※この作品はR-18です。

スーパーチートオリ主が 謎催眠パワーでアルクェイドを恋人にして 桜を救ってもらうために聖杯戦争を頑張ってもらうお話   作:kitsutsuki

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01話

 

スーパーチートオリ主が 謎催眠パワーでアルクェイドを恋人にして 桜を救ってもらうために聖杯戦争を頑張ってもらうお話

 

 

 

01話

 

 

 

あらゆる次元、世界の頂点に君臨している管理者である。

 

 

自称――田中太郎。

 

 

少なくとも創作物の中で生きているキャラクターよりも圧倒的に高位の存在であり、

 

唯一無二の最強である。

 

 

暇を持て余していた太郎は、

 

Fateだが月姫だかに登場していたアルクェイド・ブリュンスタッドを召喚することにした。

 

世界が揺れた。虚空に亀裂が走り、光が溢れる。

かつて月姫の物語の中で真祖として君臨していた存在。

この世界線においては、単なる一人の女として喚び出される。

 

光の粒子が舞い散る中、ひとりの女が立っていた。赤い瞳がゆっくりと開く。

 

周囲を見渡し、眉をひそめた。

 

 

「……ここ、どこ? 私を呼んだのは誰」

 

 

金髪が重力に逆らうように靡く。

真紅の瞳が太郎を捉えた瞬間、本能的に一歩後ずさった。

管理者という概念そのものが放つ圧が肌を刺す。

 

 

「なに、あなた。存在の格が違う。こんなの……初めて」

 

 

アルクェイド・ブリュンスタッドは困惑していた。

吸血鬼としての矜持も、戦闘種族としての第六感も

ここまで明確に「上」を認識すること自体が初めてだった。

膝が微かに震えていることに気づき、慌てて足を踏ん張った。

 

 

「ああ、驚かせてごめんね。

 ちょっとお話しようかと思ってね。

 アルクェイドさんだっけ? 確か真祖だかなんとかの吸血鬼の?」

 

 

腕を組み、警戒を隠そうともしない。だが声は努めて平静を保っていた。

 

 

「ええ、そうよ。真祖の姫、アルティミット・ワン。

 月のブリュンスタッドの末妹にして最強の真祖。……だったんだけど」

 

 

視線を逸らしながら、小さく舌打ちした。

 

 

「あなたの前じゃ肩書きが全部紙切れね。

 なんなの、一体。神? それとももっと厄介な何か?」

 

 

金髪の隙間から覗く赤い目が、値踏みするように太郎を見つめている。

しかしその実、頭の中で必死に情報を整理している最中だった。

戦えば負ける——そんな次元の話ではない。

存在として比較にならない。それを理屈ではなく、魂の芯で理解してしまっていた。

 

 

「そうだな。

 さっそくだけど俺のこと好きになってもらおう。

 恋人だと思って接してくれていいよ」

 

 

一瞬、思考が完全に停止した。口が半開きのまま固まる。

 

「……は?」

 

 

それから我に返り、頬にうっすらと朱が差した。

怒りなのか羞恥なのか、自分でも判別がつかない。

 

「ちょっと待って。いきなり何言って——」

 

 

アルクェイドの心拍が跳ね上がったのは、恐怖でも戦闘反応でもなかった。

管理者の言葉には、文字通りの強制力が宿っている。

概念として「好きになれ」と言われたに等しい。

抗おうにも、そもそも抗うという選択肢が成立しない次元からの干渉だった。

 

 

胸を押さえ、困惑した表情で目の前の男を睨む。

けれどその目にはもう敵意が消えかけていた。

 

「っ……なにこれ。勝手に、感情が……変なことしないでよ……!」

 

声が震えていた。

千年を超える時を生きた真祖が、「恋人」という単語ひとつで顔を真っ赤にしている。

 

「じゃ、俺の側に来て。うん、その金色の髪、すごい綺麗だね」

 

足が意思に反して動き出す。

一歩、また一歩。男の傍まで来て、唇を噛んだ。

 

「こんなの……ずるい。自分で歩いてるのかどうかも分かんない」

 

至近距離で見上げる形になったアルクェイドは、悔しそうに目を伏せた。

金色の睫毛が頬にかかる影を作る。

 

