BL警報です!
早く、優一郎のところに……。
都賀に乱暴をされ、意識を何度も失いかけた水輝は技術開発部の部屋を追い出され、頼りない足取りで廊下を進んだ。壁伝いにふらふらと歩く水輝を通りすがった者が奇妙な顔をして見る。水輝は彼らの視線を無視して何とかエレベーターに辿り着き、扉が開くのを待って中に転がり込んだ。
無人のエレベーターの床にへたり込む。忌々しいローターはまだ肛道の中で震えている。面白半分に都賀が仕込んだことを思い出し、水輝は舌打ちをした。ローターは予測出来ない不規則なタイミングで振動する。そのたびに水輝は身体を震わせて声を殺した。
技術総括局の入り口のある階層に辿り着く。水輝は何とか立ち上がってエレベーターから降りた。ゲートに向かう途中で水輝の前に数人の男が立ちふさがる。
「……急いでんだけどなー……」
ぼそりと呟きながら水輝は男たちを避けて通りすぎようとした。だが中の一人がふらつく水輝の服をつかんで床に引き倒す。倒れた水輝を誰かが担ぎ上げ、足早に歩き出す。
「早く運べ」
男の中の一人が殺した声でそう言う。水輝はぼんやりと自分を取り囲む男たちを見やった。ゲートを足早に通過した男たちが情報局の棟に辿り着く。どうやら彼らはハイブリッドのようだ。特徴のある気配を読んで水輝は微かに笑った。
やばいなあ……。正気でいられるかな。そんなことを水輝が考えているうちに、男たちは慌ただしい足取りで建物の奥に進んだ。見覚えのない部屋に辿り着いたところで水輝は床に放り出された。男たちは代わる代わるに水輝を蹴りつける。身体を丸め、息を殺して水輝は痛みを堪えた。
男たちは力を揮いながら口々に水輝を罵倒した。どうやらハイブリッドということで中傷されたことに腹を立てているらしい。
「おい、さっさと剥いちまえよ」
誰かがそんなことを言った直後、複数の男が水輝の服を剥がし取る。剥き出しにされた肛門に誰かが乱暴に指を突っ込む。水輝は目を見張って思わず仰け反った。
「なんだ? 何か入ってるぞ」
水輝の肛門に指を入れた男が怪訝そうな顔をして言う。その直後、肛道に入っていたローターを乱暴に引き抜かれ、水輝は悲鳴に近い声を上げた。焦れて開いた肛門からどろどろと愛液が流れて垂れる。
「うわ、マジで濡れてるぞ、こいつ」
「いいからさっさとやっちまえよ。やばいぞ、見つかったら」
口々に男たちが言うのを水輝はぼやけた頭の隅で聞いた。ぐったりと床に横たわっていた水輝を一人の男が後ろから抱えこむ。
「あっ! んっ! うふぅっ!」
肛門に太く屹立したものを一気に突っ込まれ、水輝は甘えた声を上げて仰け反った。腹の奥を誰かのペニスがずんずんと勢いを付けて押し上げる。
「宝珠あんだろ? 弄っちまえよ」
笑い混じりに誰かが言う。それを聞いた水輝は思わず目を見張った。制止の声をかける前に、男の一人が水輝の胸に手を突っ込む。
ハイブリッドと呼ばれる種はそれぞれが八つの宝玉を持っている。その宝玉は龍宝珠と呼ばれ、ハイブリッドの能力を司るのだ。器の中を弄り回される痛みに声にならない声を上げ、水輝は身体を硬直させた。
「……あれ? 変だな。ないぞ」
「は? ないわけないだろ? 貸してみろよ」
下手くそ、と誰かが言った直後、痛みが唐突に消える。だがすぐにまた激痛に襲われ、水輝は声を上げて身体を強ばらせた。痛みのために全身に汗が噴き出し、呼吸がままならなくなる。
「おかしいな。本当にないぞ」
「隠してるんだろ、きっと。よく探してみろよ」
水輝を抱えていた男がそんなことを言いながら腰を突き上げる。痛みと快楽に同時に晒された水輝は狂ったように頭を振り、身を捩った。
「おー、さすがに具合はいいな。もう出そうだ」
乱暴に腰を揺すった男がそう言って射精する。水輝は目を見張って息を飲んだ。かと思うと別の誰かが水輝の口にペニスを突っ込む。されるがままにペニスを咥え込み、水輝は熱心にそれを舐めしゃぶった。
口の中と腸内に嫌というほど精液を注がれ、器の中を散々に弄られた後、水輝の肛道には元通りにローターが挿しこまれた。
「これから毎日玩具にしてやるからな。楽しみにしてろよ」
誰かが水輝の髪をつかんで頭を起こさせ、笑い混じりに言う。やっぱり俺たちとは違うんだよ、などと楽しげに話をしながら男たちが次々に部屋を出て行く。一人、室内に取り残された水輝は力の入らない手を何とか服に伸ばそうとした。だがどうしても服に手が届かない。
腸内でローターが震える。水輝は掠れた声を漏らして身体を震わせた。無意識にペニスを握ろうと手を伸ばす。水輝のペニスは先ほどの男たちに紐で結わえられ、傷だらけになっていた。水輝は虚ろな眼差しをして紐にくくられたペニスを震える手で握った。
不意に明るい光が目の前に射し込んでくる。水輝は何とかそちらを見ようとした。だが身体が思うように動かせない。
「随分、手ひどくやられたな」
知らない声が聞こえる。水輝はだが答えることも出来ず、声のした方を見ることすら出来なかった。足音が近付いてきて身体がふわりと浮く。傷ついた水輝の身体には毛布が巻かれ、散らばっていた服が水輝の身体の上に乗る。
「もう少し我満をしろ」
間近に声が聞こえる。水輝は誰かの腕に抱え上げられ、部屋から連れ出された。水輝を抱えたままで誰かが廊下を足早に行く。やがて水輝はそっと廊下に下ろされた。
「あまり危険な橋を渡らないことだ」
そう言い残して声の主が静かに水輝から離れていく。水輝は毛布にくるまったまま、身震いした。掠れた声で優一郎を呼ぶ。すると水輝の目の前の扉が音を立てて開いた。
「水輝さん! ……あなたは?」
ドアから出てきた優一郎が慌てたように廊下の向こうを見やる。水輝を抱えて運んだ誰かは黙ったままで廊下の向こうに消えた。その様子を見送ってから優一郎が水輝に視線を落とす。水輝は苦しさに息を乱し、何とか声を出した。
ここではまだ佑の話は出てないですw