タイラズマ+1(元カノ→妹) ~3人の愛と欲~ 分割版 作:eronosuke
当初は明確だったはずの「当番制」が崩れ始めたのはいつからだろうか。
あの夜、ミサキが涙ながらに「三人で……」と囁いた日からか。
それとも私が初めて平の前でミサキと愛情あふれる口づけを交わした瞬間からか。
境界線は溶けて曖昧になり、今や「三人で」が当然となってしまった。
「ねぇねぇ!新しい遊びしようよ!」
ミサキの提案はいつも唐突だ。先月買い与えた少女漫画誌を熱心に読んでいた彼女の瞳が爛々と輝いている。ページの隙間から覗く舌の動きからして、またしても成人向けコンテンツを読み耽っていたに違いない。
「今度は何を思いついたのかしら」
呆れつつ尋ねる私の視線の先で、ミサキは人差し指を天井に向ける。
「この世界は2人だけのものだよゲーム!」
その刹那、平の眉間に皺が寄るのが見えた。私も思わず苦笑いを浮かべる。この年頃の少女の思考回路は時に理解不能だ。
「つまり……どういうことなの?」
「まずアタシとお姉ちゃんがじゃんけんするの!」
勢いよく振り回される腕がテーブル上の紅茶カップを危うく倒しかける。慌てて押さえる平を横目にミサキと東はジャンケンする。
ジャンケンで勝ったのは東だ。
「それで勝った方であるお姉ちゃんと……」
「待て待て、それだけじゃルールが分からないぞ」
珍しく平が遮った。普段はミサキの奇想天外な発言を面白がって黙って聞き流すタイプなのに。それだけ今回のアイデアが意味不明なのか。
「お姉ちゃんとお兄ちゃんが2人で熱~いキスをします!」
突然の敬語口調に思わず噴き出す私と平。あまりにも幼稚な設定が却って新鮮だ。
「そんなのいつもしてるじゃない」
「確かにね」
私たちのツッコミにミサキはぷぅっと頬を膨らませる。幼い仕草のくせにその瞳には危険な光が宿っている。
「違うの!ただのキスじゃないの!」彼女の細い指がピースサインを形作る。「キスをしながら抱き合うと2人は愛を囁きます!」
「それもいつもじゃないか」
「まぁね」
再び呆れる私たちに対し、ミサキの目が獲物を見つけた猫のように細くなる。次の言葉を発する前に、私は嫌な予感に襲われた。
「その二人の下で……」ミサキの声が妙に艶っぽくなった。「アタシはお兄ちゃんのペニスを射精するまでフェラします」
室内に重い沈黙が降りた。私と平は互いの顔を見合わせ、次第に耳朶が熱くなっていくのを感じる。三人の共同作業は数あれど、このパターンは前代未聞だ。
「ミサキって……天才じゃない!?」
衝動的に彼女を抱き寄せるとミサキはキャッキャッと笑いながら身を捩らせた。可愛い天使がとんでもない悪魔に豹変する瞬間。この二面性こそが私を惹きつけてやまない魅力なのだ。
「ただし条件があります!」突然改まった口調でミサキが言う。右手の人差し指を立てて宣言する。「アタシは一言もしゃべれないものとします。お兄ちゃんが射精してもね」
その言葉が放たれた途端、空気が凍りついた。ミサキの沈黙……それは即ち私たち二人への強制的な孤立宣告だ。二人きりの世界で互いを求め合いながら、下半身では第三者による奉仕を受け入れるという矛盾。あまりにも背徳的すぎる。
平の喉仏が大きく上下するのが見えた。欲望と困惑が入り混じった彼の表情にゾクゾクする。
「よーし決めた!今夜早速やってみよー!」
ミサキの明るい宣言に平が弱々しく呟く。
「俺の意思は……?」
「決定事項です!」
「承りました主人様」
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**ゲーム第一夜**
深夜の寝室。薄明かりの中、ミサキが勝負に負けた私は渋々床に膝をつく平の前に立つ。ジャケットを脱ぎ捨てブラウスのボタンを外す指が微かに震えているのが分かる。羞恥ではなく、この倒錯的な状況への興奮からだ。
「お姉ちゃん……綺麗」
床に正座したミサキがうっとりと囁く。彼女の眼前に晒されたブラジャー越しの双丘に釘付けになっている視線を感じる。そして……その奥でミサキの舌が蠢いているのが見える。何も言われなくても彼女が何を望んでいるのか明白だった。
「始めましょうか……」
私の囁きに呼応するように、平がそっと立ち上がる。10センチ低い私の背に合わせるように少し屈み込む。この瞬間が堪らなく好きだ。この男の支配欲を満足させながら実は自分が操っているという矛盾。
唇が重なる。最初は優しく触れるだけ。次第に深く。舌が侵入してくる感触に身体が熱くなる。背筋を走る甘い電流。約束通りに言葉を紡ぐ。
「愛してる……」
囁きながら平の胸板に手を這わせる。硬く張りのある筋肉の感触。この男の肉体が好きだ。服の上からでも感じる熱さにクラクラする。
「俺も……愛してる」
掠れた声が耳元に届く。二人の呼吸が混ざり合い湿度が増していく。その間もミサキの存在を忘れることはできない。視界の隅で彼女が平のズボンのベルトに手を掛けるのが見えた。
「ん……っ!」
平の喘ぎに一瞬唇を離す。彼の目には困惑と快楽が混在している。当然だろう……愛を囁きながら抱擁し合う最愛の人と、下半身で黙々と奉仕の準備をする幼く可憐な少女。この不条理さに酔いしれている。
「ダメよ……私に集中して」
再び唇を塞ぎ、より激しく舌を絡ませる。同時に平の後頭部に手を回し逃げられないように固定する。
ミサキの小さな手が平の下着の中を探るように動き回っているのが見える。平の腰が僅かに震えるのを感じる。
「んっ……ふ…」
平の鼻から漏れる声に煽られるように、私の愛撫も加速する。シャツの隙間から指を滑り込ませ硬くなった乳首を摘む。
「あっ……!」
驚愕の叫びも束の間、ミサキが一気に平のペニスを取り出した。その光景に目を見開く平の瞳が期待で揺れる。巨大な肉塊が少女の掌の中で脈打っている様は異様だ。そして次の瞬間……
ジュルルルッ!
