リゼロEx 寝取られバッドエンド あり得たかもしれない悲劇と陵辱 作:[email protected]
ペテルギウスと魔女教徒によって、前話に引き続き、フレデリカとペトラ、そしてさらにラムとレムの姉妹が陵辱の宴に飲み込まれます。
楽しんでいただけたら幸いです。
ラムは物心ついた時から、否、生まれた瞬間の自我も曖昧な頃から、『レムの姉』である事を自認していたし、それこそを自分の根幹としていた。
鬼族にとって双子は忌み嫌われ、生まれてすぐに殺されるのが掟だった。
しかし、共に生まれた妹への害意を直感的に感じ取った双子の姉は、凄まじいマナを発して周囲を威嚇し、妹を守った。
鬼族の里でラムは「神童」、「鬼神の再来」と持て囃された。
しかし、そんな事はラムには興味のない話だった。ラムにとっては最愛の妹レムこそが一番大事な存在だった。
ロズワールを男性として愛した現在でも、レムへの愛が薄れた事はない。ロズワールと並んで世界で一番愛おしく大事な妹だ。なのに――。
「うああああああああ!!」
忌むべき相手に純潔を奪われ、ラムは痛みよりも、おぞましさで血を吐くような声を上げた。
「お姉ちゃん!」
レムが悲痛な声を上げた。青い瞳から滂沱のように涙を流し、いつもの「姉様」という呼び名ではなく、思わず子供の頃の呼び方、「お姉ちゃん」と叫ぶ程に動転している。
こちらに駆けつけたいだろうに、怠惰の大罪司教の不可視の腕で全身を抑え込まれ、体のあちこちの皮膚が抉れて血が流れ、痛々しい姿になっていた。
すぐに駈け寄って、「大丈夫よ」と、声をかけたかった。
「ふぅ……あああああっ! ふわああああ! ああああああっ!」
なのに口から出るのは、絶対に妹に聞かせたくなかったような、はしたなく、いやらしい声だ。
「ああっ! くぅ……ふああああ! ん、く……ああああああっ!」
卑劣な媚薬を何度も何度も使われ、何日も嬲られ続けて無理やり開発された体は、純潔を失ったばかりであるにもかかわらず、おぞましい男性器で抽挿される度に、痛みや嫌悪感だけでなく、望まぬ快楽をラムに与え、いやらしい声を上げさせた。
なんとか抑え込もうとしているか、完全には抑えきれない
「アナタ、自分を抑えていますね。もっと素直に、正直に、率直に、真摯に、アナタの感じている快楽の全てを声に乗せてさらけ出すのデス」
自分を犯す大罪司教が見透かしたかのように、吐き気がするようなことを耳元に囁いてくる。下劣な事を綺麗な言葉で飾る輩がラムは大嫌いだった。
「姉様! 姉様!」
「あの可愛い妹が無惨な亡骸となるのを観たいのデスか?」
レムの泣き叫ぶ声に重なるように、大罪司教の脅迫の言葉が鼓膜に響く。
「くっ……!」
ラムは殺気のこもった目で自分を犯す大罪司教を睨みつけた。
脅迫に屈したところで、レムの命が助かる保証など無い。いや、普通に考えれば、死ぬまで魔女教の慰み者にされ嬲り殺されるだけだろう。
だが、そうだったとしても、今ラムがレムを守るためにできる事は他になかった。
「ふああっ❤ ああっ❤ ふぅ……はあ……あああああああっ❤」
不可視の腕で胸や腋や尻を愛撫され、膣内や子宮を激しく突かれ、全身を襲う快楽。ラムは大罪司教に言われた通りに、それを抵抗せずに受け入れ、甘く蕩けた声を上げた。
「姉様!? 気をしっかり! 姉様!」
「あっ❤ あっ❤ あっ❤ ああああああっ❤ ふあああああああ❤」
レムの声に応える事もできず、ただ媚びるようにいやらしい声を上げ続けるラム。
「あああああああああああっ❤❤」
子宮の中に熱くおぞましい体液を流し込まれ、ラムは絶望と快楽に体を震わせた。
用済みとばかりにラムの体を地面に放り出すと、大罪司教は案の定、次の獲物であるレムの方へ向かおうとした。
ラムは心身が疲弊しきった状態で、それでもその歩みを止めようと、大罪司教の足を掴んだ。
むろん、それは無駄なあがきであり、あっさりと振りほどかれた。
そして他の魔女教徒に取り囲まれ、そのまま輪姦された。
「うぐっ……ふあ……ああ……やめ……ああっ! うぅぅ……! ひああああああ! ふわああああああ!」
桃色の髪を引っ張られて無理やり顔を上げさせられ、顔や首筋や乳首を舐められ、太ももや尻を撫でられ、男性器で女の花弁や尻の穴を貫かれ、ラムは悲鳴と嬌声を上げさせられた。
「ふああ……! ぐぅ……やめなさい! ああっ! ふわあああ! こ、この……外道ども……うぐっ……!」
胸と腋を同時に舐められ、女の花弁と尻の穴を同時に犯され、それでも抗おうとしたラムは顔を殴られ、強制的に大人しくさせられた。
「やめろ! 近寄るな! れ、レムに触るなぁ! いやあ! あああああああっ!」
そんなラムの耳に、大罪司教に嬲られるレムの悲痛な声が届いた。
「……ごめんなさい……レム……。弱い姉様で……ごめんなさい……。う、ああああああああっ! あっ、あああああああっ! ふああああああああああ」
無力感と絶望に苛まれて涙を零しながら、魔女教徒たちにボロボロの心身をさらに蹂躙され、ラムの口からは無念と無力感の涙声と快楽に染められた喘ぎ声が混ざり合って溢れた。
――数日前。
「行方不明?」
ラムは髪の色と同じ桃色の眉をひそめた。
ラムは、辺境伯であり、この地を治める領主でもあるロズワールに仕える使用人だ。
買い出しのために屋敷から最寄りの人里であるアーラム村にやってきた。
そんなラムの耳に入ったのは、村娘の一人であるペトラが行方不明になったという噂だった。
「確かバルスとレムが助けた村の子供の一人ね」
魔獣事件で負傷したスバルを見舞いに来た子供たちの中で一番スバルを心配し、深い罪悪感まで抱いていた姿が印象に残ってる。
「もしかして魔女教が……」
「領主さまがハーフエルフなんかを引っ張り出したせいで……」
そんな無責任な噂も聞こえる。
ただ、無責任ではあるが、全く根拠の無い話ではない。魔女教はハーフエルフを見つけると、そのハーフエルフを周辺の人里ごと殺戮するのは有名な話だ。
ましてや魔女教の信仰する嫉妬の魔女と同じ銀髪のハーフエルフであるエミリアが自分たちのすぐ近くの領主の屋敷にいるのだ。
村人たちが不安がるのも当然であり、その不安がペトラの行方不明をきっかけに噴き出したというところだろう。
「悪い状況ね」
このまま村人たちの不安が膨らめば、ロズワールやエミリアにとって害となる事態になりかねない。
それに最愛の妹であるレムと、ついでにスバルが命懸けて助けたペトラに万が一の事があってはならない。
なんとしてもペトラを見つけなければならない。
「エミリア様と大精霊様にもお手伝いしてもらいたいところだけど……」
だが、屋敷をカラにするわけにもいかない。
加えて、今のエミリアは精神的に不安定だ。本人は隠してるつもりのようだが、王都でスバルと仲違いし、喧嘩別れも同然の形で戻ってきたのが尾を引いている。
加えて、エミリアの素性を知ったアーラム村の村人たちの反応も芳しくないと来てる。
「せめてレムかフレデリカがいれば……」
しかしレムは今は『ゲート』治療を受けてるスバルの付き添いで王都にいるし、フレデリカは手紙で呼びだしたが、未だにロズワール邸に到着していない。
