機械の局所が色々でてきます。
百合警報。
「というわけで、観念して脱ぎなさい!」
佑は腰に手を当て、ベッドに乗った桂をびしりと指差した。泣きそうな顔をした桂がいそいそと服を脱ぎ始める。佑はそんな桂に満足をこめて頷き、ベッドの端にあったマニュアルを取り上げた。
いかにも手作りという感じで製本されたマニュアルを一枚ずつめくる。初めて見るものにもきちんと理解出来るよう、マニュアル文は優しい文章で書いてあった。
「人間の女性の場合、性器は生殖を司る器官であり、重要ではありますが、直接、その個体の生存に影響するわけではありません。しかし、Mタイプの女性器は機体を制御するための中枢として機能しているのです」
つらつらと佑が読み上げると桂が服を脱ぐ手を止めて悲鳴を上げる。しきりに嫌がる桂の頭に脱ぎかけのセーターが残っていて妙な格好になっている。それを見て佑は遠慮なく笑い飛ばした。
「解りやすくて良い文章よ。乳房のことは補助女性器って呼ぶとか、始めて知ったし」
佑は伸ばされた桂の手をさりげなく避けてそう言った。すると桂が恥ずかしそうに赤くなって俯く。その拍子に頭のところで脱ぎかけになっていたセーターが顔にかかり、桂がわたわたと手を動かす。
「脱がせてあげるわよ。ほら」
苦笑して佑は代わりにセーターを引っ張った。頭が出たところで桂が律儀にありがとうと礼を言う。
「というわけで、まずは人工補助性器からねっ!」
そう言って佑はブラジャーに包まれた桂の乳房に手を伸ばした。桂が恥ずかしそうに頬を染め、佑の顔をちらちらと伺う。
「あの、本当に、ただの機械ですから……」
小声で言って桂がブラジャーのホックを外す。ブラジャーをとった桂の乳房を佑はまじまじと観察した。ぱっと見は生身と大差なく見える。だがよくよく見ると乳輪の縁や乳首の根元に部品の分かれ目があることが判る。
「乳輪と乳房の継ぎ目がはっきりしてるのね。それに乳輪の突起も規則的だし。これ、ダイアルになってるんだっけ?」
問い掛けながら佑は桂の乳房をそっと手で持ち上げてみた。見た目のボリュームに違わず、乳房の重量もそれなりにある。何度か上げ下げをしたところで、佑は試しに桂の乳首に指を乗せてみた。
「バネ仕掛けなのね。きしきし言ってる」
指の力加減を調節しつつ、佑は乳首を軽く何度か押した。その度に微かにバネの弾む音が鳴る。
「今は、ダイアルの位置がセーフティになっていますから、押しても問題ありません。性感覚もオフになっています」
そう説明する桂の吐息が僅かに乱れている。それをはっきりと感じ取って佑は乳首の先端を指の腹で軽く擦ってみた。すると桂がぴくんと身体を震わせる。
「あ、あの……」
「何よ? 押しても問題ないんでしょう? 奥までぎゅっと押すわよ」
戸惑う桂にそう告げてから、佑は乳首を指先で押した。乳首が奥まで押し込まれたところでかちりという音がする。
「あっ」
微かに声を漏らして桂が身震いする。佑はそんな桂の顔を間近に眺めつつ、押し込んだ乳首の先端を指の腹で優しく撫でた。
「感じないんじゃなかったの?」
「性感スイッチとして機能はしませんけど、感覚が無いわけではありませんから」
ほんのりと頬を染めて桂が小声で解説する。目を少し潤ませ、頬を染めつつも真面目に解説する桂の姿は何故か妙にそそるものがある。
「マニュアルにも書いてあったと思いますけど、乳首のスイッチと乳輪のダイアルに割り当てられた機能は動作モードで異なります」
微かに息を乱しつつ桂が律儀に説明を続ける。佑は頷きながら指の先端で乳首の先端を優しくひっかいてみた。触った感じは生身とは異なり、乳首は独特の弾力がある。
「これもゴム製?」
そう訊ねながら佑は自分の乳房のことを思い出した。水輝にせがまれて何度か自分で乳首を弄ったりしたことはある。その時の手触りと桂の乳首の手触りは全く違う。佑の乳首はかたく勃起していても表面に皮膚があることが何となく感じ取れるが、桂の乳首にはそれがない。要するに皮と肉の間の遊びの部分がないのだ。
「はい……。通常動作時には右の乳輪でパワーを、左の乳輪で反応速度を変更できます。時計回りに回せばパワーや反応速度は上がりますが、燃費が悪くなります。ただし、あまりに高い設定にすれば、すぐにオーバーヒートしてしまいます」
真面目な顔で桂がそう説明する。佑はなるほど、と頷いて乳首から手を離した。するとバネの跳ねる音がして桂の乳首が元通りの場所に戻る。
「戦闘とかの時、面倒ね。あなた、格闘術とかの訓練は?」
「授業ではトップでしたけど……」
佑さんには足下にも及ばないし……。桂が小声でそう続ける。考えを巡らせながら佑は何となく桂の乳首を何度も押したり離したりした。指を離す度に乳首がバネの音を立てて戻る動きについ熱中してしまう。むきになって乳首を押したり離したりしているうちに、佑は無意識に桂に身をすり寄せていた。
「むう、さっきは感じてたのに」
佑は不服をこめて呟き、ちらりと桂を伺った。桂はいつの間にか真っ赤な顔をして苦しげに眉をひそめていた。どうやら声を懸命に殺していたらしい。
「同じ場所を刺激し続けると、得られる感覚が減っていくようになっています」
生身の皮膚でもそうですけど、機械ですから極端に感じられるかもしれません。そう説明しつつ桂は困ったように佑から視線を逸らした。
「とりあえず、パワーや反応速度を自在に変更できるのは、あまり良い仕様じゃないと思うわ」
真面目な顔で言いながら佑はさりげなく指を動かし、桂の乳房を手の全体で包み込んだ。指に少しずつ力を加えて乳房を揉んでみる。
「佑、どうして、ですか……」
やだっ、なんだかへん……。掠れた声で呟いて桂が眉を軽く寄せて吐息をつく。その反応に気をよくして佑は強弱をつけて乳房を揉み続けた。桂が感じているところを見るのが無性に楽しい。
「だって、その場その場で力や敏捷性が違ってくるんでしょ? 身体を操るあなたは、その変化にあわせて戦闘したりしなきゃいけないのよ?」
説明をしながら佑はさりげなく桂の足の間に膝を割り込ませた。乳房を揉まれ、足を開かされた桂が真っ赤になって掠れた声を漏らす。
「三段階に決め打ちしましょう。省エネモードと、バトルモードと本気モードの三つ!」
その方が状況に対応しやすいに違いない。佑は説明を続けながら桂に身を寄せた。桂のスカートの下で佑の足がもぞもぞと動き、内股を膝が擦る。
「あっ! 確かに、仰るとおりですね……。でも、その各モードの設定値はどうやって決めれば……」
真面目に応答しつつ、桂が時折、切なそうに顔を歪める。
「明日、訓練しながら決めるってことで。はい、これで標準モードについては終了!」
そう言うが早いか、佑はその場に桂の身体を押し倒した。悲鳴を上げてベッドに仰向けに倒れた桂のスカートが大胆にまくれる。
長かったので二つに分けました。