BL警報です!
「……水輝さん。なんだか、凄かったですね?」
笑いながら言って優一郎が水輝を支えながら身体の向きを変える。優一郎の肛門からずるりとペニスが抜け、水輝はその感触にぶるりと身を震わせた。
「すげー……昂奮した……」
ぐったりと力を抜いた身体を優一郎の腕に抱きすくめられ、水輝は切れ切れに笑いながら何とか言葉を吐き出した。
「僕も……です」
にっこりと笑った優一郎が水輝の額に軽く口づける。水輝は優一郎の胸に頭を傾け、頬ずりをしながら微笑んだ。
「凄い、安心する……。優一郎といると、落ち着く」
「良かった……」
微かな息を吐いて優一郎が言う。水輝は顔を上げて優一郎の首筋に抱きついた。
「でも、くっついてると昂奮するんだけどな」
乱れた息を整えてから水輝は笑って言った。優一郎がくすりと笑う。水輝は片手を自分の尻に回し、肛門に指を少し押し込んだ。
「ん、今なら、すぐはいるけど……どーする?」
「二回戦、いきましょうか」
優一郎がにっこりと笑って言うのを聞き、水輝は笑みを浮かべて頷いた。自分からベッドにうつ伏せになって腰を持ち上げる。優一郎がそんな水輝の足許に回った。
「一気にいきますよっ!」
優一郎が言った直後、衝撃に似た快感が腹の底からこみ上げる。水輝は目を見張ってシーツをつかみ、肛道を分け入ってくるペニスの感触に声を上げた。
すげー。他じゃ絶対こんなのあり得ない。これまでに何度しても、誰に犯されてもこんな風に感じることはなかった。反射的に背を反らした水輝の身体に汗が浮く。ペニスを根元まで埋めたところで、優一郎が気遣うように水輝の尻を撫で、肌に指を滑らせて背を撫でる。
「あ……優一郎の、指、好き」
蕩けそうな笑みを浮かべて水輝は身震いした。
「まだまだ、序の口ですから」
「おー、期待してるぞ」
にっこり笑って言った優一郎に掠れた声を返し、水輝はちょっと待ってろ、と言った。不思議そうな顔をする優一郎を横目に見やり、水輝は自分の胸に手を当てた。瞼を下ろし、閉じていた思惟を優一郎に向かって開く。
「おれのこと、知りたいかなと思ってさ」
ずっと欲しいと思っていた。でもこんな風に抱き合う日が来るとは思っていなかった。のろのろと考えを巡らせながら水輝は腰を揺すった。
「はい。教えてください」
にっこりと笑った優一郎がゆっくりと腰を揺すり始める。腹の中を擦られる感触に声を上げ、水輝は身体をしならせた。繋がっているととても気持ちがよくて、ここに優一郎が居ることがよく判る。情欲がどんどん深くなってもっともっと優一郎が欲しくなる。快楽に巡りの鈍くなった頭で水輝は思い続けた。
「水輝さん……」
優一郎が少しずつ腰の動きを速くする。昂奮に緩んだ肛門を出入りするペニスが粘ついた音を立てる。水輝は快楽に声を上げながら、肩越しに優一郎を見た。
「優一郎、はあはあ言ってる」
昂奮してる? 快感に濡れた目で優一郎を見つめ、水輝は腰をくねらせた。ペニスが腸壁を擦るたびにぞくぞくと背中に快感が伝う。
「んっ、ええ、もちろん」
掠れた声で言いながら優一郎が水輝の腰をつかむ。水輝はペニスを突きこまれるたびに高い声を上げた。優一郎にされると身体の全部が怖いくらいに感じて、どこかに放り出されてしまうような気がする。身体が気持ちよさに震えて、声が勝手に出る。優一郎が気持ちよくなれるならなんでもできる。快感に声を上げながら水輝は心の中で言葉をゆっくりと繋いでいった。
昂奮した目をして優一郎が腰の動きを速くする。抉るように突かれて水輝は弱々しく頭を振った。