「まったく、バルスもフレデリカも使えないわね」
ラムは悪態をつくが、本気で二人を責めてるわけではない。むしろ不吉な予感がした。あまりにも悪い方向に話が転がり過ぎている。
これをただの偶然だけと思える程にラムは楽観的ではない。
「ラムさんですね?」
そんなラムの想いを見透かしたかのように背後から声がかかった。
ラムが愛用の杖を手にしつつ、振り返ると、そこには見覚えのない男がいた。
「誰? この村の者ではないわね? ラムに何の用?」
とりあえず敵意は感じられないし、武器も持っていないようだが、それでもラムは油断なく杖を構え続けた。
「わたしは行商人のケティという者です。実は行方不明になってる村の娘の事でご相談したいことが……」
「それはずいぶんと間のいい事ね。バルスが真っ青になって存在感を失いそうなくらいの間の良さだわ。それで?」
「はい。こちらで、お話を……」
と、ケティと名乗った男が背を向けた瞬間に、ラムは駆けよってケティの腕を取って組み伏せ、そのまま地面に押し倒した。
「悪いけど、ラムの心臓は小鳥のように小さいの。初対面の人間なんて怖くて信用できないわ。だからココで話しなさい。ペトラについて、何を知ってるの?」
ケティの首筋に杖を突き付けて詰問するラム。
「アナタ、勤勉デスね」
不意にケティの口調と雰囲気が変化した。
「!」
ラムは本能的に危機感を感じてケティから飛び退いた。
「フーラ!」
同時に魔法で風の刃を放つ。
しかし放たれた風の刃はケティに届く前に砕けた。
(砕けた? いいえ、違う。見えない何かと相殺した)
通常の魔法とは異なる何か。それをケティが使った事を直感してラムは油断なく杖を構える。
だが――。
「……?」
ケティから、不気味な気配が霧散していた。
訝しみながらもラムは風の魔法でケティの手足に傷を負わせて行動不能にしようとし――突然、背後から何かに足首を掴まれた。
「なっ……!」
振り返る暇もなく、足を取られて体勢を崩したラムは、そのまま自分の足首を掴んだ不可視の腕に力任せに地面を引きずられた。
「くっ……」
凄まじい力で引きずられ、体勢を立て直すこともできない。
それでもなんとか風の魔法で不可視の腕を切り裂こうと狙いを付けようとしたが――、その瞬間、ラムの小柄な体は宙を舞った。
「ぐうっ!」
次の瞬間、ラムの体は地面に叩きつけられた。受け身を取る事もできず、背中と後頭部を強打したラムは呼吸が詰まり、意識が朦朧とした。
「『見えざる手』を感じ取った勘の鋭さと判断力は見事デス。しかし前方の敵に注視するあまり、背後にも敵がいる可能性を考慮しなかった――アナタ、怠惰デスね」
「くっ……」
聞き覚えの無い男の声が嘲笑する。
ラムはそれを無視して、身を起こそうとしたが、それより速く、ラムの足首を掴んだ『見えざる手』は再びラムの体を高々と持ち上げ地面に叩きつけた。
「があっ……!」
そのままラムは意識を失うまで、地面に叩きつけられた。
「では、村人が来る前に退散するのデス。試練の時まで半魔の娘に逃げられるような騒ぎを起こすわけにはいかないのデス」
ペテルギウスは、追いついてきたケティ――自分の力と魂を宿すことが可能な腹心である『指先』の一人に指示を出す。
ペトラを捕えた際も、ラムの注意を引いた時も、一時的にペテルギウスの魂と力をケティに宿し、『見えざる手』を使わせていたのである。
ペテルギウスとケティは気絶してるラムを竜車に乗せ、アーラム村を立ち去った。
「や、あああああっ! ああっ! ……もう、やめ……ふあっ! ふわあああああ!」
「いやだ……もう……やめて……! あああああああっ!」
目を覚ましたラムの耳に聞き覚えのある声が、聞いたことのないような悲痛で淫らな悲鳴と喘ぎ声を上げていた。
身を起こしたラムは声の方に視線を向け、そこに見知った二人が見知らぬ男たちの慰み者になってる姿を見つけ、目を見開いた。
「フレデリカ……。それに……ペトラ」
ロズワール邸で使用人の先輩だったフレデリカはその豊満な乳房を背後から荒々しく揉みしだかれ、別の男に突き上げるように膣内を突かれまくっていた。
ペトラは首筋や腋を舐められ、可愛らしい顔を涙で濡らしながら首を左右に振って拒絶の声を上げ、それを無視されて幼さの残る女の花弁を男性器で貫かれていた。
「おおっ、お目覚めですか?」
頭上からラムに声がかけられた。
振り返ると、そこには緑の髪を短く切りそろえ、漆黒の修道服を纏った男が立っていた。一目でまともじゃないとわかる狂気に濁った眼をしている。
「ワタシは魔女教、大罪司教――『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」
「……大罪司教……」
ラムたちの故郷である鬼族の里を壊滅させた魔女教。直接の下手人には応報を果たしているとはいえ、魔女教の大幹部である大罪司教を前に思うところがないと言えば嘘になる。だが、今は――。
「ラムをこんな所に連れ込んで、どうしようというの? それにアレはなんのつもり?」
ラムは男たちに輪姦されているフレデリカとペトラを一瞥し、かつての同僚や妹が助けた子供が嬲られてる事への怒りを抑えて、問いを投げかけた。
「これぞ我が福音が示した試練なのデス。いずれ我らの怨敵となる女たちを捕え、犯し、穢し、辱め、魔女への供物として捧げるのデス!」
「はっ。いやらしい……。魔女を言い訳に女を嬲るなんて、以前にも増しておぞましい集団になったのね」
ラムはペテルギウスの力説を狂人の戯言と鼻で笑い、冷たい軽蔑と嫌悪の視線を向けた。
「おおっ……ワタシの魔女への愛を理解していただけないとは、なんと悲しい……。ですが、それは些細な事です。ワタシはこの試練を果たし、魔女への愛を証明するのデス!」
ラムはペテルギウスの言葉を聞き流しながら、状況を分析する。
現状は最悪だった。手足は拘束されてないが、魔法の威力を強化するための愛用の杖は奪われたのかラムの手の中にはない。
フレデリカとペトラを人質にされてるも同然だ。ならば――。
「フーラ!」
ラムは足元に風の魔法を打ち込み土煙を巻き上げた。
この土煙の煙幕に紛れて、フレデリカとペトラを助け出して逃げる。それだけでなく、土煙を上げたのには、もう一つ理由があった。
ラムの目は土煙の不自然な動き――不可視の何かが土煙の中で動くのを見逃さなかった。
「腕……? もしかして、さっきのは……」
ラムはケティと対峙した際の謎の不可視の能力の正体に気づいた。コレを見極めるための土煙でもあった。不可視であろうと、土煙の中で動けば、土煙の微妙な動きで正体を見抜ける自信があった。
「フーラ! フーラ!」
ラムは風の刃で『見えざる手』を迎撃した。しかし――。
「くっ……数が多すぎる……!」
迫る『見えざる手』の数は十本を超えており、狭い洞窟内では逃げ場も限られていた。
「エル・フーラ!」
強力な風の刃が『見えざる手』を薙ぎ払うが、マナの消耗で体が重くなる。
結局、全ての『見えざる手』を迎撃する事は叶わず、あえなくラムは『見えざる手』に四肢を捕えられた。
