リゼロEx 寝取られバッドエンド あり得たかもしれない悲劇と陵辱 作:[email protected]
今回は今までより時間軸を遡って、ペテルギウスと魔女教徒たちによるレムの陵辱劇です
これは、あれ以上時間軸を進めると、ネタバレの問題でアニメ勢に楽しんでもらえない作品が増えてしまうので、一旦アニメ一期の範囲の時間軸に戻そうと思った次第です
エミリアと喧嘩別れしたスバルは、エミリアと和解するきっかけとして手柄を求め、血気にはやってロズワール邸に駆けつけます
そこでスバルが見たものは……
そして次の周回では、正気を失ったスバルを守ろうとしたレムがペテルギウスに囚われて、さらにラムとペトラも……
ちなみにタイトルに付け加えましたが、他のに比べるとリョナ要素があるので苦手な人は注意
個人的に、スバルが一緒の時のレムはあのくらいしないと止まらないし、ペテルギウスはあのくらい用心深くて容赦がないイメージがあるので
目と耳に焼き付いて離れない光景がある。
「ダメ! 見ないで! 見ないでください、スバルくん! いやあああああああ!!」
少女が泣き叫びながら純潔を散らされる光景。
「見ないで」と少女は叫んでいたのに、目をそらすこともできずに、一部始終を見ていた。
少女の名前はレム。
青い髪を短くまとめ、やや童顔だが美しい容姿の美少女だ。
小柄だが女性的で美しくスタイルの良い体つきをしている。その美しい体は今は自分の血と敵の返り血で汚れ、さらに純潔を散らされた事による流血が内股を流れた。
レムはロズワール邸に仕えるメイドであり、同時に鬼族の生き残りにして、鍛えられた戦士だった。
ロスワール邸を襲った黒装束の襲撃者たち。全員がフードで顔を隠し、ある者は剣で武装し、ある者は魔法を放って暴虐を働いた。
それに対してレムはたった一人で勇敢に戦った。
その小柄な体からは想像もつかない剛力で武器である柄と長い鉄鎖で繋がれたトゲ付き鉄球――スバルの世界ではモーニングスターと呼称される――を振り回し、魔法による氷の矢を放ち、傷だらけになりながらも何人もの敵を討ち取った。
それを自分が――スバルが足を引っ張った。
手柄を立てたくて、その手柄をきっかけに喧嘩別れした想い人のエミリアと和解したくて。全てが終わった後で、また以前のようにエミリアやレムや屋敷のみんなやアーラム村の村人たちと笑い合いたくて。
突然 異世界に来てしまい、元の世界に帰る事の出来ないスバルにとって、エミリアの力になること、エミリアに必要とされる事、エミリアや親しくなった人たちと笑い合える日々を守る事、それが全てといっても過言ではなかった。
だがレムは、焦りに捕らわれて冷静さを失っていたスバルを気遣い、彼を王都から屋敷までの途中の村に手紙と資金を残して置き去りした。
そのレムの気遣いを無視して駆けつけた結果が、このザマだ。
スバルが駆け付けた時、ロズワール邸の膝元にあるアーラム村は謎の襲撃者によって大きな被害が出ていた。
功を焦っていたことに加えて、その凄惨な状況、すでに息の無い見知った村人たちの姿に逆上して完全に我を忘れたスバルは、村を駆け抜けて、ロズワール邸に正面から駆け込んだ。
だが、そもそもスバルの取り柄は小賢しさと諦めの悪さと行動力だ。
真っ当な戦闘力など不意打ちならチンピラ三人にどうにか勝てる程度で、それで正面から戦場に駆け込むなど愚行でしかなかった。
襲撃者たちとの死闘の最中だったレムは、駆けつけたスバルに気を取られて、それが隙になり、敵の刃で左腕を肘の辺りから切り落とされてしまった。
「その人に――スバルくんに触るな!!」
それでもレムはスバルを守ろうと、鬼族の力の源である額の角を輝かせ、左腕の傷に治癒魔法で止血を施し、残った右腕でモーニングスターを振るい、攻撃魔法を放った。
しかし、右腕だけではそれまでのように自在にモーニングスターを振るえず、止血したとはいえ出血による体力の低下、痛みによる集中力の低下もあり、レムはスバルを守り切れずに人質に取られてしまった。
取り押さえられ刃物を突き付けられたスバルの前で、抵抗を封じられたレムは襲撃者に命じられるままに額の角を消して武器を捨てた。それが自殺行為だとわかっていても、レムにはスバルを見殺しにする選択肢はなかったのだ。
無防備になったレムの愛らしい顔を襲撃者は容赦なく殴り、さらに左腕の傷の辺りを蹴りつけた。
「うぐああああああああっ!」
レムは左腕を抑えながら苦悶に表情で苦鳴を上げた。衝撃で傷口が開いて、血の雫が飛び散った。
いくら治癒魔法で応急処置してたとはいえ、刃物で切断された傷の近くを手加減無しで蹴られたのだ。その激痛がどれ程のモノか素人のスバルには想像すらできなかった。
それだけでは済まされず、レムはメイド服を剥ぎ取られ、その美しい裸体をあらわにした。
「なっ! やめろ! 離せ! 魔女教徒が、レムに触るな! スバルくん!」
レムに殺された仲間の復讐か、それとも単なる欲望の発露か。襲撃者たちはレムを慰み者にした。
レムの巨乳というほとではないが豊かで形のよい乳房を荒々しく揉みしだき、引き締まった太ももを撫で回し、慎ましやかな女の花弁を弄り回した。
「いやあ! スバルくん、見ないでください!」
レムは悲鳴を上げて懇願した。左腕を切り落とされても気丈さを失わなかったレムが、今は目に涙を浮かべて悲痛な声を上げていた。
片腕を失った事よりも、おぞましい襲撃者に慰み者にされるのをスバルに見られる方が辛いとレムは泣いていた。なのに、スバルは目をそらせなかった。
喉元に突き付けられた刃物が恐ろしかったのもある。だが、それ以上に自分のヘマのせいで傷つけられて泣いてるレムから目をそらすことをスバルは自分に許せなかった。
そんな自分勝手な意地で、レムは「見ないで」と懇願してたのに、全てを見ていた。それしかできなかった。
襲撃者たちも、レムの様子からレムがスバルにどんな想いを抱いてるか理解したのだろう。わざわざレムをスバルの眼前まで引きずり、嫌がるレムの股を強引に開いて、レムの女の花弁を、その奥の処女膜をスバルに見せつけ、それがおぞましい男性器で貫かれるのを見届けさせた。