「んっ、水輝さん……」
それまで腰を揺すっていた優一郎が水輝の奥にペニスの先端をねじ込んだところで動きを止める。水輝は目を見張って腰をひくつかせ、頭を振った。
「だめ、なんにも、なんにもかんがえられない!」
「とりあえず、一度いきましょう」
水輝の耳に囁きかけ、優一郎が唐突に腰を前後に速く振り始める。水輝は背を反らして尻を突き出しながら叫ぶように声を上げた。
「ふあっ! くふっ! あふっ! ああああんっ!」
優一郎のが奥まで来てる。気持ちいい。もっとほしい。めちゃくちゃにされたい。快楽に囚われた水輝の頭に情欲に塗れた言葉が浮かぶ。よがる水輝に優一郎がのし掛かり、水輝の胸を弄りながら腰を激しく揺する。
「ふふっ。水輝さん、これでっ!」
肌の上を這い回っていた優一郎の手が胸に潜り込む。衝撃に近い痛みに水輝は全身を硬直させた。酷い痛みのはずなのに、少しの間を置いてそれが異様なほどに強い快感になる。器を構成するものが解け、優一郎の手が水輝の持つ宝珠を弄り回す。
「くあああっ! もうっ! おれっ! ああああっ! ゆういちろうっ!」
悲鳴に近い声で鳴く水輝の声が徐々に高くなる。強すぎる快感を覚えた水輝の身体が冴えた青い光を纏う。
「んっ……。ちょっと、激しすぎたかな……」
掠れた声で呟いた優一郎が水輝の胸から手を抜く。それまで勢いよく振っていた腰の動きを緩め、優一郎はゆっくりとペニスの根元から先端までを肛門に出し入れし始めた。水輝は荒い息を吐いてぐったりと上体を伏せ、肩越しに優一郎を見た。
「びっくり……した……内側、から、ばらける……かと、思った」
蕩けそうな顔に微かな苦笑を浮かべ、水輝は切れ切れに言葉を継いだ。水輝の身体にまとわりついていた青い光が少しずつ消えていく。
「水輝さん……。話、聞きます。教えてください」
緩やかに抽迭しながら優一郎が言う。やりながらかよ、と苦笑をして水輝はのろのろと言葉を継いだ。
「むかし……おれが……造られたとき」
暖かい感覚に包まれながら水輝は話をし始めた。
さいしょはなにもなかった。気が付いたら知らないところにいた。形も何もなくて、力だけがただそこにあった。力はやがて一つの青い光になった。
それを造ったのは一人の男だった。まだ年若かった男は研究者の一人だった。『下』の世界はまだなく、男はその計画に携わっていた。
偶然に出来た光に男はなぜか話しかけてきた。
「不思議だった。点みたいな光に、真面目に話しかけてくるから、馬鹿な奴だと思ってた」
そう言葉を継いで、水輝は肩越しにちらりと優一郎を見た。
「はい」
「ちょっと……優一郎に似てたかな……」
真面目なとこが。笑い混じりに言ってから水輝は大きく息を吐いた。
男はそれから毎日のように光に話しかけた。やがて光は形となり、透明なあの箱の中に水輝が生まれた。そのことを知った男はとても喜んだが、男を取り巻く者たちは水輝を実験動物として扱った。
彼らは水輝に触れても大丈夫なことを散々に確かめてから、漸く箱から水輝を取り出した。最初の男は困惑した顔で水輝を見守っていたが、周りの多くの者たちに言われて水輝には近付かなかった。
弄り回されて玩具にされる水輝を男は何も言わず、ただじっと見つめていた。身体だけがあった水輝に周囲の者は面白がって色んな属性を附した。特に彼らが好んだのは性的な快感を引き出す属性だった。
七夕にBLエロをアップするというね!w
やりくまる間に小話(?)が入っているので、休憩みたいな?