※この作品はR-18です。

滅亡世界の生存者   作:トイタトタタン

50 / 60
49話 不安(※R-18)

 オレンジ色の照明に照らされた薄暗い部屋の中、シーツの上で少女の体が震えていた。

 その秘部に侵入した指を出し入れするたびに、エマから微かな嬌声が上がる。その上の突起を指先で転がすと、快楽を受け止めようと体をくねらせて耐えていた。

 

「んっ……ぁ……」

 

 華奢で小さな体の上を、汗のしずくが流れていく。蒸発した液体が部屋の空気すら染めていくようで、この場にある全ての要素が、あまりにも淫靡だった。

 

(かなりやばいこと、やってるよな……)

 

 初めてではないからだろう。今は少しだけ冷静にエマの様子を観察できた。俺の指の動きに体を斐られる少女の肉体。少し幼さが残るような表情が、性快に染まって歪んでいる。

 怪しさと背徳感が詰まったその光景。本来は犯罪であるその事実が、かえって俺を興奮させる。良くないことだというのに、エマが15歳であるということを意識するたびに、股間のものが跳ねてしまう。

 

 だって、悪いことは気持ちいことだと、もう思い知らされてしまったから。

 

 ぬるりとエマの性器から指を抜くと、空いた穴からとろりと液体がこぼれてきた。男を受け入れるための機能が、俺のことを誘っている。

 

「エマ。そろそろ、いいかな」

「うん……来て……?」

 

 許しの言葉を聞いて、自分の性器をエマへとあてがう。避妊具を付けていないそれを今から少女の中へ入れて、欲望のままに体液を彼女の中に吐き出す。

 今から行うその行為を思うだけで期待と喜びが溢れてしまいそうになった。

 

 ペニスを穴の中に入れて、少しずつ奥へ進めていく。初めての時ほどではないがそれでも少しきつさはあり、少しだけ力を込めて無理やりに進んでいった。

 そんな俺の蛮行をエマは耐えて受け止めてくれている。苦しみに耐えるかのように浅い息を吐きながら、シーツを握りしめていた。

 

「入った……けど、大丈夫か?」

「うん、全然平気。…………また、しちゃったね」

 

 違和感はあるだろうに、そう言ってエマは笑ってくれた。俺のために頑張ってくれることは嬉しいし、俺自身によって辛い思いをしている彼女に暴力的な興奮を覚えないわけではない。

 

 けれど、積極的に苦しませたいわけではない。どうせならエマにも気持ちよくなってほしかった。

 

「うぁ……んっ」

 

 エマの胸に手を伸ばして、その乳首をつまんで弾く。俺が感触を楽しむためではなく、エマを感じさせることを意識して、柔らかな乳房を優しく撫でた。

 

「あの……せんっせい……ん…動かなくて、いいの?」

「今はそれよりも、君に気持ちよくなってほしいかな」

 

 まだ俺の歯形が残る彼女の首筋、そこにキスをして首筋を舐める。その瞬間にエマから高い声が上がって、跳ねた全身が俺の体に抑え込まれた。

 俺が刺激してあげるたびに、エマの性器が俺自身を何度も優しく締め付けてくる。もっとしてと言うかのような吸い付きだけで、俺自身にも性感が走る。

 

 エマの反応が高まってきたところを見計らって、ゆっくりと腰を動かしだす。俺が一番奥を突くのに合わせて、そのたびにエマから嬌声が漏れた。

 

「んっ……んっ……んっ……」

「どうかな、ちゃんと気持ちいい?」

「うっ……うん……気持ち、いいよ……」

 

 きっと快楽で理性が緩くなっているのだろう。普段なら恥ずかしがりそうな返事が、今のエマからは素直に返ってきた。

 

「乳首と下と、どっちが気持ちいい?」

「わ、分かんない……んっ……分かんない、よ……」

「そっか、じゃあ試してみようか」

 

 エマの胸から手を放して、一度自分の上体を起こす。上からエマを見下ろした状態で再びエマを犯し始めた。

 

