僕のファーストキスを奪った幼馴染が、超ドSだった件 作:微熱@
どうにか保健の先生のいない隙を狙って脱出した、放課後。僕は、今日も美優と並んで下校していた。
「今日も、あたしの家来る?」
「い、いいよ!」
美優の誘いを、即座に断る。もう今日は許容量限界だ。
「そうだね。またいっぱい、我慢しなきゃいけなくなっちゃうものね」
無邪気に笑っていた彼女が、不意に足を止めた。
「どうしたの?」
尋ねながら美優の視線の方を向くと、公園がある。
「覚えてる、由紀人?」
そう言われても、まったくピンとこなかった。
彼女が公園の中に入って行くので、僕も後に続く。そこはブランコと砂場とベンチ、それから象の形をしたすべり台があるだけの小さな公園だった。すべり台はカラーコーンとバーで囲まれていて、使用できないようになっている。張り紙がされていて、どうやら近日中に取り壊される予定みたいだ。
象のお腹の部分は空洞になっていて、中に入れるように──
「一緒にきたことある……」
「思い出した?」
そう、はっきり思い出した。幼稚園の頃、美優と二人でこの公園に来たことがある。象のお腹に一緒に入った。
「なくなっちゃうんだね、これ」
せっかく思い出せたのに、もうすぐ消えてしまうのか。
「そうね」
美優は、バーを跨いで囲いの中に入ってしまう。まぁ、特にどこか壊れてるわけではないし大丈夫だろう。僕も、彼女を追った。
美優は、すべり台の空洞部分に入って行く。子供の頃は充分な広さがあった気がしたけど、今は二人入るとしゃがんでいてもキツキツだ。
「由紀人が、みんなの見てるところじゃ嫌だって駄々こねるから、ここでキスしたね」
「だって、みんなの前で押し倒されて、笑われたり好き勝手言われるしさ……」
ここなら誰にも見つからないでしょって言って、この薄暗い二人だけの空間で彼女は口づけしてくれた。
「でも一度だけだったね、ここでしたの」
「だって、つまらないんだもん」
「え?」
間の抜けた声を出した僕に、美優がキスをした。十年ぶりぐらいに同じ場所でしたキスを僕はエモいと思ったけど、彼女はそうではなかった。
「ほらね、なにも感じない。由紀人が恥ずかしがったり、嫌がったり、びくびくしてくれないと、あたし楽しくないの」
「なんだよそれ……?」
美優の顔が再度、近づく。今度は僕の頭を掴んで、逃れられないようにしてから。
「ううっ、うっうーっ!」
侵入してきた美優の舌が単独の生き物みたいに、僕の口の中で暴れまわる。思い出の中の純真なキスが、情欲に塗れた接吻で上書きされてしまうみたいで、僕は目をつむった。
たっぷり時間をかけてから口を離すと、
「ふっ、ふふふっ、ふはははははっ」
美優は、哄笑を上げた。心の底から、楽しくてたまらないって笑い声だ。
「やっぱり楽しい、由紀人の嫌がってる顔、さいっこ~」
「ふざけんなよ!」
怒鳴ってしまった。こんな風にちゃんと怒れるんだと、内心驚く。
けれど美優は、まったく動じた様子もない。
「怒ってるの、由紀人?」
「あたりまえだろ!」
「でも由紀人のここは、喜んでるよね?」
美優が僕のズボンのチャックを下ろして、チンポを取り出す。毎度の如く、それは限界まで膨張していた。
「それは……」
二の句が継げない。つくづく男の体が恨めしい。
「あたしの奴隷になってからされたこと、嫌だった?」
「嫌だったよ」
そこは、はっきり言える。あんな一歩間違えたら、社会的に抹殺されちゃうようなこと。
「でも気持ちよかったよね?」
「うぐっ」
それを言われてしまうと、弱い。確かに、頭おしくなるくらい気持ちよかった。
「認めなよ。由紀人は、嫌なことされると興奮しちゃうんだよ。恥ずかしいことされると
おチンポ、ガチガチになっちゃう変態なんだよ」
美優の指が、チンポを弄ぶ。その動きは緩慢で、じれったいとさえ思ってしまう。
「うっ……」
「あたしはね、由紀人が必死で耐えてる顔が好き。幼稚園の時、あたしに押し倒されて泣きそうになってる由紀人の顔見て、ぞくぞくしたの。だからね、由紀人のせいなんだよ?」
無茶苦茶なことを言う。
「改めて契約、あたしの奴隷になって、由紀人。僕は恥ずかしいことをされると興奮してしまう変態です。僕を美優様の奴隷にしてくださいって、宣言して。そうしたら、これからもずーっとドキドキさせてあげる」
手の動きを少しずつ早くしながら、美優は言った。本当に嫌なことをさせられて、恥ずかしい思いをして勃起しているのか、正直わからない。ただ異常な状況と、その首謀者に興奮しているだけかも。
「奴隷になりたくないなら、ここから逃げてもいいよ。もう追いかけないから。前よりもっと、学校で気まずくなっちゃうかもしれないけど」
ただ、はっきりとわかってることがある。美優と、もう離れたくない。そばにいたい。だから、
「僕は、恥ずかしいことをされると興奮してしまう変態です。僕を美優様の奴隷にしてください……」
僕は、美優の契約を受け入れた。
「これで一生、由紀人はあたしの奴隷だね」
天使のような笑顔と甘い声でそう言って、美優はチンポを扱く手をさらに強めた。
こんな関係を続けていたら、きっといつか破滅してしまうだろう。それでもいい。その時まで、美優と一緒にいられるなら。
「あぁっ、出るよっ、美優様ぁ!」
大切な思い出の場所を白濁液で汚して、僕は美優の本当の奴隷になった。