「ぐああああああ!」
『見えざる手』の恐ろしい程の握力にラムの手足の骨がきしみ、ラムの形のいい唇から苦鳴が上がった。
「不思議に思わなかったのデスか? 何故ワタシがアナタを拘束していなかったか。アナタのように気位の高い女は正面から打ち倒し、徹底的に痛めつけてから犯すのが一番心を折るのに効果的だからデス」
ペテルギウスは『見えざる手』に動きを封じられたラムの無様な姿を嗤う。
「勘の良さや聡明な判断力は素晴らしいのデス。ですが、実力が伴っていなくては無意味デス。アナタ、怠惰デスね」
ペテルギウスの嘲笑に、ラムは体の痛みよりも屈辱で顔を歪めた。
(角があれば……)
とうの昔に失ったモノに今さら縋るなどラムの主義ではない。ましてや、ラムはかつて忌まわしい破壊衝動と全能感で自分を支配しようとする角を疎ましく思っていた。
角が折れた時、思わず(やっと折れてくれた)と安堵したほどだ。
しかし、この最悪の状況では、どうしても失われた角があればと思ってしまう。
もしラムに角があれば、全ての『見えざる手』を瞬時に切り裂き、その奥のペテルギウスも八つ裂きにできただろう。
むろん、その後すぐにフレデリカとペトラを輪姦している魔女教徒を皆殺しにする事も造作もない。
しかし、角を失ってるラムは鬼族としての本来の力の一割も出せい。無理をすれば瞬間的に二割の力を出せるが、すぐに力尽きて血を吐いて倒れる事になる。
ラムのエプロンドレスの胸元が下着ごと『見えざる手』に引き裂かれ、形は良いが小ぶりな胸があらわになる。
ラムは悲鳴を上げる事はしなかったが、屈辱と恥辱で歯噛みした。
「ら、ラム……! ひゃあ! く、うああああ! ああっ! ふわああああああ!」
「……うぅ……スバル……! 助けて、スバル! いやあああああ! あああああああっ!」
フレデリカのラムを心配する声も、ペトラの嗚咽混じりにスバルに助けを求める声も、魔女教徒たちの陵辱によって、すぐに悲鳴と嬌声に変わる。
それを聞きながら、ラムは考える。
(このまま辱められて、フレデリカたち共々に嬲り殺されるくらいなら……)
差し違える覚悟で、二割以上の力を行使し、『見えざる手』とペテルギウスを引き裂く事を思案する。
果たして大罪司教を倒しきれるかは賭けだし、もし首尾よく倒せたとしても残りの魔女教徒がどう出るか。混乱して逃げ出してくれれば幸いだが逆上して襲ってくる可能性もある。
しかし、このまま黙って陵辱されるよりはマシだろう。
ラムは力を解放するために精神を集中しようとした。だが――。
「ぐあっ……! うぐっ! がっ……!」
ラムの考えを読んだかのように、ペテルギウスの『見えざる手』はラムの腹や顎を打ち据えた。
そのダメージで、ラムの意識が朦朧として集中が乱れている間に、『見えざる手』はラムのエプロンドレスを完全に引き裂いた。
そして一糸まとわぬ姿となったラムの体に透明な液体を塗りたくった。
「ぐぅ……な、なにを……! ……う……あ、あああああ!」
全身が熱い。体が疼く。おぞましい『見えざる手』での愛撫に声を抑えられない程の快感と快楽を感じてしまう。
「くっ……媚薬を使ったわね……? こ、この卑怯者……ああっ! ふああああああ!」
聡明なラムは先ほど塗られた液体で、自分の体が強制的に発情させられ、催淫状態にされたのを察した。
しかしラムの罵声はすぐに甘い喘ぎ声に変わった。
『見えざる手』に、慎ましやかな乳房、腋、へそ、太もも、尻を、巧みに丹念に愛撫され、全身を駆け巡る快楽に、流石のラムも嬌声を抑えきれなかった。
「ああああああっ! くっ……こんな……ふわあああああ! び、媚薬が強力すぎ……ひ、ああああああ!」
もはや鬼の力を使うどころではない。快楽に意識を流されないように歯を食いしばって耐えるので精一杯だった。
「……うう……はあ……ああ……くう……ふああ……!」
必死に快楽に耐えて、湧き上がってくる嬌声を喉の奥に飲み込もうとするが抑えきれない。
「ふぅ……くぅ……よくも……こんな屈辱を……ふあああああ!」
主であり、愛する男性であるロズワールにも見せた事のない全裸を晒され、媚薬で無理やり淫らな体にされ、大罪司教の怪しげな力で嬲られる。ラムの人生で最大の屈辱と恥辱であった。
「よい顔デス。その怒り、嘆き、憎しみ、悲哀、屈辱、恥辱、快楽、絶望、その全てが魔女への供物なのデス!」
「くっ……ああ……うう……うああああああ! ふわああああああ!」
戯言を吐く大罪司教を黙らせてやりたかった。しかし、今のラムはそれすら叶わずに嬲られ続けるだけだった。
「ああああああああああっ!!」
ついにはラムの体は絶頂に達し、股間から愛液を垂れ流した。
「くっ……はあ……レム……ロズワール様……」
ラムは悔し涙を堪えながら、最愛の妹と愛する主君の名を口にした。
「待っていてください、姉様」
レムは竜車を走らせ、敬愛する双子の姉の元へ向かっていた。
レムとラムは共感覚で繋がっている。むろん、互いの全てがわかるという程に便利ではないし、そもそも普段は不必要に相手に感情が流れ込まないように制御している。
にもかかわらず、流れ込んでくるのだ。ラムの怒り、憎しみ、悲哀、恐怖、絶望が。
あのいつも冷静なラムが共感覚の制御を失う程に心を乱すなど、ただ事ではない。ましてや、流れ込んでくる感情を考えれば、思い浮かぶ可能性がある。
「……魔女教……」
嫉妬の魔女を信仰し、レムとラムの故郷の鬼族の里を滅ぼし、世界中で多大な被害を出してる狂人たちの集団。
「ロズワール様なら、なにか手を打ってくださってるはずですが……」
ハーフエルフのエミリアを擁立した以上、いずれ魔女教が襲って来るのはわかりきっていた。あの頭の切れるロズワールが、それになんの備えもしてないとは思えない。
しかし、ラムが伝わってくる感情から、魔女教が動いた可能性が高いと考えたレムは王都から竜車を走らせ、メイザース領へと向かっていた。
「クルシュ様のお力をお借りできれば心強かったのですが……」
レムにはスバルの付き添いだけでなく、ロズワールからの密命として、クルシュ陣営と同盟を結ぶための交渉を任されて王都に滞在していた。
しかしハーフエルフのエミリアを自分と同じ王選候補者として対等の存在と認め、報酬と引き換えとはいえスバルの治療と屋敷への滞在を快く引き受けてくれたクルシュといえど、簡単にそれを受け入れてくれなかった。
人情だけで競争相手と同盟関係を結ぶのは愚の骨頂である。
いかにクルシュが人格者であろうと、人の上に立つ大貴族として、そして自らの悲願の成就を目指す王選候補者として、見合う利益のない相手との同盟など結べるはずがない。
ロズワールが用意した交渉材料はロズワールが所有している魔石鉱山に関する利権の一部だったが、どうやらそれだけでは不足だったらしい。
「レムの力不足です……」
レムにはそこからクルシュを納得させるだけの話術も、クルシュに利益を与えるだけの智謀もありはしなかった。
「そういえばロズワール様は妙な事を仰っていましたが‥‥‥」
それは「スバルが自力でレムの密命に気づいた時のみ、クルシュとの交渉を全面的にスバルに任せるように」という意図のわからない命令だった。