「これだけだとどう?気持ちよくなれてる?」

「なっ……てる、よ……せんせいっ……」

 

 そう言ってくれるエマの様子を観察する。先ほどまでの少し苦しそうな声音がなくなって、ただ出し入れするだけでも鼻にかかったような甘い声を漏らしている。どうやら嘘と言うわけではなく、確かに感じ始めているようだった。

 

 腰を振るたびにエマの性器が俺をこすり上げて、たまらない快楽が体に走る。その動きに合わせてエマの体が揺れて、その胸も上下に震えていた。

 その光景もまた俺の興奮を高める要因となって、もっと彼女のことを辱めたくなってくる。

 

「聞いた話だけど、女の子ってクリトリスと違って中で感じるのは慣れが必要なんだってさ」

「そう……ん……なの……?」

「だからもっと時間がかかるかと思ってたんだけど……もしかして、結構自分でしてた?」

「な……っ!」

 

 俺の指摘に、エマが恥ずかしさのあまりに声を上げた。顔色は元から赤いから残念ながら変化は分からなかったけれど、それでも表情の変化は如実に見て取れる。

 

「そ、そんな……そんなにして、なっ、あ……あぁ!」

「だとすると生まれつきエッチな才能があるってことになるけど、それでいいかな」

「ちがっ!んっ……ん!」

 

 口では返答に困っているが、明らかに彼女の反応が変わりだした。声はさらに大きくなり、先ほどから中の締め付けも強くなっている。

 触れるだけよりも言葉によるやり取りの方が効くのだろう。このまま中だけでイかせられないかと、そう思った時だった。

 

「も、もう……えいっ」

「うぁ……っ」

 

 エマが俺の方へと手を伸ばし、俺の乳首を摘んできた。予想外の快楽に驚いて、思わず腰の動きを止めてしまう。

 

「さっきから、いろいろ言ってるけど……ボ、ボク、そんなにエッチな子じゃないのに……!」

「いや、男の乳首摘みながら言っても、説得力が……」

「少なくとも、先生ほどじゃないよ!」

「んっ……ちょっと、ま……」

 

 彼女の指が続けて動き、俺の乳首をはじき始める。その刺激で漏れる情けない声を聴いて、エマがニヤリと嘲笑を浮かべた。

 

 まずい

 

「そういえば、ここ最近は先生にしてもらってばかりで、ボクの方からはしてあげてなかったね」

「そ、そんなこと気にしなくても……」

「ううん。遠慮しなくてもいいよ。これは先生の役に立ちたいっていう奉仕の心だから」

 

 エマの指先が動くたびに、腰の奥に快楽が溜まっていく。同じ性感であるはずなのに、ペニスから送られてくるのとは異なる被虐の悦楽だった。

 

「先生、腰止まっちゃってるね。気持ちよすぎて動かせない?」

「エマ……ちょっと調子に乗りす、ぎっ……!」

 

 彼女の言葉に反抗して止まっていた腰を無理やりにでも動かし始める。しかし乳首との同時の刺激は一気に俺を高めてしまい、射精しないように弱々しい動きをすることしかできなかった。

 

「さっきより腰の動きが遅くなっちゃったね。ボクを感じさせたいんじゃなかったの?」

「うっ……くっ……」

「ほら、頑張って。ボクにかっこいいところ見せて?」

 

 相変わらずとても楽しそうに俺のことを責めてくるエマを分からせようとするも、乳首を摘まれた状態では射精を我慢するのが精いっぱいだった。犯しているはずの少女に嗤われながら何度か突き入れるも、迫りくる絶頂を前にまた腰を止めてしまう。

 

「また止まっちゃった……出そう?」

「い、いや……まだ……」

「もしかして、かっこわるいから出したくないって思ってる?」

 

 実際エマの言う通りだった。俺の本能は性欲に染まって、今すぐ射精してしまいたいと騒ぎ立てている。だが男としてはせっかく中に入れているのに、俺だけが一方的に気持ちよくさせられるというのはみっともなく感じられて、エマの前でそんな姿をさらしたくなかった。

