僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
「ご褒美。今日は鍵、開けてあげるわ」
「ほ、本当ですか……!?」
「嘘じゃないわよ。匂いテスト百点満点なんだから。ちゃんと毎日、あたし嗅いで勉強した由紀人を、褒めてあげる」
美優はポケットから鍵を取り出した。カチャリ。前回はいつだったかすら曖昧になるほど久しぶりの解錠音。
金属の檻が外された瞬間、鬱血し切ったペニスが弾け飛ぶように勃起した。赤黒く充血した竿が湿った空気に触れ、亀頭から先走りの液が糸を引く。
「美優様っ……ありがとう、ございますっ……!」
「ただし、条件がある」
美優は脱いだばかりのハイソックスを手に取り、僕のペニスの根元に、くるりと巻きつけた。湿った靴下の繊維が、敏感な竿の皮膚に直接触れる。温かくて、汗で湿った布の感触。
「あたしの靴下で、出しなさい。手は使わないで。靴下を巻いたまま、腰を動かすだけ。あたしの匂いを感じながら出しなさい」
残酷なルールだった。美優も手を使ってくれない。フェラもしてくれない。ただ靴下を巻きつけて、あとは自分で腰を動かせと。
だが、もうそんなことはどうでもよかった。久しぶりに解放されたペニスは爆発寸前で、美優の匂いを染み込ませた布地が直接触れているだけで全身がビリビリと痺れている。
「あぁっ……美優様の、靴下……匂い……っ」
腰を小さく動かした。靴下の布地が亀頭の裏側を擦る。汗で湿った繊維の摩擦が、ぬるぬるとした我慢汁と混ざり合い、えも言われぬ快感を生み出す。
同時に、巻きつけられた靴下から立ち昇る匂い。さっきまで嗅覚テストで何度も何度も嗅ぎ込んだ、あの匂い。酸味と甘みと石鹸と体温が混ざった、美優の足の匂いが、快感と同時に脳を直撃してくる。
「はぁっ……はぁっ……美優様ぁっ……美優様のぉ靴下で、出ちゃう……っ!」
「ちゃんとあたしの匂い、嗅ぎながらね。思い切り鼻で吸って、あたしを感じなさい」
美優がもう片方の──まだ靴下を脱いでいない方の足を持ち上げ、ハイソックス越しの足の裏を僕の顔に押し当てた。温かい靴下の足。ペニスに巻かれた靴下と、顔に押し当てられた靴下。上下から美優の匂いに包まれる。
「あぁぁっ……! 美優様っ……匂いが、頭の中、全部、美優様でぐちゃぐちゃに……っ!」
もう我慢できなかった。
匂いと摩擦と久しぶりの解放感が三位一体となって、下腹部から凄まじい射精感が競り上がってくる。
「出してもいいわよ」
「出るッ……出ます、美優様ぁッッ……!」
ドクンッ!
靴下を巻きつけたまま、精液が噴出した。
一発、二発、三発──溜まりに溜まった精液が、美優のハイソックスの繊維の間から溢れ出し、白い飛沫が床にまで飛び散る。靴下では吸収しきれない量の精液が、美優の匂いが染みた紺の布地を白濁で染め上げていく。
「あぁぁぁぁっっ……!!」
全身が痙攣した。目隠しの余韻で暗くなった視界の端が白く飛び、意識が途切れそうになる。腰がガクガクと勝手に跳ね続け、射精の波が何度も何度も押し寄せてくる。
長い、長い絶頂だった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
射精が終わり、僕は床に崩れ落ちた。精液まみれの靴下がペニスに絡みつき、萎えかけた竿からまだ最後の一滴が漏れ出ている。
「……すごい量」
美優がそう言って、精液で汚れた靴下を僕のペニスから剥がした。紺色の布地が白い液でぐっしょりと汚れている。
「あたしの靴下、由紀人のザーメンでぐちゃぐちゃね。洗濯しても匂いが残りそう」
美優はそう言いながら、靴下の表面に付着した精液を指先ですくい取り、舌先でぺろりと舐めた。
「うん。濃い。溜まってた分、味も濃厚でプルプルしてる」
僕は朦朧とした意識の中で、天井を見つめていた。全身の力が抜け、指先すら動かせない。
「由紀人」
「はい……」
「今日の匂いテスト、百点だったけど。一つだけ、追加の宿題を出すわ」
美優は精液で汚れた靴下を、ジップロックに入れた。
「これ。あたしの匂いと、由紀人のザーメンの匂いが混ざった靴下。これ持って帰りなさい。前のと同じで毎日嗅ぐこと」
「え……」
「あたしの匂いと由紀人の匂いが混ざった匂い。これがあんたの正解なの。あんたの匂いは、あたしとセットでしか存在しちゃいけない。ひまりの匂いなんかに惑わされないように、もっともっとあたしの匂いに浸りなさい」
新しいジップロックが僕の掌に載せられた。中には、精液と汗で湿った紺のハイソックス。開封前だというのに、ビニール越しに甘酸っぱい体臭と自分の精液の匂いが微かに漂ってきそうだ。
二人の匂いが混ざった、禁忌の匂い。
「あと、前の靴下は回収するわね。あんたが一生懸命嗅いでた匂いはもう消えかかってるし、新調してあげたんだから感謝しなさい」
美優は古い靴下を回収した。
「次のテストまでに、あたしの匂いと由紀人のザーメンの匂い、ちゃんと嗅ぎ分けられるようにしておきなさい」
「は、はい……」
「それともう一つ」
美優は、僕の顔を片手でぐいっと上に向けさせた。
「ひまりに靴下を見られたこと。正直に報告してくれたのは偉かったわ。あたしとの秘密を隠しきれなかったのは減点だけど、あの子に想像させたことはプラス。差し引き、トントンね」
美優は僕の額にキスを落とした。軽く、けれど確かな温もりのあるキス。
「でも、次は見つかったら駄目よ。ひまりには想像だけさせておけばいい。証拠は渡さない。あの子が確信を持つのは、あたしが許可した時だけ」
許可した時。美優は、ひまりへの情報開示すらも自分のコントロール下に置こうとしている。靴下の匂いの検閲。LINEの検閲。情報の検閲。全てが美優の管理下にある世界。
「はい……」
「よろしい。じゃあ、帰りなさい。新しい靴下、大事にするのよ」
僕は精液で汚れた体をシャワーで流し、貞操帯を再装着され、服を着て美優の家を後にした。
真夏の昼下がり。蝉の声が頭上から降り注ぐ中、僕は鞄の中のジップロック──その内にある靴下の存在感を感じていた。
美優の足の匂いと、自分の精液の匂い。
それは確かに、どうしようもなく官能的で、どうしようもなく背徳的な匂いだった。
ひまりちゃんの桃の匂いとは対極にある、暗くて甘い、僕らだけの秘密の匂い。
そしてその匂いが、今日からまた毎日、僕の鼻腔を支配するのだ。
(美優様の匂いと……僕の匂いが、混ざった匂い……)
帰り道、その言葉を反芻するたびに、貞操帯の中で肉棒がじくりと疼いた