・槌永 ヒヨリ
・この物語は【リクエスト作品】破滅的共依存の続きとなっております。
あの日から私達の取り巻く環境は大きく変化した。
マダムという恐怖の象徴が去り、基盤を失った事で統率を失ったアリウスは瞬く間に鎮圧された。仲間達が次々と拘束されていく中、私は追手を振り切り、逃亡生活を送る事となる。右も左も分からないと言えばウソになるが、それでもマダムから与えられた任務以外で外に出る機会のなかった私にとって、自分の判断で行動する事は何もかもが新鮮であり、それと同時に不安な気持ちでいっぱいでもあった。
だが、私と同じくトリニティの手から逃れ、そして立場上指名手配犯として追われる身となったスクワッドの彼女達と比べれば、幾分かマシな方だと思う。仕事の伝手はいくらでもある。男手で腕が立ち、尚且つ訳ありの人材が欲しいという組織なんてものは多い。勿論向こうも裏社会の住人の集まりなので碌な所ではないのは明白だが、それでも最低限の生活を確保できるというのは大きい。
「ありがとうございました〜」
コンビニ店員の挨拶を聞き流しながら店の外に出る。適当に買った弁当と飲み物を片手に夜道を歩く。人気のない裏路地を通り、使われる事のなくなった廃墟を転々とする日々。それが今の私の日常だ。
最近見つけた廃墟は比較的綺麗である事が幸いしていて助かる。雨風を凌げれば御の字と言った感じで、贅沢さえ求めなければ十分すぎるぐらいだと思っていたのだが、壁と天井があり、そして使い古されてはいたものの、寝具もある程度しっかりしたものがあり、控えめに言ってもアリウスにいた時よりもまともな生活が出来ている。それだけでも有難いと思わないといけないだろうなと思いながら、その日の食料を持って歩いていると、不意に携帯の着信音が鳴り響く。
ポケットから携帯を取り出し、画面を確認すると、自然と笑みが零れ落ちた。通話ボタンを押し、電話に答える。
「もしもし……あぁ、久し振りだな。ヒヨリ」
電話を切った後、すぐに寝床にしていた廃墟に戻ると、いらなくなったゴミを処分する。そして部屋がある程度片付いたところで再度着信音が鳴り響いたので、それに出ると相手から簡潔な要件が伝えられる。
『あの……近くまで来たのですが、ど、何処に行けばいいのでしょうか?』
「悪い。迎えに行くよ」
返事を聞きながら電話を切り、建物の入口に向かう。表に出ると不安そうに彼方此方を見渡すヒヨリの姿があった。辺りを見渡すも、他のスクワッドのメンバーがいない事から一人で来たのだろう。まぁ、彼女達が一緒に来るとなったら色々面倒だし、ありがたいと言えばそうなのかもしれない。
そう思った矢先、突如ヒヨリは此方に気付いたのか急に走り出し、勢いよく飛び込んできた。咄嗟に受け止めると同時に、彼女の柔らかな身体の感触が伝わってくる。嗅ぎ慣れた匂いと体温が全身に広がり、それだけで幸せな気分になるのを感じる。それに釣られてこちらも彼女を抱き締めようと腕を回す。より身体が密着し、心音を肌で感じられるほど近くで感じる事ができ、同じ時間を共有し合っている様な錯覚をする。
暫く互いに無言で抱擁を続けていたのだが、どちらともなく身体を離すと自然と笑みが零れていた。
「え、えへへ……お、お久しぶりです。○○さん」
「そうだな。ヒヨリ」
「……寂しかったです……もっと早く、○○さんに逢いたかったですし……ずっと、そばに居て欲しかったです……」
「あぁ……そうだな」
素直に本音を話してくれるヒヨリに好感を覚えつつ、私も素直に返事を返す。彼女も私と同じように寂しいと思ってくれた事が嬉しくて、それと同時に申し訳ない気持ちになる。私もヒヨリと一緒に過ごしたいと思った時期もあった。しかし、彼女と私はアリウスでの関係上対立する形で終わりを迎えたのだ。その件での負い目もあり、こうして時折、スクワッドのメンバーの目を避けて会う以外に接点を持つことはしなかった。それでもこうして定期的に連絡を取り合っているだけでも奇跡のようなものなのかもしれないと思っていると、ふとヒヨリの存在が近くにあることに気づいたのだった。
「あ、あの……」
彼女からの控えめな問いかけに対し視線を向けると、其処には顔を赤らめたヒヨリの姿があった。
「あ、明日……その、み、皆さんとは別行動という事になってまして……こ、これから時間が沢山ありますし、その、で、ですから……」
続く言葉は予想出来る。だが敢えて続きを促すと、彼女は恥ずかしそうにしながらも続きを話し始めた。
「今日はその……泊まっても良いですか……?」
その意味を、ヒヨリは理解しているのだろう。顔は高揚し、期待の眼差しを向けながら私を見つめている。その瞳に魅入られている自分に気がつき、私はすぐに答えを返したのだった。
「いいよ」
そう言うと、彼女は嬉しそうに表情を綻ばせる。その笑顔が愛らしくてつい頬を撫でてしまうと、擽ったそうにしながらも嬉しそうに微笑む姿が目に映った。
「で、では……あの、そ、それじゃあ……失礼します」
そう言ってヒヨリは私の手を取り、歩き始めた。握り返すと彼女はより強く握り返してくれる。お互いの体温を感じながら歩みを進めるうちに少しずつ心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。それはきっと気のせいではなく、ヒヨリも同じことを感じてくれているのだろうと思うと、なんだか嬉しくなってきた。
