※この作品はR-18です。

滅亡世界の生存者   作:トイタトタタン

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41話 勝負(※R-18)

「今日は、その……性欲処理はやめておこうと思うんだ」

「え……?」

 

 俺の声に、エマは呆けたような声を上げた。すでにベッドの上に座り、さあ今日のおねだりをしてと待ち構えていた彼女にとっては、予想外の不意打ちだったのだろう。

 

「どうかしたの?もしかして疲れてる?」

「そうじゃなくて、今日は君、かなり体に負担のかかることをしただろう?あんな大きなものを投げたんだから」

「そんなに負担なんかじゃなかったけど……」

「でも気付いてないだけかも知れないしね。今日は安静にしていて欲しいんだ」

 

 手でしてもらう程度のことで体に負荷がかかるかというと、実際はそんなことはないだろう。

 だが体を痛めているかもしれない相手にそういうことを要求するのは、あまりにも気がとがめた。

 

「本当に全然平気だよ。それに、何もしないままで先生眠れる?」

「それは……正直隣にエマがいると寝れないかもしれないが……なら、今日は別々に寝ようか」

「ボクはそっちの方が嫌だよ……」

 

 エマは性的な何かが無くとも一緒に寝たいと思ってくれているようだ。恋人がそう言ってくれることは俺にとっては嬉しいことだ。ならばいっしょに寝たうえで何もしないという、一度も達成されたことの無い目標を今日こそ達成するべきなのかもしれない。

 

「ただ手を動かすだけなんだから、そんなに気にしなくていいんじゃないかな」

「いや、でもな……」

「それに、先生に出してもらうのってすごく簡単だし、大丈夫だよ」

「うぐっ……」

 

 早速エマが俺のプライドに対してボディーブローを入れてきた。しかもこれは意図したものではなく、とても正直な感想である。

 

「い、いや、簡単ってことはないんじゃないか?」

「そうかな……少なくとも困ったことは一度もないよ。触ってあげるとすぐ出てきちゃうし」

「すぐってことはないよな?すぐってことは。俺はそんな早漏ではないが?」

「ソウロウ……?あっ……」

 

 言葉自体は知っていてもすぐには思い至らなかったのだろう。少しだけ考えた後その単語の意味に気付く。

 そしてエマは、いつもの夜の笑みでニコリと笑った。また何か、俺をイジメるネタを思いついたのかもしれない。

 

「ボク、聞いたことがあるよ。早漏って男の人にとっては恥ずかしいことなんだよね?それなら、先生が認めたくない気持ちもわかるな」

「認めたくないとかじゃなくて、本当に違うと思っててだな……」

「へぇ、そうなんだ……」

 

 実際、俺は別に早漏ではないとは思う。きっと、恐らくに過ぎないが。

 何せ普通の男が手コキで何分でイクかなんて知りはしないから、俺が早いか遅いかは正直よく分からなかった。

 

「じゃあ先生。勝負しようか」

「勝負?」

「うん!」

 

 そう言ってエマが部屋の時計を指さす。乾電池で動くデジタル時計はすでに正確に時刻を合わせることもできないまま、多分合っている時間を刻み続けている。

 

「10分間。我慢できたら先生の勝ちで、出しちゃったら先生の負けね?」

「あの、だからな?今日はそういうことはしないって……」

「もしかして……負けて早漏だってバレるの、怖い?」

「怖くないが!?」

「本当に?じゃあズボンを脱いでこっちに来れる?」

「できらあ!」

 

 煽られるままにズボンをさっと脱ぎ去って、エマのもとへと歩み寄る。そこまで言うなら引くことはできない。男のプライドをかけた戦いに挑むことにした。

 今日のエマはベッドの端ではなく、ベッドの中心に女の子座りで座っている。俺はその向かいへと足を延ばして腰を下ろした。ちょうど両足の間で、エマを挟み込むような配置だ。

 

