次の日の夕方、亮太がいつものように
麻人たちのマンションに現れた。
普段ならすぐにリビングに向かうはずが、
なぜか入口で立ち尽くしている。
「こんにちは、あかね先生!……あれ?」
亮太の目がわずかに見開かれた。
普段は家庭教師としての地味なスーツ姿が多いあかねが、
今日は胸元が大胆に開いたキャミソールにミニスカートという
派手な装いをしているからだ。
「ど、どうしたんですか?
今日はやけにセクシー……いや失礼しました」
慌てて敬語に戻る亮太の視線があかねの谷間に吸い寄せられる。昨夜の麻人との逢瀬で満たされなかった欲望が残る体に、
普段着る機会の少ない過激な服装がさらなる火を灯していく。
「別に……気分よ」
ぶっきらぼうに答えるあかねだったが、
その目尻はほのかに赤らんでいた。
昨夜の一件以来、自分がどれほど淫らな存在なのか
自覚させられ、開き直りのような心境だったのかもしれない。
リビングに招き入れると、
亮太は当たり前のようにソファに腰掛けた。
机の上の参考書を開き、
「ここ教えてもらえますか?」
と質問を投げかけてくる。
「ええと……これはね……」
教え始めるあかねだったが、集中できない。
近くに座る亮太の息づかいがやけに気になるし、
昨日まで避けていた態度の豹変に戸惑いを覚えている。
そんな微妙な空気の中、亮太が不意に口を開いた。
「先生さ、昨日のこと覚えてます?」
「え?」
「ほら、勉強教えてもらってた時さ、俺……」
「何もなかったでしょ?」
慌てて遮るあかね。しかし亮太の目は真剣だった。
「ありましたよね? 帰り際、俺の袖引っ張って
『もっと近くに来て』って……」
「そんなことっ……!」
否定しかけたあかねだったが、
昨夜の疼きを思い出し言葉が続かない。
無意識にしていた行動かもしれないが、
あの時の飢えた感情が事実だからこそ何も言えなくなる。
亮太が身を乗り出し距離を詰める。
吐息がかかりそうな近さで囁く声。
「あの時の先生エロかったですもん」
囁かれた瞬間、あかねの全身に鳥肌が立った。
だがそれは拒絶ではなく、
「んっ……!」
思わず漏れた甘い吐息。
亮太が忍び寄るように手を伸ばし、
スカート越しに太腿を撫で上げる。
普段なら払い除けるはずの接触が、
「やめなさいよ……」
と言いながらも受け入れてしまうあかね。
理性と本能がせめぎ合っていた。
「なんで止めないんですか?」
挑発的な問いかけに、
「知らないわよ……」
顔を背けるあかね。しかしその仕草とは裏腹に、
「あぁんっ……!」
内腿をまさぐられた瞬間、甘美な電流が全身を貫いた。
昨夜からの焦れったい疼きが一気に爆発するかのようで、
「ダメだって……本当に……」
口では拒否しながらも腰が勝手に動いてしまう矛盾した反応。
キャミソールの下では既に乳首が屹立し、
「んはぁ……♡」
自然と零れる甘い嬌声。亮太の手が徐々に上へ伸びていき、
「くっ……!」
タイトな下着の中ですでに洪水となっている局部を
指先が掠めた瞬間、
「ひゃあんっ……!!」
亮太の指先が敏感な部分を直撃した瞬間、
あかねの背中が大きく反り返った。
昨夜の麻人による中途半端な行為で
燻り続けた欲望の炎が一気に燃え上がる。
亮太の挑発的な指の動きに、
抗おうとする意志は脆くも崩れ去っていた。
「ほらほら先生〜。声抑えて下さいよ?」
(麻人が帰ってきて聞いたらどうする?)
理性が警告を鳴らすものの、
亮太の指は容赦なく核心へと迫る。
キャミソールの下でツンと尖った乳首が布地に擦れ、
微弱な刺激が神経を炙る。
亮太は熟練の匠のように核心部を直接的には攻めず、
焦らすように周辺を円を描きながら這う。
もどかしい刺激にあかねは知らず識らずのうちに
腰を浮かせて追いかけていた。
(違う違う……こんなの私じゃない!)