玄関の入り口を潜り、中へと入る。少しだけ見栄をはり、整理したつもりだったが、やはり埃っぽい雰囲気が残ってしまう。一見綺麗に見える空間にも、埃や塵が積もり、清掃を怠っている事は明らかであるが、やはり家主でない他人にとっては些細な問題でしかないのだろう。ヒヨリは特に気にした様子もなく靴を脱ぎ捨て、中へと入ってきたのだった。
「あ、あの……これって、全部○○さんの……」
「いや、殆どが元々備え付けられていたものだ。多少弄ったりはしてるけど、そのまま使わせてもらってる感じだよ」
「そ、そうですか。それで住みやすそうな部屋になっているんですね」
そんな会話をしながらも廊下を進み、寝室へと案内する。扉を開けて中に入ると寝具の横に置かれている衣服類が目に付いたのだが、それについては特に何も言及することなく通過したのだった。
「わ、私達がいる所だと、ここまで綺麗な場所はありませんし……それに比べれば天国みたいなものですよね」
そんな感想を述べるヒヨリに苦笑しながらもソファーに座るように勧める。その後、購入した弁当と飲料水を机に並べながら私は席についた。
「さっき買った奴だけど、構わないか?」
「え、えぇ。それよりも、本当に私が食べてしまっていいのですか?」
「いいよ。ヒヨリもお腹すいてるだろ?」
「っ……ありがとうございます!」
そう言ってヒヨリは弁当に箸をつけ始める。一口食べるごとに美味しいと言葉を発し、笑顔を浮かべながら楽しそうに食事を摂る姿を見て私も自然と笑みが零れてきた。こんな平和な日常を過ごせる日が来るなんて思わなかったというのが正直な感想であるが、今はそれも悪くないと思える。勿論それは、目の前の女の子がいてくれるお陰で、それがあればこそであると思うのだった。
「どうしたんですか?」
不思議そうに聞いてくるヒヨリに微笑みを返し、何でもないと誤魔化す。そのままヒヨリが食事を終えるまで他愛のない世間話を続けたのだった。
そして、食事も終わり、後片付けをしてある程度落ち着いた頃合いになると、ヒヨリがモジモジとしながら此方に近づいてきて、私の隣にちょこんと座り込んだ。肩を寄せながら寄り添ってくる彼女を支えるように優しく抱き寄せてやると、小さく身を縮めながらも身を委ねてくるのがわかる。
「えへへ……あったかいです……」
肩を抱き寄せると、彼女は安心したかのように体重を預けてくる。そんな彼女の頭を撫でながら、静かに時間が過ぎるのを待つ。やがて彼女は完全に身体を預けるように凭れ掛かってきたので、それに合わせて私も彼女に寄りかかるように身体を預けたのだった。
「………………」
沈黙が続く空間。だが、嫌な沈黙ではない。寧ろ心地のよい沈黙であると言ってもいいだろう。そして、ふとしたタイミングでヒヨリが顔を上げたので視線を合わせると、彼女は恥ずかしそうに目を逸らしながら、おずおずと尋ねてきた。
「あ、あの……○○さんは……何時も一人でいますけど……その……寂しくはないんですか?」
彼女の質問に、私は暫し考える。いや考えるそぶりを見せてしまったと言い換えた方が良いのだろう。正直な所、ヒヨリと離れ離れになっているこの状況は、彼女の言う通り寂しく感じている。他のアリウスの生徒達の事を思い出してみるが、彼女達の事はあまり思い出せない。そもそも彼女達に特に興味がなかった故に印象がないというのが正しいのだろうと思う。故にヒヨリだけが特別なのだと言う事が言えるのだが、果たして彼女は納得してくれるのだろうか。
何も答えずにいた私に、ヒヨリは少し言葉を詰まらせながらも、おずおずといった様子で告げた。
「わ、私は……その……寂しいです」
その言葉と共に、ヒヨリが私の胸に顔を埋める。服越しだというのに、彼女の鼻息が直接感じられる距離にある事を実感し、思わず鼓動が速くなるのがわかった。
「いつも皆さんの傍にいますが、でも……そ、それでもやっぱり、時々不安になります」
ぽつりぽつりと語り始めるヒヨリの言葉に、私はただ聞き入る事しかできない。スクワッドの皆と共に行動する事自体は良いのだろう。それでも、ヒヨリの中に、私という存在が深く根付いている事を実感させられる。それが例え執着心に基づく物であろうとも、それは確かに好意的な感情であることに変わりはないのだから。
「わ、私は……みんなが大好きです。一緒にいられて、すごく楽しいです……でも、それでも……」
そこで一度区切ると、ヒヨリは更に強く私に抱きついてきた。まるで縋り付くかのように必死な様子であった。そして、震える声で告げたのだった。
「○○さんと一緒にいたいっていう、気持ちがあります」
その言葉を聞いた途端、心の奥底が熱くなり、何かが込み上げて来るのがわかった。
「我儘ですよね? 迷惑ですよね? そ、それでも、それでも私……○○さんと一緒にいたくて……一緒にいると、すごく安心できて……だから……」
そこまで言った所でヒヨリは口を閉ざしてしまう。その代わり、強く抱きしめてくる力が増す。それはまるで子供の様に駄々を捏ねている様に見えなくもないが、寧ろ可愛らしいと思ってしまう自分がいるのも確かだった。
だからこそ、その言葉に応えるように、私はヒヨリの身体を強く抱きしめた。背中に回した腕に力を込めれば、それに対して応えるかのようにヒヨリも抱きしめ返してくる。