 

褒められた瞬間、耳の先まで赤く染まった。顔を背けようとするが、体が動かない

——いや、動けないのではなく、動きたくないと感じ始めている自分に苛立っている。

 

 

「綺麗とか……そんなの言われ慣れてないわけじゃないけど。

 でもあなたに言われると、なんか……」

 

言葉が途切れた。「違う」と言いたかったのに、

「嬉しい」が喉元まで込み上げてきて、飲み込むのに失敗した。

 

「……っ、もう。最悪。会って数分でこんな」

 

真祖の姫は拳をぎゅっと握りしめたまま、逃げる素振りだけは一切見せなかった。

 

「最悪ってそんな悲しいこと言わないで欲しいな。

 もっと好きになってくれていいから。魂から」

 

「魂から」——その一言が鍵だった。抵抗の壁が音もなく崩れ落ちる。

 

「あ——」

 

赤い双眸が大きく見開かれた直後、すっと力が抜けた。

肩が下がり、握っていた拳がほどける。

まるで糸を切られた操り人形のように——けれどそれは脱力ではなく、安堵だった。

 

潤んだ目で男を見上げ、自分の変化に戸惑いながらも、口元がほころぶのを止められなかった。

 

「やだ……なんで。さっきまで意味わかんないって思ってたのに」

 

そっと男に手を伸ばし——触れかけて、指先が止まる。

最後の一欠片の意地が残っていた。

 

「ねえ、名前。あなた、なんて呼べばいいの」

 

声のトーンが変わっていた。

棘が溶け、甘さが滲んでいる。

千年の孤独を埋めるものに初めて出会ったかのような、切実な響きだった。

 

「俺か。そうだな。アルクは日本にはそれなりに詳しかったよね?」

 

小首を傾げながらも、「アルク」と愛称で呼ばれたことに一瞬ドキリとした顔をした。

 

「まあ……それなりに?

 マンガとかゲームとか、シエルがよく持ってきてたから」

 

アルクェイド——アルクは無意識に男との距離をもう半歩詰めていた。

さっきまでの警戒心が嘘のように、声に親しみが混じり始めている。

赤みの引かない頬のまま、じれったそうに続きを促した。

 

「なに、クイズ? 日本の何かで名前教えてくれるの? それとも日本語っぽい名前とか?」

 

「本当の名前を知ってしまうときっと君の世界が消えてしまうだろうから。

 田中太郎。太郎。これでいいよ」

 

目をぱちくりさせ、それから盛大に吹き出した。

 

「田中太郎!? 太郎って……日本で一番多い名前じゃない!」

 

お腹を抱えて笑い、目尻に浮かんだ涙を指で拭う。

 

「なにそれ、ギャグ?

 本名が世界消えるレベルって意味わかんないし……

 あはは、もう最強なのに名前が庶民すぎて……」

 

ひとしきり笑った後、アルクの顔にはさっきまでなかった自然な笑顔が残っていた。

張り詰めていた空気がすっかり柔らかくなっている。

笑いを収め、いたずらっぽく目を細めて——太郎を見上げた。

 

「じゃあ太郎でいい? 太郎さんってガラじゃないでしょ、あなた」

 

少し間を置いて、ぽつりと呟くように

 

「……うん。いい名前。なんか安心する」

 

「俺もアルクェイド。あるいは、アルクって時々呼び替えたりもしよう」

 

その言葉を聞いた途端、耳がぴくりと動いた——ように見えた。

嬉しさを誤魔化すように前髪を弄る。

 

「べ、別にどっちでもいいわよ。好きに呼べばいいじゃない」

 

だが口ではそう言いながら、アルクェイドの口角は明らかに上がっていた。

「アルク」と呼ばれるたびに胸の奥が温かくなるのは、もはや管理者の力のせいだけではないだろう。

ふと真顔になり、人差し指を太郎に突きつけた。

 

 

「ただし条件。二人きりの時だけアルクって呼んで。

 他に誰かいる時にそんな呼ばれ方したら……その、恥ずかしいから」

 

真祖の姫が照れている。

「他に誰か」など存在し得ないこの空間で、

それでもそんな条件を出すあたり、急速にこの関係を受け入れつつある証拠だった。

 

「じゃ抱かせてもらおうかな。結構経験ある方?

