律子は待ちかねていたように、ボクのジーンズのタックボタンを外しにかかる。
「うーん。案外硬いものなのね」
片手の上に、非力な律子の指ではジーンズのタックボタンを外すのには無理があるようだった。
「結構、硬いですからね。ボクも新しいうちは苦労することがありますよ」
「ねえ、ボタンとファスナーは瑞樹さんにお任せするわ。でも、おちんちんはわたしが引っ張り出したいから、そのままにして置いてね」
「いいですけど、やさしく出してくださいよ。千切れちゃいますから」
「はいはい。これから使う大事なものだから、無茶はしませんよ。まだ、勃てないでくださいね。取り出すのに難しくなるから」
「わかりました。では、やりやすいようにジーンズを少し下ろしますよ」
ボクは、ボタンを外しファスナーを開けてジーンズを片方ずつお尻を浮かせて太ももまで降ろした。
「へぇ、こういうパンツを穿いてるんだ」
まじまじとボクのパンツを眺めていた。
「ここから、出すんですよね」
律子は、ボクサーパンツの前開きの穴に指を突っ込んだ。気を利かせて新しいパンツをはいてきたのが災いして、生地がしっかりしていてなかなか奥まで指を突っ込むのに苦労している。
「ボクが、やりましょうか」
「いいの。わたしの楽しみを奪わないで。もう少しで掴めそうなの」
手のひらまで入りそうなくらい奥まで突っ込んで、ペニスを掴もうとしていた。
「よしっ」
人差し指と中指に収まったようで、もう逃さないぞという勢いで引っ張り出された。
「こんなにやわらかいんだわね」
「先週も触ってたじゃないですか」
「あの時は、少し勃ってたみたいだったし。今日は、わたしのモノだし」
そう言いながら、頬ずりでもしそうな勢いで、つかみ出したペニスを撫でていた。律子の手のひらに握られたボクのペニスをゆっくりと動かし始めた。慣れていない手付きで触られていると、余計に興奮して大量の血液が送り込まれていく。
「あっ、大きくなってきている。すごい。おもしろい」
あっという間に、手のひらに収まりきらないくらいに勃起したペニスに揃えるように動きも大きくなっていった。律子は、新しいおもちゃを与えられた子供のように、一生懸命にペニスを扱いている。
「律子さん、もうそんなに動かすと」
「えっ、逝きそうなの。じゃあ、フェラしてもいい。せっかくなんだし」
「それはダメです」
「なんでぇ」
「それは、お風呂で綺麗にしてから、ベッドの上でしましょうよ。その方がやりやすいでしょ」
「うーん」
残念そうな顔をして、ペニスを握っている手を外した。
「今度は、ボクのターンですからね」
不自然に前屈みになっている律子の肩を持って、車椅子のシートバックに背中を戻す。ボクは、スカートをめくりあげるように律子の太ももに手を這わす。自由に動かすことが自分では出来ないとは言え、感覚までが麻痺しているわけでない。
「ううん」
太陽の光を浴びたことのないような、真っ白でか細い太ももを手でなぞると律子は小さく声を出して反応した。手を入れただけで、あっけなく開いてしまう足の間から青いショーツが覗いて見える。深く手を入れて少し窪みがある股の部分に触れる。
「ああっ」
カラダがピクッと震えて、律子は悩ましそうな声を上げる。指を動かすたびに体を震わす反応がかわいくて繰り返し刺激を加えてゆく。そのうちに、ショーツの布地が湿り気を帯びてきたのがわかる。ボクは、濡れていく割れ目を直に感じたい欲求に駆られてショーツの脇から指を入れようとした。
「ダメよ」
律子は急に頭をもたげて声を上げ、ボクの手をつかんで動きを止めた。
「どうして」
「瑞樹さんも言ったでしょ。お風呂に入って綺麗にしてからだって。汚れたままで触られるのは、わたしだって恥ずかしいわ。綺麗にしてからなら、なんでも瑞樹さんの好きにしていいわ」