閉まった扉の先には綾小路グループの公認カップルがキスをしていた。
二人のキス中にきまずい登場をした俺を、今キスしている人物が守ってくれた。
目の前の人物は目を閉じていた。
扉の先のカップルに、情事がバレない様、音を立てられない。
俺は、佐倉愛里とキスをしている。
長い長いキスだった。
そして、佐倉は囁いた。
「急にごめんね、清隆くん。……桔梗ちゃんから、伝言」
と言って、携帯を取り出すと、録音していた音声を流し始めた。
その音は小さく、耳を澄ませてやっと聞こえる音だった。
「『仕方ないヨ!綾小路くんも男の子だもんネ!でも、これで当時の件は[[rb:御相子 > おあいこ]]、でいいかなぁ?』」
当時の件、というのは、2年生の学年末特別試験で、櫛田の退学を、佐倉が変わり身になった件だろう。
「『でもね、私がフランスから帰ったら、佐倉さんに手を出してても出してなくても、私とエッチしてくれたら、出してなかったって思うカナ!貴方はそんなに甲斐性がない人間でも、器用な人間でもないもんね!』」
ちなみにこれは、1年生の時の、裏の顔が割れていない時代の櫛田の声であった。
それを聞かせた愛里は、俺の手を引いて、「こっち……」と誘導する。
2
メガネをかけていない佐倉愛里は、アイドルの雫だ。
彼女は2階のベッドルームとは反対側のテラスラウンジにいる。
低く、キャバクラやクラブにありそうな長く黒く、座る幅の広い、背もたれが低いソファがウッドデッキの上に置いてある。
ここに深く座ると星空が見えやすい設計になっているようだ。
俺と佐倉は横並びにソファに座った。
「さっきの櫛田の伝言は聞いた。さっきのキスも。その上で聞きたい。啓誠の事は良いのか?」
「え?啓誠君の事は関係ないんだけど…」
「そうか、意外と良い雰囲気だなって思ってたんだけどな」
「いやッ?好意を向けてくれることは嬉しいんだけど、わ、わたしが好きなわけじゃないから」
余計なお世話だっただろうか。
でも今、愛里がこうやって俺といるという事は、啓誠には悪い事をしてしまったかもしれない。
無言の時間が数秒続くと、コテンと愛里が俺の肩に頭を乗っけた。
そして、左手で俺の右手を掴んで来る。
すぅすぅと、愛里の息遣いが聞こえ、川のせせらぎと調和した。
俺達は1分間、黙ってお互いの体温を感じた。
そして、そのままの体制を維持していると、愛里が深く座り過ぎたのを、座り直した時。
着ていた浴衣の、帯が少し緩み、足の間から、愛里の下着が少し見えた。
しっかりと座り直したものの、足は少し開いており、細く白くシミのない綺麗な足の根本の下着があらわになっている。
さっき画面上で見た、ヒラヒラの根本である。
俺はそれをチラと見て、愛里に目をやると、愛里は目を閉じていた。
ドクドクと心臓が高鳴る音が聞こえる。
これは、俺のか、愛里のか。
心臓の音はどんどん大きくなる。
ドクンドクン
ドクンドクン
ドクンドクン
そしてはッと、愛里が目を開き、足を閉じた。
「あッ、ごめん、ドキドキしすぎてて」
と、照れたように言った。
「そういえばね、啓誠くんだけど、彼には悪いんだけどね、ハイボールに睡眠薬を淹れたから、起きないよ?」
「そんな事をしたのか?」
「うん……それでも、やっぱり私には手を出せない?」
そう聞いてくる。
返答に困り、俺は黙ったまま。
「そっか……そうだよね。じゃあね、良いこと教えてあげる」
そういって、愛里は顔を上げて、やはり耳元で囁いた。
私に手を出さないと、私は一生櫛田さんも、堀北さんも許さないよ?
