翌日目覚めるなり藤丸は再び頭を抱え呻いた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ初めてであんながっつくなんてぇええ」
昨日のメルトリリスとの交わりは藤丸の人生でも最大級の幸福だろう。
だがだからこそ、メルトリリスがダウンし共に眠りに就くまで一向に萎える気配の無い自身の性欲が恥ずかしかった。
「うううううう…だって我慢し続けてたんだもん…メルトのあんな姿に我慢出来るわけ無いじゃないか…」
自身以外誰も居ないマイルームで藤丸が1人反省会をしているとドアがノックされた。
「はーい誰ー?」
とりあえず自身の性欲は頭の片隅に追いやって来客の相手をしようとする藤丸に馴染んだ声が話しかけた。
「お邪魔するよマスター君」
そう言ってニコニコしながら入ってきたのはダヴィンチちゃんだった。
「どうしたのダヴィンチちゃん?」
連日マイルームに来たダヴィンチに藤丸は問いかける。
「本題はさておき、まずはお約束からね」
何の事か分からず頭を捻る藤丸にダヴィンチは満面の笑みで言った。
「マスター、ゆうべはお楽しみでしたね」
そう言われた瞬間昨晩の事を思いだし再び藤丸は頭を抱えて唸った。
「ああああああ言わないでええええ」
そう言って悶える藤丸に不思議そうにダヴィンチは語りかける。
「別に若い男性が好みの異性に夢中になるなんて普通の事じゃないか、何をそんなに気にしてるんだい?」
「だって、お互いに初めてなのに何回やっても満足出来なくて、まるで性欲を満たすためにメルトとしたみたいじゃない?それってスゴい失礼でしょ?」
そうドンヨリとした雰囲気で言った藤丸にダヴィンチはにこやかに告げた。
「いやあメルトリリスはスゴい満足した顔で帰ってきてたよ?オマケに報告に混じる惚気で私は濃いめのエスプレッソをおかわりした程だったとも」
そう言ったダヴィンチはスッと真剣な顔になり藤丸に言った。
「どうしても納得できないのなら後々メルトリリスと面と向かって話し合うと良い」
そう優しく諭されようやく藤丸も前向きになろうという気分になってきた。
そんな中再びダヴィンチは爆弾を投げ込んだ。
「さて、話は変わるがマスター君、今日のご指名は誰にするのかな?」
再びの爆弾発言に藤丸が口をパクパクさせているとダヴィンチは更に追撃する。
「ああそうそう、マンネリによる君のメンタル低下を考慮して同一サーヴァントの連日指名は無しで頼むよ?」
みたびの爆弾発言でフリーズした藤丸にダヴィンチは言った。
「まあ今すぐ決めなくても構わないさ、先にメルトリリスと話をしてくると良い」
そう言ってダヴィンチは部屋を出ていった。
しばらくフリーズしていた藤丸だったが少しずつ混乱が和らいで来たので本日何度目かのため息をついた。
「いや、昨日まで童貞だった俺には荷が重いよダヴィンチちゃん…」
ブツブツと現実逃避しながら独り言を呟いていた藤丸はガバッと立ち上がると言った。
「とりあえずメルトに会って謝ろう」
性欲に負けてメルトを思いやれずに貪った、と認識している藤丸はお互いに愛する者に夢中だったとメルトリリスがプラスに思っているとは気がつかなかった。
「メルト居る?」
そうメルトリリスの部屋のドアをノックしながら藤丸は呼びかける。
すると反ってきたのは素っ気ない指摘だった。
「ノックの回数が違うわよ、貴方は3回」
そう言われた藤丸は言われた通り3回ノックする。
「入りなさい」
ようやく許可を得た藤丸はメルトリリスの部屋に入った。
「いらっしゃい立香♥️」
そう笑いながら話しかけるメルトリリスに藤丸も笑顔になる。
「ダヴィンチから聴いたわよ?貴方とんでもなく下らない事で悩んでいるのね?」
そうさらりと本題に毒づかれ藤丸は一瞬たじろいだ。
「くっ下らないって…」
と悩む藤丸にメルトリリスは微笑ながら近寄り言った。