「ダメ! 見ないで! 見ないでください、スバルくん! いやあああああああ!!」
愛する少年の前で無残に処女を奪われ苦痛と悲哀に満ちた悲鳴を上げるレム。
そして当然、そこで終わりしてくれるような連中ではなかった。
レムの処女膜を貫いた襲撃者のおぞましい男性器は、そのままレムの膣内を乱暴に突きまくった。
「いやあああああ! やめて! いやだ! スバルくん!!」
他の襲撃者たちも、それぞれの手で舌で、レムの乳房を愛撫し、乳首を舐め回し、太ももを撫で回し、舐め回した。そして――。
「いやあああああああああ!!」
泣き叫ぶレムの股間から、レムの愛液と男の性液が混ざりあって零れ落ちた。
中に出されたのだとスバルにも理解できた。
「……うあ……あああ……ふああ……」
おぞましい襲撃者に中に出され、それをスバルに見られた。その事実に打ちのめされ、レムは青い瞳からボロボロと涙を零した。
それで終わりにしてはしてくれなかった。
幼い子供のように泣きじゃくる少女を楽になどしてやらず、なおも襲撃者たちはレムを輪姦し続けた。
「ふああああああ! ……い、いや……ふあああああああ! ……うう……スバルくん……。……ふあ……ああああああっ!」
襲撃者は入れ替わり立ち代わりレムを犯し続けた。
「れ、レム……」
スバルは茫然とレムの名前を口にした。むろん、それでレムが救われるなどという奇跡は起きなかった。
「す、スバルくん……! ああっ! ふわああああ! ……うう……もう、やめ……いやあああああああ!!」
レムの体が汚され、心が踏みにじられるのを、スバルはただ見ているしかできなかった。
悲劇はそれで終わりではなかった。
当然だが、レムを輪姦するために残ったのが襲撃者の全員ではない。むしろ、それはごく一部で、大半の者はロズワール邸に乗り込み、あるいは屋敷の敷地内に散らばっていた。
そして、屋敷の中から戻ってきた襲撃者が戦利品のように引きずってるのはレムと髪の色以外は瓜二つの桃色の髪の少女と赤いリボンをした十代前半の愛らしい容姿の少女だった
「姉様!」
「ラム……。ぺ、ペトラ……」
それはレムの双子の姉のラムとアーラム村の村娘のペトラだった。
二人とも頭や顔から出血し、ぐったりして動かない。スバルの位置からでは、生きているのか、死んでいるのかも、わからなかった。
「姉様! よくも姉様を! ぐあああ! ふわあああああ!」
ラムの無残な姿を目にし、怒りで覇気を取り戻しかけたレムだが、直後に左腕の傷の辺りを踏みつけられ、男性器で膣内を蹂躙され、苦鳴と嬌声を上げた。
襲撃者たちはそんなレムに見せつけるように動かないラムのメイド服を剥ぎ取った。レムに似た美しい裸身――胸だけはレムと対象的に控えめだが――があらわになる。
襲撃者たちはラムの小さな乳房を愛撫し、首筋を舐め回した。ラムは反応しない。気絶してるのか、それとも――。
「やめろ! 姉様に触るな! ああああああああっ!」
レムの怒りの声は、直後に膣内を蹂躙されて嬌声に変わる。
「うあっ! ううう……ああっ! ふあああっ! ああああああ!」
襲撃者たちは楽し気にレムを蹴り飛ばし、踏みつけ、犯して、嬲った。
そうしている間にも他の襲撃者の手勢も集まってきた。
屋敷の近くにあるアーラム村を襲撃していた者たち、屋敷の敷地内――つまり、アーラム村の子供たちが匿われていた倉庫に向かった者たちも。みな黒装束におびただしい返り血を浴びてる。それが意味するところは一つだった。
「……あ……ああ……ちがう……俺のせいじゃない……」
咄嗟に責任転嫁しようとした自分の醜さにスバルは絶望した。
スバルがもっと賢明に動いていれば、せめてレムの足を引っ張らなければ、もっとマシな結果があったかもしれないのに。もしかしたらレムが庭園の襲撃者たちに勝利し、ラムと合流して子供たちを守れたかもしれない。少なくともレムがあんな辱めを受けて、泣き叫ぶ事はなかった。その罪と責任を受け止める事すらできない。なんて愚かで醜いのか。
『どうして助けてくれないんですか?』『そこで何をやってるの?』『どうして何もしてくれなかったの?』
輪姦されて泣き叫ぶレムが、動かないラムとペトラが、スバルを責めているような気がした。
「いやあああああ! スバルくん! 姉様! あああああああっ!!」
スバルがそうして自責と無力感に閉じこもってる間も、レムは嬲られ続けていた。
何度も中出しされ、面白半分に尻の穴も犯され、それをスバルはただ見てるだけで――。
その時、轟音と共にロズワール邸が崩壊した。
屋根が崩落し、テラスが瓦解していく。
同時に、まるで吹雪の中に閉じ込められたような冷気が辺りを覆った。
混乱するスバルは吐く息すら白くなる世界で凍えそうになった。
「スバルくん!」
全裸にされて、襲撃者たちに輪姦され、左腕も純潔も失って、スバルとは比較にならない程に辛いはずなのに、最期までレムはスバルを気遣い、残った右手をスバルに向かって伸ばした。
そしてスバルの頭上から声がした。
「戻ってたのか、スバル。だが、遅かったよ」
振り仰いだスバルは、そこに巨大な獣の姿を見た。
ロズワール邸を内側から崩して現れたのは、美しく雄々しい巨大な獣だった。
灰色の体毛が全身を覆い、金色に輝く瞳を持った獣。
まるでスバルがいた世界の特撮の巨大怪獣のような非現実的な巨大さと雄大さだった。
「眠れ――我が娘とともに」
獣が告げた言葉と共に辺り一帯を先刻の数倍の冷気が包み、その場にいた全ての生命を凍らせ、砕いた。
「待っていてください、スバルくん。すぐにお屋敷に戻りますからね」
レムは竜車の御者台で隣に座るスバルに声をかけた。
返事はない。
今のスバルは普段通りの状態ではない。まるで赤子のようで、意味のある言葉を発することはない。
王城で王選開始が宣言された日、スバルとエミリアは仲違いして喧嘩別れをした。レムはその場に居合わせなかったが、エミリアは憔悴した様子でスバルの事をレムに一任して一人でロズワール邸に帰還した。
