咲恵と萌の、じゃんけん勝負の後、二人はボクから離れたところでコソコソと何やら相談をしていた。出会った時は、最高に険悪な雰囲気だったのに、今は顔を寄せ合い、熱心に話し合っている。女の子という生き物は、ボクの想像を超える複雑で難解な生物だろうか。
「よっしゃあ、では、瑞樹くんお風呂に入ろうか」
「そうそう、三人でお風呂に入りましょうね。ほら、服を脱がせてあげますからね」
二人に、服を剥ぎ取られながらボクは言う。
「いや、ボクはひとりで入れるし。あっ、ひとりで入りたいんです」
「何言ってるの。せっかく美女二人とお風呂に入れるチャンスなのに」
「瑞樹さん、わがままを言ってはいけませんよ。みんなで決めた決めたことですからね」
ボクの意見なんて聞かれてもいないし。まあ、三人のうち二人が賛成すれば、民主主義のルールから言えば、それが総意だと言われても仕方ない。
「うちの風呂、三人で入るには狭くない?」
「詰め込めば大丈夫」
「三人で入れば、わたしたちは平等ですよね。だから、いいのですよ」
ボクは、最後の抵抗をして見るが、聞き入れてくれるはずもなく却下される。咲恵と萌はもうすでに裸なので、後はボクだけということになった。もうリビングでいいやということになり、Tシャツはあっという間に脱がされる。一人では脱がしにくいジーンズとパンツも、萌が脇から手を入れて持ち上げて、咲恵がそのすきにジーンズとパンツを脱がせる連係プレイで、あっという間に裸に剥かれてしまった。
お風呂に入る時も、二人いると物事がスムーズに進んでいく。ただ、カラダを洗う時は少しテリトリーの争いがあった。
「咲恵、そこはわたしが洗う担当のところだから」
「萌さん、お腹を洗ってた泡が流れていったから」
上半身担当らしい咲恵が、ボクのペニスに触ったのに対してのクレームだったらしい。
「ボクは、自分で洗えるんだけど」
「おだまり」
「いいじゃないですか」
「じゃあ、ボクも咲恵と萌を洗っていいの」
「あー、おっぱいくらいなら」
「えー、おっぱいならいいの。そんなん決めてなかったね」
ボクは、自分の体に溜まっていた泡を両手ですくい、咲恵と萌の胸に泡の着いた手のひらを乗せる。泡で滑りがよくなった乳首を手のひらで転がす。
「ん、うっん。わたしたちが洗ってるんだからダメだって」
「あっ、あっあ。瑞樹さんたら何をしてるんですか」
両手から伝わって来る左右違う乳首の感覚と、二人それぞれの違う反応がおもしろい。
「瑞樹がそんなことするんなら、わたしだって反撃してもいいよね」
萌はそう言うと、ボクの二の腕に乳房の谷間をくっつけて上下に動かし始めた。
「あーっ、萌さんだけ。そんなのずるいですよ」
咲恵は、自分の乳房にあったボクの手を取って、円を描くように強く乳房に押しつけた。
「あんっ」
「うっうっ」
二人とも、小さくあえぎ声を上げている。
「なに感じてるんですか」
「自分だって、声出てるし」
二人の間に「紳士協定」というか「淑女協定」があったらしいみたいだった。ボクが手を出すことは想定されていなかったらしく
「ずるい」
「約束が違います」
と言いながら、お互い動きを止めずに快感に浸っていた。
「瑞樹が悪いんだからね」
「そうです。瑞樹さんがいけないんです」