※この作品はR-18です。

裏切られたSランク冒険者の俺は、愛する奴隷の彼女らと共に奴隷だけのハーレムギルドを作る   作:柊咲

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第22話

 

 

「それでは、わたくしたちはみなさんを連れてきますね」

「だからエギルさんは、ここで待っててください」

「すまないな、二人とも。フィーは……」

 

 

 

 エギルはフィーに視線を向けるが、彼女は現在進行形で愛でられてる。

 その視線に気づいたフィーは、ソフィアの膝から立ち上がり、

 

 

 

「わたしも行く。だからソフィア、放して」

 

 

 

 そう言われたソフィアは、悲しそうな表情をしながらため息をつくと、

 

 

 

「はいはい。それじゃあ、こっちの【のじゃっ娘】を……」

 

 

 

 と、ソフィアがレヴィアに標的を変更するも、

 

 

 

「我も一緒に行こうかのう。身の危険を感じる」

 

 

 

 レヴィアはさっさと、エレノアのもとへと走っていく。

 

 

 

「なによ、じゃあ私はこの男と二人っきりなわけ?」

「……そう、二人。じゃあ、行ってくるね」

 

 

 

 はいはい、行ってらっしゃいとソフィアはどこか投げやりだ。エギルは四人にすまないなと伝えると、エレノアが耳元で、

 

 

 

「……ソフィアさん、可愛い顔してますけど、変なことをしてはいけませんよ?」

 

 

 

 そう言ってクスクスと笑った。その表情は、どこか何かしろと言わんばかりの期待に満ちた笑顔だった。

 

 

 

「するわけないだろ。みんなに動いてもらってるというのに」

「あらあら、残念ですね。では行ってきます」

 

 

 

 喜んでるのか、残念なのか、結局のところわからないまま、エレノアは頭を下げて、他のみんなと共に屋敷を外へ出て行く。

 突然、屋敷は静寂に包まれる。

 

 

 

「ねえ」

 

 

 

 すると、ソフィアに声をかけられた。

 

 

 

「なんだ?」

「あんたらって、どういう関係なの? 男一人に美少女と胸の大きい女たち。羨ま……じゃなくて、おかしいわよね?」

「……羨ましいって言おうとしたよな?」

「……そんなわけないじゃない。それで、どうなのよ?」

「どうと聞かれてもな。まあ」

「好きなの?」

 

 

 

 そう問われて、エギルは即答する。

 

 

 

「ああ」

「あの、のじゃっ娘も?」

「いや、レヴィアはちょっと違うな」

「やっぱり。なんか、あの子だけ他の子と雰囲気が違っていたものね」

「……それは、他の彼女たちみたいに俺を見ていない、仲間ではないと思ったからか?」

「そんなところかしらね」

 

 

 

 エレノアやセリナ、それにフィーがエギルを見る目は、大切な存在を見る目。

けれど、レヴィアがエギルに向ける目は彼女たちとは違う。それはエギルも理解している。

 

 

 

「あの子は、なにかしらね?」

 

 

 

 すると、ソフィアに不思議な質問をされた。

 

 

 

「わかってるから聞いたんじゃないのか?」

「別に、わかってるわけじゃないわ。ただ、不思議な感じ……少し裏が読めない、そんな感じよ。ごめん、変なことを聞いたわね。忘れて」

 

 

 

 そう告げたソフィアは、近くに置いてあった書物を手に取り視線を落とす。

 彼女の言葉が頭から離れないが、ただ一つ言えることがある。

 

 

 

「今のレヴィアは仲間だ……それは間違いない」

 

 

 

 エギルの声が届いていないのか、ソフィアから返事が来ることはなかった。

エギルは、ここにはいない彼女たちのことを考えながら、その帰りを待つことにした。

 

 

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