結局、スバルがレムの密命に気づく事はなかったので、その命令は果たされる事はなかったが。
「スバルくん……怒っているでしょうね……」
レムの想い人である少年ナツキ・スバル。
メイザース領で異常事態が起きたらしいと聞いたスバルは、クルシュやフェリスの忠告も聞かず、強引にレムに同行した。
今のスバルは冷静ではなかった。王都でエミリアと仲違いしてしまったスバルは、今回の一件をエミリアと和解するきっかけにしたいらしく、手柄を焦っている。
レムは、魔獣事件でレムや村の子供たちの命を救いレムの心も救ってくれたスバルを、女性として愛すると同時に心の中で「レムの英雄」と呼ぶ程に心酔してる。
だが、冷静さを失って心が乱れ、万全とは程遠い精神状態の今のスバルに本来の働きができると思う程に盲信してるわけではない。
それでなくてもスバルは『ゲート』が完治してないのに飛び出してきたのだ。無理などさせられない。
相手が魔女教ならば尚更だ。
そう判断したレムは、メイザース領の近くにあるフルールの村の宿に宿泊した際に、宿に何日もスバルを宿泊させられるだけの宿泊費を払い、自分の考えを書いた置き手紙や当分は暮らせるだけの資金を残してスバルを置いてきた。
竜車を貸し出している店の無い小さな村なのでスバルは追ってこれないはずだ。
スバルに怒られ、あるいは嫌われることになろうとも、スバルの安全が第一だ。
メイザース領に入ってから程なくして、レムの竜車は襲撃を受けた。待ち伏せされていたのだ。
やはり襲ってきたのは魔女教だった。10年前に鬼族の里を滅ぼした輩と同じ、黒ずくめでフードで顔を隠した集団。
メイザース領に入る者を待ち伏せて襲っていたらしい。
「魔女教!!」
魔女教がまたしてもラムを……そう思った瞬間に、レムの怒りは爆発した。
頭部に鬼族の力の源である角を出現させ、愛用のトゲ付き鉄球に鎖を繋いだ武器――スバルはモーニングスターと呼んでいた――を振るった。
レムは外見は小柄で華奢な少女だが、落ちこぼれとはいえ亜人最強と言われる鬼族であり、使用人としてだけでなく、戦士としての鍛錬も積んでいる。
レムの愛用のモーニングスターはそこらの男ではまともに振るう事すらできない重量だが、レムは角を出してない平常時でもそれを軽々と振り回すことができる。
ましてや角を出して鬼化したレムの振るうモーニングスターは大岩をも打ち砕く威力だ。人体など容易く粉砕して肉塊にする。
襲ってきた魔女教徒たちも手練れだったが、レムは多少の傷を負いながらも、魔女教徒たちをモーニングスターで砕き、あるいは魔法で凍結し、氷の矢で撃ち抜いた。
状況が不利と判断したのか、生き残った三人の魔女教徒は逃走した。
「待ちなさい!」
レムは迷わずに追撃した。
最初の襲撃で竜車を引いていた地竜を殺されているので、自分の足で追った。
最低でも一人は捕らえ、何を企んでいるのか、一体メイザース領で何を、ラムに何をしたのかを吐かせる。そのためなら、どんな残酷な拷問も辞さないつもりでいた。
そんなレムの前に、一人の男が立ちふさがった。
他の魔女教徒と違って顔を隠していない。短く切りそろえた緑色の髪。痩せた顔には髑髏のような不気味さがあり、その瞳にはおぞましい狂気の光を感じる。
そして他の魔女教徒とは比較にならない濃厚な魔女の臭いを漂わせていた。
「おおっ! 自分から網の中に飛び込み、しかも傷を負いながらも、逃げずにここまで追って来るとは! なんと勇敢で勤勉なのか! なにがアナタにそうまでさせるのか! むろん、それは己の双子の姉のためデス! なんと素晴らしい愛! 家族愛! 姉妹愛! 愛、愛、愛、愛ぃぃぃぃ!」
独りよがりな感動に身を震わせ、大仰な動作で天を仰ぎながら叫ぶ緑髪の男。
「御託は結構です、魔女教徒……」
レムはそんな男の狂態に、冷ややかな視線と言葉を向けた。
「あなた方はメイザース領の領主、ロズワール様の許可なく領地で不逞を働く痴れ者揃い。この場にいない主に代わり、レムが誅を下します」
「できもしないことをさもできそうに語るのはやめることデス。そも、アナタはただ自分の姉が心配なだけデス。姉を救いたいがためだけに戦い、駆けておいて、聞こえのいいお飾りな言葉はやめることデスよ」
揶揄するような言葉に、レムはカッと激昂した。
「姉様になにをした!!」
レムは吠えて、突進した。
と、先刻までレムから逃げていた魔女教徒の一人が剣を手にレムに襲い掛かった。
だがレムは動じずに、渾身の力で振るったモーニングスターの一撃で、その魔女教徒の体を文字通りに打ち砕いた。
「エル・ヒューマ!」
同時に放った魔法の氷の刃が緑髪の男に迫るが、なにかに阻まれたような手応えと共に空中で砕けた。
「なっ……!」
直後に、不可視の腕がレムの手足を捕えた。
「ぐっ……! なんですか、これは……!」
レムの角が輝きを増したが、どれだけ力を込めても不可視の腕を振り払う事は出来なかった。
と、倒された魔女教徒の持っていた剣がひとりでに空中を舞い――レムにはそう見えたが、実際は『見えざる手』が剣を拾い上げ――、レムの右足を貫いた。
「うあああああああ!」
レムはやや童顔だが美しい顔を苦痛で歪めて苦鳴を上げ、その場に膝をついた。
「力はかなりのものデス。あの亜人の娘以上デスね。マナもなかなかデス。鬼族という種族性に慢心せずに勤勉に鍛えたのデスね」
と、真摯な口調でレムを賞賛した緑髪の男だったが、一転して目を見開いて天を仰いだ。
「しかぁーし! 勘の鋭さと聡明さは姉の方が上デスね。思慮を欠いて闇雲に突進するとは……あまりにも愚か、安易、迂闊、無謀! アナタ、『怠惰』デスね!」
男――ペテルギウスは髑髏の様な顔でケタケタと嗤った。
――片足を剣で貫かれたレムは、それでも魔法で反撃したが、全て『見えざる手』を盾にして防がれ、逆に『見えざる手』の石のように固い拳で顔や腹を何度も殴られた。
足の傷口からの出血もあって、やがてレムの頭部から角が消え、戦う力を失ったレムは倒れ伏した。
ペテルギウスは『見えざる手』で倒れたレムの足から剣を引き抜き、そのまま彼女の体を引きずって潜伏している洞窟へと帰還した。
レムは怒りと屈辱に歯噛みしながらも、残ってる僅かなマナで足の傷を癒す事しかできなかった。
「フレデリカ! それに……ペトラさん!」
連れ込まれた洞窟でレムが見たのは、見知った二人が全裸で縄で両手を拘束され、魔女教徒たちに輪姦されてる無残な姿だった。
「れ、レム……。ふあああああ! ぐ、あああああああ!」
フレデリカは豊満で美しい体は魔女教徒の白く忌まわしい体液で汚れていた。
豊かな胸を魔女教徒に荒々しく揉みしだかれ、別の魔女教徒の男性器で女の花弁を貫かれ激しく突かれまくって、嬌声を上げさせられている。
それでもレムの方に方に視線を向けて、名前を呼ぶ余力が残っていただけフレデリカはまだマシな状態だった。
「んん~っ! んんんんっ! んぐっ、んんんんっ!」
ペトラの方は可愛い口に無理やり男性器を突っ込まれ、口の中を穢されていた。
別の魔女教徒が背後からペトラの成長途上の胸を弄んでいる。