そしてお互いの額を合わせながら至近距離で見つめ合う。潤んだ瞳で見つめられれば、それだけでゾクッと背筋が粟立つのを感じた。彼女の呼吸によって生まれる温かい呼気を肌で感じながら、私はゆっくりと顔を近づけていく。それに対し、ヒヨリは拒否することはせずに、寧ろ自分から顔を上げて受け入れる姿勢を見せる。
言葉は不要。そう言わんばかりにヒヨリの唇に触れる。柔らかな感触。ほんの数秒だけ触れ、お互いに顔を見合わせる。ヒヨリは頬を真っ赤に染めながらも、目を逸らすことなくじっと此方を見つめ返していた。その潤んだ瞳を見ていれば、どうしても衝動が抑えきれなくなっていく。故に、そのまま唇を重ねるのだった。
触れ合い、離れて、また触れ合う。身体の芯から熱が込み上げてきて、呼吸が乱れていくのを感じながらも、私は何度も唇を重ねる。その度に、ヒヨリの吐息が顔にかかり、その度に昂ぶりが強くなっていくのを感じる。ヒヨリも同じなのか、次第に息遣いが荒くなっているのが見て取れた。それでもなお、キスをやめないどころか、より深く繋がろうとしてくるのは、きっとお互い様なのだろうと思う。
気が付けばヒヨリを押し倒し、上から覆い被さる様な形で口付けていた。貪るような一方的な行為。それにも関わらず、ヒヨリは嬉しそうに微笑んでいる。そんな彼女の表情を見ていると、益々欲望が膨れ上がり、己の本能に歯止めが利かなくなるのが分かる。だが、それでも止められない。
彼女を求めたい。彼女の全てが欲しい。そんな衝動の赴くままに、私はヒヨリに更なる深い口付けをした。床は固く、冷たいだろう。本来なら気を使ってあげるべきなのだろうが、生憎とそんな余裕はなかった。ヒヨリもまた、そんな事気にしていない様子だった。より深く繋がるように、足を絡めてくる。身体は密着し、彼女の胸が押し当てられるようにして押しつけられる。それはまるで無意識に媚びているようだった。
「はぁ……はぁ……んぅ……はぁっ……っ」
吐息混じりの喘ぎ声が室内に響き渡り、聴覚を侵食する。熱く湿った粘膜同士が擦れ合い、全身から汗が滲み出て来るのを感じる。そして同時に、下腹部の方から強い疼きを感じ始めていた。その原因はすぐ傍にある。ズボン越しに主張しているそれは、間違いなく眼前の彼女に欲情し、興奮しているという証拠である。
ズボン越しに主張するそれはスカート越しの彼女の下腹部に強く押し付けられ、互いに布越しの性器同士で密着する形になっていた。布越しとはいえ、それは確実に二人の性的快楽を高めていく要素に他ならない。その証拠に、ヒヨリは先程よりも艶めかしく頬を高揚させ、恍惚とした表情を浮かべている。
長く、長く、永遠とも言える間の逢瀬によって溜め込まれた互いの熱情が、ここぞとばかりに溢れ出ようとしているのを肌で感じる。あと少し、あとちょっとで。そう思う程に、互いの性欲という炎は燃え上がり、この身を焼き尽くそうとしている事を理解していた。
熱い吐息が顔にかかる。吐息と吐息が溶け合う。身体中の血液が沸騰し、頭の中はぐちゃぐちゃだ。ただ一点、彼女が欲しいという欲望以外の感情が欠落し、ただただ彼女を抱きたいという意志だけが全身を支配していた。
身体が震える。私のものではない。彼女の身体が震えているのだ。唇が触れ合った事で、布越しに触れ合った事で、遂に限界を迎えたのだろう。小刻みに痙攣しながら、ヒヨリは達したようだった。それと同時に彼女の膣口から蜜が溢れ出し、下着に染みを作ったのがわかった。
それでもなお、私はまだ満足していない。いや、したくないのだ。彼女との触れ合いは短すぎる。この短い時間だけでは到底足りない。もっと彼女を感じたい。もっと彼女を味わいたい。もっと彼女と触れ合いたい。そんな考えが頭を過る。だが、彼女はもう既に限界を迎えている。ならば、ここで終わるべきだという理性はあるはずなのに、それでも止められない。
何故なら、彼女もまた同じ思いをしているのだから。
「はぁっ……はぁっ……っ」
酸素を求める様に開かれた唇。荒くなった息遣い。紅潮した頬。涙に濡れた瞳。そして、潤んだ瞳が私を見つめている。その瞳は訴えかける様に私を見ていた。
もっと欲しい。もっともっと私を満たして欲しい。満たされて欲しい。そんな言葉が幻聴として聞こえてくるほどに、私は彼女に飢えていた。彼女の全てが欲しい。全てを奪いたい。その願望が抑え切れなかった。故に、再び彼女に顔を近づける。その瞬間、ヒヨリはゆっくりと瞼を閉じてくれた。
お互いの鼻先が触れる。それほど近くで見るヒヨリの顔は美しかった。整った顔立ちに長い睫毛。艷やかな水色の髪と透き通るような白い肌。薄桃色の柔らかそうな唇。そのどれもが魅力的に映った。そして、その全てが今、自分の目の前にある。自分の手に届く位置にある。そう考えるだけで背筋がゾクゾクとして堪らなかった。
もっと触れたい。もっと近くで感じたい。そう思った時には既に行動に移していた。彼女の頬に触れ、撫で、そして再び口付けをする。一度触れてしまえばもう止まらない。何度触れても満足することがなく、むしろどんどん物足りなくなってきた。このままではいつまで経っても終われないだろう。しかし、それで良いと思ってしまった。
何度目かもわからない口付け。もう数えるのを止めたが恐らく数十回はしている筈だ。それほどまでに彼女との時間は濃厚だった。唇だけでなく頬や首筋など様々な部位にも触れ、味わっていく。その度にビクビクッと身体を揺らし、悶える姿が可愛いと思った。彼女が私の行為によって快感を得ていることがわかり、益々興奮してしまう。
