「それって、まだ続いてたんだ」
「当たり前じゃないですか。もう、わたしばかり攻められてるんですから」
咲恵は、上半身を起こして上目遣いで言った。額にうっすら汗が滲んで、部屋のダウンライトに光っている。透き通った白い肌だった乳房も、赤みを帯びている。
「じゃあ・・・」
咲恵はゆっくりとボクに近づき、両脇に腕を通してベッドの上方に移動させて大きな枕にカラダを横たえた。予想していなかった行動に、ボクは逆らうことも出来ず枕に頭を沈める。天井を仰ぎ見る視線に、咲恵が割り込んでボクに唇を重ねた。
「いいですか。わたしの番ですからね」
咲恵は、ボクの反論を拒むように、再び唇で口を塞いだ。頬にあった右手を胸にから腹に、そしてボクのペニスに手を伸ばした。最初はためらいがちに指先で触れていたが、それに反応して少し硬く大きくなってきたペニスを指全体で握った。
「こんなこと言っていいのかわからないんですけど、弟のとは違うような気がします」
「人それぞれ違うからね」
「このまま触ってていいですか?」
「記憶の上書きをするんでしょ?」
「はい、これからは瑞樹さんの記憶になります」
「じゃあ続けて」
「はい」
咲恵はキスを続けながら、ペニスを握っている右手に力を入れた。握る力を微妙に変えながら次第に硬くなっていくものを味わっているようだ。
「動かしてもいいですか?」
「うん、ゆっくりね。じゃないと・・・」
「はい。でも、もうすごく大きくなってきてます」
「気持ちいいから」
「ねぇ、近くで見てもいいですか」
「キスしていたいからダメって言ったら?」
「キスもしていたいんですけど、視覚でも記憶の上書きしたくて」
「咲恵さんの好きにしていいよ」
「わかりました」
そう言うと、咲恵は舌を絡めた長めのキスをして、顔をボクの下半身に移動した。
「やっぱり、大きさも形も違います」
まじまじと観察されている姿を見ながらボクは言う。
「そりゃ、ボクは大人だし。咲恵さんだって、もう大人になってるじゃないですか」
「そうですよね。大人のおちんちんって、初めてですから」
咲恵は、吐息がかかるくらいに距離まで近づいて見ている姿に子供のようだなと思っていると、ボクのペニスを包み込むように握り、上下に動かし始めた。場慣れしていないであろうぎこちなさに、ボクのカラダに快感が走る。
「うっ」
「あっ、痛くないですか?」
「大丈夫。気持ちよくて」
もう、最高に勃っているペニスを見ながら、咲恵は新たな提案をしてきた。
「あのぉ、お口を使ってもいいですか?」
「えっ、フェラするの?大丈夫」
「はい。お母さんがしてたし。瑞樹さんもお口でしてくれたじゃないですか。わたしも出来るかなと思って」
「うん、抵抗がなければして欲しいけど、仕方ってわかるの?」
「恥ずかしいんですけど、女性週刊誌とかに載ってたりするんですよ。上手なフェ・・・ラのし方って」
「そっかぁ、勉強熱心なんだ」
「なんですか、その言い方は」
二人で声を出して笑った後、咲恵は神妙な顔に変わって言った。
「じゃあ、いただきます」
「その言葉も、本に書いてあったの?」
「えっ、ああ、これは変ですね」
照れ隠しのように笑って
「では」
といい、ペニスに顔を近づけた。いきなり咥えるのだろうと思っていたら、舌で亀頭を舐め始めた。チロチロと動く舌に快感が走る。それから咲恵は、ペニスを横から舐め上げて、ようやく口に咥えた。歯を立てないようにゆっくり丁寧に動いていく。口の中でも舌を使いボクは体全体に心地よう感覚に包まれた。ぎこちなさはあるものの、咲恵の性格がわかるように真面目で丁寧なフェラだった。絶頂感が近づいてきている。そう感じたボクは咲恵にお願い事をした。
「咲恵さん、お願いがある。その咥えたまま、ボクの顔を跨いで舐めさせて欲しいんだ」
「はっ、はい」
ボクに言ったことを理解したのか、咲恵はボクを跨いで、秘部を顔の前に差し出した。ボクは、咲恵のクリトリスに舌を届かせ、咲恵はボクのペニスをノド深くに咥え込んだ。
「咲恵さん」
「瑞樹さん」
二人はお互いの名前を呼び合い、快感という深い海に沈んでいった。