ペトラは生気が失われかけてる虚ろな目から涙を流し、レムが連れて来られたのに気づいてすらいないようだった。
「んんんんんんんっ! ん、んぐぐっ……! んん……っ」
やがてペトラは口の中に射精され、強引におぞましい白い体液を飲み込まされた。飲み切れなかった白い体液が口からあふれ出る。
「な、なんて事を……!」
幼馴染でロズワール邸の使用人の先輩でもあるフレデリカ。自分とスバルが助け出した村の子供の一人であるペトラ。
その二人を無惨に穢され、レムは愛らしい顔に憤怒の形相を浮かべた。
だが、すぐにレムは、それすら自分にとっては序の口だったと知った。
フレデリカとペトラの奥に、もう一人、魔女教徒に嬲られている人物がいる。
「んんっ……! んんんんっ! んん……んんんんっ!」
フレデリカたち同様に全裸で両手を縄で拘束されてるのに加え、目隠しと口枷をされている。
だからといって見間違えるはずもなく、それはレムの敬愛する双子の姉のラムであった。
「んぐ……んんんんっ! んんんんっ! う、ぐ‥‥…んんんんっ!」
フレデリカとペトラはそれぞれ二人ずつの魔女教徒に嬲られてるのに対し、ラムは五人もの魔女教徒に嬲られていた。
余分な肉のついてない美しい胸の片方を乱暴に揉みしだかれ、もう片方を別の魔女教徒の汚い舌で舐め回されている。
両足を強引に広げられ、女の花弁を指で嬲られ、あるいは舌を這わされていた。
二の腕や腋、太ももや尻や愛撫され、首筋や顔、耳を舐められ、鳥の羽で足の裏を撫でられる。全身をほぼ隙間なく嬲られた痛ましい姿だった。
口枷をされた口からは、必死に抑えようとして、それでも抑えきれない嬌声がくぐもった声となって漏れている。
「姉様! 姉様!!」
「んぐっ! んんっ! んんんんっ!」
レムの叫びが聞こえたのか、ラムも口枷の奥からくぐもった声を上げた。レムの名前を呼んだのかもしれないし、「ラムの事はいいから、レムだけでも逃げなさい!」と言ったのかもしれない。
どちらにしろ、それは叶わなかった。
「姉様から離れろ!」
激高したレムは力尽きてたはずの体に喝を入れ、力を振り絞る。
しかし、それはペテルギウスにとっては自身の試練に花を添えるだけの無駄な抵抗だった。
レムを捕える『見えざる手』は並の人間の体なら握り潰す程の力を込め、鬼族であるレムの強靭な体でさえも、皮膚が抉られ、今にも骨が折れそうな程にきしんだ。
「うああああああ!」
「んぐっ! んぐっ!」
レムの苦鳴に、ラムも口枷の向こうから悲痛な声を声を上げる。口枷でくぐもっていても、そこには確かにレムを想う愛情とレムの危機に何もできない事への悲哀が感じられ
た。
魔女教徒たちは無情にも、そんなラムを嬲る手を一切休めず、ラムの全身を穢し続けた。
「んんんんっ! んんんんんんっ! んんんんん!!」
ラムの意に反して、彼女の体は絶頂し、股間からは愛液が溢れた。
妹を想う悲痛な叫びと望まぬ快楽の嬌声を上げ続けたため、口枷をされたラムの口から涎が零れ落ちていた。
「いかがですか? 姉妹の感動の再会は?」
ペテルギウスがわざとらしいくらいに恭しく言った。
「姉様を放せ! 姉様から離れろ!」
『見えざる手』に痛めつけられ続けながらも、レムは怒号を放つ。
「アナタの姉は未だに純潔です。純潔のまま、今日まで嬲られ続けてきたのデス。彼女が初めてを失う瞬間を、妹であるアナタに見届けていただきたいのデス。その後は彼女の前で貴女の初めてを散らすのデス」
レムの怒りを無視して、ペテルギウスはそんなおぞましい事を言い放った。
「互いを想い合う姉妹が、互いを救いたいと願う姉妹が、互いの純潔を失う姿を目撃するのデス! なんたる悲劇! その悲劇が、愛が、悲しみが、嘆きが、絶望が、我が魔女への供物となるのデス! 魔女への寵愛に報いるためにも、アナタたちの尊き姉妹愛を捧げるのデス!!」
そんな身勝手で独りよがりな事を声高に叫ぶと、ペテルギウスはラムを嬲っていた魔女教徒たちを下がらせると、ラムの元に歩み寄り、彼女の目隠しと猿轡を外した。
ラムは猿轡が外されるのと同時に、ペテルギウスの首筋を噛みちぎろうと試みたが、ペテルギウスの生身の腕で首を鷲掴みにされ、あっさりと阻止されてしまう。
「おお、無駄とわかっていても、一縷の望みを捨てずに挑む勤勉、その源である妹への愛情、実に素晴らしい!」
ペテルギウスは独りよがりな感動と賞賛を並べた後、ラムの耳元に小さな声で囁いた
「アナタが抵抗する程に、その報いを妹が受ける事になるとは考えないのデスか?」
「……!」
どちらにしろ、レムの事も犯し、嬲り、陵辱の限りを尽くすつもりであるのはわかっていた。それでもラムは悔し気に歯噛みしながら体から力を抜いた。
「懸命な判断なのデス」
ペテルギウスはラムの体を放り出すと、漆黒の修道服を脱ぎ捨てた。
そして背後からラムの両足を広げて痩せた外見に似合わぬ力で抱え上げ、レムに見せつけるために彼女の眼前まで移動してた。
「姉様!」
「さあ、よく見るのデス。姉の純潔が失われる、その瞬間を。その瞳に、心に、刻みつけるのデス!」
「やめろ! 姉様から離れろおぉぉぉぉぉ!」
レムの絶叫のような制止の言葉は当然のように無視された。そして――。
「うああああああああ!!」
レムの眼前で忌まわしい大罪司教の男性器は敬愛する姉の純潔を知らした。
ラムは血を吐くような声を上げ、その股間から処女を喪失した証の流血が零れ落ちた。
「お姉ちゃん!」
レムが思わず幼い頃の呼び名で姉を呼んだ。悲哀と無力感に涙がとめどなく流れる。
「ふぅ……あああああっ! ふわああああ! ああああああっ!」
ペテルギウスが抽挿する度に、ラムの口から、痛みと嫌悪感――そして望まぬ快楽に彩られた声が上がる。
「ああっ! くぅ……ふああああ! ん、く……ああああああっ!」
抑えようとしても、抑えきれずに漏れる嬌声に、ラムは苦痛と自己嫌悪で顔を歪めた。
そんなラムに、ペテルギウスは何事かを囁いた。
「ふああっ❤ ああっ❤ ふぅ……はあ……あああああああっ❤」
途端に、ラムは大罪司教に犯されているとは思えないような、甘く蕩けた声を上げた。
「姉様!? 気をしっかり! 姉様!」
レムが驚いて呼びかけるが、
「ひっ、ああああっ❤ ぐっ……ふあ……ああああああっ❤ ふわあああああ❤」
ラムはただ赤く染まった顔で、快楽に染められた声を上げるだけだった。
「姉様ぁ……」
「あっ❤ あっ❤ あっ❤ ああああああっ❤ ふあああああああ❤」
レムの涙声に応える事もできず、まるで恋人と愛し合っているかのような声を上げ続けるラム。
「あああああああああああっ❤❤」
ペテルギウスのおぞましい精液を子宮に流し込まれた時も、ラムは快楽と女の悦びに体を震わせ、蕩けた声を上げていた。
「純潔を失ったばかりだというのに、こんなにも乱れて、なんと淫乱な有様デスか」
ペテルギウスは、中出しされ絶頂してぐったりしてるラムを用済みとばかりに、地面に放り出すと冷たく嘲笑した。
「黙れ! お前ごときが姉様を侮辱するな! 姉様は……姉様は……」