スカートに手を伸ばし、ゆっくりと捲くし上げれば、蜜壺から溢れた愛液で下着がぐしょ濡れになっている事が見て取れた。先程の絶頂によって完全に下着としての機能を失ったソレは最早ただの布同然であり、役割を果たしていない。むしろ邪魔にすらなっているように見えた。その光景を見て、また股間が熱くなるのを感じる。
割れ目に指を這わせれば、クチュリとした水音が鳴り響き、触れた下着に指を強く押し当てれば愛液が布越しに滲み出てくる。そしてそのまま上下に動かせば彼女は腰を浮かせ、より強く快感を得ようとしてくるのだった。
「ひゃ! う……んっ……やぁっ……」
羞恥心による悲鳴が上がるが、それと同時に感じている事もわかる。その証拠に彼女は抵抗することなく私の手を受け入れていた。腰は浮つき、快楽から内腿を震わせ、今にも達してしまいそうになっている。
指先が沈み込む。湿り気を帯びた布と共にヒヨリの秘部に沈み込むそれは、まるで別の生き物のように蠢く。指一本程度であれば難なく咥え込むのではないかと思われる程に濡れそぼった膣穴からは透明な液体が絶え間なく流れ出ており、それが床に小さな水溜まりを作っていた。
布越しの弱い刺激を加え、時折割れ目に沿って爪先で掻き毟る様にしたりすれば、ヒヨリの口からは甲高い嬌声が上がった。それと同時に、蜜壺から大量の愛液が流れ出てくる。それはまるで噴水のように勢い良く噴き出したかと思えば、そのまま糸を引きながら垂れ落ちていく。その量は凄まじく、最早股の下だけではなく太腿や尻の方にまで達するほどであった。
「○○……さん……っ」
蕩け切った声色と共に、ヒヨリの腕が首に回され、そのまま彼女の胸へと抱き寄せられる。豊満な双丘に包まれながら、頭上で奏でられる彼女の鼓動が強く、高く聞こえてくる。そして、服越しに埃と汗とヒヨリの香りが混じり合い、鼻腔を擽ってくるのがわかった。弾力性のある大きな胸に挟まれながら、心地良い圧迫感を享受する。柔らかな谷間に顔を埋めれば、ふわりとした温かさに包まれ、安堵感を覚える。心の中にぽっかりと空いた穴が徐々に埋まっていくのを感じていた。
彼女の香りが脳髄を刺激する。その影響か、否応なしに情欲が湧き上がる。彼女の花園への欲求が爆発寸前まで膨れ上がり、破裂してしまいそうだった。理性が崩れ、本能が剥き出しになる感覚に陥る。ヒヨリの匂いをもっと味わいたい。彼女の味を堪能したい。そんな浅ましい欲望に突き動かされるままに、彼女の胸元に顔を埋めれば、彼女の腕が強く締まった。苦しさすら感じる程に締め上げられるが、それすらも心地良いと思ってしまっている時点で手遅れである事を悟る。
「えへへ……○○さん……い、良いんですよ。その……私の事、好きにしても……○○さんのやりたい事、全部してください……」
甘い囁きが耳に入る。媚薬のように染み渡り、思考を鈍らせていく。ヒヨリの言葉に誘導されるようにして、頭の中に浮かぶは淫靡な光景。もはや抗う事はできなかった。限界まで怒張したそれをズボンのチャックを開けて解放する。自由になった剛直は既に臨戦態勢に入っており、ビクビクと脈打ってはその存在を主張している。血管が浮き上がり、カリが肥大化して凶悪な形状となっている亀頭からは先走り汁が滲み出ており、ヒヨリの下着をずらして秘部に押し当てれば、滑らかかつぬめり気を帯びた液体が分泌されているのがわかった。蜜壺を濡らしている愛液は相当の量で、まるで泉のごとく湧き出しているのではないのかと疑ってしまう程だ。
硬さと大きさを兼ね備えたイチモツの先端をヒヨリの花弁にあてがう。秘裂に沿うようにして擦り付ければ、肉竿全体に染み込んでくるような感触があった。ヌルリとした粘液に包まれているかのような錯覚さえ覚え、とても心地が良かった。先端部分から滲み出てくる汁を塗りたくられ、敏感な部分を刺激されたことによってヒヨリは嬌声を漏らしていた。それと同時にお互いの腰が動き始め、繋がる瞬間を今か今かと待ち侘びる。
いざ、その時を迎えようとしたその時、ヒヨリの声が鼓膜を震わせた。
「好きにシて……良いんですよ」
その言葉に、理性が本能に塗り潰される。歯止めをかけていた最後の枷が砕け散り、獣の本能が漏れ出す。そして次の瞬間には一気に挿入していた。膣肉を押し退けながら挿入していく様はまるで杭を打ち付けているようで痛々しい光景だ。子宮の入り口まで打ち付けられたイチモツは、そのまま子宮を圧し潰しながらヒヨリの腹部を内側から殴打する。膣襞は侵入者を拒むかのように強く収縮し、キツく締め上げてくる。それにより膣内の構造がハッキリと感じられ、それが余計に射精感を煽ってくる。熱い膣壁が纏わり付き、搾り取ろうと激しく蠕動運動を繰り返していた。子宮口をノックする度にヒヨリの口からは甲高い声が上がり、膣内はギュッと強く締め付けてくる。その都度彼女は身体を仰け反らせる様にして快感を表現していた。
「あ゛っ! や゛っ! んぐぁ゛!? お゛っ!! ごぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!?!」