頭では否定しても身体が先に屈服していく。
亮太のもう一方の手がタイトなキャミソールを
ゆっくりと捲り上げると、
拘束から解放された双丘が弾むように露出した。
薄桃色の頂きはすでに主張を始めている。
「おいおい。先生こんなエッチな下着履いてましたっけ?
昨日まで灰色の地味なのだったのに」
亮太の目がギラリと光る。
黒いレースのブラは
普段のあかねならば絶対に選ばない
扇情的なデザインだ。
そのギャップに嗜虐心が刺激されたのか、
亮太は鼻先であかねの首筋に擦り付きながら囁いた。
究極の二者択一。
恋人と教え子。
理性と欲望。
倫理観と肉欲。
相反する価値観の狭間であかねの精神が
決壊寸前まで追い詰められる。
「私は……っ」
あかねの喉仏が大きく上下した。
理性と欲望の綱引きはもはや限界を超えていた。
恋人への愛情と教え子に開発され尽くした肉体の乖離が痛烈だ。
「選べないんですよね? 分かるんですよ僕は」
亮太の言葉には確信がある。
あかねの迷いなどとっくに見透かされていたのだ。
ソファの上でM字開脚させられた
無防備な姿勢では逃げる術もない。
亮太が腰を進めると灼熱の塊が密林の入り口に押し当てられた。
「あぁぁっ……! 入っちゃ……ダメっ!」
拒絶の言葉とは裏腹に、迎え入れるかのごとく膣口がヒクつく。昨夜の麻人との短い行為で中途半端に火照った粘膜は
既に十分すぎるほど潤っていた。
亮太の分身があかねの抵抗を嘲るように先端を沈めていく。
「くぅっ……! 太いっ……麻人より太いよぉ……♡」
無意識に零れた本音が致命傷だった。
恋人への裏切りを口にしてしまった羞恥で顔から火が出そうだ。
その背徳感が却って快楽を倍増させる毒薬となる。
「ほう? 良いんですか?そんな大声出しちゃって」
亮太の警告にも関わらずあかねの口からは嬌声が漏れ出す。
亮太は慎重な初挿入から一転、
体重をかけるようにして根本まで一気に押し込んだ。
「ひぐぅぅっっ!!! 深すぎィィっ!!」
子宮口を直撃する衝撃であかねの視界が白く飛ぶ。
圧倒的な質量感と熱量に膣全体が媚びるように収縮する。
その絶妙な締め付け具合が亮太の剛直をさらに怒張させていく悪循環だ。
「おほっ! すっげぇ締まる!
麻人兄さんの貧弱なモンじゃ
到底届かなかったトコ全部埋めてやりますよ!」
乱暴な宣言と共に猛然と腰を振り始める。
亮太の鍛えられた下半身がバネのように跳ね上がり、
あかねの骨盤と激しく打ち合わさる乾いた音が室内に響き渡る。そのピストンの激しさは
普段の麻人ではありえないレベルだった。
「あぁんっ! だめっ! 強すぎておかしくなるぅっ!!」
あかねは必死に枕を噛んで声を抑えようとするが
漏れ出る喘ぎは止まらない。
亮太はその様子を見下ろしながら嘲るように笑う。
「ほら先生! ココがGスポですよ! フッフッ……」
巧みに角度を変えながら彼の亀頭が最奥を抉るように掘削する。その都度あかねの身体が跳ね上がり
絶頂が訪れそうになる寸前の波に飲まれかける。
「やだっ! イキたくないぃっ!! 麻人以外でイクなんて嫌ぁぁ!!」
涙と涎でグチャグチャの顔であかねが叫ぶ。
しかし亮太はそれを愉しみながら加速していく。
「そーですか先生? でもコッチは素直みたいですけどね!?
おらっ!!」
そう言うと一際強く突き入れた瞬間──
「~~~ッッ!!」
あかねの背中が弓なりに反り返り白目を剥く。
膣壁が痙攣し亮太のペニスを搾り取る動きを見せた。
本人の意識とは裏腹に身体は正直なのだ。
「ほら見たことか! ちゃんとイきましたよ先生?
