「瑞樹さんのベッドはどこですか?」
「隣の部屋だけど」
「連れて行ってもらってもいいですか?」
「いいけど、何をするんですか?」
「わたし、今夜ここに泊めてもらえるんですよね」
「今から、追い出したりはしないです」
咲恵が、何を言いたいのかよくわからず、困った顔をしていると
「わたしも一緒に、寝てもいいですよね」
と、語気を強めて言った。
「あー、でもベッドは狭いから、空いてる部屋に布団敷いて寝た方がいいかもしれないよ」
「じゃあ萌さんは、どこで寝てたのですか?」
一瞬、間があって咲恵が突然言ったことに対して返事に困ってしまった。
「えっとぉ、最初の頃は一緒に寝てて、空き部屋を片付けて、そっちで寝るようにいったんだけど・・・」
「一緒に寝てたんだ!」
咲恵は無表情のまま、目だけに怒りを込めてボクを凝視した。
「うん、まぁ」
視線を泳がせながら応えた。
「じゃあ、わたしと一緒でもいいじゃないですか。扱いが違うじゃないですか。でもその前にベッドルームに案内してくださいよ」
「うん、まぁ」
「そればっかり。さあ早く」
もう、逃れようもないので仕方なく咲恵を寝室に案内する。
「散らかってるし、見られたくないものもあるんだけどなぁ」
「いいのです。どうせ一緒に寝るのですから」
灯りをつけて寝室に入ると、ベッドに近寄ってボクに言った。
「シーツの換えはありますか?」
「洗濯したのがそこのボックスに。ってシーツ交換するんですか」
「瑞樹さんだけの匂いなら気にしないんですけど、萌さんも寝てたんでしょ?」
「最近は別々だったんですけど・・・」
「なんです?正直に言ってください。わたし怒りませんから」
怒らないと言ったら、絶対に怒られるというフラグが立つことはボクにでも想像出来る。それでも応えないと余計に怒られる気がする。
「萌は、性欲が強くって、別々に寝ててもここに入ってきて朝からエッチする時もあったから」
咲恵は、驚いたようにボクを見た。
「それって、一日何回もエッチしてたってことですか?」
「そ、そうです。萌はいつも下着姿か裸かでうちの中にいて、ボクが反応をしたらそのままエッチに突入することが多くて」
「まるで、獣ですね。じゃあ、なおさらシーツ交換はしないとね」
咲恵は手際よく、シーツを剥ぎ取っていく。ボクは何かまた、怒られるようなものが出てこないことを祈った。シーツが最後まで剥ぎ取られた時、ガチャっと床の上に何かが落ちた。
「これって」
それは、萌が通販で買ってくれとねだって買ったバイブレーターだった。
「大人のおもちゃというものですか。初めて実物を見ました。どうやって使うんですか?」
「えっと」
ボクは興味津々の咲恵の前で、スイッチを入れた。ブーンという低い音がして振動しているバイブを咲恵のバストトップであろう場所に押し当てた。
「えっ」
咲恵はビックリして、ベッドに座り込んだ。ボクは、咲恵のパンツスーツの股間にバイブを押し込んだ。圧力がかかって、バイブの音が変わる。
「あっ、ダメです。怒りますよ」
口では拒否をしているように聞こえるが、逃げようともせずカラダを振るわしていた。
「もう、ほんとにダメですって。そうやって、萌さんにもやったんですか。くやしいです」
「実はこれ、萌には使ってなくて、咲恵が初めてなんだよ。だから安心していいよ」
「そんな問題じゃなくて、お風呂も入ってないのに」
「大丈夫、直にはやらないから。それともパンツを脱いでくれるの」
「そんなことしません!だから、そんなに強くしないでください」
「今、一番弱いところだけど、ズボンの上からだともっと強くした方がいいのかな」
ボクは、バイブのプラスボタンを押して振動を強くした。
「あああぁ、だめですー」
咲恵は、小刻みにカラダを震わせて仰け反り、ベッドに倒れ込んで太ももの力を緩めて、ボクの手を自由にした。
「もうぅっ」