※この作品はR-18です。

再生の日   作:伊駒辰葉

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エロシーンがあります。


やっと出来たのに!? 5【8章終わり】

「いやっ!」

 

 そう言って佑が首を横に振る。蒼藍は困った顔をしてゆっくりと身を起こした。どうやら自分のペニスは佑の女性器に対して少し大きすぎるらしい。ペニスに貫かれた佑の膣口はペニスに無理やり開かれているように見える。

 

「もしかして、蒼藍も痛い?」

 

 気遣うような顔をして佑が訊ねる。蒼藍は首を横に振ってにこりと笑った。

 

「いえ。佑さんの中は凄く気持ちいいですよ。でも、ちょっとサイズが……」

 

 ひきつれた形でペニスに押し広げられた佑の陰部を見下ろして蒼藍は困った顔をした。このまま動くと佑はきっととても痛い思いをすることになる。

 

「わたしは、大丈夫だから」

 

 佑がにっこりと笑ってみせる。蒼藍はしばし佑を見つめてから頷いた。

 

「じゃあ、お言葉に甘えます。もしどうしても辛かったら言ってください」

 

 蒼藍はそっと佑に覆い被さった。腕を佑の腰に回して呼吸を整える。そこでふと蒼藍は気が付いた。

 

「あ。そう言えば。あの……避妊していないんですが……その、中に……出しても?」

 

 ついつい夢中になっていて忘れていた。先に訊いておくべきだったと悔いながら蒼藍は小声で訊ねた。

 

「大丈夫、大丈夫」

 

 出来たら出来たでその時考えれば。そう言って佑がにっこりと笑う。蒼藍はしばし考えを巡らせてから頷いた。子供が仮に出来ても育てる方法はある。そうですね、と呟いてから蒼藍は佑の腰を強く抱き、腰を揺すり始めた。狭い膣内を抽迭するたびに堪らないものがこみ上げてくる。蒼藍は加減せずに自分が最も快感を得られるように腰を揺すった。早く出してしまわなければ佑の痛みが長引くだけだ。

 

「くっ、んっ!」

 

 蒼藍が腰を動かすたびに佑が掠れた声を漏らす。蒼藍は荒い息を吐きながら腰を揺すり、佑の膣にペニスを何度も突きこんだ。

 

「すみません、もう少し、我満、してくださいっ」

 

 激しく腰を揺さぶりながら蒼藍は上ずった声で詫びた。どんどん切羽詰まったものがこみ上げてくる。

 

「んっ! 蒼藍っ!」

 

 甘い声で呼びかけられた瞬間、蒼藍は呻きを漏らして腰を強く押し出した。勢いよく膣壁を擦ったペニスの先端から精液が迸る。言いようのない心地の良さに蒼藍は本能的に腰を小刻みに揺すった。射精中のペニスに擦れる感覚が堪らない。蒼藍は立て続けに数回精を放ち、佑の身体にぐったりと覆い被さった。

 

「……蒼藍」

 

 佑がにっこりと微笑む。蒼藍はとろんとした目で佑を見つめた。

 

「すみません、すぐ、抜きますから」

 

 そう言ってはみたものの、身体がだるくて仕方がない。

 

「もしよかったら、もうちょっと、このままで居て……」

 

 佑がそっと蒼藍の頭を撫でながら言う。蒼藍は不思議に思って首を傾げた。

 

「いいんですか? 痛いんでしょう?」

 

 射精したとは言ってもペニスはまだ萎えていない。きっと佑は痛いだろう。そう思いながら蒼藍は心配顔で佑を見つめた。

 

「えっと、刃物とか刺さってるときに、止血の準備してないのに、抜いたらだめなのに近いかも」

「あ。そうですよね。逆に危険かも知れませんね」

 

 蒼藍は眉を少し寄せて頷いた。きっと佑は処女を裂かれてかなり出血しているに違いない。

 

