BL警報です!
「う、あ……すげ……いい」
掠れた声で呟いて水輝が腰を小刻みに揺する。優一郎は荒い息を吐きながらもどかしさに身を捩った。絶頂に到達したはずなのに、下腹部には熱が溜まったままなのだ。
「ああっ! 水輝さんっ……今度は……」
「ん、判ってる」
何度か頷いて水輝が腰を引いてペニスを抜いてから、ベッドに横たわる。優一郎は夢中で水輝の尻に手を伸ばした。ベッドに優一郎に背を向けた格好で横たわった水輝が掠れた声を上げて背を反らす。
「凄い、どろどろですね」
そう言いながら優一郎はずぶりと水輝の肛門に指を突っ込んだ。昂奮しきって緩んだ肛門にあっけなく優一郎の指が飲み込まれる。愛液に塗れて蕩けた肛道を弄くると、水輝は身体を震わせて声を上げた。
「あっ! いいっ! そこっ」
さっきいたぶられたことを思い出して優一郎は口許に嗤いを浮かべ、わざとゆっくりと水輝の肛道をかき回した。すすり泣くような声を漏らして水輝が肩越しに優一郎を見返る。
「水輝さんのここ、本当に凄いですよ」
笑い混じりに優一郎が言うと水輝が弱々しく首を振る。物欲しそうなその様に堪らないものを感じつつ、優一郎は焦らす意味をこめてゆっくりと指で熱い愛液をかき回した。
「あ! い、いれて! 優一郎! そこっ、だめ!」
切羽詰まった声を上げて水輝がびくんと仰け反る。優一郎は身を起こして水輝の股間を覗き込んだ。水輝のペニスは射精したにもかかわらず勃起しきっている。
「まだ、だめです」
「やあ! そんな、弄られたら、出るから!」
さっきとは全く逆の立場になった水輝が悲鳴じみた声で言う。優一郎は薄い笑みを浮かべてじっくりと水輝の腸壁を撫で回した。指を動かすたびにかき出された愛液が水輝の尻を伝い落ちる。
「どんどん出してください」
にっこりと笑って優一郎は肛門にさし込んだ指を軽く折り曲げた。その瞬間、水輝が喉の奥で悲鳴を上げて腰を揺する。
「あー!」
掠れた叫びを上げた水輝のペニスがびくんと脈打ち、先端から精液が迸る。その様を間近に見つめて優一郎はくすくすと笑った。軽く指を動かして抽迭すると、水輝が断続的な声を上げて立て続けに射精する。
「では、いきますよ」
ぐったりと脱力した水輝の腰を捕まえ、優一郎は肛門に一気にペニスを挿入した。うっとりとした顔をして脱力していた水輝が激しい声を上げて仰け反る。後ろ向きに水輝を抱え、優一郎は腰を揺すり始めた。片手を股間に回して同時にペニスを弄くると、水輝が悲鳴を上げてがくがくと腰を震わせる。
「くっ! あっ! あああんっ! ゆう……いちろうっ!」
優一郎は身体を起こして水輝をベッドにうつ伏せに倒した。水輝が自分から膝を立てて腰を突き上げる。優一郎は水輝の背にのし掛かって欲望のままに腰を揺さぶった。片手で水輝のペニスを握り、擦り立てる。
「まだまだ、いけますよねっ! 水輝さんっ!」
「あはっ! あっ! もうっ! おれ……だめっ! おかしい、おかしくなるっ!」
水輝が狂ったように頭を振りながら叫ぶ。優一郎はがむしゃらに腰を振りながら水輝のペニスを強く扱いた。昂奮に自然と息が上がり、熱いものが下腹部に溜まっていく。
「ああっ! 水輝さんっ! 僕も……だめえええっ!」
どくん、と身体の底が脈打つ。優一郎は欲求のままにペニスを突き入れ、水輝の肛道の奥に精液を撒き散らした。叫びを上げた水輝の腸壁がびくびくと脈打ってペニスを締め付ける。それと同時に優一郎の手の中で水輝のペニスが震えて精液を吐き出した。
「あー……うー……すげ……すごすぎ……」
力なく呟いて水輝がぐったりとベッドに沈む。優一郎は乱れた息を吐きながら水輝の背に身体を預けた。
「水輝さん……」
優一郎はうっとりと顔を緩めて水輝の背にぺたりと頬を押しつけた。水輝が掠れた声で笑ってゆっくりと身を捻る。肛門から自然と優一郎のペニスが音を立てて抜ける。仰向けになった水輝の腕にしっかりと抱かれたところで優一郎は安堵の息を吐いた。
「この分だと、まじでおれ、おかしくなるかも」
乾いた声で笑って水輝が優一郎の頭をそっと撫でる。
「大丈夫です。水輝さんはおかしくなったりしません」
「そっか? 気持ちよすぎて頭がまだぐらぐらするんだが」
苦笑を浮かべて水輝が言う。優一郎は絶頂後の心地のいい感覚に身を任せながら、水輝の唇を指でなぞった。
「それで普通なんですよ」
優一郎は綺麗な水輝の唇を指先で優しく撫でながらにっこりと笑った。すると水輝が不思議そうな顔をする。
「普通なのか? これまでこんなに気持ちよかったこと、ないような気がするんだが」
そう答えて水輝が優一郎の指先に軽くキスをする。優一郎は心地の良いキスの感触に顔を緩め、間近に水輝を見つめた。窓からさし込むごく弱い外灯に照らされた水輝の顔はとても綺麗に見える。
「相手が、僕だからでしょう」
少し照れくさい気持ちになって優一郎は小声で言った。すると水輝が微笑みを浮かべてそうだな、と頷く。
「こんなに誰かを好きだと思ったこと、ねえしなあ。もしかしたらおれ、ずっと優一郎が欲しかったのかな」
笑い混じりに言って水輝が優一郎を抱き直す。優一郎は水輝の背中に手を回した。触れているだけで水輝が自分のものになったという実感がこみ上げる。
「気付いてなかったんですか? 僕はわかってましたよ」
優一郎がにっこりと笑うと水輝が困ったような顔をして苦笑する。
「そうなのか? もしかして三群にいた頃からか?」
懐かしいなあ、と呟いて水輝がそっと優一郎を放し、枕元に手を伸ばす。優一郎はのんびりとベッドにうつ伏せになって水輝を横目に見た。水輝が枕元に放り出されていた煙草を咥え、火を点ける。ライターの火に照らされた水輝の横顔を優一郎はじっと見つめた。
このエピソードで七章は終わりです。
八章までで一部終了です。