「今が21時34分だから、35分になったらスタートにしよう。45分までに出しちゃったら、先生の負けね」

「あ、ああ。分かった」

 

 勢い込んできたものの、いざエマを目の前にすると不安になってしまう。ちゃんと10分耐えられるだろうか。いや、普段はそもそも我慢しようとはしていないのだ。ちゃんと意図的にそうすれば、10分くらいはもつ気もする。

 

 デジタル時計の右下に刻まれた秒数。それが少しずつ増えていって、60へと近づいていく。エマが楽しそうにカウントダウンを始めていた。

 

「5、4、3、2、1、スタート!」

 

 明るい声で開始を告げる。ゆっくりと手が延ばされて、俺の急所を優しく握る。

 そのまま上下へと、繰り返す動きを始めていた。

 

「どうかな、気持ちいい?10分間我慢できそう?」

「こ、このくらいなら余裕だな」

「そっか。余裕なんだ」

 

 少女の手から与えられる快楽に、半分くらいの大きさだったペニスがさらに体積を増していく。10秒程度の短い時間で、最も膨らんだサイズまで立ち上がってしまっていた。

 

「本当に余裕かな。おちんちんさんはすごく気持ちいよって言ってるよ?」

「……っ!」

 

 エマの口から放たれる、性器を示す直接的な言葉。めったに聞かない彼女の淫語に興奮し、手の中でびくりと大きく震えた。

 

「今の動き……もしかして、ボクが……その、エッチな言葉言うと、気持ちよくなっちゃうの?」

「い、いや、そんなことはなくてだな……」

「そうなのかな」

 

 俺が何を言ったところで、下半身の反応からバレてしまっているのだろう。彼女は頬を赤らめて、数秒躊躇った後に、言った。

 

「……おちんちん」

「うっ……」

「あ、跳ねた……。先生ってホント分かりやすいね」

 

 正直なペニスの反応をクスクスと笑われる。手の動きを変え、指先で包むような握り方に変え、続けてきた。

 

「おちんちん、気持ちいい?」

 

 亀頭だけを握られる。快楽の強さについ情けない声が漏れる。

 

「おちんちん、気持ちいい?」

 

 指先で鈴口をくすぐったあと、その下へ、カリ首の段差を輪っかで囲い、回すようにな動きで気持ちよくしてくれる。

 

「おちんちん、気持ちいいよね?」

 

 再び竿へと戻ると、それぞれの指を順番に動かしたり、ばらばらに動かしたりして、複雑な刺激を与えてくる。

 

 エマの言葉、おちんちんが気持ちいいという事実に頭の中が染められて、それだけが感覚のすべてになっていくようだった。

 

「ほらね、やっぱり簡単だよ。まだ2分しかたってないのに、もう危ないんじゃないかな」

「そ、そんなことっ……なっ……!」

「否定したいの?先生って本当に照屋さんだよね」

 

 こちらを嘲笑う表情すらも相変わらず可愛らしい。だが負けそうになっている今は、それに悔しさも感じてしまい、どこか小憎たらしいとも思ってしまった。

 

「こ、この……君だって……!」

 

 ただされるがままでいたくなかった。俺の方からも腕を伸ばし、彼女の柔らかい胸へと触れる。エマにとっては予想外だっただろうその動きに、ひゃんっという可愛らしい声を上げた。

 

「自分が触られる方になると、照れるじゃないか……っ」

「そ、それはえっと、やっぱり触るのと触られるのは違うし……」

 

 少女の膨らみを男の手で揉み上げると、エマの声が少しずつ小さくなっていく。その反応に少しだけ悔しさが薄れるも、エマはすぐ次の行動に移っていた。

 

「もう、ならボクも仕返ししちゃうからね」

 

 ペニスを握っているのとは逆の手が、パジャマの裾から俺の服の中へと入りこむ。それはお腹を登り、みぞおちを通り過ぎて、俺の乳首を軽くつまんだ。

 

