女尊男卑な異世界で成り上がるためにはわからセックスが必要らしい 作:ベリーナイスメル/靴下香
アイリという女は言ってしまえば指示待ち女である。
それはどれだけ努力しようが己で満点を導き出せないがために生まれた彼女の処世術とも言える何かであり、サティアが自発性を尊ぶが故に拗らせてしまった性質と言えるものだ。
「は、ぁ……♡ ちゅ♡ ちゅうぅっ♡ れぇ♡ はむっ♡ んっ♡ んっ♡ ぷ、ぁ……♡ 如何、ですかぁ♡ だんな、さまぁ♡ 私は、アイリは♡ 上手に旦那様をきもちよぉく♡ できていますかぁ♡」
しかしながら、指示待ち人間という言葉に生まれるネガティブな響きとは裏腹に。
「あぁ。そう、そこだ、もっとそこをしっかり舐めるんだ」
「しょうち、致しましたぁ♡ はぁ、むっ♡」
アイリは極めて優秀なメスであった。
(あ……♡ ここ、この裏側♡ なんですね♡ 承知いたしました旦那様♡ ご奉仕致します♡ どうぞ♡ アイリのご奉仕でもっと気持ち良くなってくださいませ♡)
何処を刺激すれば、舐めれば、擦り上げればいいか。
口淫を受けるカツオの反応一つ一つを材料により良い奉仕を見つけ出す。
「く、ぅ……上手いぞアイリ、気持ちがいい」
「~~~~~~~っ♡♡♡」
故に、アイリを指示待ち女と称するのは正しいが、少し言葉が足りないと言えるだろう。
(お褒め頂けたっ♡ 嬉しいっ♡ 嬉しいですだんなさまっ♡ しゅきっ♡ 優しい旦那様大好きですっ♡ もっと、もっと♡ 気持ち良くして差し上げますっ♡)
いわば、完成された指示待ち女なのだ。
「んぷぁっ♡ だんなさまっ♡ だんなさまぁ……♡ わたし、上手にできていますか♡ 偉いぞって褒めて頂けますかぁ♡」
「最高だぞアイリ。その調子でもっと気持ち良くしてくれ」
「はい♡ はい旦那様♡ もっともっと♡ 気持ち良くなってくださいませ♡ たぁくさんおちんぽ様にキスします♡ 舐めます♡ お口で労わります♡ ですのでどうぞ♡ どうかご自由に♡ 好きな時に好きなようにお射精くださいませ♡」
瞳が媚びている、声が蕩けている。
そのすべてが男という存在の本能を昂らせるようにできている。
アイリの口から伸ばされた舌先が亀頭を這いまわる間、男根の根本はしなやかな指で扱かれ、もう片手は優しく二つの玉を転がした。
少しでもカツオが快楽で声を漏らせば、これがお好きなんですね♡ と執拗に急所を責め立てた。
(すきっ♡ すきすきすきっ♡ はい♡ いつでもお射精くださいっ♡ アイリのお口マンコにお情けくださいっ♡ ティッシュ♡ 私旦那様専用のティッシュですっ♡ 適当にコキ捨ててくださいっ♡ 全部っ♡ 全部飲み干しますからっ♡)
一層熱を込めてカツオの肉棒へ奉仕する。
とっくにアゴの感覚はない、喉奥をコツいて咽てしまう事すら快楽でしかない。
(
「んぶっ――♡♡♡」
リクエスト通り、予告なく。
「あ゛ー……でる、でる……わからせ射精、さいっこぉー……」
カツオ自身の気分で、射精感を堪えることもなく雑に。
(す、きぃ……♡ コキすてられ♡ さいこぅ♡ ですぅ♡)
アイリの頭を押さえつけ、喉奥で射精した。
取引の穴というよりは条件の穴としてアイリは自身のアナル処女をこの場で捧げると決めた。
「ん˝ほぉっ♡ だんな、さまぁっ♡ ぬぽって♡ わたし、のぉっ♡ 不浄のあにゃ♡ ほぉ˝っ♡」
「ケツ穴だって。ケツ穴確定な」
「にゃいっ♡ わたしの、ケツあなぁっ♡ だんなさまのゆびっ♡ ぱくぱくっ♡ しちゃってましゅっ♡ んぉっ˝♡」
とはいっても通常アナルを使うにあたっては準備が必要である。
そもそも快楽を得るための器官ではないし、
