「ここです」
先ほど出てきた律子の向かいが、節子の部屋だった。大事な娘に何かあったら、一番に駆けつけられるところに部屋を構えるのは当然のことだろうけれど、もう少し子離れ出来てもいいのではと、ボクにとっては余計な思考をしていた。
節子の部屋は、律子と同じくらいの広さだったがおいてある家具の多さから少し狭く感じられた。その代わり、節子のベッドは律子と違ってシングルサイズのベッドだった。律子が小さい時は、節子が一緒に添い寝出来るようにセミダブルになっていたのかもしれなかった。
「ちょっと狭いかもしれないけれど、ベッドの上で大運動会をするわけじゃないから大丈夫よね」
そう言うと節子は、ボクのカラダに手を回してベッドに移動させた。今は、バスローブを着ている節子は躊躇なく全裸のボクをベッドに寝かせた。律子はいつの間にかちゃっかりとベッドサイドの特等席に陣取っていた。
「お母さん、まずはなにを確かめるの?」
わくわくする心が、全身から溢れ出している律子は目を輝かせていった。
「瑞樹さんだけ裸というのは失礼だから、わたしも脱がせてもらうわね。おばさんの裸を見てもうれしくはないでしょうけど」
そう言うと節子は、ウエストで結んであったバスローブのヒモをほどいて、肩から白い肌を覗かせた。
「あら、瑞樹さんはお母さんの裸を見て勃ってたじゃないの」
「律子さん、あれは接触性の刺激で勃起してただけだと思うわ」
節子は、静かな声で論理的に応えた。
「すみません。興奮してしまって」
ボクは、どちらにせよ勃起したことを謝っておかないとと思い言葉を挟んだ。
「いえ、思いがけなく元気なモノを見せてもらって、瑞樹さんも立派な男なんだと安心しましたよ」
全裸になった節子は、腕で乳房を隠しながらベッドに上がってきた。年の割には染みもなく、潤いを持ったカラダは、窓から入ってくる夕方に近づいた斜光を纏って美しく見えた。抱き心地の良さそうな肉付きのカラダと、手に余りそうな柔らかに揺れている乳房を間近で見て、ボクのカラダの血流がペニスに集まってきていることを悟られまいと太ももを合わせた。
「さて、初めに律子さんに、先に触られてしまったけど、わたしにも勃起したおちんちんを確かめさせてくれるかしら」
「はぁ」
「あっ、緊張しなくていいのよ。ちょっと触らせてもらうわね」
節子は、ボクがわざとピタッと閉めていた膝を割って、股間で目覚めかけているペニスを二人の女性の視線に晒した。躊躇無しで触ってきたお風呂場の状況とは違って、少し迷いの間があってボクのペニスは節子の手に収まった。
「勃起する前のおちんちんって、なんかかわいいよね」
車椅子から目一杯身を乗り出して、律子は興味という触手を伸ばしていた。
「では」
節子は、ボクのペニスを包み込んでいた手のひらをにぎにぎして、ゆっくりと根元の方へ下げていった。少し皮を被っていた亀頭が顔を出してきた。
「わっ、キレイなピンク色だね」
「そうね、滅茶苦茶に女性と交わってはないみたいだわね」
徐々にボクのペニスの海綿体に血液が充填されていることを、節子は手のひらで感じ取っているであろう。半勃になったボクのペニスを上下にしごきだした。
「ああっ」
「瑞樹さんがあえぎ声を上げたよ」
律子は、目に入るモノが珍しくもあり、母親に伝えてその反応も楽しんでいるみたいだった。節子は、ボクのペニスへの刺激で完全に勃起したと確信して、手を離して改めて天井に向いて勃起しているモノを凝視して言った。
「立派だわ。これで処女を捨てられる律子はしあわせなのかもしれないわね」