麻人兄さんが来る前にケリつけときましょうか!」
呆気なく達してしまった自身に愕然とするあかねだったが
息つく暇もなく第二ラウンドが始まってしまう。
今度はバックスタイルに体位を変えられ尻たぶを
平手打ちされる痛みすら快感に変換されてしまう有様だった。
「あぁんっ! 亮太……くん……もう許してぇ……」
懇願する言葉にも既に力はない。
「やめてっ……も……これ以上は……麻人にバレちゃうから……!」
喘ぎ混じりの哀願も空しく、亮太の手は
あかねの細い腰を鷲掴みにする。
ソファの上でバックスタイルになったあかねの下半身に覆いかぶさる亮太。
先ほどまでの正常位での絶頂を経て
なお衰えることのない剛直が、新たな角度から膣壁をえぐる。
「心配しなくても大丈夫ですよ先生。
麻人兄さんは編集者の仕事が立て込んでるみたいで
しばらく連絡取れてないって
亜弓姉さんが言ってましたから」
亮太の言葉に一瞬安堵がよぎるあかね。
だがその安心感はすぐに快感の渦に飲み込まれていく。
腰を打ち付ける速度が一段と上がり、
パンッパンッというリズミカルな肉の衝突音が部屋に響く。
「あっ!あっ!あぁっ!ダメェ……こんな……激しすぎぃぃっ♡」
無意識に締め付ける肉壺が亮太の雄の本能を刺激する。
額から汗を滴らせながら腰を振り続ける
亮太の荒い息遣いが耳元で弾ける。
「くそっ……このオマンコ最高だな…
…麻人兄さんが羨ましいぜ……」
罵りにも似た賞賛が耳朶を打つ。
あかねの身体は教え子の肉棒によって
作り変えられたかのように応答していた。
京介による開発と亮太による征服。
その痕跡が混ざり合う官能が麻人と過ごす日常を侵食していく。
「ダメッ!またイクぅ!亮太くんのチンポで…
…イッちゃうぅぅ!!」
二度目の絶頂は先ほどより深く長く続いた。
背筋を駆け抜ける稲妻のような快感にあかねの意識が遠のく。
それでも亮太は律動を止めず逆にその痙攣を利用して
より深く肉竿を突き入れてきた。
「イケイケ! この淫乱オンナが!!
教師なんか辞めて風俗で稼いだ方が世のためだよなぁ!?」
辛辣な侮蔑が脳髄を揺さぶる。
社会的地位への冒涜。
常識人である筈の自分がここまで貶められる屈辱にさえ
あかねの膣は悦びの涙を流す。
「いやっ! 言わないでぇっ!
あたしはただの……普通の……先生で……ひぎぃっ!!」
最後の矜持を支えようとするも亮太の鉄槌のごとき
打ち込みに言葉は中断される。
ブチュッブジュッという泡立つような卑猥な水音が
結合部から響くたびあかねの理性は粉々に砕かれていった。
「まだ嘘つくんですか? ヒクついてますよココ。
本当はもっと虐められたい癖に」
亮太の言葉責めは的確かつ容赦ない。
相手の弱みを見抜き徹底的にそこを突くプロフェッショナルの手腕。
教師という建前を盾に秘めてきた被虐趣味さえ
見抜かれているようだった。
「違うっ!そんなことないからっ! あたしっ!」
否定しようとすればする程カラダが矛盾して跳ね回る。
亮太の掌が尻を激しく打擲し
紅い手型を刻みながら再び激しいピストンが始まった。
「フンッ! 身体は正直っていうか淫乱体質もいいトコじゃないですか!