「あんっ……そ、それ。反則じゃ……あっ……」

「そんなルール決めてたかな。10分我慢するってだけだよね?」

 

 乳首とペニス、二つを同時に刺激されて、体を満たす快楽が一段上へと上り詰める。せめてもの抵抗にエマの胸の形を変えるも、俺の痴態を眺める彼女の嘲笑は、少しも崩れなかった。

 

「まだ4分だよ?このままじゃすぐ負けちゃうね。10分もいらなかったかも」

 

 その言葉に、何とか反撃したくなる。俺の方から触れるという方向性は正しいはずだ。注がれる快楽に翻弄されながら、少女の柔らかさを堪能し続け、そして気付く。

 そう、反撃すればいいのだ。

 

(い、いや、でも、それはダメなんじゃ……)

 

 エマのパジャマ、そのボタンへ向かいそうになる指を押しとどめる。できるだけ先に進まないつもりで、それは前に我慢したはずだった。なぜ我慢したかを思い出そうとしたとき、乳首を強く転がされて思考が霧散する。

 

「先生、もう出ちゃいそう?」

 

 我慢しないと。でもなぜだ。気持ちいい。悔しい。頭の中で言葉が浮かんで、思考がグチャグチャにかき混ぜられる。

 必死に耐えて先に進めなくなっている中、エマの指先がぬるりと先走りを滑らせる。その快楽で出てしまった嬌声を嘲笑いながら、エマが言った。

 

「我慢しなくていいんだよ」

 

 我慢しなくていい。

 その言葉を聞いたとき、また一つタガが外れた。今まで何度も言いきかされた言葉が俺の内側から侵食してきて、次の行動を急き立てる。

 

(そうだ……我慢、しなくてもいいんだ……)

 

 俺の指が、ピンク色のパジャマのボタンのうち、一番上の物をつまんで外した。自分が何をされるか分かったのだろう。エマの動きが少しだけ緩んで、顔には戸惑いと羞恥が浮かんでいる。

 そんな表情すら、この反撃が正しいという確証となり、俺の行動を肯定していた。

 

 ボタンを一つ外す。エマの鎖骨が視界に入る。

 ボタンを一つ外す。エマの胸の上の部分、膨らみ始めが現れる。

 ボタンを一つ外す。それだけで、指先がほんの少し胸に埋まる。

 ボタンを一つ外す。ふくらみの終わり、その一番下までたどり着く。

 

 そのまま最後のボタンを外すと、彼女の体の真ん中は、上から下まで肌色が見えてしまっていた。

 でも、これで終わりではない。エマのパジャマの前面。左右両方をそれぞれ俺の手でつかみ、広げる。

 

 何にも隠されていない、エマのおっぱい。その全てが、俺の目の前にさらされていた。

 

「え、えへへ……見られちゃった……」

 

 照れ笑いを浮かべるエマ。その愛らしさに背を押されるように、そのふくらみへと手を伸ばす。

 手のひら全体が、柔らかな感触に包まれた。

 

(これが……これがエマの……っ!)

 

 初めて直接触る、女の子の胸の感触。衣服越しとは違いその凹み方が見て取れて、俺の好きなままに形を変えられてしまっていた。

 感じるのは柔らかさだけではない。あたたかいエマの体温。吸い付くような素肌の感触。そう言ったものがより直接的に迫ってきて、俺の中の雄を興奮させる。

 

 興奮が、さらに快楽を引き上げる。

 

「あっ……んんっ……!」

「先生気持ちよさそう。興奮しちゃったんだ……ボクの、おっぱいで」

 

 エマの指の動きが、再び精彩を取り戻す。乳首をはじかれるたび、ペニスをしごかれるたび、嬌声と共に体が跳ねた。

 

「でもまだ6分だよ?出しちゃっていいのかな?」

 