「アナタもその目で見たはずデス。怨敵に辱められ、なのに甘く淫らな声で鳴く姉の姿を」
嗤うペテルギウスに、レムは一瞬言葉に詰まった。
「そ、それは……。お前たちが姉様を……」
「そうデス。ワタシたちにいたぶられ、嬲られ、辱められ、身も心も穢れ堕ちたのデス。そしてアナタは、そうなる前に姉を助けることができなかった。アナタ、『怠惰』ですね」
「そ、そんなこと……」
狂人の言いがかりに等しい言葉だったが、眼前で敬愛する姉の恥態を目撃したばかりなのとラムを助けることができなかったのは事実である事が、生真面目で自罰的な性格のレムを動揺させた。
「気にする事はないのデス。アナタもすぐに姉と同じになれるのデス」
そう告げて、ペテルギウスはレムの方に歩み寄ろうとし――その足を地面に倒れたままのラムが掴んだ。
「姉様!」
むろん、そんな事で大罪司教の歩みを止められるはずもなく、ペテルギウスは嗤いながらラムの手を振りほどいた。
そして他の魔女教徒たちがラムを取り囲み、その汚らしい手を、舌を、男性器をラムへと伸ばした。
「やめろ! 姉様から離れろ!」
レムは怒声を張り上げたが、当然ながら無意味だった。
と、レムのエプロンドレスが下着ごと音を立てて引き裂かれた。ペテルギウスの『見えざる手』によるものであった。
「さあ、アナタも姉と同じ淫乱に堕落するのデス」
「やめろ! 近寄るな! れ、レムに触るなぁ! いやあ! あああああああっ!」
首を左右に振りながら拒絶の声を上げるレムの四肢を『見えざる手』で×の形に抑え込みんだ。
自分の胸を隠すこともできずに羞恥と恥辱で赤くなるレム。
ペテルギウスはあえて生身の腕で、レムの乳房を鷲掴みにし、巧みな手つきで揉みしだいた。
フレデリカの巨乳には劣るが、それでもふっくらと大きいレムの乳房が大罪司教の手の中で淫らに歪み次々と形を変える。
「くぅ……やぁ……やめ……ああっ!」
自分の胸が大罪司教のオモチャにされている怒りと嫌悪感と恐怖。痛みと僅かに感じてしまう快感、それに対する自己嫌悪。それらにレムは美しい顔を歪めて、苦鳴の混じった喘ぎ声を漏らした。
「柔らかく、感度の良い胸デスね。想いを寄せる者の事を考えながら自分で揉んでいたのデスか?」
「なっ! そんな事をしているわけがないでしょう!」
レムはスバルへの想いを穢されたような気がして思わず怒声を荒げた。
そんなレムの反応に、ペテルギウスは楽し気に嗤うと、長い舌をレムの乳首や腋に這わせた。
「ひっ……やあ……やめ……くぅ……ああっ! ……うぅ……ス……っ」
おぞましさに思わず助けを求める気持ちでスバルの名前を呼びそうになり、レムは寸前でそれを飲み込んだ。
スバルの身を慮ったのもあるが、こんな狂人にスバルの名前を聞かせたくなかった。
「んふふふ~。その様子ですと、この胸の奥には姉だけでなく、想いを寄せる男への愛が秘められているようデスね~」
ペテルギウスはわざとらしく大仰に首を傾げてみせた。
「お前のような下劣な狂人には関係ない!」
「いえ、いえ、いえ、いえ、アナタの胸の奥の想いを引きずり出し、穢し、貶め、堕落させ、魔女への供物として捧げる! それがワタシの試練なのデス!」。
「何を言って――ひゃあ!」
レムの四肢を抑えつけてるのとは別の『見えざる手』がレムの乳房、腋、へそ、女の花弁を同時に愛撫した。
吐き気を催すような、おぞましい感覚。その中でレムは『見えざる手』が愛撫と同時に何かをレムの体に塗っていることに気づいた。
「い、一体何をやって……あ……? ……あ……ひっ……やっ……な、なんですか、これは……!? あ、あああああっ! ふあああああああ!!」
自分の体の異変にレムは困惑した。体が熱い。そして怒りと憎悪、痛みと嫌悪感の中にほんの僅かしか感じてなかった快感と快楽が爆発的に膨れ上がっていく。
「いやああああああ! こ、こんな……! ……い、いやだ、……レムは……こんなの……ひっ、あああああああっ!」
忌まわしい大罪司教のおぞましい愛撫に快楽を得ている自分への絶望に、レムは思わず悲鳴を上げ、現実を拒絶するように首を左右に振った。しかし、そんなレムの意思を無視して、快楽はレムの全身を駆け巡った。
「いやっ! あああああっ! す、スバルくん! スバルくん!!」
レムは望まぬ快楽に恐怖を覚え、自分を保つために思わず愛する少年の名前を呼んでいた。
「ほお……それがアナタの胸に宿る愛の名前デスか。ふむふむ、そういえば、あちらの娘も同じ名前を口にしていたのデス」
ペテルギウスは、二人の魔女教徒に口と尻の穴を同時に犯されているペトラに視線を向けた。
「んんんんっ! ……ぶはっ……ああ……い、いや……スバルゥ……! んん~っ! んんんんんんっ!」
魔女教徒のオモチャにされて、緑色の瞳から涙を零しながら、それでもペトラは愛する少年の名前を呼んでいた。
「おや、おや、おや、おや~。なんとも罪深い男がいたものデスね~」
「黙れ! お前の様な狂人が、スバルくんを知った風に――。ああああああっ!」
レムの怒声は、乳房と女の花弁を愛撫され、甘い喘ぎ声に変わる。
「くぅ……一体……レムの体になにを……!」
「アナタが素直に、正直に、真摯に、誠実に、胸の奥の愛と欲望を吐き出せるように、特性の媚薬を使ったのデス。アナタの姉やお仲間も味わったのデスよ」
「なっ……姉様たちにまで……こんな……。よ、よくも……ひ、ああああああっ!」
先刻のラムの恥態を思い出し、自らの醜態を思い返し、怒りと悔しさでレムの青い瞳に涙が浮かんだ。
しかし、大罪司教の愛撫はそんなレムの口から快楽に染められた嬌声を引き出す。
「ああっ! あああっ! い、いやあ! ああああああああ!!」
絶頂し、股間から愛液を垂れ流すレム。
「……うっ……くぅ……うう……」
快楽の余韻と悔しさに身を震わせるレム。
そこに洞窟の外から一人の魔女教徒が駆け込み、ペテルギウスに何事か耳打ちした。
ペテルギウスはその報告に邪悪な笑みを浮かべた。見る者に不吉な想いを抱かせるような笑顔だった。レムは背筋がゾクリとした。
「ふふふふっ。もうすぐ素敵な客が到着する予定なのデス。それまで今しばらく楽しんでいただくのデス」
「……客……? う、ひ、いやああああ! やめて! レムにこれ以上……ふあああああ! れ、レムに触るな! あああああああっ!!」
レムの拒絶の言葉など、当然のように無視して、ペテルギウスの『見えざる手』はレムの乳房を揉みしだき、乳首を弄び、尻、腋、太ももを撫で回し、女の花弁を嬲った。
「ふわあ……! いやあ……ああっ! ……こんな……大罪司教なんかに……! ふわああああああ!!」
『見えざる手』の手慣れた指の動きは媚薬に冒されたレムの体から的確に快楽を引き出した。大罪司教に対する憎悪と嫌悪感、それを塗りつぶしかねない程の快楽に、レム翻弄された。
「あああああああああああっ!!」
そうしてレムはまた絶頂した。
「れ、レム……」
弱々しい声が聞こえた。ラムだった。あの後、どれだけ魔女教徒に嬲られたのか、桃色の髪は乱れ、唇から血が流れ、美しい体を白く忌まわしい体液に汚されていた。