それを聞いた俺は改めて愛里の方を見た。
愛里はニコッと雫の顔で笑いかけてきた。
「そうか、分かった……」
と、俺は言い。愛里の手を握り返した。
今まで彼女が一方的に握っていた俺の手。
そしてまた、1分後。
余韻を残し、俺は右手を離し、愛里の腰に手を回した。
そして、愛里の首元に口を近づけ、耳を舐める。
「ぁぅ……ぅううん……」
と、されるがままの佐倉。
耳の外を舐め、そしてそっと耳の中も舐める。
「あぁあああぁ……♡」と、喘ぎなれていない棒読みの卑猥な声が聞こえて来る。
そして、脱力した愛里は、そのままこちら側に身をゆだねて来た。
俺の足に膝枕をする形。
俺は愛里の足を持ち上げると、ソファに横にする。
はだけた浴衣、見え隠れする下着があった。
ちなみに、はだけた浴衣から、ブラジャーを着けていない事を知った。
そのまま俺は愛里の首を舐めながら、右手でふとももをツツーッと触る。
そうしていると愛里は両腕を俺の首に回して来た。
そして、そのまま俺の顔を抱き寄せ、自分の口元へ。
2回目の柔らかいキスだった。
ンチュと聞こえる卑猥な音。
俺の膝に愛里の顔があり、俺がくの字のような、屈折した形になる。
そのままじっとりと、唇を味わうように俺達はキスを繰り返した。
愛里は俺の顔を持ちながらも、全て吸うかのように、唇を押し付ける。
「はぁ……んッ……チュ……チュ……♡」
長い長いキス。
「……結構、慣れてる感じだな」
というムードを読めない事をいってしまう。
「うん、キスは波瑠加ちゃんと練習してたからね」
と愛里は言った。
そして、愛里の下にある俺の膝の、腰の部分、俺の浴衣の切れ目から、横に割いて俺のパンツを露出させた。
顔を横に向けると顔の横に股間がある。
「良かった。勃ってる♡」
そういって愛里は体制を反転させうつ伏せ状態になった。
手元にある突起物を撫で始める。
「どう?気持ちいいかな?」
「あぁ」
スリスリと上へ下へと撫でると、愛里は、「ちょっとごめんね」と言ってパンツのゴムに手をかける。
俺は腰を少し上げて愛里のやりたいことをサポートした。
「す、すごいねッ」
と、声をかけつつも、「はぅ」と言ってしゃぶり始める。
先ほどまで見ていた動画サイト、そこに映るアイドル。
小さなクチの画面の可愛い女の子が、俺のちんこをしゃぶっていた。
「ごめ、大きすぎて全然入らないや」
と言いつつも、目を閉じて味わうように、唾液をたっぷりと絡ませる。
流石にあまり慣れていないようで、見様見真似なのだろうが、気持ちよくさせたいという意志は伝わって来た。
しばらくさせていても、きっとイかないだろう。
でも、行為は受け止めた。
俺は愛里の肩を触り、「交代だ、愛里」と言った。
すると、「……ぅん」と愛里は言って、口の唾液を手で拭くと、一度座ってから腰にある帯を取る。
俺は同じように腰の帯を取り、浴衣を脱いだ。
テラス席で裸になる二人。
恥ずかしいが、暗闇の中。
フットライトは少し遠くで点いていて部屋に入るのには問題ない。
裸で身体をぴったり合わせ座っている俺は、愛里の肩を抱き、キスをする。
今度は優しいフレンチキス。
両腕で肩を抱いてやろうとすると、俺の手が愛里の胸辺りに当たった。
それでさらに、愛里も裸であると理解する。
手探りであるが、腰の肉が少なく、胸周りにかけて柔らかい部分が増えていくのが分かる。
じわじわと愛撫をしていると、下の方を見てみたい欲求が生まれた。
「ン……ンンッ……」
と吐息を荒くしていく愛里。
飽きさせない様に手を止めずに、全身の性感帯を探していく。
唇を離し、愛里の両肩を押して、ソファに深く座らせた状態で、背もたれにもたれさせた。
そのまま俺は、愛里の足と足の間に身体を挟み込ませる。
すると愛里は自然と足を開いた。
俺は華奢な彼女の足を持ち上げ、秘部を目にする。