それからレムとスバルは、スバルのゲートの治療の間、クルシュ・カルステンの世話になっていた。
だが、ある日、王都で二人で買い物をしてた最中に、突然、スバルの様子がおかしくなった。
クルシュの一の騎士であり、王国一の治癒魔術師のフェリスの見立てによると、精神的に大きな衝撃を受けた事が原因らしい。その衝撃から逃れるために、こんな状態になってしまったのだと。思い当たるのはスバルとエミリアの仲違いしかなかった。
「ごめんなさい、スバルくん。正直に告白するなら、レムはスバルくんとエミリア様が喧嘩された事を少しだけ……本当に少しだけですが喜んでいました」
なにも、これを機にスバルの心を我が物にしようと目論んでいたわけではない。
ただレムは屋敷で一番仕事の割合の多く、さらにスバルの周囲には、エミリア、ラム、ベアトリス、村の子供たちがいて、レムがスバルと二人っきりになれる時間はどう頑張ってもほんのわずかしかなかった。
だからスバルとエミリアが互いに心の整理を付けて仲直りするまでの間だけでも、その間だけでも、レムはスバルとできるだけ二人でいたいと思っていた。
「まさかスバルくんがエミリア様との仲違いに、ここまで心に傷を負っていたなんて…‥そうとも気づかずに……レムは本当に卑しい愚か者です。姉様が角を失った時から何も進歩していません」
自責しながらも、レムは健気に甲斐甲斐しく、赤子のようになってしまったスバルの世話をした。
「エミリア様と再会できれば、きっとスバルくんも元に戻ってくれますよね? 元気になって、また笑ってください、スバルくん」
悔しいがレムにはスバルの心を癒せない。スバルの心の傷を癒せるのはエミリアしかいない。
レムはロズワール邸に向かって竜車を走らせた。
だが、彼女たちがロズワール邸にたどり着く事はなかった。
その道中で黒装束の一団の襲撃を受けたのだ。
「魔女教徒……!」
レムとラムの故郷である鬼族の里を滅ぼし、ラムの角を奪った忌むべき集団、魔女教。
その襲撃から、レムは今や自力で逃げる事さえ期待できないスバルを守り、必死に戦った。
だが、敵の狙いはスバルだった。
正面から襲ってきた者たちは囮で、それをレムが傷を負いながらも倒してる間に、背後に回り込んだ者たちにスバルが連れ去られた。
「お前たちは……姉様から角を奪っただけでは飽き足らず……レムから生きる理由と死ぬ理由すら奪うのか――!!」
あの日、スバルに命と心を救われ、そしてスバルに恋した時から、レムはスバルと共に生き、スバルの力になり、もし命を落とすならスバルのために死ぬと決めていた。
レムはスバルを救うために、魔女教徒を追撃した。スバルを取り戻す以外の事は何も考えず、途中で立ちふさがった魔女教徒の攻撃で傷を負いながらも、それらを打ち倒してスバルの後を追った。
そうして魔女教徒たちが隠れ家に使っていた洞窟の中でスバルの姿を見つけた。
「よかった、スバルくん――」
スバルが無事で会った事に安堵するレム。
「あぁ――なんと、素晴らしいことデスか!」
そんなレムを賞賛する声があった。
「少女が! ひとりの少女が! これだけ傷付いて、なお進むのデス! なんのためにか、この少年のためにデス! 魔女に寵愛された少年を救い出すためにここまでするアナタも、また愛に憑かれ、愛に生きている、愛の信徒なのデス!」
魔女教徒たちはみなフードで顔を隠していたが、その男だけは素顔を晒していた。
緑色の髪を短く切りそろえた、痩せた顔色の悪い男だった。その両眼にはおぞましい狂気の光を宿していた。
「ワタシは魔女教、大罪司教――『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」
ペテルギウスはケタケタと嗤いながら首を傾げた。
「大罪司教……スバルくんから離れろ!」
魔女教の最高幹部の一人。それでもレムは怯まなかった。己の命と引き換えにしてでもスバルを救い出す覚悟で突撃した。
しかしレムの悲壮な覚悟も非情な運命の前では無力だった。
「うああああああ!」
「『怠惰』なる権能――見えざる手、デス」
ペテルギウスの体が伸びた不可視の手がレムの体を捕らえた。
『見えざる手』の数は十数本に及び、一本、一本が並の人間の体なら握り潰せる程の力だった。鬼族で屈強な肉体を持つレムでも全身がきしみ、今にも砕けそうになる程である。
「ぐあ……! ……くう……スバルくん……! スバルくん……!!」
『見えざる手』に動きを阻まれ、体中の皮膚が抉れて骨がきしみ、武器を取り落とし、気を抜けば全身がバラバラになりそうな程の激痛に苛まれ、それでもレムはスバルを助けるために手足を動かそうと足掻いた。
「素晴らしい! 素晴らしいのデス! その一途で健気な愛! しかし、残念ながら、ワタシはあなたに裁きを与えなくてはならないのデス!」
「エル・ヒューマ!」
戯言を無視してレムが渾身のマナを込めて放った長大な氷の刃の一撃も、ペテルギウスは数本の『見えざる手』を重ねて盾の代わりにして防いだ。
「スバルくん!」
しかし、それはレムの狙い通りだった。レムの魔法の一撃を防ぐためにレムの体を抑える『見えざる手』の数が減った瞬間を見計らって、レムは全力で駆けだし、愛する少年に手を伸ばし――。
ポキッっと乾いた音が響き、『見えざる手』の一撃によって、レムは右手の肘の関節を折られた。
「うぐっ……! ……うう……スバルくん……!」
それでもレムは怯まない。折れた腕に最低限の治癒魔法を施してスバルの元に駆け寄ろうとする。
そんなレムの勇敢で健気な姿に、ペテルギウスは、
「アナタに相応しい裁きを思いついたのデス。罪深き愛の信徒ヨ」
その口元に狂気に満ちた慈愛の笑顔を浮かべた。
「いやあああああああ!」
忌むべき魔女教徒たちの前で裸身をあらわにされたレムは思わず悲鳴を上げた。
必死に戦い抜いたレムだったが、マナを使い切り、もはや鬼化も魔法も使えず、『見えざる手』で手足を拘束され、ペテルギウスの配下の魔女教徒に愛らしい顔を殴られて腹を蹴られ血反吐を吐かされた。
