しますって、言って」
「……美優様、僕は今日射精を我慢します」
また録音されているのかなって思いながら、言われた通り繰り返す。口にすると、守らなきゃいけないのかなって少しだけ思えた。
そのあと二人で体をくっつけて湯船に浸かったけど、完全に生殺しの状態だった。
幸い服が乾く頃には雨はやんでいたけれど、家に帰るまでの間もずっと勃起したままで、僕は鞄で股間を隠しながら家までの道を歩いた。