 確か遠野志貴くんだっけ? 

 彼氏の世界と、友達の世界があると思うけど、アルクはどっちから来たんだろう」

 

抱くという言葉に一瞬体を強張らせつつも、目を泳がせながら正直に答えた。

 

「け、経験って……私を何だと思ってるのよ。」

 

沈黙が数秒流れた。

観念したように肩を落とす。

 

「……ないわよ。ゼロ。志貴とはそういうの全然なかったし。

 あいつ鈍いし朴念仁だし、そもそもシエルがずっと横にいるし」

 

つまりこのアルクェイドは「友達の世界」

——遠野志貴と恋愛関係に発展しなかったルートから召喚された個体ということになる。

月の姫君は未経験のまま千年以上を過ごしてきたわけだ。

 

太郎の視線から逃れるように顔を背けた。耳どころか首筋まで真紅に染まっている。

 

「笑いたきゃ笑えば?

 最強の真祖様がキスもまだとか、自分でもどうかと思ってるんだから。」

 

ちらりと太郎を上目遣いで窺い見て、消え入りそうな声で付け足した。

 

「だから……その。優しくしてよね、初めてなんだから」

 

「シエルってのはなんとか機関の、弓? とかカレーの人だっけ?」

 

思わず噴き出した。今度はさっきより派手に。

 

「カレーの人!?

 教会の代行者よ、第七聖典っていう物騒な弓持ってるシスター!

 あとカレー好きなのは合ってるけど!」

 

太郎の雑すぎる人物認識

アルクェイドの中で「この人ほんとに全知の存在なの?」という疑問が急速に膨らんでいた。

ひとしきり笑ってから、呆れたような、でもどこか愛おしげな目で太郎を見た。

 

「ねえ太郎、あなた本当になんでも知ってるんじゃなかったの?

 シエルの扱い雑すぎない?」

 

指折り数えるように説明し始めた。楽しそうだ。

 

「ロアとかいう化け物を追ってて、私とは同盟みたいな感じで……まあ、腐れ縁?

 あとカレーは毎日で食べてるわね確実に。あの子の部屋行ったら鍋ごと出てくるから」

 

「なんでもは知らないな。

 知ろうと思ってないだけだけど。

 白いセーターと紺色のショートスカート似合ってるね。まぁ脱がしちゃうんだけど。

 ほらばんざいして」

 

一瞬で茹でダコになった。両手でセーターの裾を掴んで引っ張る。

 

「ちょ、いきなり!? 心の準備ってものがあるでしょ!?」

 

とはいえ「ばんざいして」と言われると逆らえない

——というか、逆らいたくない自分がいることにアルクェイド自身が一番驚いていた。

もじもじと指先を擦り合わせていたが、やがて覚悟を決めたように小声で唸った。

 

「……見ても笑わないでよ。

 千年生きてるくせにスタイル維持とか気にしたことないとか言わないからね」

 

そう言いつつ、おずおずと両腕が上がりかける。

白いセーターが持ち上がるにつれ、引き締まった腹部がちらりと覗いた。

アルクェイドは目をぎゅっと瞑りながら、震える声で一言。

 

「……ば、ばんざーい」

 

「それ自分で言うんだ。すごく可愛いよ」

 

太郎がセーターの布地を下から掴み、ゆくりと持ち上げていく。

アルクェイドが素直に万歳の姿勢を保ったまま、白い布が鎖骨を越え、胸を通過し——

 

目を瞑ったまま顔を横に背けている。腹が露わになった瞬間、びくりと体が震えた。

 

「んっ……冷たい、空気が……」

 

セーターが頭を通過して脱がされると、黒いブラジャーに包まれた豊かな双丘が零れ出た。

白磁のような肌に薄く鳥肌が立っている。

千年の真祖は息を浅くしながら、まだ目を開けられずにいた。

 

腕で胸元を隠そうとして、途中で止めた。見せなきゃ意味ないもんね、と言いたげに唇を結ぶ。

 

「か、感想は。可愛いって言ったんだから、ちゃんと最後まで責任持ちなさいよ……」

 