 まだ6分。その言葉に今更、耐えなければいけないことを思い出す。でも今はそんなことよりもエマの胸に夢中になってしまった。

 俺の手の中でぷにぷにと潰れ、柔らかく形を変える少女の胸。何度も夢想し、触りたいと願ったその感触が、頭の中に刻み込まれていく。

 

「ほら、頑張れ。頑張れ。我慢しよう?このままだと負けちゃうよ?早漏って恥ずかしいことなんだよね?」

 

 我慢。我慢しないと。でもすぐそこにおっぱいがある。柔らかい。気持ちいい。幸せ。

 

「前に性欲を向けたらボクが怖がるかもって言ってたけど、やっぱり無理だよ。こんなに可愛い先生に、ボクを怖がらせるなんてできないね」

 

 頭の中が馬鹿になって、ただ目の前の事しか見えなくなる。欲望に身を委ねたくなって、射精欲が高まった、その瞬間だった。

 

 エマの手が、ペニスからぱっと離れてしまった。

 

「本当すぐ出ちゃいそうだから、ハンデ上げるね。少しだけ休憩しよっか」

 

 突然もたらされたおあずけに、一気に心が飢えていく。その隙間を埋めようと必死のエマの胸を揉みしだいても、乾いた性欲が満たされない。

 

「エ……エマ……」

「なあに?」

「その……やめないで欲しい、というか……」

「でも続けたら負けちゃうよ?いいの?」

 

 エマに負ける。そのことが情けなく、カッコ悪く、そんな姿を見せたくないと思う。

 でも本質的には、それに全く問題はないのだ。それで彼女が俺を嫌うことはなく、むしろ喜んでくれすらくれるだろう。

 

 そしてだからこそ、その意志を貫く動機は、この場ではあまりにも薄かった。

 

「いいから、続けてほしい……」

「本当に?本当に負けてもいいの?」

「う、うん……」

「そっか……じゃあ、おねだりして欲しいな」

 

 エマの言葉に、何を言えばいいか考える。それは性欲処理の時に度々要求されることで、その都度彼女が嬉しそうに笑ってくれる事柄だ。

 だからエマがどんなことを言って欲しいのか、大体予想はついてしまって

 

「エマ……」

 

「うん」

 

「負けさせて……お願い……っ」

 

「ふふふふっ!もちろんいいよ!」

 

 エマの手が、再びペニスを握って動き出す。乳首をいじる手も容赦なく俺を刺激してきて、俺を絶頂へと追い立て始めていた。

 

「ほらね、やっぱり簡単だった。ボクの言った通りだったでしょ?先生はボクにあっさり負けちゃうの」

 

 俺の手も止まらない。エマの胸に触れ、揉み、凹ませて形を変える。その感触を、もっともっとと求め続ける。

 

「でもね、ボクはそんな先生が好きだよ。情けなくてみっともなくて、弱い先生のことが大好き」

 

 びくびくと体が跳ねる。口からは醜い声が漏れる。快楽に歪んでいるだろう顔を、エマにじっと見られ続ける。

 

「そのままでいいんだよ。単純で、性欲に負けちゃって、可愛い声をあげちゃう先生のことを、ボクがちゃんと愛してあげる」

 

 射精が近づいてくる。腰に溜まった感覚が上り詰めて、一番気持ちいい瞬間が訪れる瞬間に

 

「だから先生……ボクに、負けて♥」

 

 エマがひときわ強く乳首を捻り、ペニスから精液が噴き出てきた。

 その間にもエマの胸に触れる手は止まらない。少女のおっぱいを揉みながらの射精は今までよりもさらに気持ちよく、俺の中へとエマの感触が刻み付けられていくようだった。

 

 こうしてまた、人生で一番気持ちい射精の記録が更新されていく。1段1段と上り詰め、先へ進み続けるその段階。

 まだ距離のあるはずのその果てへと、粘性の何かに引きずられるようにして、歩みを進めてしまっていた。

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