「ね、姉様……。すみません……姉様を助けるどころか、こんな醜態を……ふあああああ!」
ラムへの詫びの言葉の途中で胸を揉みしだかれ、媚薬に冒された体は快楽ぬ震え、口から艶やかな嬌声が漏れる。
「ああっ! もう、やめ……ひああああああっ! ふあ……姉様……ふあっ……! ふわああああああ!!」
『見えざる手』に全身を愛撫され、ペテルギウスに首筋や顔を舐められ、レムは高まり続ける快感と快楽、それに対する屈辱と自己嫌悪、ラムたちを助けられない無力感と絶望感に心を蝕まれた。
「ああっ! ひあっ! いやっ! ああああああっ! ふああああああああ!」
ペテルギウスは『怠惰』という冠に反して、休むことなく、レムの体を嬲り続けた。
「んん~? はは、どうやら客の到着のようデスね」
「……え……?」
どれくらい嬲られたのか。何度も絶頂させられ、絶望と恥辱と快楽の中で意識がもうろうとしかけていたレムだったが、その言葉に咄嗟にペテルギウスの視線の先を目で追い――そして虚ろになりかけてた目を驚愕で見開いた。
「――スバルくん……?」
珍しい黒い髪と黒い瞳。少しだけ鋭い目に優しい光を灯したレムの想い人、ナツキ・スバル。
そのスバルが両手を縄で後ろ手に縛られ、口枷をされて、魔女教徒に取り押さえられていた。驚きと悲哀と絶望に彩られた彼の瞳に、大罪司教に嬲られるレムの姿が映っている。
「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
レムの悲痛な絶叫が洞窟内に響き渡った。
「れ、レム……うぅ……」
観ればラムも魔女教徒たちに取り押さえられ、無理やり顔をレムの方に向けさせられていた。
「くっ……あ……ラム……レム……」
「……あ……ああ……す、スバル……? ……レム……さん……?」
輪姦されていたフレデリカやペトラも魔女教徒たちに引きずられてきた。
「さあ、準備は整ったのデス。仲間の、同じ男を愛する少女の、敬愛する姉の、そして愛する少年の前で純潔を散らすのデス! おお、なんという悲劇! その悲哀、その絶望、まさに魔女への供物に相応しい! ああ、脳が震えるっ!」
ペテルギウスは感極まって感涙しているが、レムからすれば絶望という言葉すら生易しかった。
「いやっ! やめて! やめてください! スバルくん、姉様、見ないで!!」
せめてスバルとラムにだけはそれを見られたくないと叫ぶレム。
ペテルギウスはそんなレムの首を生身の腕で締めあげた。
「目をそらしてはいけなにのデスよ。目をそらせば、この娘の命は魔女に捧げられるのデス」
ペテルギウスは脅迫の言葉でスバル、ラム、フレデリカ、ペトラの視線を集めた。
その一方で、『見えざる手』で強引にレムの両足を広げさせ、スバルたちの眼前に女の花弁を晒させた。
「どうデスか? 散々嬲られて潤った股を愛する少年や姉の前に晒した気分は?」
「……い、いや……いやぁ……」
レムは子供のように泣きじゃくった。
「まだ泣くのは早いのデスよ。本番はこれからデス」
ペテルギウスは痩せたな外見に似合わぬ力でレムを後ろから抱え上げ、その女の花弁を自分の男性器の上に当てがった。
「いやっ! お願いだから、やめてください!」
憎き大罪司教に、泣いて懇願するレム。だが、当然ながら、それは聞き届けられず――。
「いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ペテルギウスの男性器に処女膜を貫かれ、レムは破瓜の痛みと、それを遥かに上回る悲哀と絶望に、悲痛に絶叫した。青い瞳からポロポロと涙がこぼれる。
ペテルギウスは満足げに笑うと、一切の容赦をせずにレムに激しく抽送した。
「いやっ! 動かないで! やめて! ひあっ! ああっ! ふああああああ!」
レムの大きな乳房が淫らに揺れ動き、媚薬に冒されてる上にすでに何度も絶頂させられていた女の花弁は、一突きされる度に愛液が溢れ出た。
「おお、なんという淫らではしたない姿か。みながアナタの淫らで怠惰な姿を軽蔑しているのデス」
休むことなくレムを犯し続けながら、ペテルギウスはそんな暴言をレムの耳元に囁いた。
むろん、実際にはそんな事はなく、ラムは桃色の瞳に殺意を宿して妹を犯す大罪司教を睨みつけ、スバルは何もできない自分とレムを犯すペテルギウスの双方への怒りで顔を歪めながら猿轡の奥で咆哮し、フレデリカは痛ましげに顔をしかめ、ペトラは今のレムを自分と重ね見て嗚咽していた。
だが、悲嘆と絶望に苛まれ、望まぬ快楽にかき乱された今のレムの心には、ペテルギウスの言葉は猛毒のように染みた。
「いや! いやっ! いやあああああ! ああっ! いやだ! もう、やめてください!! ふあっ! ああああああっ!!」
泣き叫ぶレム。その双丘を『見えざる手』が乱暴に揉みしだいた。端から観たら、レムの胸が激しく揺れ動いて形を変える淫靡な光景だった。
「あっ! ああっ! いやああああ! ああああああっ!!」
ペテルギウスの男性器がレムの子宮を打つ勢いも強くなり続け、レムは何度も絶頂させられた。そして――。
「あああああああああっ!!」
レムの子宮を大罪司教のおぞましい精液が満たした。その様の一部始終を敬愛する姉と愛する少年に見られ、レムは死にたくなった。
だが、地獄はそれで終わってはくれなかった。
ペテルギウスの男性器は萎えることなく、さらにレムを膣内を突き続けた。
「ふあっ!? いやっ! やめて! やめてぇ!!」
突かれる度に、股間からペテルギウスの精液とレムの愛液が入り混じって零れ落ちる。それをスバルやラムたちに見られている。
「いや! いや! ああっ! いやあああああ! 許して! お願いだから、もう許してください!!」
レムの必死の懇願に、ペテルギウスはため息をついて、首を左右に振った。
「いけませんね。それ程に体に快楽を感じていながら、口にするのが絶望と拒絶だけとは。もっと素直に、正直に、真摯に、誠実に、アナタの中の女の悦びを吐き出すのデス」
「な、なにを言って――」
余りの言い草に、レムは絶句した。
確かに今のレムの体はこんな忌まわしく絶望的な状況なのに、快楽を感じてレムを蝕んでいる。だが、それは媚薬のせいだ。無理やり気持ちよくさせられてるだけだ。
なのに、それを女の悦びだなどと……。ましてや、それをスバルの前で晒すことなど……。
「おや、おや、おや、おや~。嫌なのデスか……? ならば、あの少年の命は不要デスね」
「! ま、待って! 待ってください!!」
レムの制止の言葉に、ペテルギウスは大仰に肩をすくめた。
「おお、代価も払わず、言葉だけで自分の意志を通そうとは、なんと怠惰なのデスか。願いがあるなら、勤勉に行動で代価を支払うべきデス」
「……ああ……。……うう……ふぐっ……えっぐ……う……ん……。……はい……」
ペテルギウスの残酷な言葉に、レムは絶望の吐息を漏らし、嗚咽を漏らしたが、やがて意を決して頷いた。
同時に、ペテルギウスが今まで以上の勢いでレムに抽送した。
「はあっ……! ああっ……! ふあっ……! ああああああっ! ふああああああ!」
レムは命じられた通りに、声から嫌悪や悲哀や絶望を消して、甘い息と声を吐いた。