麻人兄さんに悪いと思わないんですかぁ!?」
「思い……ますぅ……でもぉっ! こ……れぇええ!」
絶頂感が持続する中で新たに登りつめる
先端めがけ登り始める螺旋階段。
快楽中枢が焼き切れそうな感覚に恐怖さえ覚える。
それでも身体は亮太を求め続けていた。
亮太の動きが変わった。
単調な前後に加え円を描くようなグラインドを混ぜながら
膣内の様々な箇所を刺激してくる。
あかねはソファに両肘をついて耐えようとしたが無駄だった。
「ひぅっ! 待って! 今の違うところ当たりすぎっ!」
亮太の亀頭がこれまでとは異なるスポットを押し込み潰すような摩擦感。
未開拓だった性感帯への初アプローチに驚愕と興奮が
入り混じり混乱する。
「発見〜。ここ先生の弱点でしたね♪ よく知ってますよ僕は」
得意げな台詞と共に集中的な攻撃が始まる。
膣道左側上方約3cm地点—-所謂ポルチオより
少し浅めの秘密スポット。
そこを執拗に擦り上げる動作は拷問にも等しい快楽地獄だ。
「いやぁぁっ!! そこダメェェっ!! 死ぬ死んじゃうぅ!!!」
絶叫が響くが亮太は一切手加減なし。
むしろ歓喜してスピードアップしていく。
パンッパシンパシンと粘膜同士の衝突音が
加速し膣内から溢れた愛液がソファに水たまりを作る。
「イキ狂えよクソ教師! 生徒のチンポで堕落するのがお似合いだぜっ!」
怒号と同時に最大級の一撃を放つ。
亀頭がGスポ+αに食い込む瞬間、
あかねの脳内で星屑が散った。
「イックゥウウウーッ!!!!」
凄まじい閃光が視界を白く塗り替える。
人生で経験したことの無い深度と
持続時間のオーガズムを感じ、
あかねは、すっかり亮太に隷属してしまい
「……きれいにしてくれます?」
亮太の声が少し震えていた。
ソファの上で肉棒を丸出しに座る姿は滑稽ながらも、
その雄々しさは失われていない。
あかねの視線が自然とそこに吸い寄せられていく。
「ばっ……冗談でしょ!?」
反射的に拒否しようとしたあかねだったが、
亮太の無邪気な笑みに阻まれる。
先程までの荒々しさは消え失せ、
純朴な少年の顔に戻っているからこそ危険だった。
「お願いしますよ〜。あかね先生のせいでこうなったんだから
責任取ってください」
亮太の指先が自身の陰茎を弄ぶように軽く握る。
その仕草があかねの記憶に火を付ける。
つい先ほどまで自分の中を犯し抜いた逞しい器官——
「……分かったわよ」
諦めたような口調でありながら、その瞳は妖しく輝いていた。 あかねは膝立ちになると恐る恐る顔を近づける。
嗅ぎ慣れない男性特有の匂いと、
自分の蜜と彼の精液が混ざり合った生臭さに顔を歪ませる。
「あら……意外と可愛いじゃない?」
小さく呟いたのは本心だった。
萎えかけているとはいえ、
先端部分がピンク色で亀頭は膨らみすぎず程よいバランス。
まるで少年が大人の証を手に入れたような未完成な美しさがあった。
「ふざけてないで早くしてくださいよぉ」
照れ隠しなのか少し拗ねた声を出す亮太。
あかねは微笑を浮かべるとまず唇で尿道口にキスをする。
チュッと軽い音を立てて離れると
次は横笛を吹くように舌先で亀頭部分を舐め上げる。
「んっ……んっ……」
控えめな水音が静寂の中響く。
まだ生々しく残る自分の愛液の味が舌に乗る不思議な感覚。
京介や他の男たちと違い、未成年の肌の張りと汗の味が新鮮だった。
「先生上手いっすね……まさかこれも麻人兄さん仕込み?」
茶化すように言う亮太だがその目は真剣そのもの。
あかねは敢えて無視して口奉仕に没頭する。
丁寧にカリ首まで含み口腔内で舌を動かすテクニックは
京介に仕込まれてきた手腕だ。
「……っふぅ……ふぅ……」
亮太の呼吸が乱れ始める。
高校生特有の敏感さ故だろう。
あかねは勝利を確信しつつさらにテンポアップしたストロークに入る。
頭を前後させながら右手で竿部分を優しく包み込むW攻撃。
「ちょっ……待ってくださいよ先生…
…まだ早いってばぁっ……!!」