非道な魔女教徒たちは、それで終わりにせず、レムのメイド服を引き裂いたのだ。
「これぞ愛の信徒であり、罪人であるアナタに相応しき裁きなのデス!」
「御託は結構です。レムを嬲りたいなら好きにしなさい。でもスバルくんには手は出させません!」
「そのような有様で強気な事ですね。ですが、これはこの少年にも無関係ではないのデス」
ペテルギウスは未だに目の焦点が定まっていないスバルの顎を掴む。
「その人に触るな!」
レムは怒声を上げ、『見えざる手』を振りほどこうとしたが、無意味な抵抗でしかなく、逆にペテルギウスの配下の魔女教徒にその愛らしい顔を殴られた。
「おおっ、元気で良い事デス。ですが人の話は最期まで聞くものデス」
ペテルギウスは髑髏のように痩せた顔を震わせ、ケタケタと嗤う。
「罪人といえど、勤勉であれば救いはもたらされるのデス! アナタが裁きに耐えきったのなら、この少年共々に解放しても良いのデス」
「……! それは本当ですか?」
思わぬ言葉に、レムは咄嗟に聞き返した。
むろん、この狂人の言葉など信じるに値するわけはないのは理性では理解していた。しかし、その一方でスバルを救える可能性が万が一にでもあるなら、どんな事であっても縋るしかないという悲壮な想いもある。
「どうしろというのですか?」
レムの問いに、ペテルギウスは優し気といっていい口調で答える。
「簡単な事です。アナタは私の配下の命を無惨に散らした。その罪の裁きとして、その身で彼らの代わりとなる新たな命を産むのデス」
「なっ……!」
あまりにバカげた話にレムは絶句した。
「愛する少年のために! 体を張り! 命を懸け! 腕が折れようとも歩みを止めなかった愛の信徒が! その愛を無惨に散らされ、愛の無い妊娠をするのデス! こんなにも相応しき裁きはないのデス!」
大仰に両手を広げ、ペテルギウスはそれが素晴らしい事であるように語る。
「ふざけるな! 誰がそんな事……お前たちの子など産むくらいなら……レムは……」
と、想像しただけでも血の気が失せる悪夢のような話にレムは美しい顔を歪めた。
「なんデス? まさか死んだ方がマシだとでも?」
ペテルギウスは大きく首をかしげた。
「おお、それはなんと『怠惰』な考えなのか! 己の愛も責任も放棄して、自分だけ楽になろうなど! そのような『怠惰』な者には何も得られるものなど無いのデス」
ペテルギウスはスバルの首を掴んで、力を込め――。
「やめて! やめてください!」
レムは悲痛な声を上げた。
「ん~? なんデスか~?」
ペテルギウスはわざとらしく耳を澄ます動作をする。
「……します。なんでもします。あ、あなたたちの子供を産みます。だから……スバルくんの事は……助けてください!」
レムは憎い魔女教徒たちの子供を産むことを承諾し、忌まわしい大罪司教に懇願した。
「おおっ! なんと素晴らしい覚悟と愛! 罪人とはいえ、あなたなら優秀な子供を産む事ができるはずデス! さあ、裁きを与えるのデス!」
ペテルギウスの号令と共に周囲の魔女教徒たちはレムに殺到した。
いつか見た悪夢が再開している。
「ま、待ってください! せめてスバルくんの前では――」
「これも裁きの一つなのデス。アナタは愛する少年の前で、その愛を無惨に散らすのデス」
「いやあああああああ!」
自分を助けるために勇敢に戦った少女が力及ばず、慰み者にされる悪夢。
『ダメ! 見ないで! 見ないでください、スバルくん! いやあああああああ!!』
目に、耳に、焼き付いて離れない悪夢、それが目の前の光景に重なった時、スバルはその少女の名前を呼んでいた。
「――レム」
「す、スバルくん……」
自分の名を呼んでくれた愛する少年に、レムは青い瞳に歓喜の涙を浮かべた。
「スバルくん! レムがわかりますか?」
「レム。レム、俺……俺は……」
「よかった……スバルくん……」
レムはメイド服を引き裂かれて今にも純潔を奪われる間際の状況でありながら、スバルの復調を喜び、青い瞳から嬉し涙を流した。
「おおっ! お目が覚めましたか! 素晴らしい! これで彼にアナタが裁きを、いいえ、愛の試練を受けるサマを見届けてもらえるというものデス!」
ペテルギウスは感極まったように感涙すらしながら叫び、『見えざる手』でレムの体を持ち上げ、無理やり股を開かせてレムの女の花弁をスバルや魔女教徒たちの目前に晒す。
「いやあっ!」
「レム!」
「さあ、よく御覧なさい。アナタへの愛を貫くために、自らの身を売った少女が試練を受ける尊き姿を! ああ、脳が震える!」
ペテルギウスは芝居がかった大仰な調子で叫び、首をかしげながら嗤った。
「やめろ! やめてくれ! レム――」
「だ、大丈夫です。スバルくんを守るためなら……な、何をされてもレムは平気で――いやああああああ!」
『見えざる手』で股を開いた屈辱的な姿勢で固定されたレムは、蒼白な顔で声を震わせながら、それでもスバルを安心させようと笑いかけようとした。しかし、その途中で魔女教徒の男性器がレムの処女膜を刺し貫き、途端にレムの健気な言葉は悲鳴に変わった。その内股を処女喪失の証が赤く染める。
「レム! レム!!」
スバルが血を吐くようにレムの名前を叫ぶ。
「おお! 純潔の証の流血が! 実に素晴らしいのです! 愛のために望まぬ男に初めてを捧げる! これぞ愛の試練! アナタは罪の裁きを受けると同時に、己の愛を証明したのデス!」
ペテルギウスが独りよがりな感動に身を震わせる間にも、魔女教徒は男性器でレムの膣内を激しく打った。
「ああっ! ……ぐう……スバルくん……ふああ……いや……あああああああ!」
他の魔女教徒たちも、レムの大きな胸を愛撫し、乳首を飴のように舐め回している。
「いやっ! ひいっ! いやあ! ふああああああ!」
憎い魔女教徒たちのオモチャにされたレムの悲哀に満ちた悲鳴が響き渡る。
「レム!!」
「……あ……スバルくん……ん……はあ……だ、大丈夫です……スバルくん……うう……ふう……レムは……レムは必ず……ふあ……必ず、スバルくんを守りますから……ああ……ふ……ああっ!」
