※この作品はR-18です。

再生の日   作:伊駒辰葉

8 / 157
エロシーンがあります。
BL警報!


倉庫で致さない方がw

 必要な機材を思い浮かべながら優一郎は研究室から出た。急場しのぎで研究室を作ったからか、必要なはずの備品や機材がまだ搬入されていないのだ。廊下を行く優一郎に通りすがった若い研究員が会釈をする。優一郎は微笑みを浮かべて彼らに会釈を返し、先を急いだ。

 

 確かあそこにあるはず、と優一郎は考えを巡らせながら廊下を進んだ。この棟は情報局の管轄にあり、『塔』の他の局からは少し離れた場所に建っている。技術総括局に行けば機材が揃えやすいのも判るのだが、あそこは常に上の目が光っていて研究に没頭し難いのだ。そのために優一郎はあえて情報局の親しい人物を通じ、この棟に研究室を持つことにした。

 

 学校を思わせる建物の奥には機材や器具などが雑多に詰め込まれた倉庫がある。きっとそこなら必要なものも見つかるだろう。そう思いながら優一郎は倉庫のドアの鍵を開けようとした。だがノブに触れたところで何故かドアが少し開く。どうやら鍵がかかっていなかったらしい。妙だな、と思いながらも優一郎は静かにドアを開いて倉庫の中に入った。

 

 二階層分の高さのある倉庫にはたくさんの箱が積まれている。優一郎は箱の表面に貼り付けられた内容を読みながらゆっくりと奥に進んだ。途中ではしごを登り、中二階に上がって箱を見て回る。白衣のポケットに手を突っ込み、優一郎はのんびりと箱を見て回った。整理整頓されているおかげで箱の内容は上から覗くとすぐに判るようになっている。

 

 広い倉庫の奥に向かって歩いていた優一郎は、途中でぴたりと足を止めた。訝りに眉を寄せてじっと耳を澄ましてみる。どこからか人の声が聞こえたような気がしたのだが、気のせいだったのだろうか。そんなことを思いながら再び歩き出そうとしていた優一郎の耳に、微かにだが人の声が聞こえた。

 

「声を立てるな」

 

 ごくごく小さな声に眼を細め、優一郎は声のした方に向かって足音を殺して歩き出した。さっきの声には聞き覚えがある。ゆっくりと近付くにつれて優一郎の耳には人の話し声と息遣いが聞こえてきた。

 

「いいから、さっさと挿れろってば」

 

 掠れた小さな声を聞いた優一郎はぴたりと足を止めた。箱の積んである通路の角から声のした方を伺う。倉庫の隅には見覚えのある二人がいた。壁に手をつき、息を乱しながら嫌そうな顔をしているのは水輝だ。その背後で水輝の尻を撫で回していたのは、食堂で見かけたあの都賀だった。

 

「そんな口の利き方をしていいのかね? この間の騒ぎを不問にしたのが誰だと思っている?」

「べっつにそんなこと、頼んでねえだろうがよ」

 

 剥き出しになった尻を撫でられながら水輝がけっ、と喉の奥で言う。すると都賀はにやにやと人の悪い笑いを浮かべ、ぐっ、と指を動かした。その瞬間、水輝が声を殺して仰け反る。

 

「だから、とっとと突っ込めってば!」

 

 ごく抑えた声で言って水輝が肩越しに都賀を睨む。そんな二人を通路の影から眺め、優一郎はなるほどと心の底で頷いた。どうやら都賀は男性に欲情する性質らしい。水輝を弄り回しながら昂奮しているのだろう。引っ張り出された都賀の男根は勃起しきっている。

 

「う、あ」

 

 肛門に男根を挿入された水輝が掠れた声を漏らして頼りなく壁をひっかく。都賀は昂奮した顔をして荒い息をつき、腰を揺すり始めた。だが水輝を犯し始めて数秒後にあっけなく達してしまったのだろう。都賀がうっ、と呻いた後に水輝の背にぐったりと身体を預ける。

 

「……おい、おっさん。てめえだけいってどうするよ」

 

 呆れた声で言って水輝が舌打ちをする。ぐったりと脱力した都賀を背から乱暴に払い落とし、水輝は乱れた着衣を整え始めた。都賀はよほど気持ち良く射精したのか、床に倒れて目を回している。

 

「居るんだろ? 優一郎」

 

 さっさとジーンズを穿いた水輝が唐突に言う。優一郎は苦笑を浮かべて通路の影から姿を現した。

 

「本当にいいんですか? そんなお手軽にお金って訳には行かないと思いますけど」

「何がだよ」

 

 しゃがみ込んだ水輝が都賀の白衣のポケットを探る。水輝はジーンズの尻のポケットから薄型の端末を取り出し、都賀のポケットから取り出したチップを挿入口に突っ込んだ。六角形をしたこの薄型チップはこの世界の財布の代わりだ。水輝が手際よくチップから金を抜き、端末から取り出したチップを都賀のポケットに戻す。




エロシーンだけ短く切りました。
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