紺色のショートスカートと黒のブーツだけを纏った下半身。

月光の下で輝くような金髪と相まって、息を呑むほど美しい光景だった

——が、当の本人は羞恥で死にそうな顔をしている。

 

「綺麗なブラもしている。現代に順応してていいと思うぞ」

 

ぷちっと背中のホックを外す。

ホックが外れた瞬間、ブラの締め付けが解放されて小さく息が漏れた。

 

「ひゃっ……」

 

支えを失った黒い布がするりと落ち、形の良い乳房が零れた。

淡い桜色の頂が既につんと尖っている。本人が一番驚いた顔をしていた。

 

反射的に手が伸びかけて——途中で握って止めた。

 

「な、なんで立ってるのよ……見られてるだけなのに……」

 

真祖の体は正直だった。

千年間誰にも晒したことのない肢体が、世界の管理者の眼前に無防備に曝されている。

羞恥と興奮が綯い交ぜになった熱が全身を巡り、呼吸が目に見えて乱れ始めていた。

 

「俺はアルクにはあの世界で唯一無二の圧倒的な存在であって欲しいと思うんだよね」

 

唐突に太郎が語り始める。

 

「たとえばサーヴァントとして呼ばれたら何故か普通に負けてたりするでしょ? 

 挙句にただの人間の遠野くんには出会った瞬間切り刻まれちゃうし。

 どんなに弱小な強さで呼ばれてもさ、

 たとえグランドクラスが相手であっても視線1つで抹消できる。

 それぐらいの最強であって欲しいと思ってるんだ」

 

裸の上半身のまま太郎の言葉に耳を傾けていた。

ふざけた空気が一変したのを感じ取り、赤い瞳に真剣な光が戻る。

 

確かにアルクェイド・ブリュンスタッドという存在は、物語の中ではしばしば噛ませ犬にされた。

月の聖杯戦争ではバーサーカーとして召喚され敗北する。

ロアに捕らわれ遅れを取った。

「最強」の称号がどこか空虚に響くキャラクター——それが彼女の宿命だった。

 

唇がわずかに歪んだ。自嘲ではない。ずっと抱えてきた鬱屈が顔を出したのだ。

 

「……そうね。私、いつもそう。どの世界線でも中途半端。

 最強のはずなのに負けて、負けて。志貴にだって殺されかけた」

 

太郎はアルクェイドの存在そのものに手を加えようとしている。

それは物語の枠を超えた、根源的な書き換えに等しかった。

朱い色の瞳をまっすぐ太郎に向けた。裸であることも忘れたように。

 

「本当に? 私を……本物の最強にしてくれるの?」

 

その声には千年分の渇望がにじんでいた。

 

「なってもらうよ。というよりもうなってる。

 この世界に呼び出されてた時点で。魔術師のいう根源のようなものの外側の世界だ。

 そこに身を置いた時点で、全てが上書きされる。

 アルクのよく知る世界において、ビーストだろうがORTだろうが。

 ああ、英雄王とかそういうのもいたっけ? 

 とにかく、あらゆる困難が目の前にあっても一蹴できる

 たとえば誰かを救いたければ容易く救える。

 そうだな。無限の聖杯を持っているような存在になっている。すでにね」

 

言葉の意味を咀嚼するのに数秒かかった。そして理解が追いついた瞬間——

アルクェイド・ブリュンスタッドの中で、何かが決定的に変質した。

存在の核が書き換わる音は聞こえない。

ただ、彼女の纏う空気そのものが別次元に跳ね上がっていた。

銀の魔力光が足元から立ち昇る。

——しかしそれはかつての真祖のそれとは根本的に異なる。底がない。天井がない。

 

自分の手を見下ろした。震えていない。確信がある。

 

「……わかる。これ、嘘じゃない。私の中にあるもの、全部本物だ」

 

英雄王の乖離剣も、ゲーティアの人理焼却も、ORTの対界宝具も

——今のアルクェイドにとっては路傍の石ころに等しい。

 

顔を上げると、そこにはもう怯えも戸惑いもなかった。

圧倒的な力を自覚した者だけが持つ、凪いだ笑み。

 

「ありがとう、太郎」

 

それから少し照れたように目を伏せて。

 