スバルの悲痛な声を聞いたレムは、口から漏れそうになる悲鳴や喘ぎ声を必死に堪えようとする。
平気なはずがない。前の周回でレムは、スバルに「見ないでください」と懇願して泣いていた。その絶望をスバルのために耐えているのだ。
「おお! なんと健気なる愛! それで、その少女の健気な愛を向けられるアナタは一体何者なのデスか?」
と、それまでレムの健気な愛に感動していたペテルギウスが思い出したようにスバルの方に視線を向ける。
「それ程までに芳醇な魔女の寵愛を受けていながら、しかし、アナタの存在はワタシの福音書には一切記されていないのデス。もしや空席になっていた『傲慢』ですか? アナタ、福音書を授かってはいないのデスか?」
ペテルギウスの言う事はスバルには何一つ理解できなかった。
「何を言ってるのかわからねぇよ! いいからレムを! あいつらにレムを襲うのをやめさせろ!」
スバルは恐怖を忘れて声を張り上げた。
「アナタから漂う魔女の寵愛は大罪司教に匹敵する。そして『傲慢』以外の大罪司教とは面識があります。ならば――」
「……ふう……はあ……スバルくんが……お前らなんかの……仲間のはずが……ううあ!……ふはあ……スバルくんは……レムを……姉様や村の子供たちを助けてくれた……英雄……ああっ!」
魔女教徒たちに輪姦されながら、レムは必死に言葉を振り絞り、ペテルギウスに反論した。
確かにスバルからは時折、濃い魔女の臭いがする。レムもそれを理由にスバルを魔女教徒ではないかと疑った事がある。
けれど、レムはこの目で見た。
スバルが辛い過去に怯えてエミリアの膝の上で子供のように泣きじゃくったのを。スバルが恐怖に震えながら、それでも勇気を振り絞って村の子供たちのために戦ったのを。レムを庇って魔獣の牙をその身に受けたのを。鬼の力に飲まれた弱いレムを危険を冒してまで正気に戻してくれたのを。魔獣の猛威からレムとラムを逃がすために自らを囮にしたのを。
スバルは弱くて臆病で、それなのにすぐに無茶をして目が離せない、優しくて勇敢なレムの英雄だ。断じて魔女教徒のような狂人たちの一員ではない。
「んん~。まあ、いいでしょう。アナタの正体はじっくり調べるのデス。もしアナタが『傲慢』なら、いずれ福音がもたらされるはずデス。それよりも今は愛の試練デス!」
ペテルギウスの言葉に応えるようにレムを貫いていた魔女教徒の腰の動きが激しくなる。
「……ふあ……やあ……うあ……ああっ! ……ふう……ああああああ! ふわあああああ!」
膣内と子宮を激しく刺激され、おぞましや嫌悪感と共に望みもしない快楽が襲ってくる。そして――。
「うあああああああああ!!」
熱くて、おぞましい体液を子宮に流し込まれた感覚にレムは絶叫した。
「おお! これぞ愛の信徒の罪に相応しい、愛の裁き! そして愛の試練! ――ああ、脳が震える!」
絶望の表情でうつむくレムの姿に、独りよがりの感動に浸って興奮するペテルギウス。
と、ひとしきり感動に震えた後、ペテルギウスは急に冷静な表情に戻ると、周囲の魔女教徒たちに指示を出した。
「この隠れ家は放棄します。撤収の準備を。我等には我らの試練があるのを忘れてはいけないのデス。その二人はワタシが次の隠れ家に運ぶのデス。そこで試練の続きと行くのデス」
「……続き……」
ペテルギウスの言わんとする事を察して、レムは息を飲む。
「当然なのデス。確実に妊娠するまで何度でも愛の試練を受けるのデス。そしてアナタが奪ったワタシの配下十五名の命を償うのデス」
「……十五……」
「ああ、そんなに暗い顔をする事はないのデス。ワタシの同志には特殊な陽魔法を使える者がいるのデス。その者の力を借りれば、受精から約半月での出産が可能デス。運が良ければ一年ほどで試練を終えられるのデス」
ケタケタと耳障りな笑い声を上げながらペテルギウスは『見えざる手』でスバルとレムの体を捕らえた。
「……一年……一年も……」
レムは目に涙を浮かべ、今にも泣きだしそうな顔になった。それでもスバルを慮って、それ以上の絶望の悲鳴も嘆きの言葉も全て喉の奥に抑え込んだ。
「いやあああああ! ふわああああああ!」
魔女教徒の男性器に荒々しく膣内を蹂躙され、レムは抑えきれずに悲鳴と艶やかな喘ぎ声を上げた。
ペテルギウスの姿はない。
この新しい隠れ家の洞窟につくや、魔女教徒の大半を引き連れて試練とやらのために出ていった。
本来なら好機のはずだった、ペテルギウス以外の魔女教徒はレムの敵ではない。
レムを嬲るために残った魔女教徒はスバルを人質に取ってる者を含めても、たった五人。しかも、さほど戦闘に長けた者はいない。心身を著しく消耗してる今のレムでもどうとでもなるはずだった。
しかし、ペテルギウスは去り際に『見えざる手』でレムの両方の足首の骨をへし折っていった。
「うああああああああ!!」
それだけでなく「『色欲』からの貰い物」と称する液体をレムの全身に塗った。それは強力な媚薬であり、レムの体を骨折の痛みを忘れるほどの強烈な疼きで包んだ。
「ふわあ……ああ……スバルくん……あああ……!」
武器もなく、マナも回復しておらず、骨折で両足が動かず、媚薬に冒され、さらにスバルという人質もいる。
これではペテルギウス不在でもどうしようもなかった。レムはひたすら魔女教徒たちに嬲られた。
「あああああああっ! ……あ……やめ……ふわああああ! ひあああああああ!」
魔女教徒たちに前後から女の花弁と尻の穴を犯され、レムは痛みと屈辱の混じった嬌声を上げる。。
「……ふう……あああ……ふわあああああ!」
膣内や腸内を突かれる度に反動で足の傷が痛むが、強力な媚薬に冒された今のレムは、痛みも屈辱もすぐに快楽に塗りつぶされてしまう。
レムの豊かな乳房がいやらしく揺れ動き、股間から大量の愛液が零れ落ちた。
「ふぐぅ……!」
そんな悲惨な有様のレムの姿に、くぐもった声が上がる。
スバルは手足を鎖で拘束され、魔女教徒の一人に刃物を突き付けられ、自殺防止のために猿轡をされていた。ペテルギウスはスバルの『死に戻り』を知らないが、スバルの正体がわかるまで死なれては困るという事だろう。