肉を打ち付ける音。それと共に響き渡る彼女の喘ぎ声。それに伴って行われるピストン運動。パンパンと乾いた音を鳴らしながら高速で打ち込まれる剛直によって、結合部からは大量の泡立った汁が溢れ出ていく。その光景はまさに暴力的なまでに官能的だった。彼女の白い喉仏が晒される度に、俺のモノを膣内で咀嚼しているようだった。子宮を突き上げられるたびに吐息と共に濁音混じりの声が上がり、絶叫に似た絶頂を迎えていた。膣内のヒダ一つ一つが陰茎を掴んで離さず、まるで男性器専用のオナホールのようだった。愛液は止まる事を知らずに溢れ続ける。
「ゔっ! ヒグゥ゛ゥ゛ッ゛ッ゛!! お゛ごお゛ぉ゛っっ!!!」
子宮の入り口をグリグリと押し潰せば、ヒヨリの反応が変わる。今までとは違い、何かを懇願する様な表情を浮かべ始めたのだ。その視線からは懇願の色が窺え、それと同時に、膣内の締め付けも強まった。膣内の温度が高まるのを感じた。先程よりも遥かに強く、そして激しく膣壁が蠢き、扱いてくる。まるで搾り取ろうとしているかのように収縮しており、射精感を高めてくる。
そえでもまだ、果てるわけにはいかない。これだけでは足りない。まだまだ彼女を堪能したい。その一心で、腰を強く打ちつける速度を加速させる。抽挿を繰り返すごとに結合部はより一層激しくぶつかり合い、水音を立てながら互いの性器を貪っていく。膣壁を削り取り、膣天井を抉る。子宮口を貫き、最奥をノックする。それらの刺激は全て快楽となって身体中を駆け巡り、思考能力を低下させていく。理性は完全に飛んでしまった。今やこの場にいるのは、二匹のケダモノのみだ。互いを求め合い、交尾を行っている獣達。原始的で生物としての本能に従った営みを繰り広げている。
「ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!?!! ヴッグゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!?!!!!」
膣内を蹂躙し、蹂躙される。ヒヨリの身体を独占しているという幸福感と征服感に満たされる。打ち付けられる度にヒヨリの身体が跳ね上がり、その度に秘部から水飛沫を上げて淫らな宴を催す。お互いの愛液と精液が混じり合い、粘度の高い液体となって二人の下半身を汚していった。それでも尚、この狂宴は止まる事なく続いている。
ヒヨリの背中に両腕を回し、しっかりと固定する。そうすることで逃げられなくなり、逃げ場を失った彼女はただただ悶えるしかなくなる。彼女の臀部を掴んで持ち上げれば、体重がかかることでさらに深く挿入することができた。一番深いところまで挿入された事により、普段は届かない場所まで到達する。子宮口に先端を押し付けられたことでヒヨリは一際大きな悲鳴を上げたが、構わずそのままピストン運動を開始した。
「ヒャッ! ア゛ァ゛ッ!? ングゥ゛ォ゛ッッ!!」
子宮口を穿り回し、子宮口を殴り続ける。亀頭で子宮口をこじ開けようとするが、なかなか突破することができずに苛立ちが募ってくる。ヒヨリもヒヨリで苦悶の表情を浮かべており、とても辛そうだった。だが、それでもまだ足りない。もっと感じさせたい。もっと辱めを与えたい。彼女に対する独占欲と嗜虐心が暴走する。もはや止まることはできない。腰の動きがより一層激しくなり、容赦無くヒヨリを責め立てる。それでもなお耐え忍ぼうとする彼女だが、その健気さがかえって逆効果となった。抵抗しようともがけばもがくほど膣肉が締まり、余計に快感を与えてしまう結果となるだけだ。ヒヨリ自身もその事をわかっていないわけではないのだろうが、それでも必死に抗っている姿が愛らしかった。
「ギィ゛ッ゛!? ギギャァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
彼女の背骨を折るかの如き力強さを持って、一際大きく引き抜いた後、全力で叩きつけた。バチンッという音と共に衝撃波が発生し、部屋全体が揺れ動く。子宮口に到達した陰茎の先端は完全に飲み込まれ、子宮内部まで達してしまっていた。今まで以上の圧迫感を感じながらも、彼女の中で果てたいという衝動に駆られた俺は、ラストスパートをかけるためにより一層動きを激しくさせた。ヒヨリはその強烈な快楽に耐えきれず、意識が飛びかけているようだ。虚ろな目を虚空に向けて、口角から涎を流す姿はなんとも無様で惨めなものだった。だがそれすらも今の俺にとっては興奮材料となり、さらなる劣情を搔き立てるだけだった。
「オ゛ッ、ゴッ、ヴゥ゛ッ……ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!?!!!?」
とうとう我慢できなくなったのか、ヒヨリは獣じみた雄叫びをあげて絶頂を迎えてしまった。膣内は激しく収縮し、肉棒から精子を吸い出そうとするかのように激しく搾り上げる。そのあまりにも凄まじい攻撃により、私も限界を迎えていた。
子宮内部での直出し。灼熱の奔流が解き放たれた瞬間、彼女の膣内が爆ぜた。ドクンドクンと脈打ちながら吐き出される夥しい量の精液が子宮内を満たしていき、卵管を通って卵巣まで浸食する勢いで犯していく。ヒヨリは絶叫にも似た喘ぎ声を上げ続けており、ガクンガクンと身体を痙攣させていた。腰を掴んで押さえつけているため動けず、ただひたすらに子種を受け止め続けるしかないという状況で、尚も彼女は感じ続けているのだ。ヒヨリの子宮内に溜め込まれた精液は逆流する事も許されず、彼女の胎内に留まることになる。溢れるほど注ぎ込まれ、子宮が膨らむ事で下腹部がその形を形成する。