「まだデス。足りないのデス。アナタが感じている快楽はそんなモノではないのデス。先ほどの姉君のように快楽の全てを声に乗せて吐き出すのデス。それが愛する少年を守るための唯一の勤勉なる行いなのデス」
「うっ……はあ……あっ❤ ああっ❤ ふあ……ふあああああ❤」
レムは瞳から涙を零しながらも、その口からは甘く蕩けた声を溢れさせた。
「まだデス。自分から勤勉に腰を動かし、愛する男に抱かれているつもりで声を上げるのデス。淫乱に、淫靡に、淫猥、淫蕩に、淫らに鳴くのデス。それだけがアナタの愛する男の命を守るのデス」
「ふあああああ❤ スバルくん❤ ああっ❤ スバルくん❤ ああああああああああっ❤❤ スバルくん❤❤」
レムは顔まで蕩けさせ、愛する少年の名前を呼びながら自ら腰を動かし、快楽に身悶えし、快楽に染まりきった甘美で蕩けた嬌声を上げた。
「いいデスよ。そのまま勤勉に甘く淫らな声で鳴き続けなさい」
「ふあっ❤ ああっ❤ スバルくん❤ 姉様❤ ふあああああああ❤ レムは……レムは……ふわああああああああっ❤❤」
さらなる絶頂。そして中出し。その中で瞳からは涙を流し続けながらも、レムの顔は快楽に蕩け切っていく。
絶え間なく与えられる強烈な快楽が、それを受け入れて自らの口から上がる淫らな声が、理性を壊し、正気を薄れさせた。
グチャグチャになった心を、脅されて自ら受け入れた快楽が荒らし回り、さらに膨れ上がっていく。
己の痴態と醜態を、怨敵と愛する人たちに目撃された、その嘆きと絶望すらも快楽に塗り潰されていく。
「あああああああああああっ❤❤❤」
やがてレムの意識は快楽に飲み込まれ、頭の中が真っ白になっていった。
「気持ちいい❤❤ 気持ちいいです❤❤ もっと❤❤ もっとレムを犯してください❤❤」
誰の前で、誰に対して、何を言ってるのか。それすら理解できなくなり、快楽に突き動かされて甘い言葉を紡ぐ。
「ふわああああああ❤❤ スバルくん❤❤ レムは、レムは……ああああああああっ❤❤❤ スバルくん❤❤❤」
何度目かわからない中出しを受けながら、レムは愛する人に抱かれている自分を幻視して至福の表情で絶頂した。
気が付いた時、レムはゴミのように地面に放り出されていた。
「――レムは……レムは……!」
記憶は所々途切れているが、それでも大筋は覚えている。
己のしでかした恥態と醜態も……。
「……レムは……なんて事を……」
スバルを守ろうとして、その結果、快楽に飲まれてスバルと大罪司教の区別もつかなくなるなど、笑い話にもならない。
傷つき、さらに心身の疲労で鉛のように重い体で、なんとか顔を上げると、愛しい少年と目が合った。
「……スバルくん……」
「ふぐっ……ぐううううううっ!」
スバルは泣いていた。口枷の奥で慟哭しているようだった。
スバルのレムを観る目に、軽蔑や侮蔑はなく、ただ悲嘆と無力感があった。あるいは自分がレムの後を追ってきた事でレムがこうなった罪悪感もあるのかもしれない。
「……スバルくん……。……レムの方こそ……レムがいたらなかったせいで、スバルくんや姉様を……」
スバルの機転と行動力と諦めの悪さを甘く見て、あの程度で安全な場所に保護したと思い込んでた詰めの甘さ。
さらに敵が魔女教でラムが不覚を取った可能性にまで気づいていながら、激情に任せて短慮な行動をした。その結果がこの有様だ。
今ならわかる。ラムが恥態を晒したのは、先ほどレムがスバルの事で脅迫されたのと同じ事をラムもされていたからだと。ラムはレムを守るために、あんな姿を晒したのだ。
(姉様、ごめんなさい……。やっぱりレムは愚かで弱い不出来な妹です……)
自分を守ろうとした姉に一瞬でも幻滅した罪悪感に涙しながら、レムは心の中で姉に詫びた。
「スバルくん……ごめんなさい……。レムはスバルくんの力になれませんでした……」
そして目の前の愛する人へ詫びの言葉を告げる。
助けられなかったのスバルとラムだけではない。
ラム、そしてフレデリカとペトラに対しても、魔女教徒たちの容赦のない陵辱は再開されていた。
そしてレムの周囲も魔女教徒が取り囲みつつあった。
「……みんな……ごめんなさい……」
そんな謝罪を力なく口にした次の瞬間、数人の魔女教徒がレムに殺到した。
「ふあああああ! 姉様! ああっ! スバルくん……! ふわああああああ!」
「レム! ぐぅ……ふあっ! うあっ……あああああっ!」
「くっ……いったい……いつまで……あぅ……! くう……こんな……非道を……ふああ……続けるつもりで……ふあああああ! ああああああああっ!」
「……はあ……ああ……いや……はあ……助けて……スバル……ひあっ! いやぁ! ふあああああああ!」
魔女教徒に無慈悲に輪姦され続けるレム、ラム、フレデリカ、ペトラ。
スバルは何もできずに、その淫靡な地獄をただ見てるしかできなかった。
「ふぐう……!」
口枷の奥から、くぐもった声が漏れる。
そんなスバルの傍らにペテルギウスは歩み寄り、スバルの黒い髪を掴んで、無理やり輪姦されるレムたちの姿を見せつけた。
「見るのデス。焼きつけるのデス。アナタはなにもできずに『怠惰』であったがために、アナタを愛した少女はあのような無惨で淫乱な姿を晒したのデス。他の娘たちも、誰もかれも、アナタの行いの結果が、アナタの『怠惰』が、彼女たちを貶め、辱しめ、蹂躙し、穢したのデス」
嗤いながら、ぬけぬけと言い放つペテルギウス。
「ぐぐっ……! ぐあっ……があっ……!」
スバルの悲嘆と絶望に曇っていた瞳に憎悪の炎が宿った。
「いい目デス。素晴らしいデス。それでいいのデス。そんな簡単に壊れてはいけないのデスよ。アナタには、これからも彼女たちの、特にアナタを愛する少女たちの穢れ堕ちていく姿を見届けてもらうのデス」
ペテルギウスは髑髏の様な顔に満足げな笑みを浮かべた。
「うあああああっ! ぐぅ……スバルくん……! ああああああっ! スバルくんから……離れ……ひあああああっ! ふわああああああ! んんんんっ!」
愛する少年に手を伸ばしたレムは、しかし、女の花弁と尻の穴を同時に貫かれ、その豊かな乳房を弄ばれ、美しい唇に無理やり魔女教徒の唇を重ねられた。
「さあ、励むのデス。福音の導きにより、アナタたちの愛も、憎しみも、悲劇も、喜劇も、全てが魔女に捧げられるのデス。ああ、脳が震える!」
ペテルギウスは芝居がかった大仰な動作で天を仰ぎ、その狂信的な眼差しを、この場にいない嫉妬の魔女に向けた。
「さあ、次はいよいよ銀髪の半魔の娘なのデス! 必ず試練を完遂し、魔女に捧げるのデス!」
ペテルギウスは高らかに宣言した。
バッドエンド第十二弾終了です
最期まで読んでくれて、ありがとうございます。
ペテルギウスの福音書の内容以外は原作に寄せて書いてるつもりですが、結構本編と辻褄が合わせられるもんで、書いてて楽しかったです。
陵辱や輪姦シーンも含めて、力が入りました。
が、その分、長くなってしまい、コンパクトなのを楽しみたかった方々には申し訳ありません。
次はいよいよエミリア。
それにベアトリスとメィリィを予定しています。
お楽しみに。