「何なら抜きながら治療しますか?」

 

 それならきっと痛みも治まるし、傷も良くなるのではないだろうか。蒼藍は真剣に考えながら提案してみた。

 

「冗談だってば! もう、蒼藍ってば変なところで真面目なんだから」

 

 くすくすと笑って佑が蒼藍を抱きしめる。ええと、と呟いて蒼藍は佑の下腹部を撫でた。

 

「ここにぼくのが入ってるんですね」

「そうね、奥までずっぷり……んっ」

 

 佑が微かに声を漏らす。蒼藍は苦笑して佑の下腹部を優しく撫でた。そうしているうちに佑の膣内に挿入されたままになっているペニスがぴくりと脈打つ。

 

「さすがにこのままだと、またしたくなりそうなんですけど……」

「すればいいじゃない?」

 

 くすくすと笑う佑の身体が虹色の光を帯びる。蒼藍は驚きに息を飲んで何度か瞬きをした。光はどんどん強くなり、やがて眩しくて目が開けていられないほどになる。

 

「ゆ、佑さん!? 大丈夫ですか!?」

「大丈夫だとおも……大丈夫じゃないかも」

 

 そう言った佑の身体がどんどん透けていく。蒼藍は慌てて佑を抱きしめた。

 

「どっ、どうなってるんですか!」

 

 ひっくり返った声で叫んで蒼藍は佑の身体を鋭い目で見下ろした。凄まじい勢いで佑の身体を浸食しているものが見える。蒼藍は歯軋りをして腰を勢いよく引き、ペニスを抜いてから原因である自分の精液を手の中に引き寄せた。

 

「あっ……」

 

 蒼藍のペニスが膣から抜けた瞬間、佑の表情が悲しげに歪む。蒼藍は佑の体内から引き寄せた精液を放り、虹色の光を帯びた佑を抱きしめた。

 

「ぼくが欲しいんじゃないんですか? なんでぼくの精液が佑さんを分解するんです」

「わたしは人為的に造られたって言ったでしょう? 想定外の事態にどこまで耐えられるのかはわたし自身疑問だったんだけど……」

「どうやって生まれたかなんて関係ないでしょう! 対処法は?」

 

 苛々しながら蒼藍は考えを巡らせた。自分の精液が佑の身体を浸食しようとしたのは判る。だがその理由が判らない。

 

「わからないの。正直言って、今まで生きてこられたほうが不思議だったくらいだし」

 

 ごめんなさい、と佑が小声で詫びる。その瞬間、蒼藍の中でぶちん、と何かが切れた。

 

「判りました。じゃあぼくも一緒に死にます」

 

 きっぱりと言ってから蒼藍は佑をそっとベッドに横たえて自分の胸に手を突っ込んだ。青い龍宝珠を取り出してそれを刀に変える。

 

「なに馬鹿なこと言ってるのよ! 大丈夫、これまでも復活してきたから、今回もきっとなんとかなるってば」

「嫌です。ぼくは佑さんと離れたくありませんから。それに……」

 

 そこで蒼藍は深く息を吸った。

 

「結局のところ、佑さんは自分で生きようって気がないでしょう? 生まれた理由なんて関係ないじゃないですか。自分の命を活かすも殺すも自分次第でしょう?」

 

 まあ、半覚醒ですから、出血多量でぼくも楽に死ねます。きっぱりと言い切って蒼藍は刀を逆手に握った。

 

「だったら、わたしを信じて待って。何があっても、明日の朝までは待ってね。約束よ!」

「……いいでしょう。明日の朝に自決するとします」

 

 冷ややかな声で蒼藍が答えた瞬間、佑の纏っていた虹色の光が弾けて消える。それと共に佑の姿もかき消えた。蒼藍はため息を吐いて刀を握った手を力なくベッドに落とした。




ここで八章は終わりです。
でもって一部の『再生の日 檻の中から』も終了です。
読んでくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!
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