「オ゛ゥ゛ッ……グ……」
未だに出続けている精子を、最後の一滴までも飲み尽くそうと膣壁が吸い付いてきており、射精の最中であっても萎えないどころか硬度を増していくばかりだった。出入口を封鎖され、行き場を失った精液は子宮内部で渦巻く事となる。子宮内部がいっぱいになり、行き場を失った精子たちが出口を探すかのように暴れ回り、そして膣外へ向かう道を見つけるが、そこはすでに大量の精液によって塞がれている為逃げ出すことは叶わず、結果的に彼らは逆流して体内に戻ることになってしまうのだ。
荒い息が部屋に響き渡る。肩で息をしながら、お互いの呼吸が落ち着くまで暫く動けないでいた。このままイチモツを抜き、余韻に浸りたいという感情と、このままヒヨリの体温を感じていたいという気持ちが対立している。結局勝ったのは後者の想いだ。ヒヨリの身体を離すことなく密着したままでいた。その間も、ヒヨリの身体は小刻みに震えており、快感の余韻から抜け出せないでいるようだった。
その姿が愛しく、頭を優しく撫でると、ヒヨリは気持ち良さげに目を細めた。そのまましばらく撫で続けているうちに、ヒヨリの呼吸も落ち着きを取り戻してきたようだ。しかし、こうやって抱擁するのは久しぶりだったので少し名残惜しく感じてしまう。
暫しの間、余韻に浸りながら休憩をしていたが、未だに勃起状態が収まらず、疼く下半身に違和感を覚えつつも再度ヒヨリを襲うことを決意した。腰を動かす度にビクビクと脈動し、膣内に留まり続ける子種の量に驚愕すると共に、それだけ彼女を独占したいとのだと改めて認識させられる。やはり人間というのは単純な生き物なのかもしれない。一度火のついた感情は止める事ができないのだ。
射精して間もないというのに、怒張を維持し続けていたイチモツを再び打ち付ける。大量の精液と愛液が入り混じり、泥濘とした膣内。それに加えて先程までの行為によって拡がり切ってしまった膣内は極上の名器となっており、一切衰えることの無い硬度を持ち続けている私のイチモツは容易く飲み込まれていった。最初から勢いよく突き入れてしまい、ヒヨリは驚いたように身体を跳ねさせるものの、すぐに快楽に飲まれていき、絶頂を迎えたかのように声を上げて善がり狂っていた。その様子を観察しながら、私はピストン運動を続けていく。緩急をつけたり、角度を変えたりしながら弱点を探していくのだ。そして遂に、見つけ出したその箇所を集中的に責め立てる。
「オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛!?」
膣内の腹側のザラついた壁を重点的に擦るようにしながら、最奥へと到達させる。膣内を隅々まで味わい尽くすように丁寧に。カリ首で引っ掻くようにして引っ掛けるように。そんな風に何度も繰り返す内に、ヒヨリの膣内からは大量の愛液が溢れ出し、抽送の度に淫らな水音を立てていた。結合部から漏れ出た二人分の体液が床に零れ落ちていき、辺り一面を汚れさせていく。それがなんだかとても背徳的で、胸の奥底からぞくりとしたものが込み上げてくるような気分になった。
ヒヨリはと言えば、私の与える快楽に身を委ね、蕩けきった表情で恍惚としていた。だらしなく舌を垂らしているその様子はまさしく雌そのもので、男を受け入れる準備が万端であることを示していた。なので遠慮なく腰を振り、彼女の膣内の具合を楽しむ。肉同士がぶつかり合う音が室内に響き渡り、その激しさを物語るかのように膣内も徐々に形を変え、私のものに合わせるようにして変形してきているのがわかる。亀頭部分が膨らみ、竿もより太くなり、それに合わせて膣内が蠢き出す。まるでこちらの動きに合わせてくれているかのように、適度な強さで包み込んでくれるので非常に心地良い。子宮口をノックし、抉るように穿り返す。子宮内部への刺激と外からの振動により、ヒヨリの表情は更に歪んでいき、口からは唾液が流れ出していた。時折訪れる絶頂の余韻によって全身が痙攣し、足をピンッと伸ばす様に背を反らせていたりする。着衣のままの行為のせいか、腰を打ち付ける毎に服の隙間から流れてくる熱風が肌を撫でる。服の内側は汗で蒸れ、ヒヨリの匂いがより強く感じる。
外の気温は低いというのに、室内の熱気は尋常ではなかった。お互いに汗まみれになっており、お互いの体臭が混ざり合い、独特のフェロモンを放っている。お互いの吐息が掛かるほどの距離で見つめ合い、腰を打ち付ければ顔を仰け反らせ、白く透き通る首筋が眼前に映り込む。そこに噛み付き、甘噛みをする。ヒヨリは痛みに顔を顰めるが、それ以上に快感の方が大きいようだ。歯形が残るよう力を籠めればヒヨリの口から小さく喘ぎ声が漏れた。そうする事で所有権を主張するマーキングのように、私というオスのものだと示すように印を付けた。
「いだぃ……んぁぁっ! はぁんっ!! ああぁぁっ! ○○さんっ!」
犬歯が薄い皮膚を裂き、口の中に鉄の香りが広がる。甘く芳醇な鉄の香り。それがヒヨリのものだと思えば思うほど、身体は熱を帯び、下腹部の疼きが強くなる。それに合わせて腰を強く打ち付ければ、再び子宮が圧し潰され、子宮内の精子が暴れまわる。
「っ! 奥……すごいっ……当たって……る……っ!?」
更にグリグリと押し付ければ、遂に限界を超えた圧力により、子宮内の精子が塞がり切った筈の膣道を逆流し、体外へと排出されるのであった。