卑猥な水音が室内に響き渡る。ミサキが思い切り亀頭を吸い込んだ音だ。平の背筋が弓なりに反り返る。抱きしめていた私の胸板に彼の硬い肋骨が食い込む痛みさえ心地よい。
「平、愛してる……もっと……言って」
命令調の囁きに平は必死で答える。下半身から伝わる刺激に耐えながら。
「愛してる……東…」
言い終わる間もなく再び唇を奪われる。唾液が糸を引くほど貪り合う中、ミサキの舌がカリ首を這い回る感触まで伝わってくる気がする。この三角関係の中心で共有される背徳感。これが私たち三人を結びつける唯一の絆かもしれない。
「もっと激しく……」
平の耳朶を噛みながら命じる。彼の腰が緩慢に動くのが見えた。ミサキの髪に絡む指先がその動きを促している。少女の小さな頭が上下に揺れるたび、平の唇から熱い息が漏れる。
「もう……限界……かも……」
喘ぐ平の言葉に私は唇を離し、代わりに額同士をくっつける。
互いの荒い呼吸が顔中に当たる。
「いいわ……でも……」意地悪く微笑んで続ける。「ミサキにも見せて……平の恥ずかしいところを全部」
その瞬間ミサキが顔を上げた。潤んだ瞳でこちらを見る。しかし約束通り一言も発しない。ただ黙って頷くその姿が何とも愛らしい。
「ミサキ……見るな……」
か細い抗議も虚しくミサキは平の股間に顔を埋めた。今度は竿全体を飲み込もうとするような深いストロークが始まる。ゴボッという喉の音まで聞こえてくる。
「あぁっ……!ダメ……だ…」
平の背中が激しく波打ち、私の首筋に爪が食い込む。痛い……でもその痛みすら甘美だ。この男をここまで追い詰めているという優越感。そして……彼の弱点を全て把握しているという自信。
「出して……全部……」
囁きながら自らスカートを捲り上げる。ストッキング越しに秘部を擦り付けるように密着させる。布越しでも滲み出た蜜が分かるはずだ。
「愛してる……東…っ!」
その言葉と共に平の全身が硬直する。同時にミサキの喉奥から低い嗚咽が漏れる。熱い液体が放出される感覚……それを感じるのは私ではなくミサキだという現実。この逆転した状況に狂おしささえ覚える。
数秒間の静寂の後、ミサキがゆっくりと顔を上げる。口元を拭う姿には余裕すら漂っている。平の放心した表情を見て、私はゲームの勝利を確信した。
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**事後の静寂と新たな渇望**
全てを終えたミサキが満足そうに横たわっている。平は壁際に蹲り肩で息をしている。
この倒錯した儀式の後によくある光景だ。
「次はアタシの番だね♪」
ミサキの声に平が弱々しく顔を上げる。私たちの関係は単なる「三人組」ではない。複雑に絡み合った契約と背徳の遊戯だ。それぞれが異なる役割を持ちながら依存し合っている。
「ねぇお姉ちゃん」突然の問いかけに振り向く。「お兄ちゃんのこと本当に好き?」
その質問には様々な解釈ができる。純粋な愛情確認なのか?それとも嫉妬なのか?いずれにせよ答えは決まっている。
「えぇ……愛してるわよ。もちろんあなたもね」
ミサキの目が嬉しそうに細くなる。この瞬間だけは彼女が純粋無垢な少女に戻ったように見える。
「次はどんな『ゲーム』がいいかしら」私の問いかけにミサキの瞳が妖しく輝く。「うーん……今度はお姉ちゃんが選んで!」
新たな課題を与えられた解放感と責任感。これからの日々もきっと退屈しないだろう。
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** 新たな夜への期待**
窓から差し込む月明かりが三人の影を壁に映し出す。歪な三つの輪郭が一つに溶け合っていく幻影。
「明日は何しようか」平の囁きに微笑む。「さぁ……何がいい?」
問いかける私自身にも答えはない。この複雑怪奇な三角関係の行き先など誰にも予測できない。ただ一つ確かなのは—この遊戯が終わりを迎えることは永遠にないということだ。
そして私は考える……
次はどんな風にこの二人を弄んでみようか。
ミサキの純粋さと狡猾さをどこまで引き出せるだろう?
平のプライドを粉々にして壊れる寸前まで追い詰めてみたい……
想像するだけで身体が火照ってくる。
この狂った日常こそが私の全てなのだから。