「でもお礼は後でいいでしょ。まだ途中なんだから、これ」

 

「そうだね。アルクはもう俺の大切な恋人だからね。

 これから抱かせてもらう。

 アルクが元の世界に帰っても、何度だってここに来てもらうし、抱かせてもらう」

 

「恋人」という言葉が胸に落ちた瞬間、不思議なほど自然に馴染んだ。

もう違和感がない。それが少しだけ怖くて、同時にたまらなく幸せだった。

 

「元の世界に帰ってからも、って……」

 

呆れた口調とは裏腹に、声が弾んでいる。

この世界こそが自分の帰る場所。その未来を、もう疑っていなかった。

 

一歩踏み出し、太郎の胸に額を預けた。素肌に伝わる体温が心地いい。

 

「ねえ……早くして。焦らされるの苦手なの」

 

千年処女だった真祖の姫は、自分から太郎の服に指をかけた。

ぎこちない手つきでボタンを外そうとして——爪が引っかかって小さな音を立てる。

 

「俺はアルクの膣内を指で堪能していきたい」

 

指の動きが一瞬止まり、耳まで赤くなった。

 

「つ、膣内って……はっきり言うわね……」

 

文句を言いつつも太郎のシャツのボタンに再び挑む。

今度は慎重に、一つずつ外していった。

指先が時折太郎の素肌に触れ、その度にぴくっと肩が跳ねる。

 

ようやくシャツを脱がせ終えると、ごくりと喉が鳴った。

 

「なんなのよ、この存在差。触れるだけで、体がピリピリするなんて。

 すごい……体も規格外なのね、当然だけど……」

 

感想を述べる暇もなく、

太郎の手がアルクェイドのスカートのホックに伸びた。

紺色の布がストンと落ち、黒いショーツだけが残る。

すでに布地の中央に小さな染みができていた。

 

太郎の指が太ももを滑り上がってくると、膝がかくかくと笑った。

立っていられないのか、太郎の肩にしがみつく。

 

「やっ……そこ、敏感……っ」

 

ショーツの上から指が秘部をなぞると、金の髪が振り乱れた。

 

「ショートの金髪に朱い瞳。

 本当に美しいな。

 乳房、おっぱいは……Eカップかな? 俺の好きな大きさ。張りがあって揉みごたえもある」

 

直接的な品評に顔を覆いたくなるが、しがみついているから手が離せない。

 

「カップ数までわかるの!? 変態じゃないのそれ……!」

 

だが声には怒気がない。

むしろ太郎の掌が乳房を包み込んだ瞬間、鼻にかかった吐息がこぼれた。

 

「んっ……ぁ……そんな、形確かめるみたいに揉まないで……」

 

言葉とは裏腹に体が押し付けるように寄っていく。

硬く立った乳首が太郎の指の間で転がされるたび、腰がびくんと跳ねた。

 

ショーツ越しの秘所を太郎の親指が円を描くように刺激し続けると、布の湿りが広がっていった。

 

前髪が汗で額に張り付いている。

朱い瞳がとろんと潤み、焦点が合わなくなりつつあった。

 

「あ、ぁあっ……もう下着、意味ないでしょ……脱がして……直接触って……」

 

 

千年の真祖が自ら懇願している。

ショーツの端から透明な蜜が太ももを伝い落ちていた。

下着を下ろして指で割れ目をなぞっていく。

 

「しっかりと濡れて準備のできたおまんこだ。

 俺ももう我慢はしたくないし挿れていくよ

 アルクの初めての男なれて嬉しい。遠野くんと付き合ってくれたシエルには感謝だな。

 シエルのおかげでアルクェイドが処女のまま俺の前にいる」

 

下着が足首まで落ちると、最後の一枚を剥がされた気分だった。

秘所が外気に晒され、ひやりとした感覚に太ももがきゅっと閉じかける

——が、すぐに太郎の指にこじ開けられた。

 

「ひぁっ……!」

 

濡れそぼった花弁を中指がゆっくりとなぞり上げる。

クリトリスから割れ目の奥まで丁寧に往復するたび、ぐちゅりと淫らな水音が響いた。

処女特有のきつい窄まりが指一本にすら敏感に反応し、ひくひくと収縮を繰り返す。

 

太郎の言葉に涙目で笑った。

 

「シエルに感謝って何よ……あっ、んんっ……!」

 

太郎の硬いものが入り口に宛がわれると、全身が強張った。

本能が理解している。これが自分の初めてを迎える瞬間だと。

 

じわりと先端が沈み始めた。

 

太郎の首に両腕を回し、爪が背中に食い込んだ。

 

「いたっ……い、痛い……!