「ゔっ! ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!?!?!! ヴッグゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!?!?!!」
彼女の絶叫が部屋に木霊する。それと同時にヒヨリの身体が弓なりに仰け反り、痙攣していた。膣内が激しく収縮し、精液を搾り取ろうとする動きを見せたが、それには答えず、逆にヒヨリの膣内を味わう為に腰の動きを再開させる。大量に注ぎ込んだ筈の精液は全く減った様子もなく、むしろ増えているんじゃないかと言うくらいに膣内は満たされていた。
「ア゛ッ!? うぐぅ゛ゥ゛ッ! ヒッ、ギィッ゛!」
ヒヨリの絶叫が再び響き渡る。子宮から押し寄せる衝撃が膣内を通り抜け、出口を求めて逆流する。膣内に溜まっていた精液はドロリと吐き出され、床に大きな染みを作る。しかしそれでもまだ全てを吐き出しきれず、僅かながらではあるが未だ膣内に残留していた。それでも尚、奥へと進めば進むほどに排出する量が増えていき、最終的には噴水のように噴き出した後にようやく収まったようだった。そして、その勢いを利用してヒヨリの身体を再度持ち上げる。持ち上がった腰が宙に浮かび上がり、空中で左右に揺れる。それに合わせて膣内の壁がうねり、擦れる感覚にまた新たな刺激が生まれていく。それがまた快感につながっていった。
ヒヨリの身体を支える片腕は既に疲弊しており、微かに震えてしまっているが、それでもなんとか落とさないように力を込めて持ち上げた。彼女の自重と私の腕力で膣内を押し潰され、ぐちょんっという音と共に結合部から潮が吹き出してきた。膣壁はペニスの根元までしっかりと密着しており、少し動かしただけでも摩擦によって強烈な快楽が襲ってくる。先程までとは比べ物にならないくらいに濃厚で粘着質な愛液が分泌されており、それが潤滑油代わりとなってより一層滑りを良くしていた。
「ぉ……へぇ……」
ヒヨリは何も喋れないまま口を半開きにさせ、目を見開き、焦点の合わない視線で宙を仰いでいる。それでも尚、絶頂を繰り返しており、何度も繰り返される絶頂によって体力を削られて行くばかりだ。その様子が可哀想で可愛らしく思えてしまう。こんなにも無防備に乱れ狂う姿を見る事が出来るのは自分だけなのだという優越感に浸ることができるのだから。
ヒヨリは朦朧とした意識の中で譫言を呟いていた。それを聞き取る事は出来なかったが、おそらく意味を成していないであろう言葉の羅列であったように思われる。しかし、それでも十分だった。なぜなら、それだけ私が彼女に対して激しい快楽を与える事が出来ているという証明でもあるからだ。そして今まさにそれを証明してくれる瞬間が訪れようとしていた。私のイチモツがヒヨリの子宮内にありったけの精子を解き放つその瞬間が。ついにその時が来たという事だ。
「ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ!!??!!???」
脈動しながら吐き出される白濁液が子宮内部を満たしていく。先程出された量を考えれば、もはや受け入れられる容量などないというのに、それでもなお出し続けられる精液は止まる事を知らない。どんどん蓄積されていく精液の量に対し、当然ながらその圧力は増加していく一方で、ついには収まり切らず逆流してしまったようだ。子宮口を塞ぐ栓となっていた筈のイチモツの先端がズルリと抜けてしまい、溢れ出した精液が大量に外へと排出された。床に大きな水たまりを作り上げる。それと同時にヒヨリの全身が激しく跳ね上がり、絶頂を迎えると共に気を失ってしまったようだ。どうやら限界を超えてしまったらしい。当然だろう。あれだけの時間を掛けて責められ続けた上に連続でイカされればこうなるのも無理はない話だ。
ヒヨリは完全に脱力しており、支えている腕の力が緩むと同時に脱力した肉体が地面に倒れ伏してしまう。慌てて体勢を直すものの、それでも彼女は意識を取り戻す事はなかった。か細い呼吸を繰り返し、何とか生命活動を保っているといった有り様だった。気を失っていてもなお膣内からはトクトクと白い液体を垂れ流し続けており、膣口の周りは白い泡立ちができているほどだ。その光景に再び肉棒が硬さを取り戻していき、もう一度彼女と交わろうと思うも、流石にそれは鬼畜過ぎると思いとどまった。
それに今はただ寝かせてやりたいという気持ちの方が強い。立ち上がろうとすると、身体が重怠く感じる。行為に夢中になり過ぎて、体力が著しく消耗しているのを実感させられる。脱力しきったヒヨリを抱き上げ、寝室へと連れていく。寝具に優しく寝かせて布団をかけると、自身もまた彼女の隣に潜り込むのであった。眠りについているヒヨリを眺め、その表情を見る。穏やかな笑みを浮かべているヒヨリの顔はどこか幸せそうで、それだけで心が満たされる気がした。優しく抱き締めれば、温もりが伝わってきて心地いい。疲れからなのか眠気が襲い掛かってくるが、それにも抗うことなく身を任せる事にする。
腕の中のヒヨリを感じながら眠りにつく事にしたのだった。
微睡みの中から目を覚ますと、目の前には静かに寝息を立てるヒヨリの姿。規則正しい呼吸音が心地よいリズムを刻んでいる。昨夜の行為のせいなのか、彼女の表情には少し疲れが見えるものの、幸せそうな微笑みを浮かべている様子だった。
