タイラズマ+1(元カノ→妹) ~3人の愛と欲~ 分割版 作:eronosuke
チャイムが鳴るたびミサキは身を硬くした。教室の向こう側で平と東が並んで座っている。他の生徒にとっては「仲のいいカップル」に見えるだろう。しかし彼女には地獄の番人が見えていた。
トイレに駆け込もうとした矢先、制服の裾が引っ張られた。
「どこ行くの?」
東の声に背筋が凍る。振り返れば東が笑顔で立っていた。
「今日も来るよね?」
必死に平静を装うミサキ。「ごめんなさい……用事が……」
「嘘つき」
東の手が伸びる。彼女は反射的に身を縮めた。
「今日は屋上ね?」
「……はい」
階段を駆け上がる。だが数秒後にはスマホが震えた。画面には一行だけ。
「10分以内」
息を切らして扉を開けると──そこには予想通りの光景が待っていた。鉄柵にもたれかかる東の唇に平の唇が重なっている。舌が絡む音がミサキの鼓膜を刺す。
「1分遅刻」
東の冷たい瞳が彼女を射抜く。
「罰として今日は──」
東のスマホがミサキの鼻先で停止した。画面には赤く染まった股間が映っている。
「ひっ!」
ミサキが後ずさる。だが壁に阻まれた。
「よく撮れてるでしょ?」
東が笑う。動画が再生され始めた。
『いやぁ!痛い!』
指が裂け目を無理やり広げる。処女の証が真紅に染まっていく。
「やめてぇ!」
ミサキが半狂乱で叫ぶが東はスマホを高く掲げた。
「じゃあ分かるよね?」
平が無表情でベルトを緩める。解放された剛直が天を衝く。
「お願い……できません……」
ミサキの涙が地面に落ちた。
「ふーん」
東がしゃがみ込む。次の瞬間──
チュパッ
濡れた音が響いた。東の唇が竿を包み込む。舌がカリ首を舐め回す。
「んっ……平の味……♡」
彼女の右手が玉袋を優しく揉みほぐす。左手で肉茎を扱きながら尿道口にキスマークをつけた。
「見てご覧、ミサキ」
東がミサキを見上げる。口元には泡立った粘液が光っている。
「これが愛なのよ」
彼女の手の中で平のペニスが脈打つ。透明な先走りが滴り落ちた。
「あなたも……覚えておくといいわ」
「くっ……!」
平の腰が跳ねる。東の口内で灼熱の奔流が爆ぜた。彼女は喉を鳴らしながら全て飲み干していく。最後の一滴まで搾り取るように唇を締め上げる。
「……美味しい」
東が顔を上げる。口角から零れた白濁液を指で拭いながら妖艶に笑う。
「東、ありがと。すごく気持ちよかった………けど」
平が不満げに眉をひそめた。
「この技術……誰に教わったんだ?」
「え?」
東が驚いたように目を見開く。次の瞬間、彼女の肩が震え始めた。
「ぷっ……くくっ……」
堪えきれずに吹き出す。
「平ったら可愛い~!」
彼女が平の首筋に顔を埋める。
「嫉妬してるんだ?中学時代の私の男たちに」
「当り前だろ」
平が拗ねたように呟く。
東は一瞬暗い目をした後、宥めるように彼の耳朶を噛む。
「安心して……これからは貴方専用なんだから」
彼女の指がスマホの画面をスワイプする。
「それより……もっと楽しいことしましょ?」
液晶には少女時代の東が映っていた。セーラー服姿で頬を膨らませている自撮り写真だ。
「中学の私を見ながら……ミサキに教えてあげて」
「え……」
ミサキが息を飲む。東が無邪気に囁く。
「大丈夫よ。私も最初は下手くそだったもの」
彼女は再び平の股間に顔を寄せる。萎えたペニスに熱い息を吹きかけながら──
「でもね」
突然牙を剥く。
「下手すぎて……捨てられちゃったこともあったかな」
東の目が残酷に細まる。
「だから……練習してね?私みたいになっちゃダメよ?」
彼女の爪がミサキの顎を撫でる。
「あなたの先生になってあげる」
その指先には東の所有印のように白い液体が残っていた。ミサキは恐怖に震えながらも逆らえない。平の脚元に跪くしかないのだ。
東の細い指がスマホの画面をスクロールする。セーラー服姿の少女が照れくさそうにピースしている。少し幼いが確かに東の面影がある。
「ほら……この頃の私」
彼女の囁きが平の耳朶を這う。
「まだ何も知らなかったのよ?」
画面をズームアップする。小さな唇が鮮明に映し出される。
「こんな……おしゃぶりも知らない清純なお口なのに……」
平の手がミサキの髪を掴む。抵抗する暇もなく強引に引き寄せられた。
「ぐっ……!」
喉奥に焼けつくような塊が押し込まれる。涙があふれ出る。鼻腔を塞がれ酸素が奪われる。
「平ったら……」
東が恍惚とした眼差しで見下ろす。
「中学の私に嫉妬してるの?」
「当たり前だ……」
平の息遣いが荒くなる。ミサキの髪を乱暴に揺さぶりながら吐き捨てる。
「あの頃の東に……触れられないのに……」
「ひどいわぁ」
東が甘えるように平にすがりつく。
「私はここにいるじゃない」
彼女の手が平の頬を撫でる。
「今の私を抱きながら……あの頃の私を考えて?」
ミサキは苦しさに霞む視界の中で確信していた。
(アタシは……単なる道具なんだ)
東の指輪の跡が額に食い込む。唾液と涙と粘液が混じり合う中で理解した。
(アタシは……この二人の歪んだ関係を繋ぐ鎖なんだ)
絶望が喉を焼く。抵抗する力さえ奪われていく。
「出すぞ、東……!」
平の腰が激しく打ちつけられる。ミサキの頭蓋骨に衝撃が走った。直後──
「んんっ……!!」
熱い液体が喉奥を焼き尽くす。溺れそうになる。東の嘲笑が天井から降ってくる。
「良かったでしょ?中学の私も悦んでるよ」
スマホの画面には無垢な笑顔が映っている。その唇を模した別の唇が今、汚辱に震えている。
ミサキは咳き込んだ拍子に精液を吐き出した。床に散った白濁の斑点を眺めながら思った。
(……いつまで続くの?)
答えは出ない。ただ確かなのは──
(東…さんは……ずっとアタシを通して別の誰かを見ている)
その事実こそが最も残酷な傷痕となって心臓に刻まれた。