あるいは無様に輪姦され続けるレムの姿を、レムの愛するスバルに見せ続けるための悪趣味な趣向なのかもしれない。
自分に突き付けられた刃を利用して自死しようともしたが、それを許す程に魔女教徒も無能ではなく、すぐに取り押さえられてしまった。
『死に戻り』を封じられたスバルはレムが魔女教徒たちに犯され続けるのを、ただ見てるしかできなかった。
「……ふあ……はあ……す、スバルく……ひっ、ああああああっ! ふわあああああ!」
前後から魔女教徒のおぞましい体液を体内に流し込まれ、レムは嫌悪感と望まぬ快楽、そして自分の恥態をスバルに見られる悲哀で悲鳴の混じった嬌声を上げた。
くずおれたレムに魔女教徒たちは容赦をせず、レムの青い髪を掴んで強引にレムを立たせ、顎を掴んで唇を奪った。
「んんんんんん!!」
腕が折れてるレムは抵抗できず、口内に侵入した魔女教徒の舌に蹂躙される。
媚薬に冒された今のレムは、それにさえ快感を感じてしまい、悲哀と自己嫌悪で涙がこぼれた。
せめて魔女教徒の舌を噛み切ってやりたかったが、そんな事をすればスバルに累が及ぶかもしれない。
そうしてる間に別の魔女教徒に背後から貫かれ、それでも何も抵抗できずにレムは輪姦され続けた。
「ふわああああああああ!!」
もう何度目の中出しかわからなかった。
少なくとも十回は出された。それ以上はスバルもレムも数えていない。
魔女教徒たちは食事と休憩を挟みながらも、それ以外の時間は常にレムを犯し続けた
入れ替わり立ち代わり、スバルを人質にしている者も交代でレムを嬲り、犯した、
レムの足が無傷で体が媚薬に冒されていなければ、その隙を突くことができたかもしれないが、今のレムにそんな余裕などない。
「……あ……ああ……スバルくん……」
体を汚され、望まぬ快楽の余韻に身を震わせ、絶望で虚ろな目になりながらも、レムはスバルの名を口にする。
そんなレムを、魔女教徒たちは嗤いながら犯し続ける。
「……い、いや……もう、やめ……ふわあああああああ!!」
強力な媚薬の効果に加え、何度も犯され続けたレムの体は、レム自身の意思に反して、もはや男性器を挿入されただけで全身が震えるほどの快楽の波がレムに襲い掛かってくる有様だった。
そこに――。
「おお! まだ正気を失わずに耐えていましたか! 罪人とはいえ、さすがは勤勉なる愛の信徒! 素晴しいのデス!」
聞いたような言い回しが響いた。ペテルギウスが戻ってきたのかと思ったが、入ってきたのは赤みを帯びた茶色の髪の女だった。普通にしていれば朴訥な雰囲気の美女と言える容姿だが、その美しい顔は狂気に満ちた笑みで歪んでいる。
「ふご! ふぐぐ!」
だが、スバルがそれ以上に気になったのは、女の周囲に『見えざる手』で捕らわれている二人の少女だった。
魔女教徒たちに輪姦されていたレムも、それに気が付いて声を上げた。
「姉様! それに……ペトラさんまで……」
不可視の腕に捕らえられているのはレムの双子の姉のラムとアーラム村の村娘のペトラだった。二人とも縄で後ろ手を縛られて気を失っているが、血色はよく、命に別状はなさそうだった。
「おお! やはりアナタがたのお身内でしたか。この娘の容姿はアナタそっくりですから間違いないと思いましたよ。こちらの娘も『スバル』と、アナタの名前を口にしました。故に本来なら我らが魔女への供物とするところを、特例として、こうしてお連れしたわけデス。」
女は、その狂気の宿った目といい、歪んだ笑顔といい、口調も、なにより『見えざる手』を使っている事も、ペテルギウスそのものだった。
「申し遅れました。ワタシはペテルギウスの『指先』デス。本体は試練を続けなくてはならないので、この者にワタシの意識と力の一部を貸し与えたのデス」
女ペテルギウスは大仰な動作でスバルたちに一礼をする。慇懃無礼の極みだった。
「さて。では、お二人にも起きていただきましょうか」
ペテルギウスは二人の体を乱暴に地面に転がした。その衝撃でラムとペトラは意識を取り戻し、ゆっくりと目を開けた。
「レム!」
意識を取り戻すと、ラムは瞬時に状況を理解し、後ろ手を縛られた状態でありながら、レムを輪姦する魔女教徒たちに飛び掛かかり、その頭部に回し蹴りを入れようとした。
が、それを予想してたのか、女ペテルギウスは『見えざる手』で素早くラムを迎撃した。そして倒れたラムは女ペテルギウスと共に洞窟に入ってきた数人の魔女教徒たちに取り押さえられ、メイド服を剥ぎ取られた。
「くっ……」
魔女教徒に裸身を見られる屈辱に顔を歪めながらも悲鳴を飲み込むラム。
「姉様! やめて! 姉様に酷い事をしないで! ふわあああああ!」
姉の危機に悲痛な声を上げたレムに、魔女教徒たちは容赦なく陵辱を続ける。
「素晴らしいのデス! このような窮地でも! 危機的状況でも! 互いを想い合う姉妹の愛! ああ――脳が震える!」
女ペテルギウスは感極まった様子で体を震わせると、今度はペトラの方に視線を向けた。
「……うう……スバル……」
ペトラは泣きそうな顔でスバルの名前を呼びながらも、気丈に涙を堪えて周囲の様子をうかがっていた。
「アナタ、まだ幼いのに勤勉ですね!」
女ペテルギウスに顔を覗きこまれ、ペトラは悲鳴を上げそうになるのを必死に堪えた。
「ワタシにはわかるのデス! アナタのその小さな胸にはすでに愛が宿ってるのデスね! その年齢ですでに愛の信徒とは! 素晴らしい! しかも! 己の幼さを理由に甘えることなく! 涙を堪え! 恐怖に耐え! 自分にできる事を考える! 素晴らしい! なんと勤勉なる少女か! 勤勉なる愛の信徒なのか!!」
女ペテルギウスは大仰に天を仰いでペトラを賞賛した。その狂気の笑顔と、それに続く言葉がなければ真っ当な賞賛だった。
「できる事なら、その愛の宿った心臓と勤勉なる意思を宿した瞳を抉り出して、我が魔女に供物として捧げたいところデス!」
「ひっ!」
女ペテルギウスの恐ろしい言葉に、ペトラは堪えきれなくなって悲鳴を漏らした。