そうして暫く見惚れていると、ふと気配を感じたのか、ヒヨリがゆっくりと瞼を開けた。ぼんやりとした瞳が徐々に焦点を合わせていき、やがてこちらを捉える。寝起き特有の舌っ足らずな口調で呼び掛けられ、思わず口元が綻んでしまう。
「あぁ……○○さん。おはよぉございます」
朝陽が差し込む空間で目を覚ました少女は、少し掠れた声で挨拶をしてきた。寝ぼけ眼ではあるが確かにそこに居るのが自分だとわかっており嬉しそうに微笑んでいる。その表情を見て、自然と顔が綻んだ。無性に愛しくなった私は彼女を抱き寄せ、頭を撫でた。すると彼女もそれに答える様に背中へと腕を回して来る。互いの体温を感じながら優しく包み込む。
ヒヨリの体温を感じていると、昨日の記憶が蘇ってきた。情欲の限りを尽くし、獣の如く貪りあったあの夜。いつもとは違う乱雑な行動。冷静でないままに彼女を求め続けた。あの時の昂りが忘れられない。思い出すと身体の奥底から熱い何かが込み上げてきて抑えきれなくなってしまう。
彼女の身体を抱き締めると、自然と顔が近づく。どちらからともなく唇を重ねた。触れるだけの軽いキスを繰り返す。啄むような口付けの合間に見つめ合う時間があるのも良い。相手の事だけを考えられる幸福を感じられるからだ。徐々に触れ方が深くなってゆくにつれ、お互いの吐息も乱れてゆく。頬を赤く染め、目尻に涙を溜めた潤んだ瞳。それがどうしようもなく艶っぽくて見惚れてしまうほどだった。
あれだけの行為をしていながら、身体は素直に反応する。下腹部に集まる血液に比例して怒張が増して行くのを感じる。もう、彼女に挿入したい。一刻も早く、彼女に私の存在を教え込みたいと思った。だからこそ、無言のままヒヨリを組み敷いた。寝具に横たわる彼女の肢体を見下ろす。昨晩の行為の後から何もしていなかったせいか、汗や体液を吸い尽くした服から漂うフェロモンによって誘惑されているかのような錯覚に陥る。特に下腹部辺りは酷く汚れている。愛液や様々な体液によってできた痕跡だろう。
上から覆い被さるようにして密着すれば、互いの体温を感じあう事ができる。ヒヨリの腕が背中に回され、ぎゅっと抱きつかれる。そしてそのまま脚を使って胴体をホールドした彼女の唇が耳元に近付き、そして囁くような声色が鼓膜を震わせた。
「んっ……○○さん……来てください」
その言葉に従うように腰を動かす。既に準備万端だったヒヨリの花園へとイチモツを沈めていく。ヒダの一枚一枚が絡みつき、締め付けてくる感触がたまらない。根本まで入ったところで一度動きを止め、馴染ませるためにもお互いの感覚を共有する時間を作る。すると徐々に膣内の温度が上がっていき、溶けていくように互いに溶けあっていくような一体感が生まれた。ぴったりと吸いつくように密着した膣壁が、まるで生き物のようにうねり絡みつく。膣内のヒダ一つ一つが絡みつき、搾り取るように揉み扱かれれば、その度にイチモツが跳ねて、先走り汁が出てしまう。膣内も同じように吸い付き、扱き上げるようにして刺激を与えてくる。愛液と先走り汁が混ざり合い、滑りを良くしてくれているおかげでスムーズなピストン運動が可能になっていた。ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てる結合部からは二人の体液が混ざり合い白濁とした糸を引いているのが見える。それは紛れもなく情交の証であり、昨晩の行いを物語るものだった。
寝具の上で情事を重ねる二人。朝から再び荒い息遣いが部屋に木霊し、そして腰を打ち付けられる度に寝具が皺を作り、軋みを上げる。互いの寂しさを埋め合わせるように、繋がりを求めるように、二人の距離が無くなってゆく。肌を重ねれば重ねるほど、求めれば求めるほど、互いの距離はゼロになり、隔たりが無くなる。
汗ばんだ互いの肌と肌が触れ合い、熱を持った吐息を漏らしながら互いの熱量を確かめ合うように求めあう。肉同士がぶつかり合う音と水音が響き渡り、繋がっている箇所から伝わる快楽に身を震わせる。彼女の吐息を感じながら、荒々しく腰を打ち付けていく。その度に彼女の中にある柔らかいものと硬いものが交互にぶつかり合い、より深い部分へと入っていくにつれてその衝撃も大きくなっていくようだった。その全てを余す事なく受け入れようと彼女は懸命に耐えているが、それも長くは続かないだろう。既に何度絶頂を迎えているかもわからないくらい、繰り返し絶頂を味わっていたからだ。だがそれでも決して拒むこともなく、むしろ積極的に受け入れてくれているのがわかる。それがたまらなく嬉しいと同時に、もっと滅茶苦茶にしてやりたいという欲望が沸き上がる。だから更に激しく突いてやった。子宮口を押し潰す勢いで何度も何度も執拗に責め立てる。すると彼女は悲鳴にも似た嬌声を上げて絶頂を迎えた。
日が昇り、そして沈みゆく。それでも、寝室での情事は終わらない。互いの孤独を埋め合うかのように交じり合う二人。果てても果てても終わりを迎えず、次第に狂う頭の中。何も考えられない。只々、目の前の雌と交わりたい。心の孔を埋め尽くしたい。欲望のままに貪り続ける快楽の中、二人は蕩けあっていた。
意識が闇に堕ちる寸前、私の脳裏に浮かんだのは彼女の笑顔。涙を浮かべ、それでも幸福を示すような笑みに、安心して瞼を閉じるのであった。
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