勿論、暗闇のため、何があるのかは分からない。
しかし月光に照らされ、何かが光って見えた。
その光る液体に口を徐々に近づけていく。
「……ヒャッ………アああぁあああ……そんな…」
そして俺はペロリと液体を舐めた。
「あああああああぁ!」
かすれた『あ』であった。しかし叫び声とは聞き間違わない。
小さな叫び声。呼吸が苦しそうな、音を我慢したが、我慢できない息が全て出るような、そんな切ない音だった。
柔らかな砂丘、プニプニとした、小さな割れ目。
そこの上の、小さな突起を舌でこねて出してあげると、チロチロと規則的に舐めてあげる。
「………イク、イク、イク、いっちゃうかも……ゴメン…ゴメン……ごめんなさい……」
と何かに謝罪する愛里。
愛里の両手は俺の頭を掴み、髪をぐしゃぐしゃにした。
「ごめん……ダメ…ダメなの……なんか………ダメ……ごめん……ダメ………だめ!」
と、力が強くなった瞬間。
「イケ」
と俺は言った。
すると、それを合図に、ビクッ!と大きく身体をのけぞらせ、その後ビクビクビクと、全身が震え、愛里の砂丘から液体が漏れ出した。
それを俺は口でガードする。
愛里がイった後も少し舐めた後、口を離し、無味無臭の愛里のそれを、俺は手で拭った。
目の前にはあられもない姿の愛里が、女が横たわっていた。
3
俺は浴衣を着直し、愛里に浴衣を被せた後、部屋に戻った。
そして2階のベッドルームで啓誠の様子を探る。
すると啓誠は寝息を立てて寝ていた。
もう既にノンレム睡眠に入っている。
寝息が深いため、しばらくは起きてこないと確信する。
日頃の勉強漬けが、ここに来てアルコールと睡眠薬にやられていないか少し心配になったが問題ないだろう。
それでも寝息から、明日は半日頭がぼーっとしているのではないかと判断する。
そしてそのまま1階に降りて、波瑠加と明人のベッドルームの扉が硬く閉ざされているのを確認。
冷蔵庫からペットボトルの水を2本と、リビングのソファにかかっていたブランケット、そして、1階の露天風呂に置いてあるミニタオルを持ち、愛里の元へ戻った。
ふと時計を見ると1時間経っている事が分かった。
◇
「──キモチ良かったぁ」
「そうか、それは男として嬉しい事だな」
「えへ。あたしのフェラチオは、どうだったかな?」
一度こういう関係になると良く喋るタイプの女なのだろうか。
愛里はつい数時間前の俺へ接する距離ではなかった。
「あぁ、すごく気持ち良かった」
と、返答すると、水を飲んだあとのひんやりとする冷たい唇を俺の唇と合わせて来る。
「ありがと」
そういいながら、片手で俺の、元気のない状態のそれを掴み、揉み始める。
「ちょっと硬くなってきたかな?今度はあたしが気持ちよくさせてあげたいな」
と言いながら、先ほどの俺の様に俺の足と足の間に顔を身体を挟み、しゃがんだ状態でしゃぶり始めた。
俺は浴衣を着ているが、浴衣をかけていただけの愛里の裸が、上から見ると胸が見える。
こうやってみると胸の迫力に圧倒された。
チロチロと先っぽを舐めながら、下から上に舌を移動させ、玉袋も舐めて来た。
「きよたかくんの、我慢汁っていうんだよね?きよたかくんの我慢汁……美味しい♡もっと……飲んでも良いかな?」
許可を待たずに口に入るだけ全部を含み、ながら、含まれない部分を片手でしごき始めた。
コスコスコスと音を鳴らしつつ、チュパチュパと下腹部中心に舐めているかと思うと、急に上体を起こし、俺の乳首に吸い付いた。
このテクニックを仕込んだのが誰なのか、大体分かって来た気がする。
俺はそんな愛里の前かがみな、一生懸命な愛撫を見ながら、時折触れる愛里の胸の先っぽと、胸の柔らかさを感じた。
「んッ……ぁッ。感じちゃう。……う、嬉しくて!」
と、そこで愛里は、自分の唇を突き出して、俺の顔の前に差し出して来た。
キスして?