 

「でもね、先生。ボクは先生が出してくれた方が嬉しいよ。好きな人がボクに興奮して、ボクの手で気持ちよくなてくれたらすごく嬉しい」

 

 急に優し気になったエマの声音に、俺のプライドが溶かされる。情けない姿もみっともない姿も受け入れてくれるという恋人の声。それに身を委ねたくなってたまらなくなってくる。

 

「だからね、先生――」

 

 そんな俺に対して、エマは一際強く乳首を摘んで

 

「ボクの中に……出して?」

 

 そのまま、捻り上げてきた。

 

「あっ……」

 

 それが止めとなって、一気に射精感がこみあげてくる。その直前に数回だけ腰を振って、エマの感触をむさぼった。彼女のことを考えない、ただ気持ちよくなるためだけの動きで、性感をさらに引き上げる。

 

「出る、よ……っ!」

 

 そして体全体に快楽が走る。エマの中に隠れて見えないが、精液が出てきているだろうことは分かった。

 エマを犯して、エマを見下ろす。そんな男性主体の体勢でありながら、乳首をいじられて情けない射精をさせられた。

 そのことが、とても気持ちいい。幸福と屈辱と快楽と不満と、感情をグチャグチャニかき混ぜられながら、俺はエマの中へと白い液体をそそぎこみ続けていた。

 

 

「その……やりすぎた、かな」

 

 エマが、掛布団で口元を隠しながらそう言った。

 

「先生がボクのために頑張ろうとしてくれたのに、邪魔しちゃったよね」

「いやいや、別に構わないよ。君が楽しいのが一番だから」

「でも、それってボクのために我慢してない?そもそもボクが先生を……その、ちょっとからかっても、楽しいのはボクだけで、先生は本当は嫌なんじゃ……」

「嫌じゃないよ。というか、エッチなことされて嫌な男なんていないんじゃないか?」

「本当に?ボクを気遣って言ってない?」

 

 言い募るエマの言葉。先ほどまでの嘲笑と打って変わって、ずいぶんとネガティブになっている。

 やはり、少し精神が不安定になっているようだ。

 

「本当本当。君にしてもらうのも気持ちいいからね」

「………そっか」

 

 沈黙の後の短い返事。言葉は変わらずに暗く沈んでいた。

 俺がここで何を言っても、ただの気遣いに過ぎないという疑念を晴らすことできなさそうだ。

 

「不安かな」

「それ、は……」

「今朝から少し暗い気がしたから、心配だったんだ。できれば、話してくれないかな」

「…………」

 

 詰問にならないよう、できるだけ優しい語調を作って問いかける。それでもエマは口を閉ざしたままで、心の内を語ってくれなかった。

 

「その、大丈夫だよ。ボクは平気だから」

「ふむ……」

 

 今ここでしつこく聞いても、多分責められてるように感じるだけだろう。それで答えてくれるならともかく、ダメだった場合は深刻な雰囲気で終わってしまう。

 そしてエマの心配は根が深くなる。そんなわけにはいかない。

 

 だから俺は、無遠慮にエマの頬を摘んでみた。

 

「ひゃっ!?」

「おお、柔らかい」

 

 そう言ってさらに外側に引っ張ってみる。突然の俺の蛮行にエマは目を白黒させて驚いていた。

 

「な、なにひゅ……」

「君が辛そうな顔してるから、表情を変えたくなったんだよ」

 

 一度指を離した後、今度は内側へとつついてみる。俺のいたずらに対して、エマは少しだけ不満そうな声を上げた。

 

「い、今真面目な話してたよね……?」

「シリアスにやって答えてくれるなら真面目に聞くけど、どうも教えてくれなさそうだからね」

 

 あくまで軽く、笑いながらエマに尋ねる。これでエマが答えてくれなくても、おふざけの空気で終わらせるつもりだった。

 