「ああ、心配には及びません。アナタは供物ではなく、ここで彼女たちと一緒に愛の試練を受けてもらう事に決めたのデス」
「やめてください! ああっ! ……ふあ……レムには……はあ…はあ……レムには何をしても……構いませんから……。……ふあああ……くう……だから姉様には……あああ……ふう……姉様とペトラさんには……手を出さないでください!」
魔女教徒たちに嬲られながら必死に声を絞り出すレム。
「ダメです! アナタの姉君はワタシの配下五名を手にかけました。アナタと共に姉妹で裁きを受けていただくのデス! そして多少幼くとも勤勉で聡明なこの娘が母体なら、きっと勤勉なる同志が産まれるのデス!」
女ペテルギウスは、レムに、ラムに、ペトラに順に視線を向け、無情に宣告した。
すでに魔女教徒たちはレムだけでなく、ラムにも陵辱の手を伸ばし、ラムの小さな胸や尻を愛撫し、女の花弁にまで手を伸ばしていた。
「くっ……いやらしい……! 離れなさい、このゲスども……!」
ラムは嫌悪感と屈辱に顔を歪めるながら抵抗したが、後ろ手を縛られ、その上にペテルギウスの一撃を受けたダメージもあって、魔女教徒たちを振りほどく事は出来なかった。
そして女ペテルギウスの宣告と同時にぺトラにも魔女教徒たちの手が伸び、彼女の衣服を引き裂き、美しいが、まだまだ幼さの残る裸身をあらわにした。
「いやあ! やだあ! スバル! 助けて、スバル!!」
スバルの姿を見た時から、ずっと口にしたかった言葉。状況を慮って懸命に堪えていた言葉。それがペトラの口から溢れた。
「スバル! 助けて! 助けて、スバル! スバル!!」
ペトラの助けを求める声が、スバルの胸を抉る。
スバルが正気を失って、自分の殻に閉じこもってる間に悪夢が繰り返された。いや、ある意味で前回よりも残酷な形で繰り広げられている。
「いやあああああ! 姉様! スバルくん! ふわあああああ!」
「レム! くっ……ううう……ああっ……!」
「いやだあ! スバル! スバルゥ! あああああああああっ!」
敬愛する姉を汚され、自らは愛する少年の前で汚され続けるレムの悲哀と望まぬ快楽の混じった悲鳴が響く。
ラムは、最愛の妹を汚され、自らも純潔を奪われたながらも、歯を食いしばって涙と悲鳴を堪えた。
ペトラは、幼い純潔を愛する少年の前で奪われ、泣き叫んだ。
三人の少女の無残な姿がスバルの心を追いつめる。
絶望と無力感の中で、スバルは自分の死を望んだ。『死に戻り』によって目の前の悲劇がなくなる事を。
そう、前回の周回の、あの白い巨大な獣のような存在が現れ、自分の命を絶ってくれる事を――。
――今ではない、いつかの時――。
白い美しく雄々しい巨獣と赤い髪の端正な顔立ちの青年が対峙している。
巨獣の放つ冷気により、周囲はまともな生物が存在できる状況ではない。しかし、赤髪の青年は平然としていた。
「リアは眠った、永久に。あの子のいない世界になど、存在する価値もない。あの子を守れなかった、この身も、あの男も、同罪だ――」
「それを理由に、世界を滅ぼそうとするのですか」
「阻まれるのは、わかっていた。だが、そうすることがこの身の誓いだ」
巨獣の宣言に、青年の顔には深い憂いの色が浮かんだ。
その憂いを振り払い、青年が腰の剣を抜き放つ。それは『龍剣レイド』。『剣聖』のみが振るう事の出来る至上の聖剣である。
「無念はわかります。僕も同じ気持ちだ。ですが、だからといって、その無念の感情を、無闇に当たり散らしていいということにはならない。あなたの行いは、その誓いの結果は世界に波乱をもたらす。――僕はそれを決して、許容できない」
青年と巨獣との間には当然ながら圧倒的な質量の差があったが、龍剣を抜いた『剣聖』はそれをものともしない威圧感を放っていた。
歴代の『剣聖』の中でも最強であり、自らを正しさの模範としている男は真っ直ぐに巨獣を見据えた。
「これ以上の被害は防がせていただきます。恨むなら、この僕を」
「恨みはしないさ、ラインハルト」
巨獣は憐みと嘲笑を込めて告げる。
「お前は英雄だよ、ラインハルト。――英雄にしか、なれない」
それを聞き届けて、ラインハルトは構えていた剣を頭上へ振り上げ、剣気を込めて一閃した。
その斬撃は冷気に満ちた世界もろともに巨獣の巨体を断ち切った。
数秒後には、それまでの光景が幻であったように、冷気は完全に消え失せ、巨獣の姿は膨大なマナの粒子となって霧散し、虚空に消え去った。
――そして時は現在に戻る。
女ペテルギウスによって追加の媚薬を塗られたレム。さらにラムとペトラも媚薬を塗られた。その上で魔女教徒に輪姦され、三人は悲哀、嫌悪感、屈辱、絶望と強烈な快楽の板挟みに心身をすり減らしていた。
「ふああああ! ああああっ! スバルくん! ああっ! レムは……ふわああああああ!!」
「ふあああ……こ、こんな……ああああ……レム……ふわあああああ!!」
「いやっ! もう、嫌なのに……体が……スバル、助け……あああああああっ!」
三人は同時に絶頂し、股間から大量の愛液が零れ落ちた。
いっそ絶望で心が死ねば、あるいは快楽に溺れて正気を失えば、楽になれたかもしれない。しかし、なまじ強い心を持つ彼女たちは壊れることもできずに絶望と快楽の狭間で苦しみ続けた。
「ふわあああああ! はあ……ああああああっ! やああああああ!」
「ぐう……ふう……はあ……ああ……ああああああああっ!」
「いやっ! もう、やめて! ひっ、いやああああああああ!!」
魔女教徒たちの男性器は、三人の少女を犯し、蹂躙し、おぞましい体液を流し込み続けた。
スバルはそれを救う事はもちろん、死ぬこともできずに、ただ見続けていた。
――数カ月後。
試練に――つまりはエミリアを嫉妬の魔女の生贄にする事に――成功したペテルギウス。
アーラム村も嫉妬の魔女への供物として、ペトラを除いて皆殺しにされた。
その代償として、巨獣の姿となったエミリアの契約精霊パックによって、ペテルギウスは多くの配下と長らく本体として使っていた体と力の大半を失った。ペテルギウスは前の本体の一族から新しい体を提供された。そういう契約を結んだ一族がいるらしい。前の体と同じ緑髪だが前の体よりもかなり若いように見えた。