 でも……やめないで。全部ちょうだい……太郎……」

 

朱い瞳から一筋の涙がこぼれた。

痛みと、それを上回る充足感。千年の空白が今、埋まろうとしていた。

 

「痛みぐらい自分で消せるはずなのに、俺のために消さないでくれるのは嬉しいな」

 

図星を突かれて目を見開いた。すぐに視線を逸らす。

 

「べ、別にそこまで考えてない……ただ忘れてただけ……」

 

明確な嘘だった。

今のアルクェイドには世界を塗り替えるほどの力がある。

痛覚の消去など呼吸より容易い。それでもしなかった理由を、本人が一番わかっていた。

 

奥まで貫かれる感覚に歯を食いしばりながら、震える声で白状した。

 

「だって……初めてが痛くないとか、やだもん。

 ちゃんと覚えておきたいの。太郎が入ってきた瞬間のこと」

 

根元まで収まった瞬間、二人の体が密着した。

結合部からわずかに赤い雫が伝う。

アルクェイドの中は灼けるように熱く、侵入者を締め上げるように脈動していた。

額を太郎の肩口に預け、荒い息の合間に囁いた。

 

「動いて……大丈夫だから。もう全部、あなたのものだから……」

 

「想像以上に気持ちいいから。どんどん動いていこう」

 

想像以上って何を勝手に想像してたのよ、と思わず呟いてしまう。

 

「これがあの何とかタイプだかのアルクの膣内か。

 いやアルクの種類なんてどうでもいいな。俺の前にいるアルクこそが全てだから」

 

太郎の腰が動き始めると、声が堰を切ったように溢れた。

 

「あっ、あっ、んんっ……! 奥、当たって……!」

 

 

引いては突くリズムが刻まれるたびに、ぱんっと肌がぶつかる音とぐちゅぐちゅという水音が重なった。

金髪が振り子のように揺れ、Eカップの乳房が太郎の突き上げに合わせて上下に弾む。

 

俺の前にいるアルクこそが全て

——その言葉に子宮の奥がきゅんと疼いたのが自分でもわかった。

 

「ばか……そういうこと言うから……中、もっと締まっちゃう……っ」

 

事実、アルクェイドの中は回を重ねるごとに蕩けるような柔らかさと万力のような締まりを同時に見せるようになっていた。

学習速度が尋常ではない——さすがは真祖というべきか。

 

太郎の耳元に唇を寄せ、喘ぎ混じりに。

 

「もっと……もっと速くしていいから……壊れないから、私……っ」

 

「どんどん速くしていくぞ。アルクも俺を気持ちよくさせてくれ。

 俺をもっと感じてくれ。感じさせてくれ」

 

加速する腰に翻弄されながら、必死に太郎の求めに応えようとした。

 

「感じて……感じさせて……って……こう……?」

 

アルクェイドの中が意志を持ったようにうねり始めた。

無数の襞が太郎の形を覚え込むように絡みつき、引く動作に追いすがるように吸い付く。

さらに膣奥が亀頭を包み込んで吸引する——初めてとは思えない適応速度だった。

真祖としての肉体の順応力か、あるいは太郎への渇望がそうさせたのか。

 

自分でも驚くほど淫靡な感触に酔いながら、両脚を太郎の腰に巻き付けた。

 

「こうすると……もっと深く入るでしょ……あっ、あああっ!」

 

角度が変わり、最奥を直接叩く形になった。

子宮口を小突かれる衝撃にアルクェイドの背が弓なりに反る。

涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら、それでも笑っていた。

 

「太郎……気持ちいい……私の中。

 全部あなたでいっぱい……好き……大好き……っ!