「それで、可愛い可愛いエマちゃんは何を思い悩んでいるのかな?」

「うぅ……」

 

 エマがジト目でこちらをにらんでくるも、重い空気は霧散した。そのおかげだろうか。ぽつりぽつりと話し始めてくれる。

 

「その……ふ、不安だったんだよ……先生が、ボクのことを好きでいてくれるか……!」

「俺が?」

 

 教えてくれる気になったのを見て取って、喋りやすいように頬から指を引く。代わりに耳をつついてみると、くすぐったかったのか小さな声が唇から漏れていた。

 それでいい。重く悩みすぎないでくれれば、それで。

 

「俺が何か不安にさせるような言動しちゃったかな」

「ち、違うよ。先生は悪くないんだ。ボクが勝手に不安に思ってるだけで……」

「どうしてだろう。俺が何か、君を好きじゃなくなる要素なんて、無いと思うんだけど」

「それは……だってボク、先生に比べると役に立ってないし……」

 

 徐々に暗くなっていく語調を危険だと感じて、耳を少しだけ引っ張ってみる。その軽い痛みで、彼女の罪悪感が薄らいだ気がした。

 

「んっ………」

「そっか。俺は大人の男だから、俺が頑張るのは当たり前だと思うんだけど、それだけじゃ不安か……」

「まあ、その、うん……」

 

 その不安の原因に、正直言って少し安心した。好きな人が好きでいてくれるか不安だ、何て前の世界でもよくある内容だと思ったからだ。

 もちろん真面目に悩んでいるんだろうし適当に流すつもりもないけれど、将来への不安とかだったら俺自身も不安だから対応に困るところだった。

 

「どうしたものか。好きだとか、それでも大丈夫とか、言葉で何回言っても不安感は消えないよな」

「そ、その、ごめんなさい。ボクが先生のことを信じてないから……」

「いいよ。つまり、それだけ君が俺のこと好きだってことだからさ。そっか、そんなに俺のこと好きだったか」

「それは、その、うん。………大好きです」

 

 からかうように言った言葉に真正面から返されて、俺の方が照れてしまう。それでもエマの本心が聞けて良かったと思った。 

 さて、どうしたものか。不安とは、つまり安心とは、転じて信頼とは、積み重ねて築き上げていくものだ。時間をかけて俺が愛情を示し続ければ安心させてあげられるだろうけど、それは今すぐのことではない。

 

 必要なのは対処療法だ。即効性があって、彼女が安心できるような方法。役に立ってないという言葉。その不安から、エッチなことに走っているという行動。

 

 それならば

 

「……なら今度、一緒にアダルトショップ行こうか」

「え!?な、なんで!?」

「役に立っていないって感じて不安なら、いっそ遠慮なく俺の趣味に付き合ってもらった方がいいかと思って」

「それは……その……コスプレ……?」

「うむ」

 

 エマの体から指を引いて、眠るための定位置に戻る。仰向けになって天井を見ながら、エマに対して語り掛けた。

 

「そうすれば少しでも安心できれば……ああ、でも。君への気遣いだけで言ってるんじゃないからな?コスプレして欲しいのは俺の本心だから」

「そ、そっか……じゃあボク、先生の着て欲しいもの着てみるね」

「ありがとう。何着てもらおうか、考えておくよ」

 

 とりあえずエマの悩みに対する方針は定まった。これで良しと思い少し言葉を交わした後、眠りにおちようとするとエマが服の袖を引いてきた。

 

「あの、ところで先生。ボク先生に触られて……その、熱くなっちゃったって言うか……」

 

 申し訳なさそうに、恥ずかしそうに伝えてくる。彼女の言いたいことが分かって、エマの望みではなく俺の望みであるとして、彼女に対して口にした。

 

「もう一回してもいいかな。リベンジしたいんだけど」

「えと、良いよ。先生が、その、したいなら……」

 

 エマに対して覆いかぶさって、ゆっくり服を脱がしていく。

 

 今度はちゃんと、最後まで主導権を握ることができた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。