焦り気味の声も虚しく亮太の肉茎は急速に硬さを取り戻していく。
皮が剥けきらないところまで膨張し血管が浮き出てくる様は
年相応の生命力を感じさせた。
「ほら……どうしたの? 私のせいなんでしょ?」
一旦口を離して意地悪く囁くあかね。
亮太の顔は真っ赤になりつつも期待に満ちた眼差しを向けてくる。
その初心な反応が可愛くてしょうがないと思った瞬間
「……んんっ!?」
突如として亮太の両手があかねの後頭部を固定した。
驚く間もなく喉奥めがけて突き刺される激しいピストンが始まる。
「先生もしっかり口マンコ使ってくださいよぉ!!」
先ほどまでの謙虚さは何処へやら。
獣じみた声と共に荒々しいイラマチオに移行する亮太。
あかねの抵抗も空しく頭蓋骨がグラグラ揺れるほど突き入れられる。
「んぶっ! んごっ!! んんーっ!!」
息苦しさと嘔吐感に襲われるがあかねの脳裏にあるのは逆に快感だった。
他人に支配される感覚—それが何よりも堪らない中毒症状。
喉粘膜を擦られる度に下腹部がキュンと疼く。
「すげぇ……喉チンコ当たるぅ……あー出る出る!」
亮太の限界が近いことを悟る。
あかねは苦しさを演出しながらも積極的に吸引し
前後の動きを促すように協力する。
教え子を射精へ導く背徳行為への興奮で涙腺が弛緩していく。
「いくぞっ!! 全部飲めよエロ教師!!」
命令口調で吠えると同時に亮太の腰が停止した。
その直後—ドプッドクッ!!
濃厚な白濁液が食道を直撃する衝撃。
青年期特有の濃さと量。
あかねは咽せる事もせず受け止めるだけでなく
最後の一滴まで絞り出すために吸い上げる。
亮太は恍惚とした表情で放出感に酔い痴れていた。
全てが終わり唾液と精液の混合物が糸を引く中ようやく解放されるあかね。
「んぇえ……ゲホッ」
と咳き込みながらも口の中の残滓を見せつけるように
舌を出すサービスショット。
「……濃すぎて喉に絡むんだけど? 責任持って拭いてくれる?」
しかし先程までの少年っぽさは消え失せ代わりに
危険な光を宿した瞳があかねを見据えていた……
亮太の肉棒が引き抜かれた瞬間、
あかねの体内から喪失感が迸る。
ついさっきまで充溢していた圧迫感が消え去り、
空洞となった膣が不満げにヒクつく。
「すっげぇ良かったですよ……先生」
亮太の声が少し枯れている。
ソファで放心状態のあかねを見下ろす少年の瞳には
純粋な驚きと畏怖が滲んでいた。
高校生が教師の身体を完全制圧したという事実は
彼の中で何かを覚醒させたようだった。
あかねはゆっくりと起き上がる。
乱れた髪をかき上げながら鏡台に歩み寄り
口元についた名残りを確認する。
唾液と精液が混ざり合った粘り気がまだ唇を汚していた。
「ほんとに美味しかったわよ」
微笑みながらティッシュで拭う仕草は妖艶そのもの。
若い牡の本能を刺激するフェロモンを
撒き散らしていることに彼女は気づいているだろうか?
「あの……また来てくれますか?」
思わず出た言葉に自分でも驚いた。
ついさっきまで
「二度と来ないで」
と叱咤するつもりだったのに。
あかねの瞳が潤んでいるのを見て取った亮太は迷うことなく頷いた。
「もちろんですよ先生。明日も来ますからね?」
そう言い残し颯爽と玄関へ向かう背中に向けて声をかける。
「待ちなさい亮太君……」
呼び止められて振り返る少年にあかねは一個のキーを放り投げた。
「……これ、スペアキーだから。来週から泊まってもいいわよ?」
意味するところは明白だ。
つまり麻人のいない期間限定の禁断プレイを認めるということ。
亮太の口角が危険な角度で吊り上がる。
亮太はあかねを完全に支配したという確信を
胸にマンションをあとにした。
夕暮れの街路樹に蝉の鳴き声がこだまする。
麻人が帰ってくるまでの間隙を
利用した非道徳的な行為に罪悪感は皆無だ。
むしろ逆に高揚感が全身を支配していた。
亮太によって満たされたあかねは、
亮太を受け入れていく。
泊りがけで行われるあかねと亮太、
……そして、亜弓も、、