従って、こうしてカツオがほぐすようにアイリの尻穴をほじくるだけ、快楽を得られるわけもないのだ。
「しゅごっ♡ ケツ穴しゅごいでしゅっ♡ こ、こんなのしらないっ♡ しらにゃいのほぉっ♡」
そう。性スキルなどというものがない、ファンタジーやメルヘンじゃなければの話だが。
カツオがきゅっと締まった肛門へと指を出し入れするだけでベッドにうつ伏せとなっているアイリは腰を大きく跳ねさせた。
ローションの代わりに私の蜜液を使って下さいと言わんばかりに、白く濁った本気汁を秘所から垂れ流しながらだ。
「おいおい、そんなに締め付けるなよ可愛いな」
そのための性スキル、あと、そのための器用さ上げ。
カツオはそういわんばかりにアイリのケツ穴にクリティカルし続ける指を器用に操る。
「かわ――ひぃいんんっ♡♡♡ ありがとうございますっ♡ ありがとうごじゃましゅっ♡ だんなさまっ♡ だんなさましゅきぃいいっ♡」
アイリとしてはたまったものではなかった、もちろん悦んでいることは確かなのだが。
そもそもにおいて快楽に対して抵抗力を持っていなかったのだ、強いて言うのであれば彼女が経験したことのある性的快楽とはサティアを想った自慰のみ。
(も、もうむりっ♡ これずっとオナネタにするっ♡ ずっとずっと旦那様を想ってオナニーするっ♡ ご奉仕できるように自分で開発するっ♡)
そんなザコメスであるというのに、こうして快楽の渦に翻弄され続ける女だというのに。
「そろそろこっちの出番かね」
「――へぁっ? だ、だんなさま? な、なにを――ふにゅっ♡」
ついにはアナルを舐められた、中へと柔らかくねっとりした何かが侵入してきた。
「んほぉ˝お˝ぉ˝っ♡ だんにゃしゃまっ♡ だ、だめ♡ らめれすっ♡ そんにゃっ♡ きたにゃいとこっ♡」
「アイリに汚いところなんてないよ。ほら、逃げるな。もっとよがってくれ」
当然の如くだ。
事実カツオに抵抗はなかった、舌のスキルも磨かないとと思い出したこともそうだが。
(なんで? どうして? わ、私如き女に、そんな、ことまで、ぇ……♡ す、ごぃ……♡ 旦那様すごいっ♡ 仕えるっ♡ 好きっ♡ 私の全部捧げるっ♡ すきすきすきぃっ♡)
何よりアイリにはこれが効くと確信したからだ。
可愛いと、綺麗だと言葉にして、行為で証明する。
不要だと言われてこそなかろうが、承認されることに飢えていただろう女に必要だと示すことが効くと。
「ほ♡ ぉ˝っ˝♡ す、きぃ♡ だんな、さま♡ だ、から♡ だか、らぁ……♡」
「あぁもちろんだ。もっとしてやるからな」
サティアにして欲しいなんて言えない、思えるはずもない。
だが、思い付きすらしなかったことをこうして己の上に立つ存在が献身的にしてくれる、してくださる。
(ぁ、たま♡ おかしく、なる……♡ ばちばち、ってぇ♡)
アイリは思わず枕に顔を押し付けた。
最早誰にも見せられない、見せたくないと固くシーツを握りしめた。
(旦那様、だけぇ♡ こんなことしてくれるの、旦那様だけ♡ 私を可愛いって言ってくれるのも♡ 綺麗っていってくれるのも♡ だから、だから私の顔も、身体も♡ ぜぇんぶ旦那様だけにお見せするの♡)
ある種の決意表明、今この時アイリは固く心に決めた。
「アイリ」
「ふ、ぇ?」
そんな時、不意に優しく甘く聞こえる声が背後から響いてきて。
「可愛いぞ」
「~~~~~~っ♡♡♡」
死んでもいいと思った、この人のために死のうと決意した。
「ほら、それじゃ入れやすいように……自分で広げてくれ」
「かしこまり、ました♡ アイリの旦那様♡」
そして。
「ご、御覧ください♡ こちらが旦那様専用のメス穴です♡ 早く早くと待ちきれずどろどろに疼いているはしたない穴です。どうぞ♡