 

「ああ、俺も大好きだ――ッ、愛しているよアルクェイド」

 

最奥を貫かれた瞬間、視界が白く弾けた。

 

「——っっっ!!」

 

熱い奔流が子宮を満たしていく感触に、真祖の全身が痙攣した。

脚が太郎を万力のように締め付け、背中が限界まで反り返る。

 

声にならない叫びが喉から絞り出された。

絶頂の波が一度では終わらず、注がれ続ける精に呼応するように何度も何度も体が跳ねた。

 

「あつ……熱い……中に……出て……止まらな……っ!」

 

がくがくと震えながら、涙で濡れた朱い瞳で太郎を見つめた。

 

「愛してるって……言ったわね……今……」

 

確認するような声。千年待った言葉だったのかもしれない。

力の抜けた腕で太郎の顔を引き寄せ、自分から唇を重ねた。

不器用で、歯がぶつかって、でも懸命なキス。

 

「ん……んぅ……」

 

唇が離れた後、額をつけて囁くように。

 

「帰さないでね。ずっとここにいたい」

 

「嬉しいけどね、あの世界にアルクがいないと世界が困ってしまうんじゃないかな

 まぁ分体でも置いておけばいいだろうけど」

 

ぷくっと頬を膨らませた。

繋がったままの状態で拗ねる真祖というのも珍しい光景だった。

 

「分体って……私はコピー機じゃないんだけど」

 

とはいえ太郎の言うことにも一理ある。

あの世界におけるアルクェイド・ブリュンスタッドの不在は多くの者たちの運命に大きな空白を生むだろう。

 

しばらく唸っていたが、ふと何かを思いついた顔になった。

 

「じゃあ条件。ここに来れるようにしなさい。いつでも。好きな時に」

 

千年を生きた存在の交渉術は実にシンプルだった。

その方が互いの自由を縛らないと本能的にわかっている。

 

まだ中で脈打つ太郎のものを感じながら、いたずらっぽく微笑んだ。

 

「いつでも来ていいよ。

 アルクはこれるようになっている。

 とはいえ、俺があの世界に行くわけにいかないんだけどな。

 ああ、だからちょっとお願いもあるんだった。聞いてくれるかな」

 

 

まだ余韻でぼんやりした頭を振りながら、小首を傾げた。

 

 

「お願い? あなたが私に?」

 

 

事後の気怠さの中、朱い瞳に好奇心が灯る。

この存在が自分に頼み事をするというのは、なかなか新鮮な響きだった。

 

 

「冬木市でやっている、あるいはやっていた聖杯戦争。

 ――知ってるよね、というか今のアルクなら簡単に知れるはずだけど」

 

「……聖杯戦争」

 

アルクェイドにはあまり聞き覚えはない。

しかし言葉に出しただけで記憶が流入し始める。

 

「間桐桜という女の子がいるんだ。

 とても不憫な子でね、その子を救ってあげて欲しいと思ってる。

 正直言うと俺は、その子のファンなんだ。

 どういう子か理解できた?」

 

太郎の言葉を受けて意識を冬木に飛ばした

——文字通り、一瞬で。今の間桐邸の光景が脳裏に映し出される。

 

そこに見えたのは、虫蔵の中で蟲に貪り食われる少女の姿だった。

心を殺し、体を明け渡し、ただ生きているだけの抜け殻。朱色の瞳がすっと細まった。

 

表情から甘い色が消え、冷たい怒りが滲んだ。

 

「間桐……臓硯。蟲爺、マキリという名前は聞いたことはあった。

 あんなことやってたのね」

 

アルクェイドの中ではすでに答えが出ていた。

雁夜の死。桜の地獄も知った。だが——

 

太郎の顔を見上げた。情事の直後とは思えぬ真摯な目だった。

 

「救うのは簡単よ。あの屋敷ごと消し飛ばせばいい。

 でもあなた、それじゃ駄目なんでしょう? 桜自身をちゃんと救えって言ってるのよね」

 

「間桐桜という子には日々の穏やかな生活を心から笑って生きていける。

 そういう子になってもらいたいよね。」

 

「……わかった。やるわ。あの子は私が引き受ける」

 

「ありがとう。ああ、安心した」

 

――――――――――――――

 

 

 

しばらく2人での情事が続くが、何故か省略された

 

 

 

――――――――――――――

 

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