俺は愛里の動作を止めて、立ち上がり、肩を抱いてキスをした。
その後、愛里の背中を向かせ、後ろからハグをしてやる。
小柄な体を包み、後ろから胸を揉み上げた。
俺の股間の先っぽが、足の長い愛里の割れ目に触れる。
そのまま愛里を移動させ、ソファの背もたれに手を着かせる。
両手を愛里の腰にあて、逃げられない様ホールドする。
「ぁ……」
と少し喘いだ時。
俺の先っぽを、じわりじわりと愛里の割れ目に入れていく。
途中、くッと背中をそらしたものの、ホールドされているため逃げられない。
ギチギチと狭かったが、[[emphasismark:ナニ > ﹅]]をしていたからか、スムーズに途中まで入っていく。
だが、3分の1まで入った時、その先にはいけなさそうだった。
俺は下を向く愛里の顔まで口を近づけ。
「いけそうか?」と聞いた。
コクンと頷く愛里をみて、
俺はチンコをちょっと速度を上げて打ち付けた。
「あぁあああ、うぅう……」
と愛里は呻った。
それから俺は数回ピストンを繰り返す。
徐々に慣れて来た愛里。
なぜなら喘ぎ声が、色っぽくなってきたからだ。
「ぁん♡あん♡……ァン♡あん♡」
と、いままで見ていた同級生の豹変した姿。
アイドル、雫の見せてはならない、特別な生の尻、毛のない背中、そして後頭部。
尻が大きく、背中は綺麗で、髪は長い。
なんという征服感なのか。
規則正しくあえぐ愛里。
なぜならピストンが規則正しいからだ。
このままでも良いが、と俺は愛里の足を触り、ソファの上で膝立ちをさせる。
すると突起が愛里の膣の尻側を刺激する。
「アァ♡アァ♡ハァ♡アァ………ムリ♡…ダメ♡…ダメ♡」
と、より感じるようになった。
そしてそこをピストンしてすぐ。
「アッアッアッアッ……ハァッ!」
と、愛里がぐったりとして前に倒れた。
1回戦が終了。
ミニタオルで愛里の下腹部と、俺の下腹部を撫でると、血が付いているのが分かった。
ブランケットを愛里にかけて、復活を待つ。
そのまま寝るなら浴衣を着せ、ベッドに寝かせようかと思っていた。
しかし、愛里は起きた。
「あ、お、おはよう……」
「あぁ、とは言ってもまだ2時くらいだがな」
「まだ2時なんだね……。ブランケット、ありがとう。清隆君は相変わらず優しいね。エッチしてくれて、嬉しかった」
と話した。
少し時間が経ち、愛里は、再度俺にキスをして、下腹部を擦り始める。
そして、直立した俺のものをみて、少し舐め、唾液を付けた。
そして、「よし」と言ったかと思うと、「浴衣、脱いで?」と言った。
俺は言われた通り、浴衣を脱ぐ。
座ったままの俺に、愛里が跨る。
そして俺に抱き着きながら、愛里の膣内に、俺の物を挿れた。
4
動かさずに、そのまま。
キューと、元々狭い膣が俺の物を締め上げる。
愛里は手を俺の肩に回し、愛おしそうにこちらを見た。
「好きだよ、清隆くん」
「そうか」
彼女は少し、潤んだ目をしていた。
「あなたがあたしを、変えてくれたんだね。あなたが、すごい人だって言うのはなんとなく分かってた。でも、すごすぎて知ろうとしなかった」
「すごくなんてない。ステージの上でアイドルやってる愛里の方が、もっとすごい」
「そうかな?私は自分の事で精いっぱいだった。」
「それで良いんじゃないか。人は結局一人なんだから」
「ふふ、何それ。今、あたしたちは二人で一つ。そうでしょ?」
確かに、下腹部は繋がっていた。
俺が何かを言うたびに、膣がキューと締めて来る。
俺は誤魔化す様に、キスをしようと唇を近づけた。
しかし、愛里は顔を引いた。
「ダメでしょ?他の女の子とエッチな事をしたら」
「……」
「ダメでしょ?他の女の子とキスしたら」
「……そうだな」
でも、俺は別に櫛田と付き合っている訳じゃ──。
「でも、そんな清隆くんも好きだよ」
といって、愛里は自分からキスをして来た。
そして、ソファの上で足を立てて、自らピストンをしてくる。
「んッ……ふぅ……キモチイイ……」
慣れないピストンが、気持ちいいのかと言われればそうではない気がする。
「ねぇ、イって?あたしの中で出して。お願い、清隆くん、中に、出して」
そういって抱き着き、力を込めて来る。
俺の物が、愛里の膣の奥の奥まで侵入し、硬い箇所に当たっていた。
ネチョネチョと、愛里から出る粘膜が、縦の上下と横の上下運動によって音を立てる。
「……きよたかくん……きよたかくん……あたしのこと、好き?」
「あぁ………愛里、俺はお前の事が好きだ」
俺はそう言いながら、両腕を愛里の背中に回した。
ドクドクと、股間が熱く震え、白い液体が飛び出し、愛里の中に注がれたのが分かった。
余韻に浸った後。
愛里は抱き着いていて見れなかった顔を上げて、満面の笑顔を俺に披露した。
ステージで見たどの顔より、綺麗に見えた。
その目には大粒の涙が浮かんでいた。