「私は昨日の貴方が大好きよ立香」
「昨日の貴方は私だけを見て、私だけに触れて、私だけを求めた」
「昨日のあの時貴方の頭には私しか無かった、違って?」
そう言われた藤丸は違わないと首を横に振った。
それを見て更に笑顔を深めたメルトリリスは藤丸に囁いた。
「昨日の私もそうよ立香♥️」
「昨日の私は貴方だけを見て♥️貴方だけに触れて♥️貴方だけを求めた♥️」
「貴方と同じようにあの時の私には貴方だけだった♥️」
「でもそれって恥ずべき事かしら立香?」
「愛し合う者が互いに愛する者を求める、これの何が恥ずかしいの?」
「だからまた私を指名してくれたら昨日のように、いいえ、昨日より私を求めて♥️私を愛して♥️立香」
そう言ってメルトリリスは藤丸の唇に触れるだけのキスをした。
「けれどね、ダヴィンチから聞いたと思うけど同じスタッフの連日指名はNGよ?」
「ねえ立香、この[藤丸立香専用カルデア]の選考基準は分かってる?」
藤丸が首を横に振るとメルトリリスは話し出した。
「簡単に言うなら専用カルデアのスタッフは全員貴方に好意的な感情を持っているわ」
「だから立香、そんなスタッフの好意に答えてあげなさい」
「貴方が私を愛しているのは疑い用の無い事実よ、でもそれを独占するほど私の心は狭くないもの」
「なんだかんだ言っても私もカルデアのサーヴァント達は嫌いじゃないもの、彼女達の思いに答えてあげなさい」
そう言いきったメルトリリスは悪戯っぽく付け加えた。
「それに貴方の相手は私1人だと辛いもの♥️」
そう言われては藤丸はぐうの音も出ない。
「貴方の最初の女は私、それを忘れずに遊びなさいマスター」
そうメルトリリスが言っても悩ましさを隠せない藤丸にメルトリリスはため息をつき問いかけた。
「私を再び抱くに相応しい男になるための試練よ、挑むわよね私の立香?」
確認の形をした命令に藤丸は頷くしかなかった。
そんなやり取りを経てメルトリリスの部屋を出た藤丸はマイルームを目指しながら先程のやり取りを思い返していた。
「次に私を指名出来るのは一週間後よ、それまでに漢を磨きなさい♥️」
そんなメルトリリスの命令を思い出しながら呟く。
「メルトも良いって言ってくれたんだし、良いよね…」
そんな風に考え事をしていた藤丸は背後から声をかけられた。
「良いのですよ、マスター」
そう言って藤丸に笑いかけたのはモルガンだった。
「英雄は色を好むモノ、貴方はこの世界で最後のマスター、色に狂うならばともかく色を好む程度であるなら寧ろ歓待されるべきでしょう?」
そう何時もより艶めいた声でモルガンは続ける。
「故に我が夫、分かっていますね?アルトリアより先に誰を選ぶべきかを?」
「貴方が正しく選んだのなら至上の悦楽を約束しましょう♥️私の身体♥️声♥️魔術♥️心でもって溢れんばかりの悦楽と愛を与えてあげます♥️」
そう蕩けるような笑顔で言ったモルガンは最後に囁いた。
「貴方が選ぶべきスタッフは3ページと27ページですよマスター♥️お忘れなく♥️」
モルガンと別れマイルームに着いた藤丸は我慢出来ずにダヴィンチに連絡を入れる。
「はいこちら[藤丸立香専用デリバリーヘルス<カルデア>]です。」
「藤丸様、本日のご指名ですか?」
そう問われた藤丸は指名スタッフとプランを伝える。
「フムフム、水着オプションとラブラブチュッチュプラン、それにフェラとパイずりと腟内射精をすべて回数無制限ですね」
確認に了承を伝えた藤丸はついでに気になったことを質問した。
「はい、勿論複数人のご指名も有でございます」
そう答えられた藤丸はもう1人指名を増やすむねを伝えた。
「はいこちらも水着オプションとラブラブチュッチュプランとフェラとパイずりと腟内射精無制限ですね了解しました」
「それでは藤丸様、スタッフが到着するまで、しばしお待ちください」