ペテルギウスとその配下の生き残りによって、スバル、レム、ラム、ペトラの四人は以前とは別の魔女教徒の隠れ家に運ばれていた。
心身を疲弊しきったレムたちでは弱体化したペテルギウスにも抵抗する事は出来なかった。
そして――。
「ああああああああ❤ いやあ! スバルくん、見ないでください! ふわあああああああ❤ ああああああっ❤ お願いだから、見ないでください、スバルくん! ひああああああ❤❤ あああああああ❤❤」
強力な媚薬を何十回も使われ、毎日輪姦され続け、特殊な陽魔法で魔女教徒の子供を何人も産まされたレムは、理性を大きく削られ、体は快楽に染まり、今や魔女教徒の輪姦に蕩けたような声を上げていた。
それでも僅かに残る理性がスバルに懇願する。「見ないでください」と、「あの時」のように。
「くっ……! ……レム……! あああ……うう……ああああ……ふわああああああ❤」
強靭な精神力を持つラムも、魔女教徒の子供を産まされ、最愛の妹の堕ちた姿を見せられ、そして終わる事のない輪姦に、もはや理性は崩れかけで、必死に耐えつつも快楽に染まった声が漏れ始めていた。
「スバル、気持ちいよ❤❤ スバル❤❤ わたし、スバルの元気な赤ちゃんをたくさん産んで、素敵なお母さんになるね❤❤」
ペトラは魔女教徒の子供を一人産まされた時点で理性と現実認識力が壊れた。
まだ12歳のペトラには、妊娠も、特殊な陽魔法での強引な出産も、心身への負担があまりに大きかった。
それに加えて、自分の村を滅ぼした魔女教徒の子供を妊娠して出産した事実は、いくら聡明な頭脳と強い心を持っていようと、まだ幼さの残る少女に耐えられるものではなかった。
ペトラは自分を陵辱する魔女教徒を愛するスバルと誤認し、それによって幸福感で心を満たす事で心の均衡を保っていた。今の彼女の中ではアーラム村も滅んでおらず、自分の両親や友達、村人たちに祝福されてスバルと結婚した事になっている。
ペトラは本物のスバルには目もくれず、自分を犯す魔女教徒を「スバル」と呼んで、自分から抱きしめた。
そんな地獄のような有様でも、スバルに死を与え、『死に戻り』させる者はいない。
スバルは、ただ地獄の中で少女たちが嬲られ続けるのを見ているしかできない。
「ふわああああ❤ あああああああっ❤❤ ……うう……いやあ! スバルくん! スバルくん!!」
快楽と絶望の中でスバルを求めるレムの悲痛な声が響き渡った。
――ペテルギウス襲撃から一年と数カ月後
「素晴らしいのデス! アナタがその身を捧げ! そうして産まれた! 試練によって授けらてた15人目の赤ん坊も! 誕生から数日! 健やかに! 元気に! 雄々しく! 立派に! 成長しているのデス!」
女ペテルギウスは相変わらず独りよがりな感動に身を震わせていた。
「これにて、アナタの裁き、そして試練は終わりました。あとは好きにするとよいのデス!」
ペテルギウスはレムの解放を宣言する。だが――。
「あああああああっ❤❤❤ も、もっと❤❤❤ ふわあああああ❤❤❤ ああああああああ❤❤❤」
ペテルギウスの宣言など耳に届いていないのか、レムは自分を犯す魔女教徒に対して、自分から貪欲に腰を振り、快楽を求め、さらなる陵辱を望んだ。
一年と数カ月の間に、強力な媚薬を百回を超える回数も使われ、毎日ひたすら輪姦され続けた結果、レムの心は壊れ、ただ快楽を求めるだけの性奴隷と化していた。
産まれた時から一緒に生きてきた双子の姉のラムも、そして全身を砕かれてでも守ろうとした程に深く愛していたスバルの姿すらも、今のレムの目には映らない。
「ああああああああ❤❤❤ いいわ❤❤❤ もっとラムを犯して❤❤❤」
それはラムも同じだった。
半身と呼ぶほどに愛していた妹のレムも、主で想い人だったロズワールの事も忘れて、陵辱の快楽に心身を委ねている。
「あはははは❤❤❤ ははははは❤❤❤ あっ、はははははは❤❤❤」
ペトラは魔女教徒に犯されながら、快楽に染まった笑い声を上げ続けてる。その愛らしい瞳は、もはや何も映していない。
「おやおや。みなさん、どうやら愛の試練が気に入ったようですね。ならば、これからも勤勉に我らの同志を産み続けるとよろしいでしょう」
女ペテルギウスは満足げに頷くと、スバルの方に視線を向けた。
「アナタも嬉しいですか?」
返事はない。スバルは虚ろな眼差しで、心を壊されて快楽に溺れてる三人の少女を見つめている。
「おや。また壊れたフリですか? 感心しませんね。彼女たちは敗れたとはいえ、最期まで勤勉に快楽や絶望と戦い、その果てに心を砕かれたのデス。それに比べてアナタの狂気のなんと薄っぺらい事か。ただ現実から逃げるための上辺の狂気など見るに堪えないのデス」
女ペテルギウスの侮蔑にもスバルは何も答えない。ただ虚空を見つめて口の中で何事かブツブツとつぶやいてるだけだ。
端から観たら完全に壊れてしまったスバル。しかしペテルギウスからすれば、苦しみから逃れるための上辺だけの安い狂気でしかなかった。
そんなスバルに、ペテルギウスは嘲笑と共に冷たく言い放つ。
「あなた――『怠惰』ですね」
「ふわあああああああ❤❤❤ れ、レムは、ああああああ❤❤❤ き、気持ちいいです❤❤❤」
スバルの空虚な瞳の中で、かつては誰よりもスバルを愛していた少女は、今はただ快楽の虜となっていた。
バッドエンド第七弾終了です。
最期まで読んでくれて、ありがとうございます。
途中でラムとペトラが加わるのはサプライズ的な感じです。
スバルがレムが死ぬ前に駆けつける事ができたり、レムが魔女教徒に輪姦される以外にも、魔女教徒がロズワール邸とアーラム村を同時に襲ってたりと、原作と微妙に異なる部分があります(原作では村を完全に全滅させてからロズワール邸を襲っており、スバルが到着した時には村は全滅してレムは死んでた)。
そういった微妙な違いも含めて楽しんでいただけたら幸いです。
ちなみにペテルギウスは変なところが真面目なので媚薬は毎回適量しか使ってません